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本来、クローバーの葉は三つ葉であって、四つ葉は変異体です。四つ葉は5000~10000本に1本現れるくらいの稀少性から珍重されてきました。「四つ葉のクローバーをみつけたら幸せになれる」と昔から言います。希少性に加えて、活発な生長が「幸福」のシンボルと考えられたようです。

四つ葉が現れる原因は、遺伝と環境どちらの可能性も否定できないものの、「突然変異で多葉になる遺伝子を持つ個体」はみつかっています。遺伝子操作によって四つ葉の大量生産も可能だそうです。
レジンに封じ込めたチャームなど大量に売られています。人海作戦で探していたら商売になりませんものね。人工で作り出せると聞くと、四つ葉の有難みもちょっと薄れてしまいます。
ありふれた三つ葉であることに 耐え切れぬ我々自身が
何程か奇形ではあるまいかと ひそやかに思うのは何故か
吉野弘『四つ葉のクローバー』の最終連から。
四つ葉が奇形(変異体)であることがわかっていても、四つ葉を探したくなるのが私たち。四つ葉への憧憬の裏には、ちくっと胸を刺す複雑な気持ちがあるのかもしれません。
☆稀…キ、ケ、まれ、まば(ら)、うす(い)

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