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AFTER HOURSあまりジャズを聴かないひとの中には、JAZZって所詮アメリカの音楽で、それ以外の国のJAZZなんてたいしたことないと思っている人って結構いるんじゃないでしょうか?まあ、金髪のお姉さんが演歌を歌っていたら、それはそれでマッチしない気がするので、そういう偏見があってもしょうがないと思うけど。でも、今日はそんなことはないんですよというのを証明してくれるようなとっておきの日本人ピアニストを紹介します。菊地雅章(通称プーさん 由来は知らない)は、あのマイルス・デイビスのバンドのメンバーだったこともある凄腕ピアニストです(ちなみにマイルスのバンドに入った日本人ミュージシャンは歴史上2人しかいなくて、もうひとりはケイ赤城という人であったりしますが)。そんな彼の音楽の特徴は、なんといっても、鍵盤を叩く1回1回の動作が持つ意味が本当に深い意味を持っていて、ピアノという楽器を鳴らしきっていると断言できそうなほど自己主張のある音楽を演奏するというところ。そんな感じだから、恐らく知名度は高いけど一般的な人気というと日本でも、アメリカでも?マークがついてしまうんだけれども、彼がいいのは「それにはそんなの関係ないぜ!!」といった感じでわが道を突き進んでいることがこれまた格好いい。まさにこんな男になってみたいと思わせてくれるおじさんです。 と、ベタ誉めしたプーさんのアルバムですが、これは彼が深夜に青山にあるジャズクラブBody&Soulでライブ録音したピアノソロアルバムです。聴いて驚くのは、その音の少なさと、美しさです。リズムのバックアップも何もなくたった一人で演奏しているのに、あの音の少なさで音楽を構成する勇気には本当に驚かされます。あれで間が持つということは、本当にひとつひとつの音に情熱を注ぎ込んでいる証拠だと思います。イメージとしては、深夜に革のソファーに座って、部屋を暗くして、間接照明で、仕上げに片手にシングルモルトといったシチュエーションがはまりまくるといった感じの演奏です。本当に格好いい大人の男のジャズって感じのアルバムなので、是非女性の方に聴いて欲しいと思います。
2002年02月28日
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ネクストこのページで新譜の情報を一度も提供したことがないので、たまには発売されたばかりのアルバムを紹介します。紹介するのは、このサイトを立ち上げた当初に紹介したSOULIVEのNEXTです。このバンドは前にも説明した通り、ジャムバンド系のグループで、60年代のオルガントリオを現在のリズムで演奏すると言った感じの音楽を作っています。アメリカにおけるジャムバンドのブームもあって、最近は非常に好調なセールスを記録しているようです。そんな彼らの新作を聞いた感じといえば、残念ながら、ちょっとコマーシャルに走りすぎかなというきがしています。確かに、多くの人に聞いてもらうために、大衆に受けやすいような音楽を作ることは、エンターテーメントという視点から見れば必要だと思いますが、それがちょっと行き過ぎてしまうと、直ぐに飽きてしまうチープなものになってしまう気がします。彼らのよさは、僕的にはその非常に微妙なラインをぎりぎりチープにならないところで止めていたということだと思いますが、このアルバムを聴いてなんとなくそのスタンスが反対側に変わってしまうかなという感じがしました。という感じで、何か彼らの批判みたいになってしまいましたが、実際に聴いてみるととても格好いいですし、楽しめるのは確かです。僕は、結構この辺については結構偏見があるので、僕の意見はある程度割り引いて読んで欲しいと思いますが、いかがでしょうか?
2002年02月21日
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ロング・グッドバイ今日のアルバムはデヴィッド・マレイです。マレイまでいくと結構マニアックで、かなりJAZZを聴いている人じゃないとなかなか聴く機会がないと思いますが、本当にすばらしいテナーサックス奏者なので、これを機会に是非聴いてみてもらえればと思います。マレイは70年代にデビューした当時は、硬派はフリージャズミュージシャンでしたが、80年代後半くらいから、比較的聴きやすいJAZZを演奏するようになりました(といっても、あくまで比較しての話で、絶対的な基準でいうとそうでもないかも知れませんが)。80年代には前にも紹介したドン・プレーンとの双頭バンドで活躍していましたが、そのころから一流ミュージシャンとしての地位を確立しだしたのではないかと思います。このアルバムは、そんなマレイがかつての相棒であるプレーンの氏を悼んで録音したトリビュートアルバムです。内容は近年の彼のアルバムの路線と同様に、スタンダードな演奏の中に、少しフリーキーな部分を取り入れているといった感じの音楽です。僕が彼の演奏が好きな理由は、まずパワーがあふれていること、次に、バラードになると一転して非常に美しいこと、そして最後に男臭い(「らしい」というより、「臭い」というほうが合っている気がします)ことです。そんな彼の魅力がこのアルバムにはふんだんに詰まっています。また、このアルバムを紹介したもうひとつの理由は、ピアノをD.D.ジャクソンが引いているからです。彼は、数少ないプレーンの愛弟子で、師匠譲りの過激かつ美しい演奏をします。最近はリーダーアルバムをコンスタントに発売していて、そちらもかなり良い感じなので、そのうち御紹介したいと思います。但し、去年くらいにメジャーレーベルに移籍して、アルバムを出したのですが、何故かコマーシャルばフージョンアルバムみたいなものを作らされて、これが嫌だったのか直ぐにまたマイナーレーベルに戻ってしまいました(僕はそのほうが正解だとおもいますが)。ということで、彼のアルバムを買う場合は、輸入版を買うことにしましょう。ということで、マレイとジャクソンという僕の大好きな2人のミュージシャンが参加したこの作品、おすすめです。
2002年02月12日
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ラスト・デイト今日は、2度目のエリックドルフィーの登場です。テーマで好きなサックス奏者と聞かれたら、僕の中で歴史上最高のアルトサックス奏者であるドルフィーを挙げないわけにはいきません。このアルバムはドルフィーの公式な録音としては、最後に残されたものです。ドルフィーは、このアルバムを録音して1ヵ月後にベルリンでなくなりました。そんなサブストーリを頭の片隅に入れつつ、このアルバムを聴いていると、そのハイライトに思えてくるのは、5曲目の「5.ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ」です。テーマがサックスなので、ずれてしまいますが、この曲をドルフィーはフルートで演奏しています。聴いてもらえば直ぐに分かると思いますが、このフルートの演奏の美しさといったら本当に息を呑むほどです。ドルフィーというミュージシャンは本当に天才的な人で、残された音楽にほとんど駄作はなく、バックのバンドが全然ダメでも、ひとりだけ別世界のような演奏を出来る人ですが、このアルバムを聴くと、本当に死ぬ直前までそのクオリティを保っていることに本当にびっくりさせられます。また、このアルバムの1曲目では、普段あまり耳にする機会の少ないバスクラリネットの演奏も聴くことが出来ます。その太い音は、非常に幻想的な感じがして、きっと新鮮な感じを味わえると思います。ということで、聴き所一杯のアルバムです。楽しんでください。
2002年02月08日
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バック・トゥ・オークランドJazzではありませんが、今日はタパー・オブ・パワーを取上げたいと思います。タワー・オブ・パワーは分類でいうとブラスロックというか、ブラスソウル(そんな分類があるのかどうかしらないですが)っぽい音楽をやるバンドです。その音楽は、バンド名の通り、本当にパワフルで、大音量で聞くと圧倒されること請け合いです。僕は、基本的にはJAZZしか聴かない人間なので(本当はいろんな音楽が聴きたいのですが、時間とお金の問題で、JAZZだけで手一杯です)、この種の音楽についてはあまり多くを語れないのですが、たまにこういうストレートで格好いい音楽が聴きたくなると、棚からごそごそ取り出して、近所迷惑も顧みず、大音量で聴いています。JAZZだと管楽器は少ない人数でアドリブ一杯な方が好きなので、ビッグバンドは趣味ではないのですが、それ以外だと逆にアドリブがないせいか、彼らのような大人数のブラスバンドの方が単純に楽しめるような気がしています。ということで、あまりウンチクも語れないので、今日はこんなところにしたいと思いますが、純粋に格好いいバンドなので、聴いたことがない方は是非聴いてみてはいかがでしょう?
2002年02月07日
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イン・サンフランシスコ+1キャノンボール・アダレイは、チャーリー・パーカーの死後、彗星のごとく登場したアルトサックス奏者の、近年その影響力が非常に大きくなっているサックス奏者です。今日は、そのキャノンボールのレギュラーグループによるライブアルバムを紹介します。キャノンボールの才能には、あのマイルスもほれ込み、一時期マイルスのバンドのメンバーとして活躍していた彼ですが、その才能と特徴が遺憾なく発揮されるのはそのレギュラーグループで演奏をした時だと思います。彼のすごいところは、本当に難しそうなフレーズをいとも簡単そうに吹ききってしまうところと、そのアルトサックスの音のパワーです。そしてその特徴が一番良く表現されるのは、ファンキーな曲をアップテンポで演奏しているときだと思います。このアルバムはライブでの録音ということで、キャノンボールのそんな良いところが、最良の形で記録されています。(もちろんキャノンボールは、バラードを吹いても非常にすばらしい演奏をします。それは、マイルスのカインド・オブ・ブールや、サムシン・エルスを聴いてもらえれば直ぐにわかってもらえるでしょう)。また、このアルバムのすばらしいところは、そのバンドのチームワークのすばらしさです。キャノンボールは60年代に若くしてこの世を去りますが、彼の率いていたバンドは、恐らく投じのベストジャズコンボのひとつであったと思います。どのアルバムを聴いてもルイ・ヘイズとサム・ジョーンズのリズム隊のバックアップは完璧で、その前で奔放に演奏するキャノンボールと弟のナットの演奏はこれぞハード・バップという感じでいつ聴いても気持ちよくなります。そんなキャノンボールの演奏皆さんも、ガシガシ聴いてみてください。
2002年02月03日
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