諏訪湖のほとり(山岡弘道ノート)
2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
12月16日、機会を得て、長野県岡谷市カノラホールで「梯剛之・サンクトペテルブルク交響楽団」の演奏会を聴いた。2曲目の「モーツアルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調KV467」に登場した梯さんは、指揮者のドミトリエフ氏に腕を支えらて登場し、ピアノの位置を手を取って案内された。梯さんは、ピアノの鍵盤の下のほうに音階の位置決めの印がついているらしく、左手で時々そこに触り確かめていた。特に弾き始めのときは、その左手の位置が基点になるらしく、素早くその位置を確認してから両手を広げて弾き始めた。連続して弾いているときは、普通のピアニストと変わらなかったが、オーケストラの間奏の間、次の演奏を待つ間は、かなり緊張しているように見えた。時々両手で鍵盤の上を触って次の曲の部分をイメージしているかのようであった。私の想像では、黒鍵にさわることで白鍵も含めた位置の全体像が掴めるのかななどと想像した。また待っている間、右手指で椅子の横を軽く叩いて、曲の拍子をとり気持ちを集中させているように見えた。第2楽章の聞き覚えのある優雅な旋律に入るまでは、聴衆の私の方が緊張してしまった。演奏終了後、聴衆の大きな拍手が起こり、梯さんは聴衆らしき方向へ向って何度も深々とお辞儀をした。関係者から聴いたところによると、梯さんは、前日より同ホールへ来られ、ピアニストのお母様と共に長時間のリハーサルをされていたという。私は、今回は無理だったが、この次に聴くときには、純粋に梯さんのピアノを楽しめるような気がする。是非今後も、ご健康でご活躍されることを心から期待している。
December 17, 2005
コメント(0)