60ばーばの手習い帳

60ばーばの手習い帳

PR

×

Profile

ブルーピー

ブルーピー

Calendar

Comments

NHK短歌講座@ Re:♬時に吹かれる♬冬の桜(02/25) NHK短歌講座の知りたいことは、089624445…
ブルーピー @ Re:数学2指数は「回かける」では説明できない(07/15) コメントありがとうございます。 私こそわ…
たこやきむら@ 参考にさせていただきました 50歳過ぎてから数学を勉強しています。小…
終末の預言 @ 終末の預言 ルカによる福音書 21章 21:10そして更に、…
ガーゴイル@ どこのドイツ 累乗は同じの数値の×の回数で増加する数値…

Keyword Search

▼キーワード検索

December 18, 2022
XML
 昔の暖房器具といえば、灯油ストーブ?石炭ストーブ?さらに火鉢などという物がありました。

 火鉢は火桶、火櫃とも言い、陶磁器や金属、木材などでできた入れ物。灰を入れた上で炭を燃焼させ、暖房や簡単な調理を行うものです。
 火鉢は冬の季語で、火鉢の中で赤くなった炭に灰をかけておくのが「埋火(うずみび)」掘り起こして火だねとして用いました。



 平安時代の「火桶」は、檜や杉の曲物に土製の容器を入れたもの。火鉢のルーツです。
​​また、雪のいと高う降り積もりたる夕暮れより、端近う同じ心なる人二,三人ばかり、火桶を中に据ゑて物語などするほどに、暗うなりぬれど、こなたには火もともさぬに、おほかたの雪の光いと白う見えたるに、火箸して灰など搔きすさみて、あはれなるもをかしきも言い合はせたるこそ、をかしけれ。​​

 枕草子第百七十六段です。
​雪がとても高く降り積もった夕暮れに、部屋の端近くで気の合った女房たち二,三人で、火桶を中心に世間話などしています。段々暗くなってきたのですが、自分たちの周りには灯りも点さないのに、あたりの雪の明るさで白々と見えています。火箸を持って何気に灰をかき回しながら、しみじみと心に染みることも、楽しい話も何でも言い合うのが、趣あることでした。

 火鉢や囲炉裏を囲んで、またストーブにあたりながら、気の合ったもの同士で四方山話をする構図も今は昔でしょうか。
 暖房はエアコンやファンヒーターのように火が直接見えない物に変わりました。部屋全体を暖められるようにもなったので、暖房の近くに集まる必要もなくなりました。

 火桶の火は、手元の照明代わりにもなりました。
 枕草子の別の段では、同僚の女房が恋人からの手紙を、火を熾すのももどかしいという風に、火箸で炭をはさみ持ち上げて、手紙をかざして読む様子が書かれています。


             参照元:幸運社・著『四季の言葉 ポケット辞典』PHP文庫





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  December 18, 2022 12:00:23 AM
コメント(0) | コメントを書く
[今日の日に思うことなど] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: