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“In the Heat of the Night” by Ray Charles 1967 11月12日今度はドラマーのロイ・ヘインズ氏が亡くなった。こちらは享年99。3日に亡くなったクインシー・ジョーンズ氏のさらに上を行く大往生でした。 ご冥福をお祈りします。 9日のラジオではクインシー・ジョーンズ関連の曲を何曲かお届けしましたが、16日はロイ・ヘインズ関連の特集をすることになりますね。 ところで、ロイ・ヘインズといえば、2005年の11月、軽井沢でチッコさんと初めてお話ししたときのことを思い出します。 そのときの模様はこちら↓で読んでみてください。 2005.11.11の日記「アル・ジャクソン~バーナード・パーディー~チッコ相馬」 ただ、この時はシンバルのことしか書かなかったんですが、実はスネアも見せてくれたんです。 それがなんと!憧れのロジャース・ダイナソニック (ウッド5”) ではありませんか。見るからにクラシカルなカバリングで、明らかに60年代のエンブレムとロゴ・・・。 「ボトムは変えてあるんですけどね」って、つまりあの独特のスネアフレームは外してあり、普通のフープに変えてあったんですが、普段持ち歩くならこの方がいいだろうし、多分音的にも問題ないのだろう。あれこれ感心しながら美しく光るブラックダイヤモンドのカバリングを羨ましく眺めていたら、次の一言。 「これ、ロイ・ヘインズに貰ったんですよね」って!「え~~~、本当ですか!」 いや、僕の聞き間違いではないと思うので、書いてしまいましたが、とにかくびっくりしましたよ。 ニューヨークでバーナード・パーディーに師事していたくらいだから、いろんなミュージシャンとの親交はあった(ある)のは間違い無いとはいえ、あのロイ・ヘインズから、ダイナソニック貰っちゃうなんて、それだけで凄いですよね。今度会ったら確かめてみよ。 改めて、そのチッコさん、いよいよ来週の火曜日ですからもうすぐですね。 沖縄でのスケジュールは以下の通りです。 ⭐︎11月19日 (火) “CHICCO’s Funky Jam” @AZAT FANFARE (牧志ファンファーレ) Host Musician : チッコ・ソウマ (mc.ds.vo), ジェフ・蔵方 (b.) Open, 19:30 Start, 20:00 Fee, ¥1,500 + 1d order ⭐︎11月20日 (水) “Chicco’s Super Session” @Sound M’s (国際通り) 時間 Open, 19:30 / Start, 20:00 料金 2800円 出演 チッコ・ソウマ(dr,vo), モト牧野(gt), Andrew Bruhelius(bs), 牧野せつ子(dr) ********* クインシー・ジョーンズが亡くなって、ラジオで特集やろうと思ったけれど、どうしてもあのレスリー・ゴーアのプロデュースをしたということが頭から離れず、番組的にも彼女のデビュー当時の曲はぴったりだろうと、結局4曲レスリー・ゴーアをかけてしまった。 それから、レイチャールズが歌った『夜の大捜査線』のテーマ “In the Heat of the Night” の作曲はクインシー・ジョーンズですが、なんと、このベースを弾いているのが、このところ番組後半にまとめてお届けしているキャロル・ケイなんですよね。 “In the Heat of the Night” by Ray Charles 1967 ********** 11月9日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. 涙のバースデーパーティー 2. 涙のジュディー 3. She’s a Fool 4. 恋と涙の17才 (以上,Lesley Gore) 5. I Got a Woman (Ray Charles) 6. I Wanna Be Loved by You (Marilyn Monroe) 7. Good Vibration (The Beach Boys) 8. The Beat Goes on (Sonny & Cher) 9. Ain’t Nothing Like the Real Thing (Mavin Gaye & Tammi Terrell) 10. In the Heat of the Night (Ray Charles) 11. I’m Leaving It All up to You (Danny & Marie Osmond) リクエスト曲は、5.座波ソーメンさん。6.酋長Kobaさん。7.信州そばさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.~4.と10.は11/3に亡くなったクインシー・ジョーンズの追悼で。1.~4.はクインシー・ジョーンズのプロデュース。10.は同タイトルの映画音楽を作曲(邦題:夜の大捜査線)。同曲はメインテーマ。7.~10.前回に引き続き信州そばさん持ち込み企画による「エレクトリック・ベーシスト、キャロル・ケイ特集(その3)」。今回は全曲1967年の曲。ちなみに8.&9.はデュエット曲。実はこの年にもう1曲デュエット曲があるので用意していましたが時間が無く、次週に持ち越しとなりました。11.は「今月の歌」1974年にリバイバルヒットさせたダニー&マリー・オズモンドで。 以上。次回もよろしく。
2024.11.14
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“It’s My Party” by Lesley Gore 1963 11月3日無事誕生日を迎え、いわゆる後期高齢者の仲間入りをいたしました。 その同じ日、時差はありますが、米国ではクインシー・ジョーンズ氏が亡くなったとの報。享年91の大往生ということですが、音楽界においてはあまりにも大きな存在でしたから、メディアの取り上げ方も大きいものでしたね。 中でもこれら↓はとてもよく書けていると思いました・ [Vogue Japan]クインシー・ジョーンズが死去。享年91歳 [BBC] “Quincy Jones, giant of US music, dies aged 91” [BBC] ’He changed my life’, Stars remember Quincy Jones ご冥福をお祈りします。 なお、9日のラジオではプチ特集も予定しています。 この曲↓をかけますね。 “It’s My Party (涙のバースデイ・パーティー)” by Lesley Gore 1963 ********* アメリカ大統領選でトランプ氏が選ばれてしまいましたね。 また4年間もあの顔をテレビで見なくてはならないのが嫌だなあ。 ネタニヤフは散々好き勝手やったので、たぶんガザでの戦闘を一旦停止するか、停戦交渉に入るでしょう。トランプが説得するという形をとってね。ネタニヤフとトランプって、ご存知のように刎頚の友ですからね。 なにしろ、大統領選の最中はユダヤ系の支持者の多い民主党のバイデン&ハリスはあまり強くイスラエルに圧をかけられないことをネタニヤフは利用して、4万以上の死者を出すという殺戮をしたのですから、初期の目的は果たして、あとはトランプの登場を待つばかりっていうところなんではないかしら。 で、トランプは「俺はネタニヤフを説得して戦争をやめさせた」って、踏ん反り返るという寸法さ。 ただね、そんなふうになったとしても、散々痛めつけられたパレスチナ人が安心して帰ることのできる場所はないんですよ。住んでいた家や土地は、徹底的に焼き尽くされてしまったんですから。 エルサレムに大使館を置いてしまったトランプのことだから、今度は何をやらかすか心配でならない。 それより、自分が撃たれて死にそうになったのだから、銃規制を真剣に考えてもいいだろうに。絶対そうはならないんだろうな。あーあ、憂鬱だわさ。 ********** ↓誕生日だから日付が大きく表示されたのか!・・・と思ったら、単なるいつもの時刻表示でした。1分後には 11:04 になっていましたので。 ********** 11月2日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Stranger on the Shore (Acker Bilk) 2. Tennessee Waltz (Eva Cassidy) 3. I’m Leaving It All up to You (Paul and Paula) 4. River of No Return (Marilyn Monroe) 5. Harvest for the World (The Isley Brothers) 6. Surf City (Jan and Dean) 7. This Diamond Ring (Gary Lewis & The Playboys) 8. My Guy (Mary Wells) 9. Wichita Lineman (Glen Campbell) 10. I Know a Place (Petula Clark) 11. Stop in the Name of Love (The Supremes) リクエスト曲は、4.酋長Kobaさん。5.尻焼原人さん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.はこの日がクラリネット奏者、アッカー・ビルクの命日(2014.11.2没,享年85)で。2.はこの日がエヴァ・キャシディの命日(1996.11.2没,享年33)で。3.は「今月の歌」邦題は『さよならデイト』。6.~11.前回に引き続き信州そばさん持ち込み企画による「エレクトリック・ベーシスト、キャロル・ケイ特集(その2)」。今回は比較的軽めのポップなヒット曲を集めてみました。 以上。次回もよろしく。
2024.11.08
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“Just Think about the Good Times (レモンの思い出)” by Nancy Sinatra 1964 毎週土曜の11時にコミュニティFM「fmたまん」にて “穴沢ジョージの Good Old Music” を始めてから丸10年が過ぎ、11年目に入りました。 いろんなことがありましたが、とりあえず無事に11年目を迎えることができて良かったです。これからも楽しい番組を心がけるつもりでおりますので、よろしくお願いします。 11年目に入ったこの日(10/5)は「レモンの日」とのことで、レモンにちなんだ曲を何曲かおかけしましたが、実はこの特集以前にもやったことがあるので、またですかと言われそうです。 いや、10年もやっているとね、こういうことはよくあることですからね。どうか大目に見てやってください。 ところでなぜこの日が「レモンの日」ということになったかというと、この日が高村光太郎の妻、智恵子の命日だからとのこと。光太郎の詩「レモン哀歌」に因む。 レモンで命日といえば、梶井基次郎の命日を彼の代表作「檸檬」に因んで「檸檬忌」と呼ぶから、あえてこの日は「レモンの日」と呼んで区別しようということかと勝手に判断しました。(注;「レモンの日」は「レモン忌」とすることもある) いずれにせよ、高村智恵子も梶井基次郎も没後90年ほど経つのに、今でもこうして人々の記憶の中に残り続けて、レモンの威力は大したもんですね。 それで、番組の最後に、邦題に「レモン」の入った2曲、ナンシー・シナトラの『レモンのキッス』と『レモンの思い出』をかけて締めくくりましたが、これで良かったんでしょうかねえ。どちらも原曲はレモンと無関係のタイトルと内容ですからね。 因みに、2017.5.23の日記が「レモンの思い出」です。この時は1曲目にかけた曲、今回は最後にかけました。 “Just Think about the Good Times (レモンの思い出)” by Nancy Sinatra 1964 ********** ↓東の空。ミーニシ(新北風)が強い今日この頃。 ********** 10月5日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Love Me Do 2. P.S. I Love You (以上, ビートルズ) 3. Juicy Lemon Blues (Tampa Red) 4. Lemon Tree (Peter, Paul & Mary) 5. Lemons Never Forget (Bee Gees) 6. Lemon Squeezing Daddy (The Sultans) 7. That’s When Your Heartaches Begin (Elvis Presley) 8. My Girl 9. Try to Remember (以上, The Temptations) 10. I’m Gonna Make You Love Me (The Temptations & Diana Ross & the Supremes) 11. レモンのキッス 12. レモンの思い出 (以上, ナンシー・シナトラ) リクエスト曲は、7.酋長Kobaさん。ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.&2.はこの日ビートルズがイギリスで出したデビューレコード。1.が A 面2.が B 面。3.~6.と11.&12.は、この日「レモンの日」で。8.~10.はこの日がテンプテーションズのエディ・ケンドリックスの命日(1992.10.5没.享年52)で。 以上です。次回もよろしく。
2024.10.11
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“All Summer Long” by The Beach Boys 1964 映画「スタンド・バイ・ミー」は時代考証がしっかりしていて、劇中で使われた曲はどれも、映画の舞台になった1959年に合わせて、1957~58年のヒット曲でした。 では、どうしてエンディングテーマに1961年のヒット曲『スタンド・バイ・ミー』が使われて、映画のタイトルにまでなったのでしょうか。 まあ、ここからは例によって推測ではありますが、つまりは映画「スタンド・バイ・ミー」が「アメリカン・グラフィティ」に対するオマージュであることの証なのです。 なんだい。またかい。おんなじことずいぶん昔に書いてたでしょうが。 はい、その通り。2006.11.28の日記「スタンド・バイ・ミー&アメリカン・グラフィティ」ですよ。 ただ、この時にはエンディングテーマについては触れなかったんですよね。 ズバリ!「アメリカングラフィティ」は舞台が1962年で、劇中ではもちろん当時のヒット曲を使っているが、エンディングテーマは1964年の『オール・サマー・ロング』です。 もうお分かりですよね。そうなんです。どちらの映画もエンディングテーマには設定された舞台となった年の2年後の曲が使われているんです。 おいおい、それは偶然だろうに。 たしかに偶然なのかもしれない。でも、なぜ「アメリカン・グラフィティ」では物語の2年後の曲、ビーチボーイズの『オール・サマー・ロング』をエンディングに選んだのか。 まずは単純に『オール・サマー・ロング』という曲が映画の内容に合っているから。これは『スタンド・バイ・ミー』も同じ。 それに加えて、物語の2年後ということは、つまり2年の月日が流れているということで、ある種の客観性が生まれ、物語を俯瞰して反芻できると言えまいか。どちらの映画も、まさにエンディングにふさわしい選曲をしたと感心してしまう点でもあるのです。 “Stand by Me” by Ben E. King 1961 “All Summer Long” by The Beach Boys 1964 ********** 那覇のライブハウス寓話に客として行ったのは何年ぶりだろうか。 今週の初めに、ふと、木曜日に津嘉山さんのドラムを聴きに寓話に行こうと思い立って、行ってきました。 ライブとかがあると出演が木曜レギュラーメンバーでなくなるわけで、朝一応FaceBookで確認ようとしたら、「今日は屋良朝秋さんのお誕生日です」って。それとどうやら特別ライブはなさそう。 ラッキーなことに一番近くて安いコインパーキングも軽自動車1台分だけ空いていました。 津嘉山さんのドラムもじっくり聴けたし、偶然でしたけど、(ピアノの)朝秋さんの誕生日祝いも兼ねて行くことができたのは良かったです。 そういえば、ここには書かなかったけど、先月(8/31)も寓話に行ったんですよね。 この時は(ベースの)恵茂さんに頼まれて演奏したんですが、偶然にもこの日がサックス&ヴォーカルのフィル (Phil) が誕生日で、お客さんもたくさん来て盛り上がりましたっけ。 フィルやおりえさんの歌のバックで叩くのは本当に楽しくて、僕が叩く時は毎回来て欲しいけれど、みなさんの都合もあるでしょうから、なかなかそうもいかないですかね。 ********** 9月21日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Every Day (Buddy Holly) 2. Come Go with Me (The Del-Vikings) 3. Get a Job (The Silhouettes) 4. Lollipop (The Chordettes) 5. You’ve Really Got a Hold on Me (The Miracles) 6. Kiss Me Sailor (Diane Renay) 7. September in the Rain (Julie London) 8. おはなし (キャッスル&ゲイツ) 9. 白いサンゴ礁 (ズー・ニー・ブー) 10. Yakety Yak (The Coasters) 11. Great Balls of Fire (Jerry Lee Lewis) 12. Mister Lee (The Bobbettes) 13. Stand by Me (Ben E. King) リクエスト曲は、5.尻焼原人さん。6.酋長Kobaさん。ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.~4.と10.~13.の全8曲は、この日が映画『スタンド・バイ・ミー』の原作 “The Body” を書いたスティーブン・キングの誕生日(1947.9.21生.77歳)で、映画の中で使われた曲の特集を。7.は今月の歌『セプテンバー・イン・ザ・レイン』をジュリー・ロンドンで。8.&9.は町田義人の誕生日(1946.9.21生,78歳)で。 以上です。次回もよろしく。
2024.09.27
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“Mr. Bassman” by Johnny Cymbal 1963 8/11(日)「薬局えぱーわーな~」の駐車場にて開催された、薬局開設10周年記念「トーサイ音楽祭」は無事終了しました。 大変暑い中行われた音楽祭でしたが、素人の手作り音楽会の良さが随所に感じられる楽しい催しになりました。来客数もかなり多く、3台来たキッチンカーも結構な売り上げの模様、その点も今後に繋がりそうで良かったですね。 主催のえぱーわーな~さん、出演者の皆さん、PAなどスタッフの皆さん、そして暑い中を聴きに来てくださったみなさん、本当にありがとうございました。 で、あのウクレレ少女 Chihaya さんはといえば、この言葉が適切かどうかわかりませんが、相変わらず風格すら感じてしまうほどで、去年の秋と比べてもますますの歌い上げっぷりでしたよ。 それと、バンドを従えて歌ったウクレレ無しの「たま」の『月夜の病院』が、妙に違和感なく聞こえたのには驚くしかなかったですね。 あと忘れてはならないのが、3曲目に歌ったオリジナル曲『僕の生きる理由』!すごいですね。ついにオリジナル曲を歌ったぞ!と思ったら、なんと、レコーディングまでしてしまったというではありませんか。 今の自分を歌った素直な歌詞と無理のない旋律は、今後の方向性を垣間見せてくれていますよ。今後ラジオでも流せると思うので、その節はぜひ聴いてみてくださいね。 ↓レコーディング風景 ところで、トーサイ音楽祭の前日(8/10土)の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」にChihayaさんが生出演して歌ってくれたんですが、そちらの方は聴いていただけたでしょうか。 演奏曲目は下のオンエア曲を参照いただくとして、とにかくレパートリーが多い人なので、毎回色々用意してくるのが楽しみです (結局二日間で合計8曲聴きました)。 今回ラジオで歌ってもらった曲の中から、こちら↓をどうぞ。ちなみにこれは6月に某所で行われた「予行演習」の模様をYouYubeからです。 『死んぢゃってからも』by Chihaya Live in Itoman 2024 Chihaya さんは現在中学2年生なので、僕が中2の今頃どんなものを聴いていたのか調べてみたら、1963年8月11日放送の「9500万人のポピュラーリクエスト」の第1位から3位までが『悲しき雨音』『ヘイ・ポーラ』『ミスター・ベースマン』ですから凄いもんですね。誰もが知ってる曲ばかりだ。 あと、20位まで出ていましたが、すべてメロディーは頭に浮かんでくるものばかりですから驚きですよね。 時間が無かったので、とりあえず今回はジョニー・シンバルの『ミスター・ベースマン』を聴きました。 “Mr. Bassman” by Johnny Cymbal 1963 ********** 8月10日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. 素敵な貴方 (アンドリューズ・シスターズ) 2. 黒い炎 (チェイス) 3. Vincent (Don McLean) 4. ルージュの伝言 5. Crazy G 6. 死んぢゃってからも (以上, Chihaya [fmたまんスタジオLive]) 7. 太陽は燃えている (コニー・フランシス) 8. ミスター・ベースマン (ジョニー・シンバル) リクエスト曲は、1.酋長Kobaさん。2.軽ロス・ウエイノさん。3.ウィンカー・ダッソーネさん。以上、ありがとうございました。 上記と Chihaya Live 以外穴沢選曲です。4.~6.は、ウクレレ少女 Chihaya さんのスタジオ生演奏。7.は「今月の歌」コニー・フランシスのイタリア語ヴァージョン。8.は1963年8月に日本でヒットしていた曲でした。 以上。次回もよろしく。
2024.08.16
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“Pineapple Princess” by Annette 1960 先週もお知らせしましたが、8/11(日)に「薬局えぱーわーな~」の駐車場にて同薬局主催の「トーサイ音楽祭」が開催されます。 繰り返しになりますが、音楽祭といっても素人の手作り音楽会という感じのもので、小学生から中高年まで幅広い年齢層が、あらゆるジャンルの楽曲を携えて出演します。 そんな中、やはり目玉はあのウクレレ少女 Chihaya さんですね。ぜひ一度、生の Chihaya を聴いてみて下さい。 なお、音楽祭に先立って、前日(8/10)の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」にChihayaさんが生出演してくれることになっているのはご存知ですか。 3月にも番組に来てもらったので、今回で二度目になりますが、また3曲ほど演奏してもらう予定です。楽しみですね。 話はトーサイ音楽祭に戻りますと、当初キッチンカーは4台来る予定でしたが、都合で2台になりました。カレーと揚げパンだそうです。午後4時スタートで9時までの予定なので、お腹が空いたらぜひキッチンカーを利用しましょうね (近くにコンビニもありますよ)。 あとは暑さ対策ですかね。何と言っても真夏のことですから、熱中症対策はしっかりとお願いします。 甘かった!ゴールドバレルという品種です↓ “Pineapple Princess” by Annette 1960 ********** 8月3日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。園まりさん追悼プチ特集でカヴァー曲を4曲お届けしました。1. パイナップル・プリンセス (アネット) 2. Mangos (Marion Ryan) 3. マッシュポテト・タイム 4. グッバイ・ジョー (以上, 園まり) 5. Bluesette (Toots Thelemans) 6. Be-Bop-a-Lula (Gene Vincent) 7. An Old Fashioned Love Song (Three Dog Night) 8. 涙のバースデーパーティー 9. 燃える太陽 (以上, 園まり) リクエスト曲は、5.尻焼原人さん。6.座波ソーメンさん。7.酋長Kobaさん。以上、ありがとうございました。 上記以外穴沢選曲です。1.&2.は、夏の熱帯果樹の歌でした。3.&4.と8.&9.は先日亡くなった園まりの初期カヴァーポップスのプチ特集でした。 以上。次回はお待たせ、Chihayaさんがゲストですよ。お楽しみに。
2024.08.09
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“Pearly Shells” by Billy Vaughn & His Orchestra 1964 今年のウィンブルドンですが、「1回戦から波乱が多く、特に女子のシングルスは予想ができない」と前回も書いたように出揃った準決勝の4人は、ほぼノーマークに近かったとも言えるかな。 それでも、ルバキナは一昨年ウィンブルドンで優勝しているし、パオリーニは先月の全仏で決勝まで行ったわけで、実力はあるのでしょう。べキッチやクレイチコバだって弱いわけじゃないから、今大会においては順当だったということなのか。それにしても予測は難しかった。 あと、男子。今回の4人の組み合わせからすると、決勝で見たいのは、やっぱアルカラス対ジョコビッチ戦ですな。 いずれにせよ、これを書き終わる頃には女子は決まるかな。楽しみではある。 ********** “Pearly Shells” by Billy Vaughn & His Orchestra 1964 『真珠貝の歌』といえば、僕らにはビリー・ヴォーン楽団のやつ↑が一番お馴染みですけど、いろんな人が歌っていたから、歌付きのモノも色々聴いてきたけれど、英語の歌詞からしていわゆる「ハパ・ハオレ・ソング」なのかと思っていたが、どうもそうではなさそうだ。 もちろん、ハパ・ハオレにも色々あって、純粋に(?)ティンパンアレイ界隈で作られたモノとハワイで白人向けに作られたものがあったりするので、はっきりしないものもあるけれど、どうやら『真珠貝の歌』は純粋なハワイ民謡 (ハワイアン・フォークソング) で、後から1960年代初頭に英語の歌詞が付けられて米国などでヒットしたというのが真相のようだ。 たとえば『アロハオエ』などは初めからハワイ語で歌われているので、ハワイアン・フォークソングであるとわかるけれど、『真珠貝の歌』はハワイ語ヴァージョンを聴いたことがなかったなあと思ったら、YouTubeさんにいくつか出ていて、あのケアリイ・レイシェルの歌うモノもあった。 “Pupu A’O ‘Ewa” by Keali’i Reichel 2004 ********** ↑百円ショップにて購入。結局、いわゆる猫じゃらしが一番気に入ったようだ。 ********** 7月6日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. 真珠貝の歌 (ビリー・ボーン楽団) 2. Pupu A’O ‘Ewa (ケアリイ・レイシェル) 3. Duke of Earl (Gene Chandler) 4. But Not for Me (Ella Fitzgerald) 5. Can’t Take My Eyes Off of You (Frankie Valli) 6. 星に願いを (ビリー・ジョエル) 7. Let’s Twist Again (Chubby Checker) 8. Let’s Ondo Again (Niagara Fallen’ Stars) 9. Desafinado (ジョアン・ジルベルト) リクエスト曲は、4.酋長Kobaさん。5.尻焼原人さん。6.座波ソーメンさん。7.&8.軽ロス・ウエイノさん。以上、ありがとうございました。 上記以外穴沢選曲です。1.&2.が「今月の歌」。我が国で最も流行った1.とハワイ語による正調『ププ・ア・オ・エワ』の聴き比べで。3.はこの日がジーン・チャンドラーの誕生日(1937.7.6生,87歳)で。9.はこの日がジョアン・ジルベルトの命日(2019.7.6没,享年88)で。 以上です。今回もお聴きいただきありがとうございました。次回もお楽しみに。
2024.07.12
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“I’m leaving’ It All Up to You” by Dick & Grace 1963 (日本語版)『さよならデイト』MYカップル 1964 6月20日梅雨が明けたと思ったら、完全に夏が来ました。 そのせいでというか、そのおかげでというか、番組内で特集していた「梅雨 “to you” 特集」は終了となりました。 しかし、“I’m leaving’ It All Up to You” の最大のヒット盤をとりあえずは聴いていただこうと、6月22日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」1曲目は、1963年に流行った Dick & Grace の『さよならデイト』(←これが “I’m leaving’ It All Up to You” の邦題) をお届けしました。 この曲がなぜ『さよならデイト』という邦題になってしまったにかというと、ここからは推測なのであまり確信は持てませんが、例によって当時よくあった日本語翻訳盤を出す都合があったからだと思われます。 ポールとポーラでデュエットものが流行って、わが国でもこれをカヴァーするにふさわしいデュエットのカップルが誕生して、それがあの「My カップル」。そうです。梓みちよと田辺靖雄の二人を和製ポールとポーラに仕立てて、『ヘイポーラ』『けんかでデイト』と立て続けに二曲大ヒットさせたのです。 そもそもこの二人はあの「夢で逢いましょう」に毎週のように出演するようになって、『ヘイポーラ』『けんかでデイト』の流行ったあとには同番組の「今月の歌」で『いつもの小道で』を歌い、このとき Myカップルとしてはピークを迎えた。けれども、梓みちよが同時期に同番組で『こんにちは赤ちゃん』を歌って大ヒットして、みちよが単独で歌うことが多くなった結果、カップルの歌は危機的な状況になった。ちなみにこの二曲は当初A面が『いつもの小道で』だったのが、のちに入れ替わって『こんにちは赤ちゃん』をA面にした。 というわけで、デュエット曲はここまでかと思われた翌年3月、’63年の米国の新学期、つまり9月に出た (けれど流行らなかった) ポールとポーラの “First Day Back at School” をA面に、同年末に全米で大ヒットした Dick & Grace の “I’m leaving’ It All Up to You” をB面に Myカップル最後のシングルを出した。邦題はそれぞれ『素敵な新学期』と『さよならデイト』。でも、さすがにもう大ヒットというわけにはいかなかった。 僕が中学2年から3年にかけての出来事でした。 『さよならデイト』MYカップル 1964 ********** 梅雨明けとともに、あの青空が戻って来ました。それとこれまでとは桁違いの暑さも。↑フウリンブッソウゲが真っ盛り、空が青い ********** 6月22日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. I’m Leaving’ It All Up to You (Dick & Grace) 2. Will You Still Love Me Tomorrow (Francoise Hardy) 3. Zing! Went the Strings of My Heart (Judy Garland) 4. I’m Not in Love (10 C.C.) 5. Revolution (The Beatles) 6. Look Me Over Closely (Marlene Dietrich) 7. 砂に書いたラブレター (Patsy Cline) 8. The Cruel War (Chad and Jill Stuart) 9. 平和の琉歌 (ネーネーズ) リクエスト曲は、4.尻焼原人さん。5.座波ソーメンさん。6.酋長Kobaさん。以上、ありがとうございました。 上記以外穴沢選曲です。1.は前回お届けした「梅雨特集」(すなわちタイトルに “to you” の入った曲)の曲ですが、最大のヒットはこれだったので念のため。ちなみに邦題はもちろん『さよならデイト』。2.は先日亡くなったフランソワーズ・アルディさんの追悼で。3.はこの日がジュディ・ガーランドの命日((1969.6.22没,享年47)で。7.は「今月の歌」です。8.&9.は翌日(6/23)が慰霊の日だったので恒久平和を祈って。 以上。次回もお楽しみに。
2024.06.28
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“I Will Follow Him” by Little Peggy March 1963 ラジオ(fmたまん「穴沢ジョージの “Good Old Music”」)をやり始めてから、随分いろんなことがわかって、ますますオールディーズを聴くのが楽しくなって今に至っています。 たとえば、リトル・ペギー・マーチ(Little Peggy March)の『アイ・ウィル・フォロー・ヒム(I Will Follow Him)』ですが、この曲をぺトゥラ・クラークがフランス語で歌っていて、タイトルは “Chariot(愛のシャリオ)” で、しかもこちらの方が先だったということも、ラジオ用に音源を集めるようになって初めて知りました。 なぜ最初フランス語で、しかも英国人のぺトゥラ・クラークだったのかというと、原曲がフランス人の作曲によるインストルメンタルで、60年代の初め、ぺトゥラ・クラークは既にフランスにも進出していて、そんな中この曲をフランス語で吹きこんでスマッシュヒットしたというわけです。つまり、リトル・ペギー・マーチは英語版のカヴァーだった。 以上のようなことも、ラジオで「ぺトゥラ・クラーク特集」をやったときに、手に入れた音源を流して、あれこれ話すという昔からのディスク・ジョッキー・スタイルでやらせてもらいました。 簡単に言えば、そんなこんなで色々楽しませてもらっているということ。こらからもまだしばらくは続けたいと思っているので、どうぞよろしく。 1963年の5月、全米チャートでは1位になって随分流行ったようですが、僕らも同年少し遅れて、ラジオの「9500万人のポピュラーリクエスト」などでよく耳にしたものです。 テレビでは、あのサビの部分 “♪ I~love you. I love you. I love you.・・・” のところを “♪ す~きよ、好きよ、好きよ~. ・・・” って、日本語のカヴァーで誰かが歌っていたのを覚えているんですが、それが誰だったか思い出せません。なんとなくですが、本人が日本語ヴァージョンも出していたというのも記憶にあります。あとで調べておきましょうね。 “I Will Follow Him” by Little Peggy March 1963 ↑ボーナストラックが6曲も入ってお得なベストアルバム。 ********** 5月11日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Pipeline (The Chantays)[#5] 2. Can’t Get Used to Loving You (Andy Williams)[#3] 3. Puff, The Magic Dragon (Peter, Paul & Mary)[#2] 4. Red House (The Jimi Hendrix Experience) 5. Tell Mama (Etta James) 6. Always Something There to Remind Me (Sandie Shaw) 7. (They Long to Be) Close to You (Dusty Springfield) 8. That’s All I Am to You (The Animals) 9. One Love/People Get Ready (Bob Marley & the Wailers) 10. I Will Follow Him (Little Peggy March)[#1] リクエスト曲は、5.座波ソーメンさん。6.酋長Kobaさん。以上、ありがとうございました。 上記以外穴沢選曲です。1.~3.と10.は今年とカレンダーが同じだった1963年のこの日(5/11付)の Cash Box top Singles 上位曲 (#印が順位です)。4.はこの日がジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのベーシストのノエル・レディングの命日(2003.5.11没,享年57)で。7.は「今月の歌」ダスティ・スプリングフィールドで。なぜこの曲なのかは今回明らかにする予定でしたが、都合により次週に持ち越しになりました。8.はこの日がアニマルズのリードヴォーカル、エリック・バードンの誕生日(1941.5.11生,83歳)で。9.はこの日がボブ・マーリーの命日(1981.5.11没,享年36)で。 以上です。次回もお楽しみに。
2024.05.17
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“Today” by The New Christy Minstrels 1964 今年もやってきた3.11。どうやら東日本大震災という名称で落ち着いたようですが、この地震により、もう一つ忘れられない福島の原発事故が起きてしまった。 そしてこの三日後の2011年3月14日は僕が人工透析を開始した記念すべき日でもあった。 原発から出る放射能が風向き次第では大変危険だとわかっていても、この日からの透析開始と、それに伴う観察入院期間を大病院で行うこととなっていて、流石にそれは避けられなかった。 計画停電があったり、コンビニの棚がガラガラになったり、ガソリンスタンドに長蛇の列ができたりといったことがあちこちで起こっていた。 透析中の退屈しのぎに音楽が聴きたいと iPhone を買ったおかげで、ラジコで原発の状況や津波による被害の様子が刻々伝えられるのをドキドキしながら病院のベッドで聴いた。 今日であれからちょうど13年が過ぎた。 能登半島地震の時も、透析患者を優先的に治療するのに様々な苦労があったようだが、災害が起きるたびに他人事ではないのを痛感している。治療に必要とする大量の水の確保は大問題で、沖縄でも今年の水不足で断水や給水制限があったらどうなるのかと、心配だ。 とりあえず、この13年間、こうして生き延びて来たのは、現代医学のおかげであるのはもちろん、特にこちらに越して来てからの長時間透析とそれを実施しているクリニックとそのスタッフの皆さん、および確立した保険制度によるところが大きい。いくら感謝してもしきれない。 そして余談ではありますが、クリニックで出る食事は本当に楽しみで、週に三回レストランに通っているようなものです。 ↓この日は煮付定食。ちょっとわかりにくいですが、筍、人参、厚揚げの下にはたっぷりの炙り軟骨ソーキが隠れていて、大満足。右上はクリームコロッケ。中上は見た目はただの酢の物のようですが、実はミートボールの甘酢あんかけ。もちろん完食です。 “Today” by The New Christy Minstrels 1964 過去の関連日記→2011年4月14日の日記「今日という日」 ********** ウクレレ少女Chihayaちゃんが、fmたまん(76.3MH) 3/16(土) 午前11時から放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」にやって来て歌ってくれますよ。もちろん生放送です。楽しみですね。 そのChihayaちゃんですが、もうすぐ誕生日を迎えるとのこと。ということは、ちょうど今から13年前、2011年の3月生まれということでしょうか。生まれたときはどこにいたんでしょうねぇ。ま、本人は覚えているはずもないですが。付き添いのマネージャーさんに聞いてみますかね。 ********** 3月9日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Young Love (Sonny James) 2. Young Love (Lesley Gore) 3. Too Much (Elvis Presley) 4. Sunday Morning 5. Femme Fatale (以上, Velvet Underground) 6. My Boy Comes Marching Home (Jenny Moss) 7. When Johnny Came Marching Home (Connie Francis) 8. Some Enchanted Evening (Perry Como) 9. Susan (The Buckinghams) 10. When the Saints Go Marching in (Fats Domino) 11. Today (The New Christy Minstrels) リクエスト曲は、8.酋長Kobaさん。9.糸満のワーナーさん。以上、ありがとうございました。 上記以外穴沢選曲です。1.&2.は本日の聴き比べ。1.はカレンダーが今年と同じだった1957年のこの日の全米ナンバーワンヒット曲で、2.は1965年にレスリー・ゴーアがこれをカヴァーした。3.は同じくこの日の全米3位の曲。4.&5.はこの日がジョン・ケイルの誕生日(1942.3.9生,82歳)で。彼が在籍していたヴェルヴェット・アンダーグラウンド時代のおなじみのアルバムから。6.&7.は今月が3月(March)ということで、先週に引き続きMarch関連の曲を。10.は「今月の歌」ファッツ・ドミノで。11.は3.11が間近だったので、毎年恒例の “Today” でした。 以上、次回もお楽しみに。
2024.03.14
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“Be My Baby” by The Ronnettes 1963 おなじみのライブハウス与那原のコスモスのことは、ここでも何度か書いていますが、このところ体調がすぐれないオーナー西銘さんに代わって、英夫さんが約5年ほどマスターをしていました。 その英夫さんがこのたび定年退職 (と周りでは言っている) を迎え、今日(2/29)がラストデーだったので、おなじみのメンバーが集まって入れ替わり立ち替わりのセッション大会をやりました。 英夫さん、お疲れ様でした。 明日からはアルベさんがマスターになって、後を引き継ぐことになりました。 アルベさんはギターを弾きながら歌う人で、オールディーズが得意です。今日も一緒に2曲やりました。“Route66” と “Be My Baby” ですよ。この辺は得意分野なので、これからもよろしくお願いします。 というわけで久しぶりにロネッツで、これ↓。 “Be My Baby” by The Ronnettes 1963 ↑コスモスのレコードライブラリー。一部です。 ********** すでにすっかりおなじみになったウクレレ少女Chihayaちゃんが、3月16日ついに番組のゲストできてくれることになりました。 放送の中で、何曲か歌ってもらうつもりでいますが、レパトリーが広いので、オールディーズ関連が良いかとも思うんですが、ここはやはり本人の一番得意とするところを歌ってもらうのがよろしいでしょうかね。ちょっと悩んでいます。が、この辺りのことは事前にしっかり打ち合わせをしておこうと思います。 生音でのウクレレ弾き語りは、fmラジオだとどんな感じになるでしょうかね。楽しみです。 みなさんぜひ聴いてくださいね。 改めて告知。 fmたまん(76.3MH) 3/16(土) 午前11時から放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」にて、Chihayaちゃんが生出演して歌ってくれることになりました。 ********** 2月24日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. 5-4-3-2-1 2. Do Wah Diddy Diddy 3. Come Tomorrow (以上, Manfred Mann) 4. It’s Too Late (Roy Orbison) 5. The Good Life (Tony Bennett) 6. I’ll Be Your Mirror (The Velvet Underground) 7. あなたが欲しい (ザ・ハプニングス・フォー) 8. Cry (Johnnie Ray) 9. すてきなメモリー 10. 内気なジョニー 11. One Boy (以上, ジョニー・ソマーズ) リクエスト曲は、5.酋長Kobaさん。6.糸満のワーナーさん。以上、ありがとうございました。 上記以外穴沢選曲です。1.~3.はこの日がマンフレッド・マンのリードヴォーカル&ハーモニカのポール・ジョーンズの誕生日(1942.2.24生,82歳)で。4.は「今月の歌」ロイ・オービソンで。7.はこの日がハプニングス・フォーのドラムのチト河内の誕生日(1944.2.24生,80歳)で。8.はこの日がジョニー・レイの命日(1990.2.24没,享年77)で。9.~11.はこの日がジョニー・ソマーズの誕生日(1941.2.24生,83歳)で。 以上、誕生日・命日特集のようになってしまいました。次回もよろしく。
2024.03.01
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“The Rain, The Park & Other Things” by The Cowsills 1967 今年の旧正月は2/10でした。 この日 fmたまんは「嘉利~さびら ウチナー正月でーびる」ということで、「穴沢ジョージの “Good Old Music”」も正月特番の枠の中でやったわけですが、内容は特にいつもと変わらず、ただいつもよりは多めのトークで、旧正月のことなどに触れてみました。 で、番組の中でカウシルズの『雨に消えた初恋』をなぜ流したかというと、1968年のちょうど今頃、大学受験1年目、つまり現役で受験したこの時期に流行っていたので、毎年決まって思い出す曲なんですよね。 本国アメリカでは’67年の秋に発売されて、11月には Billboard でNo.2、Cash Box では何と! No.1になっている。少し遅れて我が国でも大ヒットしたというわけです。 ヒットパレードにはすでに興味がなくなっていたけれど、ラジオでしょっちゅう流れていたし、あの巨泉が司会をしていたテレビの「ビートポップス」で毎週かけていたしね。 ビートポップスといえば、小山ルミが巨泉の横に座ってませんでしたか。司会のアシスタントみたいな感じで。これが’68年。 その小山ルミを、翌年か翌々年の冬(?)くらいに国鉄長野駅のホームで見かけたっけ。今どうしてるんだろうかと思って、Wikipediaさんに相談したところ、「1974年に渡米。翌年現地で知り合った日本人宝石商と結婚し芸能界を引退。その後ロサンゼルス在住。1997年にテレビ朝日で放送された『ザ・スーパーサンデー・あの人は今』で、小山のロサンゼルスにおける近況が紹介され、小山は過去のVTRを除き約23年ぶりに放送媒体に姿を見せた」とあった。 そうか、アメリカに行って結婚してたんだな。僕らより3つも年下だったんだね。 話を『雨に消えた初恋』に戻そう。カウシルズのリードボーカルのビル・カウシルが今度の土曜日(2/17)が命日だったではないか。どうする。2週続けてもう一度『雨に消えた初恋』をかけるか、それとも他の曲にするか。悩んでます。(もう一度よく調べたら、命日は2/18との記述もあり、どちらが正しいかまだ判然としません。) “The Rain, The Park & Other Things” by The Cowsills 1967↑庭のムラサキカタバミ。きれいです。 ********** 2月10日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. モスコーの夜は更けて (ケニー・ボール楽団)[#15] 2. Crying in the Rain (Everly Brothers)[#14] 3. It’s Too Late (Ruth Brown) 4. You Are the Sunshine of My Life (Stevie Wonder) 5. Be Real Black for Me (Roberta Flack & Donny Hathaway) 6. Stay with Me (Roberta Flack) 7. 雨に消えた初恋 (カウシルズ) 8. Will You Still Love Me Tomorrow (The Shirells) リクエスト曲は、4.酋長Kobaさん。ありがとうございました。 上記以外穴沢選曲です。1.&2.は今年とカレンダーが同じだった1962年のこの日(2/10)付の Cash Box Top Singles より。上昇中の2曲 ([#] が順位)。3.は「今月の歌」ルース・ブラウンの熱唱。5.&6.はこの日がロバータ・フラックの誕生日(1937.2.10生,87歳)で。7.は毎年この時期になると必ず思い出す曲。「牛も知ってるカウシルズ」by Kyosen。8.は、この日(2/10)まで東京ドームで来日公演をしていたテイラー・スウィフトがカヴァーしたことがあるということで。オリジナルを。 以上です。次回もよろしく。
2024.02.16
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“Letter Full of Tears” by Gladys Knight & the Pips 1961 火曜日(1/23)はPTAでした。 この場合、PTAというのは Parent-Teacher Association (←日本で普通PTAといったらこれのことですよね) のことでも、Passenger Transport Authority のことでもありません。僕たち人口透析治療を受けている者にとっては比較的よく行われる手術の一種で、シャント(透析用の針を刺すために動脈と静脈をつなぎ合わせて作った血管のこと)に狭窄があったりして血流が良くない場合などに行うのが「シャントPTA」で、これを初めて体験しました。 どういうものか詳しい説明がありました(Google のQ&Aみたいなところにあった説明↓です)。 「Percutaneous Transluminal Angioplastyの略で経皮的血管形成術といいます。 血流を確保するため、シャントの一部にシースという針を刺し、血管内にバルーンカテーテル(先に風船が付いている)を挿入し、閉塞、狭窄した箇所でバルーンを拡張させます」 いろんな人から「痛い」と聞いていたので、それなりの覚悟はしていたんですが、麻酔と眠り薬で気がついたら終わっていました。昨日までは何の痛みも無かったんですが、いまになって刺したところが少し痛む。このくらいなら仕方ないかな。 本来僕のシャントは発達しすぎて太くなりすぎてしまうから、以前に二度にわたって縛って細くする手術をしたんですが、今回は狭窄部ができたせいでPTAを受けたというわけです。 しかし、狭いところを広げてスムーズな血流が確保できたのは大変喜ばしいのですが、元来発達しすぎて太くなる傾向の僕のシャントは、すでに随分と盛り上がってきました。 主治医はとても信頼の置ける、つまり腕の良い血管外科医なので、「これはまたいずれ縛ることになりそうだ」と言われましたが、「その節はよろしくお願いします」とすんなりと答えて診察を終え、日帰り手術から帰った次第です。 以上、PTA報告でした。 ********** グラディス・ナイトの声はとても素敵ですね。 “Letter Full of Tears” by Gladys Knight & the Pips 1961 ↑熟睡中(屋内にて) ********** 1月20日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. 魅惑のワルツ (ジェーン・モーガン) 2. Moon River (Audra Hepburn) 3. Charade (Henry Mancini) 4. Ain’t That a Shame (The Four Seasons) 5. Let’s Love (Peggy Lee) 6. A Place in the Sun (Stevie Wonder) 7. Donna 8. I’m Not in Love (10cc) 9. I Could Have Danced All Night (Sylvia Syms) 10. Letter Full of Tears (Gladys Knight & the Pips)[#25] リクエスト曲は、5.尻焼原人さん。6.酋長Kobaさん。以上、ありがとうございました。 上記以外穴沢選曲です。1.~3.&9.はこの日がオードリー・ヘップバーンの命日(1993.1.20.没,享年63)で。彼女の出演した映画関連の曲を。4.は「今月の歌」で、フォー・シーズンスのカヴァー。7.&8.はこの日がギタリスト、エリック・スチュワートの誕生日(1945.1.20.生,79歳)で。10.は今年とカレンダーが同じだった1962年のこの日(1/20)付の Cash Box Top Singles より ([#] が順位)。 以上です。次回もよろしくお願いします。
2024.01.26
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“Deep Purple” by Nino Tempo & April Stevens 1963 1月6日、ニーノ・テンポ (Nino Tempo) が89歳になった。“Deep Purple” はニーノ・テンポ最大のヒット曲なので、ご存知の人も多いでしょう。まずは聴いてみてください。・・・そう、この曲ですよ。↓ “Deep Purple” by Nino Tempo & April Stevens 1963 あの有名なバンド名はスタンダードナンバーの方の “Deep Purple” から取ったとのことなので、それとは同名異曲ということですね。April Stevens は彼のお姉さんです。 ********** 前回、能登半島突端の珠洲市禄剛崎(ろっこうざき)の灯台とその近くの狼煙の町にあった民宿のことを書きましたが、石川県にはとても親しくしていた友人が小松にいて、近頃は音信が途絶えているので、どうしているか心配です。 もう40年近く経ってしまったので、ちゃんと調べないといつのことだったか正確な日付は覚えていないけれど、彼の家に泊めてもらって翌日、友人の親戚の家の車で志賀町(しかまち)まで行ったのだった。運転は妻。僕は当時運転に自信がなくて、もっぱらナビ。友人とその彼女そして友人の母親、あとは飼い犬、もちろん皆運転はせず。結局妻一人が運転するようなことになって結構疲れたんじゃなかったろうか。 途中能登島で昼を食べたりして、志賀町には夕刻についた。彼の親戚は大変大きな家で、そこに一泊させてもらい食べきれないほどのご馳走をいただいた。 そのお宅の若い主人は何かの集まりで忙しがっていたのに、わざわざ夕食の時に顔を出してくれて、色々話してくれたのだが、その時に原発ができてしまいそうだという話もしてくれた。どうやって原発建設を止められるか、困っている様子だったように記憶している。地元の人が反対するのは当然のことだと思うが、賛成の人も多いのかと、考えさせられた。 その後、あれよあれよというまに志賀原発はできてしまった。 今回の地震、最大震度7強は志賀町と聞いた時、思わず福島を連想した。蛇足とは思うけれど、福島の原発でメルトダウンが起きたのは津波のせいではなく、地震が原因で、そこにさらに津波が押し寄せたということだった。だから、7強で原発は本当になんともないのだろうか心配なのだ。 志賀原発は長期間停止中だからと、いかにも心配ないと印象づけるような発表をしているが、実際には外部電源は一部が使えなくなっているし、絶縁や冷却のための油が漏れ出した値を訂正して、実際には9800リットルだったという。あと、6日のNHKのニュースサイトによると「5日までに発電所内のすべての重要設備について目視で点検を行った結果、1号機の原子炉建屋の周辺など少なくとも4つのエリアで、コンクリートで舗装された地面に数センチから最大35センチの段差や地盤の沈下が見られたということですが、北陸電力はいずれも安全上の影響はないとしています」ですって。 電力会社の言うことが信用できるかどうか以前の問題として、あんな自然の豊かな綺麗な場所に原発を作ってしまったことを反省して、福島同様どのように廃炉するかを真剣に考えてもらいたいものだ。 あの晩泊めていただいた友人の親戚宅、あの大きな立派な家は無事だったんだろうか。心配している。 ********** ↑今年最初のチャーシュー麺です。庭のツルナ入り。 ********** 1月6日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Deep Purple 2. Whispering (以上, Nino Tempo & April Stevens) 3. Ain’t That a Shame (John Lennon) 4. Sunday (Buster) 5. Kiss Me Quick (Elvis Presley) 6. The Lion Sleeps Tonight (The Turtles)[#2] 7. The Twist (Chubby Cheker)[#1] 8. I Know (Barbara George)[#10] 9. I Don’t Know Why (Linda Scott)[#15] 10. ’Til (The Angels)[#17] リクエスト曲は、4.ミスターコーラさん。5.酋長Kobaさん。以上、ありがとうございました。 上記以外穴沢選曲です。1.~3.はこの日がニーノ・テンポの誕生日(1935.1.6生,89歳)で。3.が「今月の歌」で、ジョン・レノンのカヴァー。ニーノ・テンポはこのアルバム「ロックンロール」で、サックスで参加している。6.~10.は今年とカレンダーが同じだった1962年のこの日(1/6)付の Cash Box Top Singles より。[#] が順位。 以上です。次回もよろしくお願いします。
2024.01.12
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“It’s Now or Never” by Elvis Presley 1960 ラジオの「クリスマスソング特集」無事終えました。・・・が、困ったことに、予定していた曲を全てかけるのは無理でした。 え?なぜ無理だったかって、そりゃあ、喋りすぎのせいですよ。 何をそんなに喋りすぎたかって? ええ、実はね。 ウィンタースポーツの季節を迎えたつい最近のこと。ネットの NumberWeb の下のような記事を目にしたので、これについて話し始めてちょっと止まらなくなってしまったんですよ。 「このままではスキージャンプができなくなる」高梨沙羅27歳が語る“危機感”…天然雪が減っている「人工雪は足に響く」ケガのリスクも こんな記事だったので、環境問題とか基地問題については黙っていられないこともあって、つい喋りすぎてしまったんですが、時間は計算していたので大丈夫だろうと思っていたのがいけなかった。 何があったかって?それがですね。この話をしたあと一曲流した頃に、急遽「告別式のお知らせ」を二本入れなければならならなくなってしまったんですよ。 まあ、何と言っても「告別式」ですからね。割愛するわけにも参りません。仕方なく支持通り前半と後半に一本ずつ入れて、ちょうど二曲分の時間を使ってしまったというわけ。 長いことやっているといろんなハプニングはあるわけですが、こういうのは初めてでした。 今回の教訓は「おしゃべりは短めに」っていう感じですかね。 というようなこともありましたが、昨日(12/28)は演劇鑑賞をしてきました。 12/28 演劇「亀岩奇談」 妻が、知人が行けなくなったからと、チケットを二枚もらってきたので出かけてきました。なかなか面白かったですよ。 簡単に言えば、美しい海を埋め立てて何かを作ろうとしているがどうなのかという、現在沖縄の抱える問題を、架空の島を舞台に話は展開する。歌を数曲交えてちょっとミュージカル風な喜劇仕立てになっていて、誰でも楽しめる舞台でしたよ。 はじめの方で『オー・ソレ・ミオ』を日本語カヴァーヴァージョンで、と言っても今回の芝居に合わせた歌詞で歌ったのが実に良かったから、こういう曲をあと二つぐらい聴きたかったですね。 今日は『オー・ソレ・ミオ』の英語版、プレスリーの例のやつを聴きますか。 “It’s Now or Never” by Elvis Presley 1960 そんな中、気がつけば今年もあとちょっとで終わる。このブログもたぶん次回は年明けに書くことになると思うので、最後は今年の大収穫 Chihayaちゃんを二曲聴いて、締めということにしましょう。では、みなさん、良いお年をお迎えください。 『点描の唄』by Chihaya [at まんまる夜音祭 2023] (Original by Mrs. Green Apple) 『電車かもしれない』by Chihaya [Live at Kukuru Itoman 2023] (Original by たま) ********** 12月23日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲、全曲クリスマスソングです。1. Christmas Day (The Beach Boys) 2. Please Come Home for Christmas (John Bon Jovi) 3. Christmas(Baby Please Come Home) (Mariah Carey) 4. Home on Christmas Day (Cyndi Lauper) 5. Winter Wonderland (Ringo Starr) 6. Christmas Love ((Minnie Riperton) 7. Merry Christmas All (The SalSoul Orchestra) 8. Angels We Have Heard on High (Ella Fitzgerald) 9. Have Yourself a Merry Little Christmas (Doris Day) 10. Christmas Tears (The Four Seasons) 11. Happy Christmas (John Lennon & Yoko Ono) リクエスト曲は、6.酋長Kobaさん。7.尻焼原人さん。8.ミスターコーラさん。9.座波ソーメンさん。以上、ありがとうございました。 上記以外穴沢選曲です。1.は毎年恒例になりましたビーチ・ボーイズのマイベスト・クリスマスソングです。2.~5.は1990年代の中から選曲しました。5.は「今月の歌」『ウィンター・ワンダーランド』をりんご・スターのクリスマス・アルバムから。10.はフォー・シーズンズのクリスマス・アルバムから。11.は恒例の『ハッピー・クリスマスで』。Peace on Earth! 以上。「クリスマスソング特集」でした。次回もよろしくお願いします。
2023.12.29
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“Big Bad John” by Jimmy Dean 1961 着るものを整頓していたら、こういうものが出て来ました。 JUNのプルオーバーの長袖シャツです。このタイプのシャツは好きだったので、VANやTakaQの半袖の白やピンクを持っていましたが、これは友人が、今で言うところのサイズアウトしたため、僕の手元に来てから、今まで手放さずに引越しのたびに持ち歩いて、今年でざっと50年。当の私もサイズアウトしてからずいぶん経ちますが、なぜか捨てられずに今日までタンスの奥にしまわれていたのです。 写真は少し明るい色に写っていますが、実際にはもう少し暗い青で、要するに紺です。 現在また少し痩せたような気がして腕を通してみましたが、さすがに入りません。 捨ててしまえば良いのかとも思うけれど、なぜか捨てられません。その最大の理由は、ロゴタイプにあると思った次第です。 このシャツについているロゴのJUNは、当時のVANを真似た真ん中のUが赤いタイプで、つまりはJUNは二匹目のドジョウを狙って見事に成功したというわけで、その後も続々といわゆる三文字商標のブランドが出て来ましたが、なかなか三匹目のドジョウとはならなかったようです。 これは余談ですが、大学1年の時、横浜は花咲町の川沿いの靴屋にずっと欲しかった白黒のサドルシューズが格安で出ていて、サイズが若干小さめだったけど、もちろん買いました。靴を見つけたことにも驚いたけれど、一番驚いたのはメーカーの名前がYANだった!もしかすると、世の中にはYANをVANと勘違いして買ってしまう人がいたかもしれませんが、それにしてもねえ。 同じような話では、リサイクルショップで見つけたTenderのエレキ。これがFenderそっくりのロゴで、一見同じ。つい間違えてしまいました。今でもこういう商法はあるんですね。 おっと、話が逸れましたが、JUNがVANを真似たロゴを使っていた頃は、つまり路線が同じで、いわゆるアイビー系のものを中心に売っていました。覚えているのは長袖&半袖シャツ、トレーナー、セーター。コットンパンツ、などなどで、VANより幾分安く結構好きで買っていました。その後路線を変更してロゴタイプも変え、VANとは違う、大人相手の感じになったんでしたっけ。 それで、このシャツ、もし処分するにしても、商標のところを切り取っておこうかと思ったりしています。 ********** 今年とカレンダーの同じだった1961年の11月に全米ヒットチャートの1位を続けていたのは、“Big Bad John” という曲で、歌っていたのは Jimmy Dean。我が国ではほとんど紹介されなかったと思う。ご存知ない方の方が多いのではないでしょうか。 ところがこの歌を聴いていて、あれっ、これはプラスチック・オノ・バンドの『平和を我等に(Give Peace a Chance)』の手法と同じ作りではないか。前者は脱力系の語り口調の後にリフが、後者は当然力強いメッセージ口調の後にリフが、のような違いはあるにせよ、やってることは似ています。 そうか、ジョンはこの歌 “Big Bad John” が頭にあって、『平和を我等に(Give Peace a Chance)』を作るのに参考にしたんだな。タイトルの “Big Bad John” には、もしかすると親しみを感じていたのかもしれない。 ・・・というようなことを考えているうちに明日になってしまった。 “Big Bad John” by Jimmy Dean 1961 ********** 11月18日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Autumn Leaves 2. From Me to You 3. Nowhere Man (以上, The Beatles) 4. Come and Get It (Bad Finger) 5. Dedicated to the One I Love (The Shirells) 6. Casablanca (Bertie Higgins) 7. This Time (Troy Shondell)[#5] 8. Please Mr. Postman (The Marvelettes)[#3] 9. Big Bad John (Jimmy Dean)[#1] 10. Give Peace a Chance (The Plastic Ono Band) リクエスト曲は、3.teaさん。4.尻焼原人さん。5.座波ソーメンさん。6.酋長Kobaさん。以上、ありがとうございました。 上記以外穴沢選曲です。1.は「今月の歌」『枯葉』。今回は英語の女性ヴォーカルで。2.&3.は前週予告したように高校時代(1967秋)にバンドでやったビートルズ曲の残りの2曲。結局全部で12曲だった。・・・と思う。7.~9.は今年とカレンダーが同じだった1961年のこの日、11月18日付 Cash Box Top Singles の上位⑶曲。10.は9.と聴き比べ。曲作りの手法が同じなのだ。“Big Bad John” も 以上。次回もよろしく。
2023.11.24
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“Fly Me to the Moon” by Tony Bennett 1965 (Original Title: “In Other Words”1954) 「月(moon)の歌特集」無事終えることができました。 十五夜の翌日(9/30)の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」は、「月」にまつわる曲だけの1時間となりました。前テーマをいつもの “Little Honda (リトルホンダ )” から “The Surfer Moon (サーファームーン)” に変更した以外は、すべていただいたリクエスト曲だけで番組を構成することができました。なお『サーファームーン』もフルバージョンでお届けしましたよ。 曲目の詳細については、下記のオンエア曲を参照してください。 ********** 同じ9月30日、夜は「寓話」で叩かせてもらいました。今年に入って2度目。 ここはいつ来ても落ち着く店で、近くにあったら頻繁に通いたいところですよね。 この日はサックスのフィルも来て、久しぶりに一緒にできたのはとても嬉しかったです。 彼の場合、歌も歌うので、女性ヴォーカルのおりえさんと歌モノをたくさん演奏できたのも良かったですね。 前日の十五夜に合わせての選曲だったかどうか聞きそびれてしまいましたが、フィルが “Fly Me to the Moon” をヴァース付きで歌いました。このところ、これをヴァース付きで歌う人が少なかったので、ちょっと新鮮でした。 彼はトニー・ベネットが好きなようなので、たぶんトニー・ベネットを参考にしているんだとうなと思わせる歌いっぷりでした。相変わらず歌も上手い。 いつになるかわかりませんが、次回寓話で叩くときはあらかじめお知らせしますね。その際は皆さんでお越しください。 さて、今夜(10/5)は久しぶりにコスモスに行こうか。 “Fly Me to the Moon” by Tony Bennett 1965 ********** 9月30日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. The Surfer Moon (ビーチボーイズ) 2. Mister Moonlight (ビートルズ) 3. Moonlight Swim 4. Blue Moon (以上、Elvis Presley) 5. Blue Moon (Nat King Cole) 6. Blue Moon (The Marcels) 7. Blue Moon of Kentucky (ビル・モンロー) 8. Bad Moon Rising (C.C.R.) 9. Luna Rossa (Lucienne Delyle) 10. Allegheny Moon (Patti Page) 11. No Moon at All (Diana Krall) 12. The Moon Is Mine (Fairground Attraction) リクエスト曲は、2.伊原の上原さん。3.&9.酋長Kobaさん。4.5.&11.信州そばさん。6.&7.ミスターコーラさん。8.ウィンカーダッソーネさん。10.座波ソーメンさん。12.尻焼原人さん。以上、ありがとうございました。 上記以外1.のみ穴沢選曲です。4.&5.は聴き比べ。ほか、すべて「月の歌特集」でお届けしました。 以上。次回もよろしくお願いします。
2023.10.05
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“Ode to Billie Joe” by Bobbie Gentry 1967 今年とカレンダーの同じだった1967年の9月2日付キャッシュ・ボックス・トップ・シングルズの第1位は、ボビー・ジェントリーの歌う『ビリー・ジョーの唄 (Ode to Billie Joe)』だった。前週から4週連続の1位で、その前はビートルズの『愛こそはすべて (All You Need Is Love)』が2週連続。そして次がボックス・トップスの『あの娘のレター (The Letter)』が3週連続。つまり、ボビー・ジェントリーはビートルズやボックス・トップスよりも受けたということか。 因みに、年間チャートだと、Cash Box 4位、Billboard 堂々の3位! こういう歌が流行るというのは、どう考えても時代と関係ありそうで、とても今の時代には考えられないですね。 YouTubeで、歌詞を上手に訳したやつ↓を見つけたので、あとで見てください。 “Ode to Billie Joe” by Bobbie Gentry 1967 ********** テニスのUSオープン、ついにベスト4が出揃いますね。 男子シングルス準々決勝のアルカラス対ズベレフという好カードは、つい最後まで見てしまいました。解説の松岡修造氏も言っていましたが、アルカラスのテニスは見ていておもしろい。もしかするとまた決勝でジョコビッチとあたり、ウィンブルドンに続いて勝ってしまうなんてこともありそうです。 女子は、サバレンカで決まりでしょうか。ココ・ガウフに期待してますが。 車椅子テニスの小田くんは初戦敗退。大変残念でしたね。あまりに順調すぎるランキングナンバーワンの17歳に対して、ベテランがお灸を据たっていう感じなのが妙に納得で、きっとこれを機にしっかり出直してくれることでしょう。 ↑庭のドラゴンフルーツが実を付けました。今年から息子が真剣に庭の世話に取り組んでいて、早速成果となって表れました。 ********** 9月2日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1.恋のパームスプリングス (トロイ・ドナヒュー) 2. I Feel Those Tears Coming on 3. You Kissed a Fool Goodbye (以上, Jimmy Clanton) 4. Take Good Care of My Baby (Bobby Vee) 5. 漕げよマイケル (ブラザーズ・フォア) 6. All You Need Is Love (ビートルズ) 7. ビリー・ジョーの唄 (ボビー・ジェントリー) 8. クレア (ギルバート・オサリバン) 9. 恋の売り込み (エディ・ホッジス) 10. I Fall to Pieces (Patsy Cline) 11. Don’t Bet Money, Honey (Linda Scott) 12. Venus in Blue Jeans (Jimmy Clanton) リクエスト曲は、8.酋長Kobaさん。ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.はこの日がトロイ・ドナヒューの命日(2001.9.2.没,享年65)で。2.&3.と13.はこの日がジミー・クラントンの誕生日(1938.9.2生,85歳)で。4.&5.と9.~11.は1961.9.2付 Cash Box Top Singles の中から選曲。因みにこの中の11.が「今月の歌」でパッツィ・クラインがオリジナル。また5.はランクインしたのはハイウェイメンだった。6.&7.はやはり今年とカレンダーが同じだった1967.9.2付 Cash Box Top Singles の中からの選曲。 以上。次回もよろしくお願いします。
2023.09.08
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“The Weight” by The Band 1968 ザ・バンドのロビー・ロバートソンが8月9日に亡くなりましたね。80歳でした。 こんなに立て続けにミュージシャンが亡くなると、もういいだろう、そろそろ終わりにしてくれと、つい言いたくもなるところだけれど、こればかりは仕方ない。冷静になって考えてみれば、今更愚痴るようなことでもない。皆それぞれに寿命がきたのだから。それより、安らかに眠るよう祈るのが正しいのだろう。・・・のように自分に言い聞かせてばかりいる。 ザ・バンドといえば、何と言っても1968年のファーストアルバム “Music from Big Pink” ですよね。中でも、”The Weight” と “I Shall Be Released” の二曲は今でもよく聴きます。 あとは、あの解散コンサートの三枚組、78年の “The Last Waltz” です。ゲストが豪華すぎてね。ビデオを見たときに改めてザ・バンドの凄さを認識したような次第です。 いろんな人がカヴァーしてますが、やはりオリジナル↓を聴きましょうね。 “The Weight” by The Band 1968 ↑息子が買ってきた島とうがらしの鉢植え。たくさん実りました。 ********** 8月12日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. ティファナ・タクシー (ハーブ・アルパートとティファナ・ブラス) 2. Matchbox (The Beatles) 3. Once upon a Summertime (アストラッド・ジルベルト) 4. イザベル (シャルル・アズナブール) 5. Ain’t It a Shame (Fats Domino) 6. 悲しきサルタン (ダイアー・ストレイツ) 7. 見上げてごらん夜の星を (坂本九) 8. The Weight 9. I Shall Be Released (以上、The Band) リクエスト曲は、4.酋長Kobaさん。5.座波ソーメンさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.&2.は台風で放送ができなかった8月5日の分を最初にお届けしました。1.は8/5が「タクシーの日」で。2.は8/5が「箱の日」で。3.は「今月の歌」元はフランスの歌(原題: La valse des lilas)ですが、ジョニー・マーサーが英詞をつけてスタンダードナンバー化した曲。6.はこの日がダイアー・ストレイツのマーク・ノップラーの誕生日(1949.8.12生,74歳)で。7.はこの日が1985年のこの日起きた日航機墜落事故で亡くなった坂本九の命日(1985.8.12没,享年43)で。8.&9.は先日(8/9)亡くなったロビー・ロバートソンを偲んで。 以上です。次回もお楽しみに。
2023.08.18
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“Dream a Little Dream of Me” by The Mamas & Papas 1968 今年の台風の中でもちょっと大きくて強めの台風6号が接近しています。 進路予想が当初の予報とは随分異なり、速度を下げ、沖縄の東に抜けた辺りで停滞し、何日か影響が続く見通しのようです。 さて、困った。 透析患者の僕は、クリニックに車で通っているので、さすがに暴風圏に入った段階での車の運転は避けたい。しかし、クリニックの都合もいろいろあって、まず当面の問題は今日の午後だ。 本来、月水金の午後から夜にかけての治療を受けているけれど、台風を見越して、まずは月曜を前倒しにして日曜に実施。これはよかった。多分火曜の人も台風の速度が落ちたのに合わせて月曜に変更になったはず。 しかし、ここからが問題で、明日(水)の予定だった僕らは、今日のうちに透析を済ませて、台風がピークの明日(水)を休みにしないと、どうにもそのあとのスケジュールが組めないことになる。というようなわけで、今日の午後1時からの4時間という変則短時間での治療が決定しました。 ところが、この台風、今日の昼過ぎには沖縄本島が暴風圏内に入るという予想で、出かける頃にはすでに荒れ狂った天気になりそう。さらに、帰る頃には、もしかすると車の運転は無理ということになるかもしれない。 そこで、妻が考えた。知り合いの世話になってはどうかと。 この知り合いの人は、なんと!クリニックから車で1~2分の至近距離に住んでおられる。うちは車で25~30分かかるのだから、実に夢みたいな話で、早速お世話になることにしました。 台風が極端に弱まったり突然進路変更をしない限り、今日は家に帰らず、明日台風が暴風圏から抜けた隙を見計らって、帰ります。 どうか皆さんもくれぐれもお気をつけて。 ↓8月1日午前10時30分現在のさとうきび畑。北東の風強し。 ********** ママズ&パパスのママ・キャスこと、キャス・エリオットが亡くなったのが1974年の7月29日で、32歳という若さだった。 歌の上手な人でしたね。見た目の迫力も凄かったけど。 この歌↓はスタンダードナンバーですが、アレンジの良さもあって、完全に自分のものにしているなあ。 “Dream a Little Dream of Me” by Mama Cass 1970 TV Live ********** 7月29日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. I Left My Heart in San Francisico 2. Because of You 3. I’ll Be Seeing You (Tony Bennett) 4. 谷間に三つの鐘がなる (ブラウンズ) 5. I Wanna Be Your Man (The Rolling Stones) 6. Forevermore (コニー・フランシス) 7. Blue Hawaii (エルビス・プレスリー) 8. 君に涙とほほえみを 9. 花咲く丘に涙して (以上、ニュー・クリスティー・ミンストレルズ) 10. I Call Your Name 11. Dream a Little Dream of Me (以上、ママズ & パパス) リクエスト曲は、4.ミスターコーラさん。5.酋長Kobaさん。6.なんくるタイムの洋ちゃんさん。7.後ろ姿ハタチのおばあタカちゃんさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.~3.は先日(7/21)亡くなったトニー・ベネットを偲んで。7.は「今月の歌」本命のエルビス。8.&9.はこの日がニュー・クリスティー・ミンストレルズのリーダー的存在、ランディ・スパークスの誕生日(1933.7.29生,90歳)で。10.&11.はこの日がキャス・エリオットの命日(1974.7.29没,享年32)で。 以上です。次回もお楽しみに。
2023.08.01
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“I Left My Heart in San Francisco” by Tony Bennett 1962 PANTA(パンタ)、ジェーン・バーキンに続いてトニー・ベネットが逝ってしまいました。96歳での大往生だった。長い間お疲れ様でした。 続いて80年代に活躍したシンニド・オコナーさんが、56歳で亡くなったとのこと。色々大変だったみたいですね。まだまだ若いのに・・・。どうぞ安らかにお眠りください。 とにかくこのところミュージシャンの訃報が続いていますね。 『想い出のサンフランシスコ(I Left My Heart in San Francisco)』でトニー・ベネットを初めて知ったのは、たぶん1963年から1964年にかけてのこと。僕は中学生だった。 以前、この歌についてちょっと書いたときに、「9500万人のポピュラーリクエスト」では、ブレンダ・リーでチャートに入っていたのではなかったかと、そしてその時の邦題は『サンフランシスコの思い出』だったようなと、五黄の寅さんからご指摘を受けたことがありました。(↓その時の日記) 2017.05.31の日記 (金門橋開通80周年) そういえばそうだったなあ、『霧のサンフランシスコ』も含めてこの歌の邦題は3つもあったんだなと、色々忘れていたことを思い出したりしているうちに、何年か経ってしまった。で、そうこうするうちにトニー・ベネットは逝ってしまった。 さすがに96歳は偉いと思う。そういえば、一昨日「徹子の部屋」に北村英治が出ていたけど、94歳だって。元気にクラリネット吹いているのは知っていたけれど、本当にしっかりしていて驚いた。 トニー・ベネットや北村英治は例外と言っていいのかもしれないが、どうしても若くして亡くなってしまうミュージシャンが多い中で、彼らのような長生きの仕方が、多くの人にとってある種のお手本になることも事実だね。 “I Left My Heart in San Francisco” by Tony Bennett on the Ed Sullivan Show 1964 ********** ちょっと気合入れてマヨネーズを2週連続で作りました。 前回は主にマカロニサラダに使いましたが、今回はハンダマとツナ缶のマヨネーズ和えなどにしていただいております。 ↑玉子の黄身に塩を入れ撹拌したところ。このあと、お酢を加えていよいよ開始 ********** 7月22日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. ブルー・ハワイ (ほりまさゆき) 2. Blue Hawaii (Ray Charles) 3. 哀しみの影 (Jane Birkin) 4. These Foolish Things (Jane Birkin & Jimmy Rowles) 5. Hotel California (The Eagles) 6. Angie (The Rolling Stones) 7. Vacation (Connie Francis) 8. La Belle Vie (Sacha Distel) 9. 恋のひとこと (Sacha Distel & Joanna Simkus) リクエスト曲は、6.酋長Kobaさん。7.座波ソーメンさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲で、1.&2.は「今月の歌」先週割愛させていただいたので、今回は2曲お届けしました。ちなみに1.は日本語版。2.はワルツで始まり、後半にスイングになるという凝ったアレンジ。3.&4.は先日(7/16)亡くなったジェーン・バーキンを偲んで。5.はこの日がドン・ヘンリーの誕生日(1947.7.22生,76歳)で。8.はこの日がサーシャ・ディステルの命日(2004.7.22没,享年71)で。ちなみに8.はスタンダード・ナンバー “Good Life” の仏語版。9.は “Somethinga Stupid” の仏語版。 以上です。次回もお楽しみに。
2023.07.28
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“Do Re Mi (ドレミの歌)” by Doris Day 1964 6月24日が「ドレミの日」だとは、全然知りませんでした。 Wikipediaさんによると、以下のような説明がありました。 1024年のこの日、イタリアの修道士グイード・ラレッツォが「ドレミファソラシ」を利用した階名唱法を考案した。(以上、Wikipediaより引用) 1024年といえば今から999年前ではないですか。ほぼ千年ですよ、みなさん。すごい発明ですよね。 ドレミファソラシドといえば「階名」、ハニホヘトイロハが「音名」と学校で教わったのは、どうやら僕らが最後ぐらいだったようで、下の世代にはこのことが伝わらないことが多い。 ちょっと簡単に説明すると、ハ長調のドレミファソラシドといえば、「C」つまり「ハ」の音が「ド」で、シャープが一つ付いたト長調のドレミファソラシドの場合は「G」つまり「ト」の音が「ド」になる。 こんな風に覚えたので、歌を歌う場合などにシャープやフラットの有無を見て、どこが「ド」か確認すれば歌詞を覚える前に階名で練習できた。 こんな便利なことを学校で教えなくなったのはどうしてなんだろうと、ちょっと考えてみて、思い出したことがある。 中学の3年生のとき、音楽のテストで満点を取った。その時の平均点は何点か忘れたが、実にひどいもので、先生は大変嘆いていた。その先生は授業で、音名、階名、和声、近親調などについて結構きちんと教えてくれて、こういうことが面白いと感じていた僕には実に納得の行く問題がテストに出たから全部わかったというわけなのだけれど、関心のない生徒には難しかったんでしょうね。 音名と階名については、きっと、覚えられない生徒が多すぎて、面倒だから教えるのはやめたんだろうね。 いずれにしても、西洋音階の長調と短調をとりあえず徹底的に教わったのだから、入り口としては大変その後に役立ったはずなんだけど、その後ギターもちゃんと勉強せず、もちろんピアノもやったことがないので、僕の場合入り口で止まっている感じ。これからどのくらい音楽を勉強すればいいんだろう。 ギターをちゃんとやれば、上の西洋音階の長調と短調は、つまりメジャー・スケール(長音階)とマイナースケール(短音階)で、そのほかにもいくつものスケールを練習するんだなあということぐらいはわかる。いや、ギターに限らずどんな楽器でもやるんだろうか。 こういうことは、ここに書いていて入り口でぐるぐる回っているだけみたいでみっともないから、何か楽器をきちんとやるといいんだろうね。 今んとこ、僕はドラムをやっているので関係ないかな。と言ってごまかして、今日も寝るとするか。 「サウンド・オブ・ミュージック」の中で歌われたあの有名な『ドレミの歌』の歌詞についてちょっとだけ。 Do(ド)とRe(レ)とSo(ソ)ですが、英語で歌われるときどうしてもこれが二重母音になって[dou] [rei] [sou] という発音になってしまうのが気になります。しかたないんだけど。 あとは、Si(シ)がTiで、発音が[ti:]ですね。これも気になるんですわ。 もう一つだけ気になるのは、ドレミファソラシドを階名として覚えていない人は、この歌を移調して歌うことは難しいのではないでしょうか。きっとこの歌はハ長調の歌だと決めて歌うんでしょうね。ちなみに僕は自分に合ったキーで歌詞の通りに歌えますが。 今夜はドリス・デイで聴いてみましょう。 “Do Re Mi (ドレミの歌)” by Doris Day 1964 ↑梅雨明けの空。♪ソは青い空~ ********** 6月24日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. As Tears Go by (ローリング・ストーンズ) 2. Fire (The Crazy World of Arther Brown) 3. If You Leave (O.M.D.) 4. Sunshine of Your Love (Cream) 5. 雨を見たかい (C.C.R.) 6. ドレミの歌 (ドリス・デイ) 7. 風に吹かれて (シルビー・バルタン) 8. The Unknown Soldier (The Doors) 9. Caravan of Love (The Housemartins) リクエスト曲は、4.座波ソーメンさん。5.酋長Kobaさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.は「今月の歌」で、やっぱりきわめつけはこれを作ったストーンズでしょう。2.はこの日がアーサー・ブラウンの誕生日(1942.6.24生,81歳)で。3.はこの日がO.M.D.のリードボーカル、Andy McCluskey の誕生日(1959.6.24生,64歳)で。6.は、この日が「ドレミの日」で。7.~9.はこの前日(6/23)が慰霊の日だったので、反戦の誓いとともにこんな歌を選びました。 以上。次回もよろしく。
2023.06.30
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“It Might As Well Be Spring” by Astrid Gilberto 1964 ああ、今度はアストラッド・ジルベルトさんですか!83歳でした。ご冥福をお祈りします。 次々と馴染みのミュージシャンが亡くなってゆきます。結局はそうなるべくしてそうなってはいるのですが、なかなか素直に受け入れ難い面もあります。 どんな歌でも自分のものにして軽く返してくる、というような歌い方なんですよね。その感じが常に心地良い。 これはとても好きです。↓ “It Might As Well Be Spring” by Astrid Gilberto 1964 ********** あのチッコさんがやって来ます。 2016年「寓話」における Keimo & The Wave とのジョイントライブ以来、実に6年半ぶりの「チッコソウマと仲間たち」による沖縄ライブが実現しました。今回は実力派のドラマーを連れて来ますので、どうぞご期待ください。 沖縄在住の皆さんにはぜひ参加をご検討いただきたい。断然オススメですよ。 今更ですが、チッコさんのプロフィールなど、こちら↓でご確認ください。 Funckyドラマーチッコソウマの公式サイト いよいよ今度の月曜・火曜に迫ってまいりました。どちらも飛び入り大歓迎!!是非ご参加ください! お待ちしております。 6/12 月曜日 「チッコソウマのファンキージャム」 at SOUND M’S on Kokusui-Dori in Naha (那覇市国際通り) Tel. 090-1067-8055 OPEN 19:00 / START 20:00 料金:1500円 出演:チッコソウマ(mc.dr.&vo.)/ジェフ蔵方(b.)/大江一輝(dr.)/中野真季(dr.) ほか 6/13 火曜日「セッションライブ!」 於, コザ劇場 オトラク (沖縄市上地 1-2-32) Tel. 098-032-3933 OPEN 19:30 / START 20:30 料金:Tips制 出演:チッコソウマ(mc.dr.&vo)/Dyna(vo.&p.)/Setsuko Makino(dr.) ほか ********** 6月3日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Groovin’ (ヤング・ラスカルズ) 2. Here Comes My Baby (The Tremeloes) 3. 今日を生きよう (The Grass Roots) 4. Love You Like a Woman 5. Tease Your Man (以上、Koko Taylor) 6. 慕情 (The Four Aces) 7. 別離 8. コメ・プリマ 9. 花はどこへ行った 10. 悲しき天使 (以上、ダリダ) 11. As Tears Go by (マリアンヌ・フェイスフル) リクエスト曲は、6.酋長Kobaさん。ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.~3.はカレンダーが今年と同じだった1967年6月3日付 Cash Box の Top Singles にそれぞれ3位、12位と33位にランクインしていた3曲を。4.&5.はこの日がココ・テイラーの命日(2009.6.3,没,享年80)で。7.~10.は開催中のテニスの全仏オープンに因んでフランス特集。代表してダリダの歌を4曲。全てフランス語で(『コメプリマ』の一部にイタリア語あり)。11.「今月の歌」オリジナルのマリアンヌ・フェイスフルで (この時の邦題は『涙あふれて』)。なぜこれが今月の歌なのかは、次回の放送で明らかになります。 以上、次回もよろしく。
2023.06.08
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“My Everything to Me” by Ike & Tina Turner 1963 ライブ告知です。 どちらも飛び入り大歓迎!!是非ご参加ください! お待ちしております。 6/12 月曜日 「チッコソウマのファンキージャム」 at SOUND M’S on Kokusui-Dori in Naha (那覇市国際通り) Tel. 090-1067-8055 OPEN 19:00 / START 20:00 料金:1500円 出演:チッコソウマ(mc.dr.&vo.)/ジェフ蔵方(b.) ほか 6/13 火曜日「セッションライブ!」 於, コザ劇場 オトラク (沖縄市上地 1-2-32) Tel. 098-032-3933 OPEN 19:30 / START 20:30 料金:Tips制 出演:チッコソウマ(mc.dr.&vo)/Dyna(vo.&p.)/Setsuko Makino(dr.) ほか はい、そうなんです。あのチッコさんがやって来ます。 2016年「寓話」における Keimo & The Wave とのジョイントライブ以来、実に6年半ぶりの「チッコソウマと仲間たち」による沖縄ライブが実現しました。今回はどのようなメンバーを率いてくるかは、来てからのお楽しみということで、 とりあえず沖縄在住の皆さんにはぜひ参加をご検討いただきたい。断然オススメですよ。 今更ですが、チッコさんのプロフィールなど、こちら↓でご確認ください。 Funckyドラマーチッコソウマの公式サイト ********** 火曜日に、ばね指の手術無事終わりました。 抜糸の必要の無い小切開手術という方法で、3分で済む簡単な手術だということでしたが、もちろん準備はそれなりに必要で、点滴や手の洗浄などに1時間ほど費やして、いよいよ手術ですけど、手術室に入る前に麻酔注射があって、これが痛いのなんのって。ねえあなた、そりゃあ今まで受けた注射で最も痛かったと断言できますよ。 骨の髄まで届いているかと思うほど、深く針を刺したんじゃないでしょうか。 で、手術室まで歩いてベッドに横になり、いよいよ手術開始。局部麻酔が効いているので、何をされているのかはよくわからないけれど、どうやら始まったようだ。・・・と思ったら「はい終わりましたよ」ですって。 これ、3分かかっていないよ、たぶん。 この日はぐるぐる巻きの包帯をして帰り、翌朝包帯をとってもらいに再受診すると、「どうでしたか手術は」と医師が聞くので、あまりに早くて驚いた旨伝えると、大変得意げに「秒で終わりましたよね」ですって。そうかもしれない。断言はできないけれど、たしかに1分かかっていないかもしれない。その意味においては、秒だったんでしょうかね。 医師は相当自慢したいようで、「透析室の皆さんに宣伝しておいてください」という意味のことを言っていました。 ↑以前のように、ちゃんと曲がります。 ********** 先週に引き続き、若き日のティナ・ターナーの歌声を聴きましょうね。 “My Everything to Me” by Ike & Tina Turner 1963 ********** 5月27日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. 小さな悪魔 (ニール・セダカ) 2. 愛するハーモニー 3. Your Song (以上、ニュー・シーカーズ) 4. Statesboro Blues (The Altman Brothers band) 5. Rock around the Clock (ビル・ヘイリーとコメッツ) 6. すべては風の中に (Kansas) 7. More Than You Know (Carmen McRae) 8. Desire 9. My Everything to Me (以上、アイク&ティナ・ターナー) 10. ハロー・メリー・ルー (リッキー・ネルソン) リクエスト曲は、5.酋長Kobaさん。6.座波ソーメンさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.&10.はカレンダーが今年と同じだった1961年5月27日付 Cash Box の Top Singles 11位と10位にランクインしていたお馴染みの2曲を。2.&3.はこの日がニュー・シーカーズ立ち上げメンバーの一人、マーティ・クリスチャンの誕生日(1947.5.27生,76歳)で。4.はこの日がグレッグ・オールマンの命日(2017.5.27,没,享年69)で。7.「今月の歌」カーメン・マクレエの Live at Dug より。8.&9.は5/24に亡くなったティナ・ターナーを偲んで。1963年の名盤 Don’t Play Me Cheap より。 以上、お聴きいただきありがとうございます。次回もよろしく。
2023.06.02
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“Love Letters” by Ike and Tina Turner 1963 ティナ・ターナーさん亡くなりましたね。83歳でした。 ご冥福をお祈りします。 アイク&ティナ・ターナーの時代の “Don’t Play Me Cheap” というアルバムがうちにあるんですが、この中の “Love Letters” は何度も聴き返してしまいます。あのスタンダードナンバーが、珠玉のロッカバラードに仕上がっていますよね。 若き日のティナ・ターナーの歌声、聴いてください。 “Love Letters” by Ike and Tina Turner 1963 ********** また手術です。 でも、安心してください。ばね指ですから。 などと、ふざけている場合ではありませんね。一応手術なんですから。 左手の親指がカクンカクンとなって、変な感じだなあと思っていたら、そのうちにカクンとなるたびに痛みが出てきました。 はじめのうちは第一関節だけだった症状が第二関節にも表れて、普段は普通に曲げ伸ばしができた関節が、曲げ伸ばしのたびに痛むので、これは結構厄介なことになってきたぞと思っていたら、早速息子がネットで調べてくれて、症状からすると「ばね指」とのこと。簡単に言えば「ばね指」は、すなわち「指の腱鞘炎」だそうです。 周囲のいろんな人たちの話を聞いたりネット検索などして総合的な判断をくだし、整形外科を受診しました。 通っている透析クリニックに紹介してもらった整形外科の医師は、随分慣れた様子で、ばね指について早口に説明すると、注射と手術とどちらが良いかと尋ねるので、咄嗟に「手術でお願いします」と答えてしまいました。なにしろ、抜糸の必要の無い小切開手術という方法で、3分で済む簡単な手術だということですから。 手術は来週の火曜日。結果はまた後日お知らせします。 本来なら右のように大きく反らすことができるはずなのに、とても痛くてできません。 ********** 5月20日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. 若葉のころ 2. Lamplight (以上、ビー・ジーズ) 3. Light My Fire (The Doors) 4. Only You [1955 Mercury Record Version] 5. Only You [1954 Federal Record Version] (以上、プラターズ) 6. More Than You Know (Tony Bennet) 7. Honey Bee (Stevie Ray Vaughan) 8. Honey Bee (The Darts) 9. Our Day Will Come (Cher) 10. 雨に消えた初恋 (カウシルズ) リクエスト曲は、4.酋長Kobaさん。ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.&2.は5月に入ったら原題が “The First of May” の1.をかけることになっていたのに、ずっと忘れていてようやくこの日かけられたのと、ちょうどこの日が2.でリードヴォーカルだったロビン・ギブの命日(2012.5.20,没,享年62)で。3.この日がドアーズのキーボード奏者レイ・マンザレクの命日(2013.5.20,没,享年74)で。4.&5.は本日の聴き比べ。6.は「今月の歌」でトニー・ベネットはヴァーズ付きで歌っています。7.&8.この日が国連の制定した「世界ミツバチの日 (World Bee Day)」で、タイトルが “Honey Bee” の曲の中からこの2曲を選びました。9.はこの日がシェールの誕生日(1946.5.20生,77歳)で。10.はこの日がカウシルズのスーザン・カウシルの誕生日(1959.5.20生,64歳)で。 以上、全10曲をお届けいたしました。次回もよろしく。
2023.05.26
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“Thank You (For Loving Me All the Way)” by Little Stevie Wonder 1964 5/13 はスティービー・ワンダーの誕生日でした。1950年生まれなので計算しやすい。73歳になりました。 まだリトル・スティービー・ワンダーと呼ばれていた頃の彼の歌を聴き返してみれば、なるほどまだ子供の声には違いないが、その歌唱力にはただただ圧倒されてしまう。 シングル盤では、名義にまだその「リトル」が付いていた13歳のとき、“With a Song in My Heart” というスタンダードナンバーばかりを歌ったアルバムを出したのだけれど、その際初めて名義の頭の「リトル」を取って、スティービー・ワンダーとしたということだが、歌いっぷりだけで判断するなら、デビューからすでにリトルは要らなかったと言うべきか。 殊に上記のアルバムで歌うスタンダードナンバーの数々は、曲の歌詞をきちんと理解できていなければああいう歌い方はできないだろうと思う。時折聴きたくなるアルバムだ。 で、もう一度「リトル」に戻るが、リトル・スティービー・ワンダー名義最後のシングル盤 “Castles in the Sand” のB面の曲 “Thank You (For Loving Me All the Way)” をぜひ聴いていただきたい。 “Thank You (For Loving Me All the Way)” by Little Stevie Wonder 1964 こういうタイプのポップチューンを歌うリトル・スティービー・ワンダーも結構素敵だと思いませんか。 ********** この日(5/13)、夜は久しぶりに那覇の「寓話」で叩かせていただきました。 コロナ以来行っていなかったので、3年以上経っているでしょうか。みなさんお元気なようで良かったです。 恵茂さん、朝秋さん、ブンちゃん、オリエさん、そしてママさん、お世話になりました。 近いうちまた伺います。 ********** 5月13日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. On the Sunny Side of the Street 2. Thank You (For Loving Me All the Way) (以上、スティービー・ワンダー) 3. 恋のダウンタウン (ぺトゥラ・クラーク) 4. Vincent (Starry, Starry Night) (ドン・マクリーン) 5. Smoke Gets in Your Eyes (The Nat King Cole Trio) 6. More Than You Know (Billie Holiday) 7. Sentimental Journey 8. Day by Day (以上、Doris Day with Les Brown Orchestra) 9. Sad Boy 10. Pretty Little Angel 11. A Place in the Sun (以上、スティービー・ワンダー) リクエスト曲は、3.座波ソーメンさん。4.ウィンカー・ダッソーネさん。5.酋長Kobaさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.&2.と9.~11.はこの日がスティービー・ワンダーの誕生日(1950.5.13生,73歳)で。因みに2.&10.はリトル・スティービー・ワンダー(Little Stevie Wonder)名義。6.は「今月の歌」。ビリー・ホリデイ版は極めつけかと。7.&8.この日がドリス・デイの命日(2019.5.13,没,享年97)で。 以上、全11曲をお届けいたしました。次回もよろしく。
2023.05.19
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“Little Town Flirt (街角のプレイガール)” by Del Shannon 1962 いつかやらなくてはと思っていた企画、ついに実行してしまいました。 そうです。邦題に「街角」の入っているデル・シャノンの曲、全部ラジオでかけてしまいました。・・・とは言っても『悲しき街角』だけは4/22にかけたので、残りの6曲オンエア順に並べると『花咲く街角』『さらば街角』『恋する街角』『涙の街角』『さすらいの街角』『街角のプレイガール』ですけどね。 改めて全7曲を発売順に並べると以下のようになります。 (1)『悲しき街角 Runaway (1961)』 (2)『花咲く街角 Hats off to Larry (1961)』 (3)『さらば街角 So Long, Baby (1961)』 (4)『街角のプレイガール Little Town Flirt (1962)』 (5)『恋する街角 Give Her Lots of Lovin’ (1964)』 (6)『さすらいの街角 Stranger in Town (1965)』 (7)『涙の街角 Never Thought I Could (1966)』 もう1つ、1967年の『悲しき街角’67』というのがありますが、あえてこの中には入れませんでした。 (6)の『さすらいの街角』は、’67年に再発された時には『街角のストレンジャー』の邦題がつけられました。 「悲しき」「恋する」「涙の」は、カヴァーものの邦題に限らず戦後大衆音楽のタイトルでは定番と言えるでしょうが、これらは上の7つに全て入っていて、様々な街角もさすがに『涙の街角』まで来てしまうともう出尽くした感は否めませんね。実際、デル・シャノンのヒット曲も(6)ぐらいまでで、ストップしてしまいました。 今日はあまり曲の内容など書く時間がありませんので、また個々に書く機会に譲るとして、上の中で僕の好きな「街角曲」を1曲だけ挙げるとしたら、『街角のプレイガール』ですかね。あ、『花咲く街角』も好きだったなぁ。’64年以降の(5)や(7)もリバプール・サウンドの影響をもろに受けていて、なかなか楽しい曲ですよね。結局、全部嫌いではないっていう感じですかね。 『街角のプレイガール』ですが、原題の “Little Town Flirt” を見事に訳した最優秀邦題に認定してもよろしいのではないでしょうか。flirt は辞典には「浮気女」みたいな訳が出ているけれど、「プレイガール」としたのは秀逸で、この辺はさすがに漣健児先生だ。しかも、ちゃんと town も入っていて、『街角のプレイガール』はぴったりですね。 聴いてみましょう。 “Little Town Flirt (街角のプレイガール)” by Del Shannon 1962 以前は、デル・シャノンはこれしか持っていませんでしたが、今は随分増えました。 でも、31曲あれば十分とも言えるでしょう。 ********** 5月6日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. 花咲く街角 2. さらば街角 3. 恋する街角 4. 涙の街角 (以上、デル・シャノン) 5. Here, There and Everywhere (Emmylou Harris) 6. 雨に微笑みを (ニール・セダカ) 7. More Than You Know (Dr. John) 8. チャーリー・クリスチャンに捧ぐ (バーニー・ケッセル) 9. 風に吹かれて (マレーネ・ディートリッヒ) 10. さすらいの街角 11. 街角のプレイガール (以上、デル・シャノン) リクエスト曲は、5.酋長Kobaさん。6.尻焼原人さん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.~4.と10.&11.はデル・シャノンの「街角」シリーズ。邦題に「街角」の付いた全曲(4/22にオンエアーした『悲しき街角』を除く)をお届けしました。7.は「今月の歌」。8.この日がバーニー・ケッセルの命日(2004.5.6,没,享年80)で。9.この日がマレーネ・ディートリッヒの命日(1992.5.6,没,享年90)で。 以上、全11曲をお届けいたしました。次回もよろしく。
2023.05.12
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“Runaway(悲しき街角)” by Del Shannon 1961 1961年4月22日付 Cash Box Top Singles #1 がデル・シャノンの『悲しき街角(Run Away)』だった。Billboard Hot 100 でも4月下旬から4週連続1位になる大ヒットを記録した。 これに漣健児が日本語の歌詞をつけて飯田久彦が歌い、日本でも大ヒット。オリジナルも同時にヒットして、ここに「街角男」は誕生した。 そもそも “Runaway” という原題がなぜ『悲しき街角』かといえば、これはなかなかよくできたタイトルであって、歌詞の内容とさほど乖離していないのだ。 この歌詞に出てくるこの男、歩きながら考える。「あんなに強い愛だったのに、一体何がいけなかったのか」と。そして「まだ心の未熟な頃に一緒にしてきたこと」に思いを巡らす。 つまり、今は別れてしまった彼女のことを考えながら歩いているんですね。そしてメジャーに転調してからあの印象的な雨のシーン。 ♪ I’m walkin’ in the rain, 雨の中を歩いている Tears are fallin’ and I feel the pain, 涙が流れ心は痛む Wishin’ you were here by me, 願わくば君がそばに来て To end this misery この惨めさに終止符を打たんことを ここを漣健児訳だとこうなる。 「♪ どうしてあの娘(こ)と 逢えないのだろう どこにいてさえ さがしてるんだ」 雨の中を歩いてはいないけれど、この男の心情はきちんと語られている。 では、なぜ漣訳では冒頭でいきなり「♪ 街角で別れた あの子は今どこにいる」と「街角」が出て来たのか考えてみた。 好きだった女の子と別れて一人歩くこの男、雨の中一体どこを歩いているのだろうか。 山道とか田舎の小径なんかじゃないですよね。やっぱり街角と呼べるような所でしょ。 大都会でなくても小さな都市でいいから、賑やかな商店街があって、路地裏には子供達が遊んでいるような、そう、僕がちょうどこの歌の流行った頃に住んでいたような街の、角を曲がると映画館のある通りがあって、斜め前には駄菓子屋があるような、どうしてもそんな景色が頭に浮かんでくる。そういう所。 あるいは1961年の東京ならどこでもいい。あ、無論街角のあるような都市部の話です。三多摩はちょっと違うでしょうか。できれば銀座や青山、神谷町とか六本木、西麻布とか、電停のあるどころがいいかな。 もしや、電停がわからないとか。辞書で調べてください。 話が逸れました。そう、やっぱり別れたのは「街角」なんですよ。だから「悲しき街角」は、実にこのオリジナルの男にとって、まさにふさわしい邦題と言えるのではないでしょうか。 そして最後の方の、「♪ why she ran away, なぜ去ってしまったのか」 ~「♪ My little Runaway 僕の可愛い逃亡娘」に関しても、「今はどこにいるの」と、未練タラタラな男の胸の内を歌っているのが、くどいくらいだけれどリズミカルで何故かとても良い。 さて、この『悲しき街角』のヒットに気を良くした漣健児さん、デル・シャノンのその後の曲のタイトルにやたらと「街角」を付けた。そのうちの何曲かは結構ヒットして、特に僕は『街角のプレイガール』が好きですね。 どんな曲かって、そりゃあ来週のラジオ(5/6)を聴けばわかるってえもんよ。つまり5月6日には「街角特集」をやりますから。 じゃあ、今日はあまりにも有名なあの『悲しき街角』聴いてみましょうか。 “Runaway(悲しき街角)” by Del Shannon 1961 ********** 庭に10年以上前に苗をいただいて植えたピタンガがあるんですが、なんと、今年初めて実を付けました。ピタンガはちょっと変わった味なので、慣れるまではたくさん食べられませんでしたが、慣れたらそれなりに結構イケます。 うちのピタンガはどんなかと言いますと、実はまだ食べていません。家族の話では、癖がなくて食べやすいとのこと。とにかく鳥との争奪戦になるので、いつ食べられるかわかりませんが、楽しみです。 ********** 4月22日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. 悲しき街角 (デル・シャノン) 2. Hold Me, Thrill Me, Kiss Me (Mel Carter) 3. 誇り高き男 (The Three Suns) 4. 私の心はパパのもの (マリリン・モンロー) 5. Heartaches (Harry James Orchestra with Marion Morgan) 6. Blue Moon (Bob Dylan) 7. Moonlight Serenade (小野リサ) 8. Earth Anthem (The Turtles) 9. Earth Song (Mary Hopkin) 10. Earth Angel (The Penguins) リクエスト曲は、7.酋長Kobaさん。ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.は1961年の4月22日付 Cash Box Top Singles #1 の曲。ここから「街角男」は始まった。2.はこの日がメル・カーターの誕生日(1939.4.22生,84歳)で。3.~5.このところテレビで放映された映画にまつわる曲。5.はジャッキー・ロビンソン・デーの翌々日(4/17)に “42~世界を変えた男” が放映されたので、1942年の4月15日から22日にかけて全米でヒットしていた (#1になった) 曲を。6.は今月の歌『ブルー・ムーン』をボブ・ディラン節で。7.~10.はこの日がアース・デイだったので、Earth にまつわる曲を。 以上です。次回もよろしく。
2023.04.28
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“Let Your Conscience Be Your Guide” by Marvin Gaye 1961 坂本龍一氏ついに逝ってしまいましたね。 亡くなる直前まで様々なメッセージを発信していたのには頭が下がります。ご冥福をお祈りします。 ********** 年度替わりにいつも思うこと。 1. 小学校の入学式に雪が降った これは、以前にも書いたけど、僕が当時住んでいたのが長野県東部だったから。今から思えばこの日は多分上雪(かみゆき)が降ったのだろう。上雪とは、南岸低気圧の影響で関東地方を中心に降る雪のことで、通常2~3月に多い。時には4月にも降ることがある。 この頃の入学式は4月1日で、母は着物の上に羽織を着て唐傘を差し僕の手を引いた。僕は保育園にも幼稚園にも行けない激しい人見知りだったので、その時の緊張感は今でも記憶にある。 教室に入ると、黒板に花とか動物か何かの絵がチョークで描かれていたが、何の絵だったろうか。思い出せないし、それ以降の記憶もない。ただ、講堂で撮ったクラスの集合写真は残っていて、その時に焚いたマグネシウムのフラッシュ音が異様に大きく、ほとんどスズメ脅しのカーバイトの爆発音みたいだったのは覚えている。爆発の瞬間に完全に目をつぶってしまった者もいた。 極度の人見知りも、この日から無くなった。 2.なぜ日本ばかりが4月なのか。 入学式や入社式が4月なので、欧米に留学したり留学生を受け入れる際に色々と苦労があったようだ。近頃ではその辺は柔軟に対応する例が多くなったようだが、敗戦後すぐにGHQは9月入学を決めてしまえば良かったのにね。その方が国際的にも色々便利でもあるし、夏休みが終わって新たな学年が始まるという流れの方が、火照った頭が徐々に冷めて勉学に励むのに適している気がするし、自然のように思える。 でも、本来明治時代に学制が確立するまでは9月入学を採用していたらしい。が、国の会計年度末を3月、年度替わりを4月に決めて、それに合わせて学校も4月入学になったとのこと。なんだか残念な気がする。 ********** 4/1はマーヴィン・ゲイの命日でした。若き日の歌声↓をどうぞ。 “Let Your Conscience Be Your Guide” by Marvin Gaye 1961 ↓今年もこんな感じで咲きました。春ウコン。 ********** 4月1日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. April Love (Pat Boone) 2. The April Fools (Dionne Warwick) 3. Let Your Conscience Be Your Guide (Marvin Gaye) 4. 好きさ好きさ好きさ (カーナビーツ) 5. The Diary (Little Anthony & The Imperials) 6. Blue Moon (The Marcels) 7. Dedicated to the One I Love (シレルズ) 8. Dedicated to the One I Love (ママズ&パパス)#2 9. Penny Lane (ビートルズ)#4 10. Happy Together (タートルズ)#1 11. 見つめ合う恋 (ハーマンズ・ハーミッツ)#3 リクエスト曲は、5.酋長Kobaさん。ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.は毎年恒例4月第1曲目の『四月の恋』。続けて今年は4月1日に当たったので、バカラックの2.もね。3.はこの日がマービン・ゲイの命日(1984.4.1没,享年44)で。4.はこの日がアイ高野の命日(2006.4.1.没,享年55)で。6.&7.は今年とカレンダーが同じ1961年の4月1日付 Cash Box Top Singles #1と #2 の曲。7.~11.はやはり今年とカレンダーが同じ1967年の4月1日付 Cash Box Top Singles の上位4曲(#が順位)。因みに8.は7.の6年後のカヴァーで、偶然にも同じ4月1日にチャートの2位になっていたんです。こんなこともあるんですね。 以上、次回もよろしく。
2023.04.06
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“Slaughter on Tenth Avenue” by The Ventures 1965 左肩の脂肪腫除去手術から2ヶ月後の今月23日、皮膚科で経過観察をしてもらい、正式に治療が終了となりました。 その際、主治医の先生から「はい、今日で皮膚科卒業です」と言われたので、僕も調子に乗って、ちょうど卒業式シーズンの折から「では、今日は卒業式ですね」と返したら、看護師や研修医には結構ウケましたが、特に面白い冗談でもなかったなあと、少し反省。 おかげさまで、とりあえず今のところ経過は順調で、良かったです。 「卒業」といえば、小学校の卒業の頃と中学校の卒業の頃によく聴いていた曲ってどんなんだったかしらと、いろいろ思い出してみた。 小学校卒業の頃といえば、1962年の3月。いわゆるカヴァーポップス最盛期で、テレビの歌番組に坂本九、飯田久彦、パラキン、ザ・ピーナッツ、伊東ゆかり、中尾ミエ、弘田三枝子なんかがよく出ていて、本当に楽しかったなあ。もちろんラジオでオリジナルを聴くのも好きだった。 それが、1965年3月の中学卒業時になるとカヴァーポップスはすでに廃れ始めていて、ラジオやレコードでオリジナルを聴く時代に入っていた。 特にビートルズとベンチャーズはレコードも何枚かかって、文字通り擦り切れるほど聴いたものです。 ベンチャーズの中では今聴いてもそのアレンジの素晴らしさから、『10番街の殺人』が群を抜いていますね。 イントロのドラムやサビのオルガン、さらに最後は転調までして、この曲以外にベンチャーズでここまで凝ったアレンジの曲は知りません。 ↑庭の蕃茉莉(バンマツリ)の花が真っ盛りで、いい匂いがしています。今年は花の数も増えた感じがします。 ********** 3月25日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. 10番街の殺人 (ベンチャーズ) 2. 太陽を探せ (デル・シャノン) 3. No Reply (ビートルズ) 4. ナポリは恋人 (ジリオラ・チンクエッティ) 5. 君に夢中 (Little Anthony & The Imperials) 6. Da Doo Ron Ron (クリスタルズ) 7. 花咲く街角 (坂本九) 8. 電話でキッス (ダニー飯田とパラダイスキング) 9. ふりむかないで (ザ・ピーナッツ) 10. ルイジアナ・ママ (飯田久彦) 11. 悲しき片想い (弘田三枝子) 12. Love Me Tender (Albert King) リクエスト曲は、5.酋長Kobaさん。6.座波ソーメンさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.~4.は僕が中学卒業の頃によく聴いていた曲。7.~11.は僕が小学校卒業当時によく聴いていた曲で、特にカヴァーポップスの中から選曲。9.だけは作詞:岩谷時子,作曲:宮川泰の、歴とした和製ポップス。12.は「今月の歌」でした。 以上、次回もよろしく。
2023.03.29
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“Today” by The New Christy Minstrels 1964 2011.3.11 は、もはや「さんいちいち」とか「さん、(←てん)いちいち」という呼び方が定着した感がありますね。 あれからもう12年が経ったとは。当時は「東日本大震災」という言い方もまだしていなかった。何て呼んでいたかしら。 12年前に、僕はニュー・クリスティ・ミンストレルズの “Today” を訳してこの日記に書いたので、もう一度読み返してみた。(2011.4.14の日記) そして、またじっくりこの歌↓を聴いてみた。音は良くないけれどライブも。 “Today” by The New Christy Minstrels 1964 “Today [live]” by The New Christy Minstrels 1964 ところで、政府は今の石油・天然ガス高騰に乗じて、60年超の原発運転容認を勝手に決めてしまいましたね。 ひどいもんです。もう忘れてしまったんでしょうかね。福島を。再生可能エネルギーの普及に本気で取り組む様子もなく、いきなり原発とは。本当に呆れてしまいます。 汚染水を海に流したり、最終処分場の問題を先送りにし、このまま地球が壊れてゆくのを後押しするような政策をとっていると、子や孫の世代が本当にこの惑星には住めなくなってしまうのではないか。実に心配です。 ********** 日曜日 (3/12) 久しぶりに浦添の Groove に行ってきました。 このライブハウスはとても好きな場所でしたが、実に約6年ぶりでした。 今回は、ギターの丈一くんとオーナーでベース弾きのガチャピンさんのデュオで、「日曜午後のジャズ」と銘打って昼間のライブでした。 ガットギター (エレガット) とウッドベースでしたから、騒がしくもなく、ゆったりと午後のひと時を過ごさせてもらいました。 選曲もなかなか良かったですよ。また行きたくなりました。 ********** 3月11日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Love Me Tender (エルビス・プレスリー) 2. 銀河鉄道999 (ゴダイゴ) 3. E.S.P (Miles Davis Quintet) 4. I Feel the Earth Move (キャロル・キング) 5. Take Me Home Country Roads (John Denver) 6. この胸のときめきを (ダスティ・スプリングフィールド) 7. 天使の兵隊 (オリジナル・キャスト) 8. ラヴミーテンダー (R.C. サクセション) 9. Today (ニュー・クリスティ・ミンストレルズ) リクエスト曲は、4.ウィンカー・ダッソーネさん。5.座波ソーメンさん。6.酋長Kobaさん。7.ミスター・コーラさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.&8.は「今月の歌」。2.は先月亡くなった松本零士氏を偲んで。3.は先日亡くなったウェイン・ショーター氏を偲んで。9.は12年前のこの日(2011.3.11)に「今日という日を大切に生きよう」と誓ったことを忘れないように、今年もじっくりこの歌を聴きました。 以上です。次回もよろしく。
2023.03.15
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“This Guy’s in Love with You” by Herb Alpert & The Tijuana Brass 1968 2月8日、今度はバート・バカラック氏が亡くなりました。享年94は立派ですね。ただ、いくら長生きだったといっても、改めて、いなくなってしまったと思うと寂しいなあ。 ハーブ・アルパートとティファナ・ブラスでヒットした『ディス・ガイ (This Guy’s in Love with You)』を耳にした頃から、作曲家バート・バカラックの名前も意識するようになったんじゃなかったかしら。 そこから遡ると、アレサ・フランクリンの『小さな願い(I Say a Little Prayer)』(←オリジナルはディオンヌ・ワーウィック) もビートルズの『ベイビー・イッツ・ユー』(←オリジナルはシュレルズ) も『何かいいことないか子猫チャン』~『007カジノロワイヤル』あたりの一連の映画音楽がバカラックだったと知り、その後は「明日に向かって撃て」で使われた B.J.Thomas の『雨に濡れても』やカーペンターズの『遥かなる影』と続々ヒットが生まれたので、世界的大作曲家であるとわかったわけだ。 Bacharach は「バチラッチ」みたいに読まれたりしたこともあって、当初は色々混乱もあったのは情報の少なかった時代ゆえのことで、似たようなことはよくあったっけ。ボブ・ディランをボブ・ダイランとかね。 本当に偉大で有名だったから、いろんな人がたくさん書いているでしょう。僕はこれ以上書かなくていいですね。 ご冥福をお祈りします。 やはりこれでしょうか↓ “This Guy’s in Love with You” by Herb Alpert & The Tijuana Brass 1968 ********** 桜耳になって帰ってきた外猫。すっかり元気になった。 ********** 2月11日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Baby It’s You (The Beatles) 2. コーヒー・デート (飯田久彦) 3. Mugmates (エディ・ホッジス) 4. Hushabye (ビーチボーイズ) 5. 花のささやき (ウィルマ・ゴイク) 6. スター・ダスト (ホーギー・カーマイケル) 7. アーサーのテーマ (クリストファー・クロス) 8.This Guy’s in Love with You (バート・バカラック) 9. 遥かなる影 10. Johnny Angel (以上、カーペンターズ) 11. ジョニー・エンジェル (森山加代子) リクエスト曲は、5.座波ソーメンさん。6.酋長Kobaさん。7.信州そばさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.と7.~9.は2/8に亡くなったバート・バカラックの追悼で。2.&3.は本日の聴き比べ。4.は、先月の「今月の歌」でかけられなかった分。10.&11.は「今月の歌」。先週の分も合わせて。 以上。次回もよろしく。
2023.02.17
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“Turn! Turn! Turn!” by The Byrds 1965 今度は、デビッド・クロスビー (David Crosby) そして鮎川誠と、立て続けにミュージシャンの死亡のニュースが伝えられ、時代が急ぎ足で過ぎて行く感じがしています。 バーズを始めた頃のデビッド・クロスビー、まだ20代の中頃で若かったなあ。でも、ウッドストックに出た頃はもうずいぶんおじさんっぽくなっていたなあ。とにかくあの髭が特徴だったからね。 シーナ&ロケッツは特に好んで聴いたバンドではなかったけれど、鮎川誠は結構かっこいいやつだった。博多から出てきたバンドの先駆者のような存在だったっけ。 お二人のご冥福をお祈りします。 ********** 無事脂肪腫の除去手術を終え、丸1週間の入院生活を経て、1/31帰宅いたしましいた。 退院の日を迎えた一昨日は終日雲ひとつない快晴で、気分も実に晴れやかに帰宅できたことは、ことのほか嬉しかったですね。 前回同様、庭から見上げた空が青くきれいだったので、また写真を撮ってしまいました。昼の月が見えるでしょうか。 こんな風に見上げる昼の月もいいもんだと、ため息つきながらの撮影。 初期のバーズは今でも本当に好きだなあ。 “Turn! Turn! Turn!” by The Byrds 1965 ********** 1月21日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。 また、この日はゲストに「まぁきぃととおるの独演会」のお二人 (ヴォーカルのまぁきぃさんとギターのとおるくんの二人組ユニット) が来てくださいました。ライブの告知とリクエスト曲及びそれにまつわるお話をしてもらい、ほんの少しですけど、演奏も披露していただきました。時間が足りませんでしたので、急遽次回 (2/4) も出演してもらうことになりました。どうぞお楽しみに。1. To Be Loved (Jackie Wilson) 2. Somebody Else Is Taking My Place (Peggy Lee) 3. I Who Have Nothing (Shirley Bassey) 4. The Stumble (Freddie King) 5. The Stumble 6. Good-bye Pork Pie Hat (以上、ジェフ・ベック) 7. True Colors (Cyndi Lauper) リクエスト曲は、3.酋長Kobaさん。4.&5.座波ソーメンさん。6.とおるくん。7.まぁきぃさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.はこの日がジャッキー・ウィルソンの命日(1984.1.21没,享年49)で。2.はこの日がペギー・リーの命日(2002.1.21没,81歳)で。4.&5.は本日の聴き比べ。6.は、とおるくんとギターとの本格的出逢いのきっかけの曲。7.は、まぁきぃちゃんの影響を受けたヴォーカルの1曲。 以上。次回もよろしく。
2023.02.03
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“I’ve Been Loving You Too Long (愛しすぎて)” by Otis Redding 1965 オーティス・レディングのアルバムで一番好きなのは何と言っても『オーティス・ブルー(Otis Blue/Otis Redding Sings Soul)』です。 英語のタイトルで、スラッシュ(/) の次に “Otis Redding Sings Soul” とわざわざ謳っているのは、ちょうどこの時期 (1965年) が「リズム・アンド・ブルース」を「ソウル・ミュージック」と呼び始めるようになった頃だからのようですが、実は僕らがオーティスをちゃんと聴くようになったのは彼の没後で、65年といえば、専らビートルズやベンチャーズばかり聴いていたものです。 オーティスをはっきり認識したのは、ちょうど彼が亡くなった直後のラジオ関西の電リクでのこと。これについては随分前に書いたので、今ここでは繰り返しませんが、忘れられない出来事でした。(2016.12.16の日記を参照) 数えてみたら、あれから55年。つまり今年の12月10日はオーティスの没後55周年だったんだ。 10日はちょうど土曜日だったので、ラジオではちょっと多めにオーティスをかけようかと思ったんですが、彼の歌を流す頻度は高いので、ちょっと凝ったつもりで、まずリクエストをもらった『アイヴ・ゴット・ドリームズ・トゥー・リメンバー』、同じくリクエストでストーンズのカヴァーの『サティスファクション』を、次にストーンズがカヴァーした『愛しすぎて(I’ve Been Loving You Too Long)』を、そのあとアレサ・フランクリンの『リスペクト』を、そしてカーラ・トーマスとデュエットで歌った『ブリング・イット・オン・ホーム・トゥー・ミー』をと、5曲プチ特集してみました。 ここで一つ気になったのが、ローリングストーンズの “I’ve Been Loving You Too Long” で、ストーンズはこれを66年に出た最初のライブ盤 (Got Live If You Want It!) に収録しているけれど、スタジオ録音盤はあるのだろうかということ。ライブ盤は、レコードも持っていたしCDも持っている。これ以外のスタジオ録音盤の存在は確認できていない。 しかしながら、皆さん、騙されてはいけませんよ。実はこの曲、ライブでの音をそのまま録音しているのではなく、スタジオ録音したものに観客の声を重ねたものだということで、僕らは完全に騙されていたっていうわけです。 アルバムの中では、これと “Fortune Teller” が「スタジオ録音へのオーヴァーダビング」と、Wikipediaさんもおっしゃっています。 そんなわけで、この時代、当然のことながら YouTube にはありましたよ。後から付け足した観客の歓声を消して、すっきりとした音源に戻したものが3つほど。音の専門家にしてみれば、後から付け足した観客の声を消すぐらい、簡単なことなのかもしれませんね。 恋をしすぎた1 、 恋をしすぎた2、 恋をしすぎた3 「オーティス・ブルー」の中でも名曲の誉高い『愛しすぎて』はストーンズがカヴァーした時の邦題が『恋をしすぎた』になっているけれど、「恋をしすぎた」という表現は恋をした回数のことに聞こえませんか。 原題からするとやはりここは『愛しすぎて』に軍配が上がるのは仕方ないでしょうね。 オーティスの “Satisfaction” に対して、ストーンズが “I’ve Been Loving You Too Long” でお返しをしたというのはいい話ですよね。やっぱ。 “I’ve Been Loving You Too Long (愛しすぎて)” by Otis Redding 1965 ********** 12月10日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. White Christmas (ダーレーン・ラブ) 2. Woman Is the Nigger of the World (Plastic Ono Band) 3. Many Rivers to Cross (Nilsson) 4. I’ve Got Dreams to Remember 5. Satisfaction (以上、Otis Redding) 6. I’ve Been Loving You Too Long (ローリング・ストーンズ) 7. リスペクト (アレサ・フランクリン) 8. Bring It on Home to Me (Carla Thomas & Otis Redding) 9. Baby, It’s Cold Outside (エラ・フィッツジェラルド&ルイス・ジョーダン) 10. Only You (John Lennon) リクエスト曲は、3.疑惑さん。4.酋長Kobaさん。5.座波ソーメンさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.はフィル・スペクターのクリスマスアルバムより、ダーレーン・ラブのホワイトクリスマス!2.&3.と10.はジョン・レノンの命日(12/8)に一番近い日だったので。4.~8.はこの日がオーティス・レディングの命日(1967.12.10没,享年26)で。9.は「今月の歌」『外は寒いよ』。 以上、次回もよろしく。
2022.12.16
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“All Because I Love Somebody” by Barbara English 1965 毎年やってくる12月8日ですが、今年は朝から大きな病院で MRI 検査を受けて来ました。 なんのための検査かというと、僕の左肩にかなり大きなコブがあって、もう20年ほど (実はいつからあるかよく覚えていない) 肩に乗っけたままで、痛みもなく熱を持ったりすることもないんですが、いろいろ気になりだすと邪魔に感じることも多いんですよね。 近頃やたらと鬱陶しくなり、そろそろ取っちゃいたいなあと思って、先日皮膚科に診てもらったところ、担当医はコブを見るなり、わっ、ずいぶん大きいですねと、驚いていました。外から見ただけでなんとも言えないが、良性の腫瘍でしょうかとのこと。一応どういうものか、骨との関係もあるので、きちんと調べてから取ったほうが良いということになって、検査を受けたんです。 あの MRI というやつ、初めてかと思ったんですが、もしかすると以前、透析に入る前に一度やったことがあったっけかなあなどと思いながら、狭いトンネルに入ってじっと我慢すること約40分。 そういえば12月8日だなあと、あれこれ考えてたりするんだけど、やたらと機械音がうるさいので思考は途切れるし、その一定間隔で鳴る音に合わせて歌でも歌おうとは思っても、拍数が11とか、とても合わせて歌える歌なんて思い浮かばないし、工事現場の土をならすやつの早打ちみたいで、参ったなあという感じ。 それで、検査の結果ですが、今月の20日にならないとわからないんですよね。これは、病院側の都合でこの日まで予約がいっぱいということのようで、あらかじめちょっと間が空いて申し訳ないがよろしくと言われていたので、仕方ありません。手術がいつになるかなど、決まったらまた報告します。 もう2週間近く経ってしまいましたが、11/26(土)と翌11/27(日)の二日連続で、テレビ画面にピースマークのペンダントが映し出され、なんだかちょっと嬉しくなってしまいました。 一つ目は「声は届くのか~秘蔵フィルムが映し出す 1969 新宿西口地下広場~」で大木晴子さんが、二つ目が「サンデーモーニング」のサヘル・ローズさんが着けていました。 60年代の後半に、ピースマークのバッジを付けたり、ペンダントをちょいと首からぶら下げているだけで、反戦平和を訴えている証となって、一部の若者の間で支持されていましたよね。 実は僕も同じようなペンダントをよくぶら下げていたので、とても親近感を覚えたわけですが、でも、あれから50年以上が過ぎて、今まさにウクライナでは戦争中。そしてわが国では防衛力増強の名の下に、着々と戦争の準備に入っているという状況で、このまま放ってはおけないと思うわけです。このままだと、本当に戦争になってしまうかもしれませんからね。 特に、若い人たちには、戦争をしないようにする方法を考えてもらいたい。敵基地攻撃能力のことを考える前に、全世界同時武装解除の方法を考えてもらいたい。 今ちゃんと考えないと、いつか誰かが核のボタンを押してしまったりしたら、地球は終わりでしょ。どこかの国が攻めてきそうだからと、着たくもない軍服を着せられたりすることになってしまうかもしれないでしょ。 全体主義や国家主義が正しいと思っている人は少ないとは思うけれど、僕らの国は今ひたすら全体主義的あるいは国家主義的思想の政治家たちの思惑に沿って走り出しているので、みんな気をつけようぜ。 ほら、今日は12月8日だ。ジョンが見てるよ。 年末になると「第九」ですね。今日はこれ↓で。 “All Because I Love Somebody” by Barbara English 1965 ********** 12月3日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. White Christmas (オーティス・レディング) 2. 恋の片道切符 (ニール・セダカ) 3. 恋の片道切符 (雪村いずみ&ミッキー・カーチス) 4. Where Have You Been? (Gerry & the Pacemakers) 5. I’d Much Rather Be with the Boy (The Toggery Five) 6. Little Things Mean a Lot (アルマ・コーガン) 7. Bewitched, Bothered and Bewildered (エラ・フィッツジェラルド) 8. Blue Winter (コニー・フランシス) 9. Winter Wonderland (ポール・アンカ) 10. 外は寒いよ (アン・マーグレット&アル・ハート) 11. All Because I Love Somebody (Barbara English) リクエスト曲は、7.酋長Kobaさん。ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.は恒例になりました、12月最初の歌。オーティスのホワイトクリスマス!2.&3.は鉄道特集の締めくくりの聴き比べ。4.~6.は久しぶりにプチ英国特集。8.~11.は寒い季節にふさわしい歌を。因みに10.は「今月の歌」“Baby, It’s Cold Outside”、11.は「第九」に英詞が付いたらこうなったっていうやつです。 以上、次回もよろしく。
2022.12.09
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“Oo-Ee Train” by Bobby Darin 1960 一昨日6年ぶりに東京からミュージシャンの友人御一行様が来たので、昼間は一緒に海に行き、夜は那覇のライブハウスに行って来ました。幸い雨も降らず、ほんの少しだけれど日も差して、たっぷり1日遊べました。 まずは海で遊んで、遅めの昼食は奥武島の入り口にある食堂に。名物のもずくそば定食をいただきました。しばらく猫と遊んでから一旦宿に送り、夜まで各自休息ということに。 夜のライブハウスはホストバンドのライブ演奏の後、長いセッションタイムとなりましたが、これがなかなか凄かったですよ。 なぜだか集まった人たちの楽器構成の偏りが激しく、ホストバンドのアルトサックス 、ギター、ベース、ドラム各1を除くと、ギター2、ベース1、三線1、ドラム8。だから、バンドの人を入れると、ドラムが9人。これは今まで参加したセッションの中での最高記録ではなかろうか。結果「ドラムの日」のようなことになってしまいました。 僕自身は首が痛かったのもあって、ドラムは叩きませんでしたが、約3時間、久しぶりに生音楽漬けで過ごし、気がつけば11時半を回っていました。 夜中の国際通りで皆さんとお別れしましたが、次回はコザの方にも連れて行ってあげねばと思いました。みなさん、楽しい1日をありがとう。 ********** 次回のラジオ(11/19)は全編「鉄道特集」です。今年は鉄道開設150周年だそうで、本来なら10月の鉄道記念日に合わせて特集をやればよかったんですが、とりあえず一月遅れでやることにしましたので、リクエストも鉄道関連の曲でよろしくお願いします。 Oo-Ee Train (オンボロ汽車ポッポ)” by Bobby Darin 1960 ********** 11月12日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Sixteen Cubes of Sugar (Brian Hyland) 2. ビキニスタイルのお嬢さん (ダニー飯田とパラダイスキング) 3. ビキニスタイルのお嬢さん (田代みどり) 4. ダイナ (ビング・クロスビー) 5. そよ風に乗って (弘田三枝子) 6. Comin’ Home Baby (Booker T. and the MGs) 7. Heart of Gold (Neil Young) 8. Call Me (Petula Clark) 9. Call Me 10. Just Out of Reach (以上、Brian Hyland) 11. オンボロ汽車ポッポ (ボビー・ダーリン) 12. Homeward Bound (Sandie Shaw) リクエスト曲は、4.酋長Kobaさん。ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.~3.と8.~10.はこの日がブライアン・ハイランドの誕生日(1943.11.12生,79歳)で。2.&3.はもちろんオリジナルがブライアン・ハイランド。訳詞は2.が岩谷時子、3.が漣健児。8.は9.のオリジナル。5.は「今月の歌」。6.はこの日がブッカー・T・ジョーンズの誕生日(1944.11.12生,78歳)で。7.はこの日がニール・ヤングの誕生日(1945.11.12生,77歳)で。11.&12.は来週の「鉄道特集」の予告編。 以上、次回もよろしく。
2022.11.18
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“Skylark” by Ella Fitzgerald 1964 (Original: Composed in 1941) 10/28 ジェリー・リー・ルイスさんが亡くなりましたね。享年87。 87まで生きたんですね。立派です。 ジェリー・リー・ルイスといえば、映画「グレート・ボールズ・オブ・ファイアー」は好きな映画の一つです。 いわゆる伝記映画というジャンルに入れて良いのかわかりませんが、若き日のジェリー・リー・ルイスを生き生きと描いた秀作です。お勧めです。 その後、カントリーの方に行ったということはわかっているんですが、初期のものしか聴いていないので、晩年はどんなだったのか、ちょっと聴いてみたい気もします。 ご冥福をお祈りします。 10/29 は、デュアン・オールマンの命日でした。こちらはジェリー・リー・ルイスとは正反対の24歳という若さでの事故死。 思わず 87-24 を計算してしまった。・・・もちろん 63 ですよ。 こういう人たちの寿命を長いだの短いだのと、あれこれ言っても仕方ないということは無論わかっていての上で、あえて言わせていただくと、やっぱ、24は短すぎる。 同時に、長生きして自分の好きな音楽を続けているミュージシャンは、やはり素敵だ。称賛に値する。 そこで、昨日は僕の73回目の誕生日でしたが、この数字どうなんでしょう。 無論自分の若い頃、例えば十代に、70代の自分など想像できるはずもなく、いやむしろ、50代ですらただの老人にしか見えなかった。 だから、じっくり考えてみると実に妙な気分なのです。この年になって結構好き勝手やっている自分がね。あの頃の自分にはどんな風に見えるんだろうかって。あれれ、・・・こんなこと、つい最近も書いてなかったっけ。 そんな誕生日に、久しぶりに与那原(よなばる)のジャズ・スポット、コスモスでライブを楽しんできました。今回は演奏ではなく、聴く方です。ヴォーカルのエリさんが東京からギターの人を連れて来て、ウッドベースも入るというので、ちょっと覗いてこようとね。 エリさん元々歌お上手ですけど、彼女の歌、もう数年間聴いていなかったので、あの個性的な歌にジャズっぽさが随分加わって、よかったですよ。ギターもさすが。ベースは弓が綺麗で、聞いたらクラシックをやっていたとのこと。 あとは、選曲が実に適切に思えました。今回の中では、“Chega de Saudages” を歌ってくれたのが一番嬉しかったですが、総じてみなさんも喜んでくれていましたね。今後も期待しております。 では、ライブの1曲目で歌ったこちら↓を。やっぱ、エラかな。 “Skylark” by Ella Fitzgerald 1964 ********** 10月29日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. シェルブールの雨傘 (ミシェル・ルグラン) 2. Go Now (The Moody Blues) 3. Don’t Want You No More 4. It’s Not My Cross to Bear (以上、オールマンブラザース・バンド) 5. Someday Never Comes (C.C.R.) 6. Around the World (Bing Crosby) 7. サニー (勝新太郎) 8. Sunny (弘田三枝子) 9. Waiting for a Train (Boz Scaggs) 10. Happy Married Man (Duane Allman) リクエスト曲は、5.ウィンカー・ダッソーネさん。6.酋長Kobaさん。7.信州そばさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.は先週(カトリーヌ・ドヌーブの誕生日だった)の続きで、オリジナルのミシェル・ルグランのピアノで。2.は、この日がムーディー・ブルースのデニー・レインの誕生日(1944.10.29生,78歳)で。3.&4.と9.&10.は、この日がデュアン・オールマンの命日(1971.10.29没,享年24)で。7.&8.は「今月の歌」。 以上、次回もよろしく。
2022.11.04
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“Try to Remember” by Barry McGuire 1965 (Original: written in 1960) 読書の秋です。昨日からちょうど読書週間に入りましたが、皆さん「ゆっくりとまったりと」は既にお読みでしょうか。まだの方、いいんです。ゆっくりとまったりと時間をかけて読んでいただくのがこの本の一番良い楽しみ方なんですから。 実は、この本を読み始めてすぐに、僕は全然野々山貞夫さんの初期のブログを読んでいなかったことに気が付いて、我ながら唖然としてしまったんです。それでしばらく色々考えているうちに、いつか一気に本を読み終えてから、その続きのブログをきちんと読むことにしようと決めたんですよ。 で、本はすぐに一気に読んだんですが、今のところまだ続きのブログは読めていません。 いくつか理由はあるのですが、あれこれ説明するのが面倒なので、今日はその辺のところは省いて、ちょっと四方山話風に適当に書き進めてまいりますので、ご了承を。 ・・・と、ここまで書いて、「そうそう Amazon さんにカスタマーレビューを書いてなかったわい。まずは Amazon さんを訪問してこなくては」などとちょいと寄り道のつもりで Amazon の「商品レビューを書く」にまで分け入ったところで、がちょ~~~ん! 「申し訳ございませんが、お客様はカスタマーレビューの投稿資格をお持ちではありません。当サイトでカスタマーレビューを投稿いただくためには、決められた限度額以上の購入実績が必要です。詳細については、コミュニティガイドラインをご参照ください」 なに~~~!レビューを書くのに資格が必要だと~~~。しかも決められた限度額以上の購入って! ま、こんなことで興奮しても仕方ない。それにしても Amazon さん、あんなに色々買っていても、限度額に達していないとはね。 これについては、ちょっと冷静になったらわかりましたよ。僕の名前で買ったものは、かなり限られていました。特に大きい買い物は、ポイントその他の関係から息子名義で買ってもらっていたんだった。因みに、あと800円ほど買い物すれば、晴れて Amazon さんにレビューを載せられるぞ。でも、せっかくですから、今日ここにレビューを先行書き込みいたします。 以下のようなことを載せるつもりでした。若干の変更もあるかもしれませんが。 「まず、野々山さんといえば、その趣味である読書・映画鑑賞・音楽鑑賞のそれぞれの領域における、幅の広さと奥行きの深さに誰もが驚かされる。しかし、ここが大事なところだが、彼にはその造詣の深さを難解な表現でひけらかすようなところが全く無い。つまり、僕らがこの本を読み進んで行くスピードが、超高速であろうと「ゆっくりと」そして「まったりと」であろうと、その内容はすんなりと頭に入り、そして時に深く感動し、また軽く涙する。このように仕掛けることはなかなかできるものではないが、著者はかなり意図して僕らに打ちやすい直球を投げてくれているのは明白で、僕らは自分なりのスイングで、来た球を打ち返せば良いのだ。日常の一コマを、また若き日の思い出を、さりげなく軽やかに記すとき、私たちの目の前には野々山ランドが広がり、共に心地良いひと時を遊ぶことができる。続編が待たれるが、「ゆっくりと」そして「まったりと」待つことにしよう」 以上、800円くらいの CD でも買って Amazon さんに掲載してもらうつもりです。 これからの季節、この歌が聴きたくなりませんか。 “Try to Remember” by Barry McGuire 1965 ********** 10月22日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Try to Remember (Barry McGuire) 2. トランジスター・シスター 3. 可愛いセニョリータ 4. 噂のあの娘 (以上、目方誠) 5. Poetry in Motion (ジョニー・ティロットソン) 6. うわさの男 (Fred Neil) 7. My Foolish Heart (ナット・キング・コール) 8. Sunny (Del Shannon) 9. Sunny (Manfred Mann) 10. I Will Wait for You (Nikki Parrott) リクエスト曲は、5.座波ソーメンさん。6.尻焼原人さん。7.酋長Kobaさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.は先週(バリー・マクガイアの誕生日だった)の続きで、バリー・マクガイアの歌うこの季節にふさわしい1曲を。2.~3.は、この日が目方誠(美樹克彦)の誕生日(1948.10.22生,74歳)で。8.&9.は「今月の歌」先週かけ忘れたので二パターンの『サニー』を、オリジナルのアレンジを踏襲したデル・シャノンと、ヴィブラフォンをフィーチャーしたマンフレッド・マンのヴァージョンで。10.は、この日がカトリーヌ・ドヌーブの誕生日(1943.10.22生,79歳)で、代表作「シェルブールの雨傘」のテーマ曲を。 以上、次回もよろしく。
2022.10.28
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“Sunny” by Bobby Hebb 1966 『ヴァケーション』弘田三枝子 桑の実が真っ盛りです。なぜか桃の花が咲きました。少しだけど。バナナは相変わらず急成長中。モリンガの葉も出揃ってきました。 真夏の厳しい暑さが少し和らいだせいか、庭の木々が元気になってきたようです。 ボビー・ヘブの『サニー』は、今年とカレンダーが同じだった1966年の夏に流行った歌で、8月27日付のキャッシュボックスではナンバー1になっています。 66年といえば、アメリカのヒットチャートと日本での流行が随分タイムラグも無くなってきた頃ですが、曲によってはだいぶ遅れて流行ったものもあり、この『サニー』も日本では約5ヶ月後の67年1月から2月にかけて随分ヒットしたんですよね。 ただ、やはり “Sunny” という言葉の響きやその音から連想する情景は夏にふさわしいものだと思うので、レコード会社もすぐに売り出せばよかったのにねえ。今更どうにもなりませんが。 コニー・フランシスの “Vacation (ヴァケーション)” も夏休みに入ってウキウキした気持ちを歌ったものなので、米国では1962年7月から8月にかけて流行り、9月1日に最高10位になった。翌週からガックリ落ちてしまうが、夏休みが終わってしまったからだね。で、この歌の日本でのヒットは、当然本国より少し遅れて秋から冬になってしまった。さらに、この曲は日本語の歌詞を付けて各社競作で大ヒットすることになる。 でも、ちょっと困ったことに、夏休みの歌を原曲を踏襲して訳詞すると時期が合わなくなってしまう。 そこで、漣健児氏は考えた。タイトルが “Vacation” つまり「長期休暇」なので、この歌を夏休みだけでなく、四季の長期休暇を歌った歌にしてしまえ、と。 だから、歌詞の途中に出てくる「♪ 待ち遠しいのは~」のあとに、夏休み・秋休み・冬休み・春休みと4つの長期休暇を登場させた。しかも最大の山場のサビは「♪ 冬は楽しいスキーに行きましょう~」と、我が国でのヒットが秋から冬にかけてとなることを見越しての、見事にタイムリーな訳詞となった。 「♪ 待ち遠しいのは秋休み~」については、若干引っかかるところだけれど、稲刈り休みのことだと思えば良い。あるいは、勤め人だったら有給休暇を取って、長期休暇にしてしまえ。って、ちょっと強引でしょうか。 『ヴァケイション』といえば、青山ミチも歌っていて、随分歌の上手い人が出てきたなあと感心したもんです。 “Sunny” by Bobby Hebb 1966 『ヴァケーション』by 弘田三枝子 1962 ********** 10月8日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. The End (Earl Grant) 2. Sunny (Bobby Hebb) 3. You Can’t Hurry Love (The Supremes) 4. Reach Out, I’ll Be There (The Four Tops) 5. That’ll Be The Day (Buddy Holly) 6. I Can See Clearly Now (Jimmy Cliff) 7. Something Stupid (Nancy and Frank Sinatra) 8. Eleanor Rigby (The Beatles) 9. There Will Never Be Another You (Chris Montez) リクエスト曲は、5.座波ソーメンさん。6.ウィンカー・ダッソーネさん。7.酋長Kobaさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.は、先日テレビで観た映画「悲しみは空の彼方に」の主題歌をアール・グラントが歌っていたので、久しぶりに彼のヒット曲を。2.は「今月の歌」『サニー』のオリジナル。3.&4.と8.&9.は、1966年の夏の終わりから秋にかけて米国で流行った曲。 以上です。次回もよろしく。
2022.10.14
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“Time Is Tight” by Booker T. & the MG’s 1968 “Les Comediens” by Charles Aznavour 1962 10月1日は、アル・ジャクソン (Al Jackson Jr.) とシャルル・アズナブール (Charles Aznavour) の命日で、ラジオでは二人に関係する曲をたくさん流すつもりでしたが、時間との兼ね合いやら何やらで、あまり特集風になりませんでした。 でも、終わってみると、アル・ジャクソン関連が5曲、アズナブール関連が2曲と、若干偏りができてしまいました。 これについては、前週がかなりフランス特集的だったので許していただきましょう。 それに、アル・ジャクソンと言ったら、あのモンタレー・ポップフェスティバルでロジャースのドラムをカッコ良く叩いていたわけだから、僕にとっては実に大切なミュージシャンなので、本当なら丸ごとアル・ジャクソン特集でも良かったんですよね。 そう、そうなんですよ。全曲アル・ジャクソンにすればよかったんだ。彼の参加している曲なら、音源が何曲あるかわかりゃしない。とても数え切れません。あと、作曲した曲やプロデュースした曲も含めたら、ものすごい数になってしまう。選曲するだけで大変です。 けれど、もう後の祭り。これは、またいつかやることにしましょう。あ、アズナブール もね。 ところで、アル・ジャクソンといえば、最初に参加したバンド Booker T. & The MGs (ブッカー・ティー・アンド・ジ・エムジーズ) ですが、Booker T. Jones (Organ), Steve Cropper (Guitar), Donald “Duck”Dunn (Bass), Al Jackson Jr. (Drums) という不動のメンバーだと長いこと思っていましたが、ベースのドナルド・ダック・ダンは1964年の終わり頃に Lewis Steinberg (ルイス・スタインバーグ) に代わっての加入だったということを、随分後になって知ったんです。 だからあの有名なデビューアルバム “Green Onions” のベースは、ルイス・スタインバーグが弾いているということを頭において聴きましょうね。 今日はこれ↓(アズナブールも) “Time Is Tight” by Booker T. & the MG’s 1968 “Les Comediens” by Charles Aznavour 1962 ********** 10/4 (火) のバナナの様子 ********** 10月1日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Green Onions 2. Time Is Tight 3. Sunny (以上、Booker T. & The MGs) 4. 子供じゃないの (ヘレン・シャピロ) 5. Too Young (Nat King Cole) 6. Let It Be Me (竹内まりや&山下達郎) 7. コメディアン (シャルル・アズナブール) 8. 帰り来ぬ青春 (Dusty Springfield) 9. Try a Little Tenderness (Otis Redding) 10. I’ll Always Have Faith in You (Carla Thomas) リクエスト曲は、6.酋長Kobaさん。ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲です。1.~3.と9.&10.は、この日がドラマー、アル・ジャクソンの命日(1975.10.1没,享年39)で。なお3.は10月の「今月の歌」です。4.&5.は、前週かけた『大人になりたい』を聴くといつも一緒に聴きたくなる曲。7.&8.は、この日がシャルル・アズナブールの命日(2018.10.1没,享年94)で。 以上、次回もよろしくお願いします。
2022.10.07
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“Help Me Rhonda” by The Beach Boys 1965 ニューヨークとの時差に半ば諦めていた全米オープンのいくつかの試合ですが、ナイトセッションのおかげで、昨日と今日連続で4回戦の好カードを2試合見ることができました。 男子シングルス、キリオス対メドベージェフとチリッチ対アルカラス。 結果はご承知の通り、キリオスとアルカラスの勝利でしたが、どちらも実に見ていて面白い試合で、しかも今回応援している二人が揃って勝ったので、明日からの準々決勝が楽しみです。 できることなら、キリオス対アルカラスの決勝を見てみたいと思うのですが、こればかりはねぇ。 女子では勝ち残ったベスト8の中でいうと、ガウフに期待したいです。 それにしても、ナイトセッションってすごい。今日なんかは現地時間で夜中の2時過ぎまでですよ。試合をする選手も大変だけど、結構たくさんの人が最後まで残って観戦しているっていうのもニューヨークならではですかね。 ********** 9月3日はビーチ・ボーイズのアル・ジャーディンの誕生日でした。ついに80歳の大台に乗りました。このまま何年も生きてもらいたいですね。 高校生の時にNHKテレビのアンディ・ウィリアムズ・ショーで見たビーチ・ボーイズの『ヘルプ・ミー・ロンダ』がかっこよくて忘れられないなぁ。もしかするとこんな時代だから YouTube にアップされてたりするのかしらと思って覗いてみたら、なんと!・・・ありました。 ↓これこれ。リードヴォーカルは、アル・ジャーディンですよ。 “Help Me Rhonda” by The Beach Boys 1965 ミュージック・ライフ 1965年11月号より (高校時代に買ったやつ。よくぞとっておいてくださった、母上に感謝)↓ アルの誕生日に合わせて、ラジオでは「丸ごとビーチ・ボーイズ特集」を敢行。 といっても、実はこの企画、スペイン在住のイギリス人の友人が、ブライアン・ウィルソン特集をラジオでやらないかと持ちかけてくれたのがきっかけだったんです。実のところ僕はソロ活動に入ってからのブライアン・ウィルソンの音源を持ち合わせていなくて、ビーチ・ボーイズ特集でも良いかと打診して、了解を得たという経緯があったんですわ。 おかげさまで、偶然アル・ジャーディンの誕生日とも重なった9月3日に特集ができました。感謝。 しかし、7月の頭にやったビートルズの時にも感じたんですが、選曲が難しい。とにかく数多ある中から少数精鋭で曲選びをするのは大変なので、とりあえずリクエスト曲があるのは実に助かりますね。次に、今回はアル・ジャーディンの誕生日に当たったので、彼のリード・ヴォーカルの曲をかける。 こんな感じで残り時間を埋めるように選んで、結果12曲をかけることができました。 以下は、9月3日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。当然ですが、全曲ビーチ・ボーイズです。( [ ] 内は邦題)1. Help Me Rhonda 2. Then I Kissed Her [あの娘にキッス] 3. Cotton Fields 4. Cindy, Oh Cindy 5. Kiss Me Baby 6. The Surfer Moon 7. Darlin’ 8. Farmer’s Daughter 9. Sloop John B. 10. Do You Wanna Dance [踊ろよベイビー] 11. Hushabye 12. Summer Means New Love [恋の夏] リクエスト曲は、5.元字糸満のシンディさん。6.尻焼原人さん。7.座波ソーメンさん。8.酋長Kobaさん。9.Steveくん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲。1.~3.はアル・ジャーディンがリードヴォーカルの曲。4.は後に 2 in 1 の CD化されたアルバム “Surfin’ Safari/Surfin’ USA”に収められた未発表曲('62録音)。10.は「今月の歌」。11.コーラス・グループとしてのビーチ・ボーイズの真骨頂はこれ。12.は当番組の後テーマに使っていた大好きなインストルメンタル曲。フルコーラス流したかったのですが、なんと、ぴったり時間内に収まったのです。 では、次回もよろしく。
2022.09.07
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“Young Boy Blues” by Ben E. King 1960 (Covered: by The Honeydrippers 1984) 夕方、空が晴れと雨に二分され、6時半ごろ南東の空に虹がかかって、しばし幻想的な光景が繰り広げられました。 これも台風が近づく前触れか。 今回の11号ずいぶん強烈のようですが、週末に沖縄近くで12号と合流して、さらにすごいやつになるとのこと。正式には「猛烈な台風」と呼ぶようですが、あまり被害が出ないことを祈るばかりです。 昨日からテニスの全米オープンが始まりましたが、ニューヨークとの時差はさすがにきついものがある。あまり変な時間にやらないでくれと、無理な注文つけたところで、これは叶わぬこと。 せいぜい、寝る前と起きてからの数時間に好カードが組まれていることを願う。 好カードといえば、去年の女子決勝のような試合を期待してしまうけれど、こればかりはね。あ、それに台風で停電なんてことになると、テレビもWi-Fiもダメじゃないか。やっぱ、台風、ほどほどで過ぎ去ってください。 先週ラジオでハニー・ドリッパーズの “Young Boy Blues” をかけたときに、思わず「来週はオリジナルを」と言ってしまった。 いや、このベン・E・キングは素晴らしいぞ。フィル・スペクターも相当気合が入っているし。’60年の段階でもう既にこのストリングスの使い方かい。それとバック・コーラスにドラムの響き具合、ピアノとサックス、もう、凝り性とかマニアックとか、色々形容したくなる人だよ、まったく。 “Young Boy Blues” by Ben E. King 1960 “Young Boy Blues” by The Honeydrippers 1984 ********** 8月27日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Summer Holiday (Cliff Richard) 2. Sea of Love (Phil Phillips) 3. Young Boy Blues (Ben E. King) 4. Stop the Music (The Hitmakers) 5. Dream of You (ジュリー・ロンドン) 6. Once upon a Summertime (Blossom Dearie) 7. Summertime (Ella Fitzgerald & Louis Armstrong) 8. Summertime (The Zombies) 9. Pride and Joy (Stevie Ray Vaughan) 10. 九月になれば (ボビー・ダーリン) 11. It Might As Well Rain until September (キャロル・キング) リクエスト曲は、5.酋長Kobaさん。ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲。1.は1963年、4.は1966年の夏に我が国でヒットした曲。2&3.は、前週お届けしたハニードリッパーズがカヴァーした2曲のオリジナル。6.はジャズヴォーカルの流れでもう1曲。7.&8.は「今月の歌 サマータイム」を聴き比べ。9.はこの日がスティービー・レイ・ヴォーンの命日(1990.8.27没,享年35)で。10.&11.は夏に9月のことを歌った歌。 以上、次回もよろしく。
2022.08.31
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“Runaround Sue” by Dion 1961 ディオンの『浮気なスー(Runaround Sue)』ですが、『悲しい恋の物語』っていう邦題もあるので、一体どういうことだろうと前から思っていたのだけれど、ちょっと調べたらすぐにわかってしまいました。 ネットは便利だけれど、あまりに簡単に答えが見つかってしまうのもなんだか味気ないなあ。 だから、昔このブログを始めた頃、60年代音楽クイズを作って、読んでくれる皆さんに答えてもらうという他愛もない遊びをしていたけれど、今ではやる気にもならない。クイズ出したところで、すぐにネットで検索できてしまうからね。 あ、そうそう。『浮気なスー』の件ですが、ディオンのオリジナルを最初に日本で発売したときには『悲しい恋の物語』だったのが、スリーファンキーズが『浮気なスー』のタイトルで日本語カヴァーを出して、これが大ヒット。それで、ディオンの方も『浮気なスー』に変えて発売した。と、まあ、これが真相のようです。 この歌については、以前にもこちら↓で書きましたので、読んでみてください。 関連日記:STAY-AT-HOME SUE (『浮気なスー』アンサーソング) “Runaround Sue” by Dion 1961 『浮気なスー』by スリー・ファンキーズ 1962 ********** 息子が今度はタマン (フエフキダイ) を釣ってきました。糸満市の市魚にもなっている沖縄ではとても有名な魚です。「FMたまん」はこの魚の名前をもらったわけですね。タイの仲間のようで、味もタイに近くて美味です。酒蒸しにして頂きました。 ********** 8月13日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Reminiscing (バディ・ホリー) 2. 孤独の影 (King Curtis) 3. Summertime (Hank Ballard & the Midnighters) 4. Summertime (Big Brother & the Holding Company) 5. 世界は日の出を待っている (Les Paul & Mary Ford) 6. Hideaway (Blues Breakers) 7. Runaround Sue (Dion) 8. Ol’ Man River (Ray Charles) 9. そよ風の誘惑 10. If Not for You (以上、オリビア・ニュートンジョン) リクエスト曲は、7.ウィンカー・ダッソーネさん。8.酋長Kobaさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲。1.&2.はこの日がキング・カーティスの命日(1971.8.13没,享年37)で。3.&4.は「今月の歌 サマータイム」を聴き比べ。5.&6.はこの前日がレス・ポールの命日(2009.8.13没,享年94)で。因みに6.は10.&11.は穴沢少年時代のヒット曲をわがまま選曲。 以上、次回もよろしく。
2022.08.18
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“Summertime” by Hank Ballard & the Midnighters 1961 “Summertime” by Big Brother & the Holding Company 1968 (Composed: by George Gershwin / Lyrics: by DuBose Heyward 1934) 今年も暑い8月がやってきた。 毎年8月6日、9日、15日と続く10日間は原爆と戦争について考えないわけには行かない。が、さらにこちらに移り住んでからは、ここに6月23日が加わって、暑い夏は6週間ほど長くなった。 唯一の被爆国の首相が、相変わらず核兵器禁止条約を批准する気も無いのに、広島と長崎で型どおりの挨拶をしたところで、所詮はコピペ演説がバレてしまう程度のこと。世界に対して恥ずかしいことこの上ない。 当然のことだけれど、核は誰にも持たせてはいけない。むろん傘の下にいるから安全だなどということも無い。誰かが使ったら終わりだからだ。 今まで基地のない平和な島だった、与那国島、宮古島の自衛隊駐屯地に加えて、来年には石垣島にも自衛隊基地ができる。これで一気に軍事基地や施設のある沖縄は上記三島も含めて、明確な攻撃対象になってしまった。 今から思うと、やはり尖閣の国有化も軽率だった。そもそも石原慎太郎氏が都知事の時に都が買い取るなどと発言したことが発端で、ややこしくなったんだった。沖縄の漁民も安心して操業できなくなってしまったではないか。 国境問題なんて、元来ファジーな部分があっても仕方ないわけで、その辺は大人の対応をしてほしいものだ。 とにかく、核武装は論外だし、今更極東の島国に過ぎない我が国が軍事大国になろうなど、考えるのはやめてもらいたい。 ********** 1989年だったか、まだ都内に住んでいた頃の話だけど、近くにできた輸入&中古レコード店で、米国 King Record の名盤シリーズ(?)のCD化された新品のアルバムを6枚手に入れたときのことは鮮明に覚えている。 時々面白いものが出て随分世話になった店だったが、店名も忘れてしまったなぁ。あ、待てよ。そういえば古本屋も兼ねていたんだっけ。個人経営の若い店主が切り盛りしていた。 その6枚のうち3枚が Hank Ballard & the Midnighters だった (因みに残りの3枚は Doo Wop のグループもので、こちらについては、改めて別の機会に)。 ハンク・バラードは名前ぐらいしか知らなかったので、色々わかったことがあった。 例えば、“The Twist” のオリジナルがチャビー・チェッカーではなくハンク・バラードだった (アルバム“Singin’ and Swingin’1959”に入っている) こと。 それともう一つ。これが今回のメイン・テーマだが、“Summertime” について。 ロックをよく聴く人でなくても、“Summertime” といえば、あのジャニス・ジョプリンの絶叫、「♪ サマ~~~~」で始まるバージョンが真っ先に頭に浮かぶ人は多いと思う。あまりにも有名だし、彼女らしさ満開で、一度聴いたら忘れられないですよね。 でも、この歌い方は、ハンク・バラードのアルバム “Spotlight on Hank Ballard (1961年)” の中で歌われているものを踏襲している。あるいは、参考にしているんだと思う。 ただし、バックのアレンジは、ハンク・バラードの方がいわゆるオーソドックスな3連ロッカ・バラードで、1968年のジャニスは、当然のことながら、同じ3連ロッカバラードでも、白人ブルースロックの力強い演奏に乗って歌っているという点で違いは顕著だが、これは時代の違いが如実に現れたに過ぎないと言える。 もし、あのときあのレコード店でハンク・バラードに出会っていなかったら、まだジャニスの “Summertime” の原点については知らずにいたかもしれない。 “Summertime” by Hank Ballard & the Midnighters 1961 “Summertime” by Big Brother & the Holding Company 1968 ********** 8月6日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. エノラゲイの悲劇 (O.M.D.) 2. ヴォラーレ 3. チャオ・チャオ・バンビーナ (以上、ドメニコ・モドゥーニョ) 4. The Way You Look Tonight (レターメン) 5. Stand by Me (Ben E. King) 6. Nowhere to Run (マーサとヴァンデラズ) 7. Mr. Moonlight [Live at The Star Club] (ビートルズ) 8. Summertime (Gene Vincent) 9. Summertime (Gerry & the Pacemakers) 10. ビキニスタイルのお嬢さん (ブライアン・ハイランド) 11. ポケット・トランジスタ (アルマ・コーガン) リクエスト曲は、4.酋長Kobaさん。5.座波ソーメンさん。6.ウィンカー・ダッソーネさん。7.ハイストーンさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲。1.は8/6なので。2.&3..はこの日がドメニコ・モドゥーニョの命日(1994.8.6没,享年66)で。.8&9.は「今月の歌 サマータイム」を聴き比べ。10.&11.は穴沢少年時代のヒット曲をわがまま選曲。 以上、次回もよろしく。
2022.08.12
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“Sealed with a Kiss (涙の口づけ)” by Brian Hyland 1962 全米No.1を記録した『ビキニスタイルのお嬢さん』は日本でも大ヒットしたのだけれど、当時よくあった日本語訳のカヴァーポップスと連動して流行った。その勢いで同じくブライアン・ハイランドが歌った『ベイビー・フェイス』も流行ったが、こちらは米国ではアルバムの中の1曲で、シングルカットは無かった。つまり日本独自のヒットだった。 『ベイビー・フェイス』といえば、以前、リトル・リチャードの方が古いと知って驚いたが、なんのことはない。オリジナルが1926年のティンパン・アレーの曲だった。 いやあ、世の中知らないことばかりだわいな。 知らなかったといえば、『涙の口づけ(Sealed with a Kiss)』が日本でヒットしたのはレターメンのやつだったので、これのオリジナルがあのブライアン・ハイランドだったというのにも驚いたっけ。 ところで、飯田久彦の歌った『口紅のシール』はオリジナルがマーク・スチュアートが歌った “SWAK” ですと。 この “SWAK” という単語が sealed with a kiss の頭文字で、ジーニアス英和大辞典によると、「SWAK [略] sealed with a kiss キスで封をした《◆ラブレターの封筒の裏に書く》」とのことですよ。この歳になって改めて思う。辞書は必要だ。 それにつけても、『涙の口づけ』と『口紅のシール』の邦題、どちらもかなり苦しいなぁ。 “Sealed with a Kiss (涙の口づけ)” by Brian Hyland 1962 ********** 今度の鯒(こち)は前回に比べて小振りでしたが、こちらの方が普通サイズで、前回のはジャンボサイズだったようです。やはり煮付けと刺身をいただきました。新書サイズの「ゆっくりとまったりと (野々山貞夫 / 著)」を横に置いてみました。 ********** 7月30日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. 涙の口づけ (ブライアン・ハイランド) 2. Mailman Bring Me No More Blues (バディー・ホリー) 3. Send Me a Postcard (ショッキング・ブルー) 4. I’m Gonna Paper All My Wall with Your Love Letter (The Andrews Sisters) 5. Please Mr. Postman (Nikki Parrott) 6. Stone Crazy (Buddy Guy) 7. 悲しき慕情 (ニール・セダカ) 8. As Tears Go by (ローリングストーンズ) 9. Lonely Boy 10. Puppy Love (以上、ポール・アンカ) 11. ローズ・ガーデン (リン・アンダーソン) リクエスト曲は、7.酋長Kobaさん。8.みんみんさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲。1.~4.は全集に続き手紙の曲。また5.は「今月の歌」。6.はこの日がバディ・ガイの誕生日(1936.7.30生,86歳)で。9.&10.はこの日がポール・アンカの誕生日で(1941.7.30生,81歳)で。11.はこの日がリン・アンダーソンの命日(2015.7.30没,享年67)で。 以上です。次回もよろしく。
2022.08.04
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“The Letter (あの娘のレター)” by The Box Tops 1967 世に手紙を歌った歌は数限りなく存在しているが、このまま「書簡」とか「親書」の意味の「手紙 (あるいは郵便)」が限りなく消滅に近づいて行くにつれ、手紙の歌も今後は確実に減少して行くのだろう。いや、もうすでにほとんど無くなっていると言ったほうが正しいかもしれない。 だから「ふみの日」にラジオで手紙の歌の特集をやるに当たっても、当然古き良き時代の歌しか思いつかない。 でも、それでいいわけだ。このあと、どんなに手紙が廃れても歌は残る。 あ、それでも書置きのような、切手を貼らない手紙は当然今後も残りそうだ。でも、郵便配達人が届けてくれる切手を貼った手紙は、もらったら悪い気はしないよね。書きもしないのに言うかって、怒られそうだけど。 手紙に限らず、普通にあったものがなくなってしまうと思うと寂しく感じるなぁ。年だよ、年。 ボックス・トップスといえば『あの娘のレター(The Letter)』を歌ったグループということしか記憶に無い。 失礼なやつだなあお前は・・・って、言わないで欲しい。 僕の場合’67年というと高校3年生で、もはやヒットパレードには興味をなくしていて、とは言ってもまだラジオは聴いていたので、いわゆるヒット曲は耳に入っていたのだろう。だから、この歌『あの娘のレター』とボックス・トップスの名前は忘れようも無い。 けれども、なかなかの名曲を残しているのだから、もしかすると他にもいい曲はあるのかもしれないので、今度音源を手に入れて聴いてみようと思う。 近頃こういうことが多い。まだまだ知らない名曲があちこちに隠れていそうだ。いくら時間があっても足りないです。 “The Letter (あの娘のレター)” by The Box Tops 1967 ********** 鯒(こち)という魚を知りませんでした。息子が釣ってきた鯒。煮付けと刺身をいただきました。これはカマね。 ********** 7月23日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲「ふみの日特集」で全曲手紙の歌です。1. あの娘のレター (ボックス・トップス) 2. 涙の口づけ (シェリー・フェブレー) 3. Please Mr. Postman (マーべレッツ) 4. 手紙でも書こう (ナット・キング・コール) 5. 心の届かぬラブレター (エルビス・プレスリー) 6. Blue Letter (フリートウッド・マック) 7. Dear Abby (The Hearts) 8. ピノキオへの手紙 (ジリオラ・チンクエッティ) 9. 口紅のシール (飯田久彦) 10. シェリーのラブレター (Dale Ward) 11. Love Letters (ケティ・レスター) リクエスト曲は、4.座波ソーメンさん。5.酋長Kobaさん。6.ウィンカー・ダッソーネさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲。1.~3.と10.&11.はヒットした手紙の曲。また3.は「今月の歌」のオリジナル。7.~9.はヒットはしなかったけどお気に入りの手紙の曲でした。 以上、次回もよろしくお願いします。
2022.07.29
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“I Pity the Poor Immigrant” by Bob Dylan 1967 今年はいつになく梅雨前線の働きが活発だったようで、5~6月の雨量がとにかく多かったですが、早く梅雨が明けてほしいと願うあまり、勝手に梅雨明け宣言させていただきます。 昨日は曇り今日は晴れと、この二日間降らなかったし、明日からは雨は降らないという予報が出ていますので、構いませんよね。ただし、これはもちろんうちの近辺だけのことなので、お間違いなく。昨日は県北部では大雨の所もあったようですし、那覇でも0.5mmの降水を観測しているようですから。 うちは本島最南端に近いためか、同じ市内でも雨が比較的少ない気がします。車で走っていても、近くの丘を越えたあたりには雨が多いようだし、多分地形の関係で降雨量にも違いが出てくるのでしょう。 いずれにしても、梅雨明け宣言をしないと気分的にスッキリしないので、勝手にさせてもらいます。気象台の正式発表はまだですので。念のため。 ↓晴れたおかげで、蝶をたくさん見かけました。 ********** 6/18は「海外移住の日」でした。Wikipediaさんによると「国際協力事業団が1966年に制定。1908年のこの日、本格的な海外移住の第一陣781人を乗せた笠戸丸が、ブラジルのサントス港に到着したことを記念」とのことで、我が国独自に制定したもの。 国際的には「国際移民デー(International Migrants Day)」というのが 12/18 にあるので、きちんと区別しておきたい。なお、この場合「移民」は「移住者」と呼び、「国際移住者デー(International Migrants Day)」と呼ぶこともあるようです。 それで、うちにある音源の中にどのくらい「移民」関係の歌があるだろうかと探してみた。 上記の “I Pity the Poor Immigrant” と ツェッペリンの有名曲 “Immigrant Song” は当然としても、“immigrant” 関係があと2曲あった。ニール・セダカの “The Immigrant”、エリック・バードン&ジ・アニマルズの “The Immigrant Lad” だ。 けれど、“emigrant” や “migrant” の曲はなぜ無かったのだろう。 参考までに、フランス語の曲では “L’emigrant” と “Les Emigrants” があった。どちらもアズナブールだ。 ちょっと考えてみたが、“immigrant” 関係4曲のうち2曲が英国人が歌い、2曲が米国人の歌。どちらの国も他国からの「移入者(immigrant)=移民」が多い。米国など初めから移民の国だし。だから、英語の歌の中では海外に出てゆく移住者(emigrant)を歌うことは無いわけか。 フランスの場合、革命の国なので国外に逃れることなど、結構多かった歴史があるから、“emigrant” が歌にもなるんだろうか。これは、アズナブール の歌った2曲のフランス語歌詞を読んでみないことにはわからない。 でもなあ、フランス語は大変だなあ。どうしよう。こんなこと書いたら、調べなくちゃいけませんか。ま、その気になったらということで今回は勘弁していただきましょうね。 蛇足になるかもしれませんが、6/18の「海外移住の日」を英訳すると “Emigrant Day” ですね。12/18が “Migrant” を使っているのは “imigrant” “emigrant” どちらの意味も持つからですよね。 とりあえず、聴いてみますか。特にこのディランはお勧め。 “I Pity the Poor Immigrant” by Bob Dylan 1967 ********** 6月18日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. 移民の歌 (レッド・ツェッペリン) 2. あわれな移民 (ボブ・ディラン) 3. 煙が目にしみる (ダイナ・ワシントン) 4. ルイジアナ・ママ (ジーン・ピットニー) 5. カナダの夕陽 (ディーン・マーチン) 6. 帰りこぬ青春 {英語} (シャルル・アズナブール) 7. What You’re Doing 8. Birthday (以上、ビートルズ) 9. Another Day (ポール&リンダ・マッカートニー) 10. Goodbye (Mary Hopkin) リクエスト曲は、4.みんみんさん。5.酋長Kobaさん。6.尻焼原人さん。7.ミスターコーラさん。8.座波ソーメンさん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲。1.&2.はこの日が「海外移住の日」だったので。3.は「今月の歌」。9.&10.はこの日がポール・マッカートニーの誕生日(1942.6.18生,80歳)で。因みにリクエスト頂いた7.&8.もポールの曲ですね! 以上、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
2022.06.20
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“Daydream” by The Lovin’ Spoonful 1966 近頃は、お湯で溶くだけでできる、かなり本格的な味のラーメンスープが手に入るので、生ラーメンを茹でて具を載せてみるけれど、醤油ラーメンの場合ちょっと物足りない。 例えば味噌ラーメンは、挽肉とモヤシとコーンを炒めて載せ、あとはお好みでバターを足したりすれば、とりあえず大丈夫。 しかし、信州で育って関東で若い時期を過ごした身には、味噌ラーメンはどちらかと言えば大人になってから覚えた味で、子供の頃には味を知らなかった。そればかりか、周りには存在すらしていなかった。 そういえば、いつ頃から中華そばはラーメンと呼ぶようになったんだろう。 僕の記憶では、小学校の4年生ころまでは中華そばか支那そばと呼んでいましたよね。それで、即席ラーメンが登場してから、中華そばや支那そばもラーメンと呼ぶようになったのではなかろうか。もっとも、これは地方によっても違いはあるんでしょうがね。 話は醤油ラーメンに戻るが、子供の頃、普通の食堂や今で言うところの町中華、あるいはデパートの屋上にあった食堂では、決まって中華そば (すなわち醤油ラーメン) を頼んだ。他のものを頼んだことがない。 因みに洋食屋にも行った記憶がない。つまり、子供の頃我が家では外食の習慣がなく、外で年に数回する食事は、中華そばを食べることだった。 値段は、一杯40円。これが小学5年生くらいまで。後に50円になってからは、値上がりに加速度がついて行った気がする。 だからなのだろう。当時の中華そばの具が再現できれば良いのだ。すなわち「チャーシュー1枚、支那竹少々、ナルト巻き1枚、のり1枚」以上。 この中で、ナルト巻きとノリはなくても良いし、支那竹は、スーパーに時々売っている水煮のメンマを適当に味付けしてにているので大丈夫。 問題はチャーシューだ。いつもは大抵ハム。時々薄切り味付け肉だし。スーパーに売っているものは、あれは名ばかりでチャーシューではない。うちのラーメンでちょっと物足りない原因は、チャーシューが載っていないからなのでした。ま、以前からわかっていたことだけどね。 さて、どうする。ま、当然の結論は、作れば良い。 というわけで、前置きが長くなりましたが、先日チャーシューを作りました。 いつものようにクックパッドさんを参考にさせていただき、バラ肉の塊をタコ糸で巻いて、圧力鍋で作りました。 ラーメンに載せてみましたが、やはり見栄えが違いますね。ハムではこうは行かない。ナルト巻きの代わりに煮卵、ノリの代わりにほうれん草と、昔食べた中華そばより少しグレードアップしていますが、合格ですね。あ、チャーシューは2枚で、しかもちょっと厚すぎましたけど。 次回は肩ロースで作って、チャーシュー麺にします。 ********** ソフトロックっていう言葉はいつ頃から使われるようになったんでしょう。 おそらくハードロックの対義語として、米英では随分以前から使われていたのかもしれないですが、僕が普通に耳にしたり目にするようになったのは、割と最近になってからで、ここ20年くらいの話ではないでしょうか。 そこで、こういう時は Wikipedia さんに相談するのが近頃の習慣になっておるのです。 結果はこちら→「ソフトロック」 概ね思っていたようなことでしたが、主なアーティストのところにラヴィン・スプーンフル (The Lovin’ Spoonful) が入っていませんね。タートルズ (The Turtles) も。あれれ、逆にどうしてこんな人まで入っているんですかって、突っ込みたくなる名前も・・・。 ま、いいか。Daydream (by The Lovin’ Spoonful ’66) でも聴いて寝ましょうか。 ********** 4月30日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Stand by Me 2. Moon River (以上、Ben E. King) 3. Daydream (The Lovin’ Spoonful) 4. Soul and Inspiration (ライチャス・ブラザーズ) 5. Going Down to Main Street (Muddy Waters) 6. Oh, Pretty Woman (ロイ・オービソン) 7. Straight No Chaser (セロニアス・モンク) 8. 風に吹かれて (RC サクセション) 9. Save the Last Dance for Me (The Drifters) 10. ラストダンスは私に (ダリダ) リクエスト曲は、6.酋長Kobaさん。ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲。1.2.&9.はこの日がベン・E・キングの命日(2015.4.30没,享年76)で。3.&4.は今年とカレンダーが同じだった1966年4月の Cashbox #1 ヒット。5.はこの日がマディー・ウォーターズの命日(1983.4.30没,享年70)で。8.は「今月の歌」。9.&10.は本日の聴き比べ。因みに9.はオリジナル、10.はフランス語によるカヴァー。 では、次回もよろしく!
2022.05.06
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“Blue Velvet” by Bobby Vinton 1963 久しぶりにパスタの画像です。 庭のイタリアンパセリのみじん切りもお好みでどうぞ。 今回はベーコンとキノコをオリーブオイルとバターで炒めているときに、これならパスタと合わせると良いのではないかと思い、急遽残っていたカッペリーニを急いで茹でた。 ところが、袋に記載されていた茹で時間の通りにあげたつもりが、冷めかけていたフライパンの具材をもう一度火にかけて、その中で合わせているうちにさらに火が通ってしまい、仕上がりがほとんどソーメン・チャンプルーのようになってしまった。 通常、沖縄でのソーメンの食べ方は、軽く茹でた麺を適当な具材と合わせてフライパンで炒めて、チャンプルーにするのが一般的。 具材はあり合わせのものを使うが、よくお目にかかるのはニラとツナ缶で、かまぼこやニンジン、卵とか豚肉などが入ることも。 味付けはツナ缶の場合はそのまま、もしくは少々の塩とか麺つゆを少しまわし入れる程度で、比較的さっぱり味で頂く。仕上げに刻んだ青ネギ(細ねぎ)とか削り節などが乗ると豪華になる。 茹で時間や手間を考えると、今回のカッペリーニとソーメンチャンプルーはかなり似ているかもしれない。次回はソーメンチャンプルーにチャレンジしてみましょうね。 冷たいソーメンをつゆにつけてすする食べ方は、こちらではわざわざ「冷やしソーメン」と呼ぶくらいで、あまり一般的な食べ方ではないが、我が家では専ら冷やしソーメンばかりなので、チャンプルーにして食べる方もマスターしておきたいとは思っている。 ********** 1963年にボビー・ヴィントンがアルバム “Blue on Blue” の中から、“Blue on Blue” “Blue Velvet” を立て続けにヒットさせたせいでしょうか。日本では米国でアルバムに入っていただけの “Mr. Blue” までシングル・カットされ、おまけに続いて全米No.1ヒットの “There I’ve Said It Again” を『ブルー・ファイア』の邦題をつけて売り出したんですからね。ボビーをどれだけ「ブルー」な奴にしたかったんでしょう。 アルバムの方の “Blue on Blue” は、タイトルに “Blue” のついた曲だけを集めた、一種のコンセプト・アルバムですけど、あいにく持っていません。 代わりにと言っては何ですが、ジュリー・ロンドンの “About the Blues” ならあります。こちらはタイトルに “Blues” のついた曲(ブルースに限らない)を集めた1957年のアルバムで、元祖はこちらかしら。 “Blue Velvet” by Bobby Vinton 1963 “About the Blues” by Julie London 1957 ********** 4月16日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. Blue Velvet 2. ブルー・ファイア 3. True Love (以上、ボビーヴィントン) 4. 風に吹かれて (ミッチー・サハラ) 5. トム・ドゥーリー (キングストン・トリオ) 6. カラーに口紅 (コニー・フランシス) 7. すみれの花売り娘 (サウンドトラック) 8. ライムライト (サウンドトラック) 9. エターナリー (森山良子) 10. Smile (Stevie Wonder) 11. I Love How You Love Me (ボビー・ヴィントン) リクエスト曲は、5.酋長Kobaさん。6.なんくるタイムの洋子さん。以上、ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲。1.~3.&11.はこの日がボビー・ヴィントンの誕生日(1935.4.16生,88歳)で。4.は「今月の歌」。7.~10.はこの日がチャーリー・チャプリン生誕133年(1889.4.16生)で。先週の「すみれ(violet)の歌特集」続きというわけではありませんが、映画「街の灯」で使われた7.は印象に残っていますね。9.は8.の日本語版。10.は「モダンタイムス」ですね! 次回もよろしくお願いします。
2022.04.20
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“Stella by Starlight” by Ella Fitzgerald 1961 『星影のステラ』(その 1)の続きです。 まずは “Stella by Starlight” の歌詞を見てみよう。 ♪ The song a robin sings Through years of endless springs The murmur of a brook at even tide That ripples by a nook where two lovers hide A great symphonic theme That's Stella by starlight and not a dream My heart and I agree She's ev'rything on earth to me 本来はバラードでゆっくり歌われるので、歌詞は短いです。 これは「星明りに照らし出された女性ステラがいかに自分にとって素晴らしい存在であるか」を男性の視点で歌い上げている。 もし女性がこの歌を歌詞に沿って歌うとしたら、ステラを男性名に置き換えれば良いのだろうが、流石にそれはできないので、女性歌手はどうしているかというと、例えばうちにあるアニタ・オデイやミーナの場合は、なんと、このまま歌っているのだ。 なるほど英語の歌でもこういうこともあるのだなあと、改めてエラ・フィッツジェラルドの歌詞を聴いたら、これが実は女性から見たステラについて歌っているとも思える、別バージョンになっているではないか。 最後の二行です。 ♪ She's all of these and more She's everything that you would adore ずいぶん違いますよね。 この歌詞だと「My heart and I agree (僕の心も僕自身も認めるよ)」が、「She's all of these and more (彼女はこれらのすべてかそれ以上の存在だ)」に置き変わっているので、女性が「ステラの素晴らしさ」を歌ったと解釈しても構わない。 しかも、最後に Coda を付けていて、こんな風に歌っています。 ♪ Have you seen Stella by starlight with moon in her hair That's Stella by starlight raptures so rare このあともう一度「♪ She's all of these and more She's everything that you would adore」を歌って終わる。 しかし、なぜエラは、Coda まで付けるほどこの歌に入れ込んで、自分の持ち歌にしたかったのだろうか。 僕は一つの仮説を立てた。(注意:あくまでも単なる憶測です) Ella (エラ) と Stella(ステラ) の響きから思いついて、とりあえず辞書に当たってみた。 Ella エラ《女子名》(中略) または, Eleanor あるいは Isabella など -illa 語尾を持つ名の愛称 (リーダーズ英和辞典より) いやあ、思った通りありましたよ。Stella はまさに「-illa 語尾を持つ名」じゃないですか! Stella も Ella という愛称で呼ばれることがありうるのだとすると、Ella は以前から Stella という名前に親近感を抱いていたのではないか。 それで、思い入れのあったこの歌を自分らしく歌いたくて歌詞の一部に手を加え、さらに Coda まで付け、満を持してのレコーディングに至った。 などと考えて聴いてみるのも、また楽しからずや。 “Stella by Starlight” by Ella Fitzgerald 1961 近くの公園でお昼を食べてから、睡蓮の池に行ってみたら、ハナショウブ (こちらでの呼び名ははオクラレルカ) がまだ咲いていました。すらりと伸びた姿が美しいですね。こちらにはありませんが、アヤメやカキツバタもいいですね。ジャーマン・アイリスだけは勘弁してください。 ********** 4月9日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。1. She Understands Me (ジョニー・ティロットソン) 2. She’d Rather Be with Me (The Turtles) 3. She Put The Hurt on Me (オーティ・レディング) 4. She’s No Better than Me (シェール) 5. Give Me a Sign 6. The Same One (以上、Brook Benton) 7. よくあることさ (トム・ジョーンズ) 8. 風に吹かれて (ヘレン・メリル) 9. コートにすみれを (ビリー・ホリデー) 10. La Violate Africaine (ジョー・ダッサン) 11. 涙の紅バラ (ボビー・ヴィントン) 12. Lilacs and Violets (レスリー・ゴーア) リクエスト曲は、7.酋長Kobaさん。ありがとうございました。 上記以外は穴沢選曲。1.~4.は清明(シーミー)の季節を迎えて、久しぶりにタイトルに sheとme の入った曲の特集。いずれも秀曲。5.&6.はこの日がブルック・ベントンの命日(1988.4.9没,享年56)で。8.は今月の歌。9.~12.は庭のすみれの花が終わり、名残を惜しんで「すみれ(violet)の歌特集」でした。 では、次回もよろしくお願いします。
2022.04.13
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