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大学の英語の先生はどの人も強烈な個性の持ち主だったが、とりわけK先生は忘れられない。当時おそらく30代半ばの女性だったが、あんなに気の強い人を他に知らない。とにかく年中あらゆることに腹を立てていて、授業もものすごい緊張感が走っている。が、その授業自体はとても面白く、学生時代に比べて随分英語力のついた今、もう一度あの先生の授業を受けてみたいなと時々思う。その先生があるとき激怒して教室に入って来た。「どうしてもあなたたちに言っておきたいことがある」曰く、通勤に使う駅で、若者が先を歩いていた。そして、駅を出るときにその若者がK先生のためにドアを押さえていてくれなかったと言うのだ。「いい?ああいうときは、後ろの人のためにドアを押さえておくものなの!覚えておいてっ!!!」当時は「ドアのことくらいでそんなに怒らずとも・・・」と思っていたが、おそらく彼女は欧米で生活した経験があり、日本の男子学生にもジェントルマンになれ、と言いたかったのではないか。もちろん、勝手な想像だけれども。年末にハワイに行った話は以前も書いたけれど、とにかく子連れにやさしい。子供二人を連れてバスに乗ろうとしたとき、私達を押しのけて若者(もちろん日本人)が乗ろうとし、バスの運転手さんにこっぴどく叱られる、ということもあった。先日、所用があり子供2人を連れてまたバスに乗った。いつも、一番後ろが空いていればそこに座ることにしている。途中のバス停で、高校生の男の子が2人乗って来た。がらがらに空いていたのだが二人は少し離れて座っていた。しばらくして、一人の子がもう一人の子に「10円玉持ってる?」と訊く。「あるよ」「・・・あ、自分の分はある?」「あるからいいよ」と10円玉をやり取りする姿が何だか微笑ましくて見ていた。そして最後のバス停に到着。前の方に座っていた子は先に降りた。そしてもう一人の子は、私達より前に座っていて先に降りても良いのに手のひらを見せて「お先にどうぞ」とにっこりする。友達が先に降りて待ってるだろうに、ありがとね。「どうもありがとう」とお礼を言いながら、K先生のことを思い出していた。K先生、日本にもジェントルマンがいましたよ^ ^Aaronもあんな若者になってね!
2006.06.28
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3月頃から、Aaronがおもらしをするようになった。周りに数人そういう子がいて、どうやらストレスが原因らしい。幼稚園の先生からは、しばらく様子を見てくださいと言われていた。とは言っても、尋常じゃなくもらす日がある。幼稚園に用意している着替えをすべて使い果たし、幼稚園に置いてあるパンツを借りて来た日、迎えに行って帰る直前、友達と遊びながらおもらし。さらに家でも2回おもらしし、あまりにひどいのでちょっと病院に連れて行こうと病院(歩いてすぐのところ)に連れて行く道すがら、またおもらし。かかりつけの小児科で尿検査をしてみたが、異常なし。ただ、ものすごく薄い尿なので、それが少し気になると言われる。水分をたくさんとる→頻尿になる→体から水分が失われのどが渇く→また水分をたくさんとるという悪循環に陥っている可能性もあるとのこと。「おそらく精神的なものでしょうが、万が一を考えて腎臓や膀胱や尿管を調べてみましょう」と言われ、エコー検査を予約して帰った。そして今日が検査の日。エコーの結果、異常なし。一度おむつがはずれているのに幼稚園入園直前に急におもらしが始まったことから考えても、おそらく精神的なものだからあまりガミガミ言わないように、と私が注意される。自分でもね~、わかっているのよね。Aaronの幼稚園のママ達は落ち着いた方が多くて、あまりガミガミ子供を叱らない。先生達も、危険なこと以外は叱らず、言って聞かせている。そんな中、私のガミガミっぷりが目立っていることは私が一番良くわかっている。Aaronと同じクラスに、Aaronと同じにおいのする子がいる。気が合うのか、しょっちゅう二人で走り回ったり、いたずらしたり・・・その子のお母さんは、だけどガミガミ言わない。飄々と自然体で子供を育てている感じ。本当に本当に尊敬する。そのことを彼女に話すと、「いや~、私も若いときに産んでたらガミガミ言ってたよ、きっと。経験値が上がってからの出産だから」と笑う。彼女がいくつかわからないけれど、私とおそらく3、4歳しか違わないのではないか。経験値の差というより、母親の力量の差だと思われる。はあ~、でもね、落ち着きのないAaronを見ていると、つい言いたくなるのよね。・・・と色々考えていると、くだんの小児科医に釘を刺される。「おか~さん、今からおこごと禁止。何かほめることを見つけてほめてあげて下さい」問題の原因は私ってことか。そんな中、図書館で借りたを読み、激しくうなずき、ときに涙ぐむ。西原理恵子の毎日かあさんも好きで読んでいたが「ああ息子」は、その中からおバカな息子っぷりを抽出して濃縮した感じ。みんな男の子を育てるの、苦労してるんだね。
2006.06.23
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Robertが卒乳した。飲みたいだけ飲ませてあげたい気持ちもあったけれど、上の子の幼稚園がとにかく忙しく、どうしても預けなければならないことも多々ある。いつもお世話になっている託児所は多少泣いても文句を言われたりしないが、「やっぱり、ママのおっぱいがないとねえ・・・母乳の子はどの子も大泣きしますよ」と言われると、Robertのためにも卒乳したほうが・・・と決心した。昼間はぐずったときにほんの少し飲む程度。夜も、寝る前と夜中に少しだったので、いけるかなと思った。Aaronの体調の悪い時期と重なって、意外にすんなり寝たRobertを兄が起こしたり、おっぱいが張って張って「これはまた乳腺炎になるかも、一旦中断しようか」と弱気になったり。まあでも、ものすご~く泣いたAaronに比べればすんなりやめることができた。そして今日、母乳外来で残ったお乳を搾ってもらった。産院の、素敵な助産師さんにまた会えると思うととても嬉しかった。この助産師さん、母乳育児に関して実はすごく有名な方だったらしく、私は何も知らずに家から近いこの産院に決めたのだけれど、Aaronのときは母乳が出過ぎて何度もトラブルを起こしたのでここで産んで本当に良かったと思っている。手技を受けている間、Aaronはウロウロと産院のおもちゃを物色しに。Robertは眠くてぐずっていたので一緒にベッドに横になる。しばらくすると、Robertが「しゅ!しゅ!」と指を指す。「しゅ」とは「ジュース」のことで、飲み物はすべて「しゅ」。このときはキティちゃんの水筒に入れた自分の麦茶を欲しがっていた。Aaronに頼むと、ベッドまで水筒を持って来てくれた。手技を受ける横で涼しい顔でお茶を飲むRobert。「思ったよりもたくさんお乳は残っていたけれど、もうあとは血液に吸収されますよ。それにしても、おっぱいを見ても興味を示さず、お茶ちょうだいって言うなんて、本当にうまく卒乳できたのね」一番うまい卒乳は、少しずつやめていって、最後はおっぱいも全く張らないそう。それは無理だったけれど、合格点をいただけてホッと一安心。飲まなくなってからちょうど一週間。家では必死であまり深く考えなかったけれど「卒乳おめでとう」と改まって言われるとやはり何だか寂しい。
2006.06.21
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金曜はAaronの幼稚園で、年少のプール開きだった。どろんこ系の園で、水遊びなどはしょっちゅうやっていて水で遊ぶこと自体は平気だったのだが、前日からホンの少し咳が出ていたのが少し気になっていた。夫と私は二人してAaronのプール(といってもビニールプールでの水遊び)を諦めさせるべく説得したのだが、大好きなダイナソーのプールバッグを握りしめ、どうしても入ると言う。何と朝の6時半には着替えを済ませて、出かける準備をするAaron。一人だけ入れないとなると泣きわめいて先生方にご迷惑をおかけするかも・・・と思い、夫と私が根負けする形になった。養護の先生と担任の先生には、咳が少し出ていること、喘息の薬を飲ませたことを伝え、Aaronだけ早めに切り上げてもらうことにした。・・・が、嫌な予感というものは往々にして的中するもので。夜中に「頭が痛~い」と目覚め、大泣きしながら咳き込み、咳き込みすぎて吐く。熱は37度台なのでどうやら咽頭結膜熱ではないようだけれど・・・喘息も少し出て来たみたい。今朝病院に連れて行くと、幸いにも喘息はひどくなく、風邪でしょうと言われる。が、前々から親子共々、すごくすごく楽しみにしていたお出かけを泣く泣くキャンセルすることに・・・そして午後。骨折夫が調子が悪いと言う。頭が割れるように痛いし、微熱もある。「Aaronの風邪もらったな」・・・あ~あ。病気・怪我って続くよね。人生そんなもんです。
2006.06.17
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買って1年も経たないコンピュータが突然壊れ、修理に出すことにした。そのもう一つ前のコンピュータも停電で壊れたのでショック。保証期間内だったので無料で修理してもらった。そうこうするうち、PTAの父親バレーボールがあった。が、当日Robertが40度近くの高熱を出し、私とRobertはお留守番。不幸中の幸いと言うか、かかりつけ医が休日勤務医で助かった。役員をしていて夫は準備などで忙しかったが、Aaronを連れて行ってくれた。夫が係の仕事をしている間、お母さん達が声を掛け合ってAaronを見ていてくれたらしい。本当に感謝!おかげでRobertはゆっくり寝てすっかり元気に。「着地に失敗して足を捻挫した」と言いながら帰って来た夫。翌月曜日はどうしても仕事が立て込んでいて抜けられないとかで様子を見ていたが、内出血がひどかったので火曜日に整形外科に行った。・・・骨折でした!ギブスをして、足を引きずりながら帰って来た。自転車通勤なので、松葉杖は邪魔になるそうな。あーあ。相次いで骨折する夫婦。もう笑うしかない。はっはっは。
2006.06.14
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図書館で何気なく借りた「だれか、そいつをつかまえろ!」(写真がなくて申し訳ない!)ピクルスをつかまえるお話なのだけれど、ピーナツバター&ジャムのサンドイッチが出て来た時点で想像できる通り、作者はサンフランシスコに住む人だった。本を返却してしまって、訳者の名前がわからないのだけれど・・・この訳が、今まで読んだ翻訳絵本の5本の指にはいるのでは、というくらい良かった。自然な日本語で。と思っていたら、何やら翻訳絵本大賞みたいなものを受賞されたらしい。うんうん、この本なら納得!そしてピーナツバター&ジェリーサンドが食べたくて母はピーナツバターを買いに走りましたとさ。
2006.06.01
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