全2件 (2件中 1-2件目)
1
おはようございます。ほうとうです。 昨7月10日、池田市の逸翁美術館マグノリアホールで行われた、関フィルチューバ奏者である、吉野竜城さんのサロンコンサートに行ってきました。 この美術館は昨年10月に開館した新しいもので、それまでの小林一三翁旧宅の雅俗山荘は記念館として残されています。 というわけで、このコンサートは阪急電鉄の主催。「マルーン色の電車」に乗って私も出かけましたよ。初めて池田に来たので、コンサートの前に付近を散歩しましたが、その話は次回に・・・。 美術館の多目的ホールですが、スタインウェイのピアノを持ち、間接照明であり、波状に重ねた木の反響板もあり、音響も工夫されているようです。 ただチューバの特性を考えると、奏者と観客が接近しすぎになるので、もう少し広いスペースが欲しいなとも思いました。 なぜなら、バルブ操作音がお客さんに聞こえるし、チューバの音って少し離れて聴く方がいいんです。しかも、オケやブラバンのチューバ奏者は普段舞台の端っこの方に座っていますから、お客さんの顔をまじまじと見ることがないので、こんな状況では緊張してしまいます。 というわけで、お話・解説をしながらの進行でしたが、吉野さんも緊張しているのがありあり。まぁお客さんも百余人と満席でしたしね。 曲目は、エルガー「朝の歌」、バッハ「ソナタ変ロ長調BWV1031」、ハーモン「シルエット」、グラント「フーリー1」、ショパン「3つのワルツ」(ピアノ伴奏の北聖子さんが独奏)、林冬樹「チューバ協奏曲『八ヶ岳』」とアンコールのエルガー「夜の歌」でした。 ハーモンは初めて聴きましたが、いい曲ですね。「八ヶ岳」は、同学の作曲者が吉野さんにいきなり送ってきたという曲で、初演になるのですが、思いっきりベタな曲で、歌謡曲か演歌かと思いました。(移動教室か施設慰問でしか使えないかなぁ。) 楽器の種類や演奏曲からして、マニア向けのコンサートだったかな? エルガーやバッハでは初めてその曲を聴いたいきさつを話していましたが、本家の演奏(J.フレッチャーやF.クーリー)には敵わなかったと思いました。
2010.07.11
コメント(0)
こんばんは。ほうとうです。 5月19日、ワグナーチューバのことを少し書きましたが、見た事にゃ~いというコメントが寄せられました。そこで今日ご紹介します。 ワグナーチューバはホルン奏者が持ち替えて吹く、と書きました。 まずすぐ下の写真を見てください。左がホルンで、右がワグナーチューバです。 赤い矢印方向から奏者の左手が出てきて、バルブキーを操作するのです。両方とも左手でバルブ操作し、マウスピース(吹き口)も同じなので、持ち替えに都合がいいわけです。 ついでながら、ワグナーチューバに似てるけど違う楽器も紹介しときます。 下の写真の左がテナーチューバです。ワグナーチューバより管が太いのがわかりますか?そして右手でバルブ操作するんです。ですからこっちは、トロンボーンやユーホニウム奏者が持ち替えます。この楽器は、ドイツの作曲家R.シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」やイギリスの作曲家ホルストの組曲「惑星」の中の「火星」で登場します。ムソルグスキー作曲(ラヴェル編曲)「展覧会の絵」の「ヴィドロ」では音色のまろやかさからユーホニウムが使われるのが一般的です。 そして、上の右が(バス)チューバで、ほうとうが使っているものです。縮尺が違うので、分かりづらいですが、テナーチューバより完全に一回り大きく、オクターブ下を吹きます。重さは11か12キロぐらいで高さは1mくらいあると思います。 いかがでしたでしょう。少しでもお役に立てれば幸いです。
2007.06.16
コメント(0)
全2件 (2件中 1-2件目)
1