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2017.03.23
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カテゴリ: 観照 [再録]


宇治市植物公園から始めた観桜記の再録によるご紹介ですが、締めも地元の宇治のご紹介で、一旦この再録・ご紹介で終えたいと思います。
訪れたのは観桜としては終わりに近い時季でした。別の機会に撮った対比的な記録写真も加えて、修正加筆し、再編集して、ご紹介します。それの方が役立つかも知れませんので・・・・。
                                   地図(Mapion)はこちらからご覧ください。

冒頭の写真は、宇治川の畔、宇治神社の手前にある 「京都府茶業会館」前の桜 。まだ少し花の盛りをとどめています。
かなり葉桜に。青葉が目に心地よくなってきました。



朝霧橋の畔にある浮舟像つまり「宇治十帖モニュメント」

このあたりも、桜の咲く枝にはほぼ葉桜が混じりあっています。

(2010.4.3撮影)


       対岸には 左の塔の島と右の橘島 を結ぶ朱色の 「中の島橋」

花の盛りをとどめる桜の木がちらほら眺められる位になりました。
桜花のいのちは短いものです。まさに諸行無常、生々流転の象徴です。


モニュメント背後の朱色の橋が 「朝霧橋」
これは2007年「宇治川桜まつり」の見物に出かけたときの記録写真(2007.4.8)です。


          朝霧橋の上から、塔の島(左)と橘島(右)を眺めた景色(2007.4.8)

               朝霧橋の宇治公園(島側)から東岸を眺めた景色(2010.4.3)


                                   塔の島と橘島に架かる中の島橋から眺めた東岸(2007.4.8)
背後の山が「仏徳山」 (標高131.8m)で、 通称「大吉山」 「大吉山風致公園」 となっていて、中腹に展望台があります。 (資料1)
画像には写っていませんが、仏徳山の右手側、南東側に続くのが「朝日山」(標高124m)です。後に触れます。 (資料2)


2010年「宇治川桜まつり」の折に撮った塔の島に建立された十三重塔です。 (2010.4.3)



島中に咲く 「宇治川しだれ桜」  (2010.4.3)

  (2007.4.8)
                                 塔の島と西岸を結ぶ 「きせん橋」 橋の西詰にて


興聖寺の書院の裏、山の麓の桜はもう葉桜


青空のもとで、薬医門の屋根の鬼瓦がそれなりにうまく撮れました。
よく見ていただくと、左右の鬼の口許がちがうのです。
数多くのお寺の鬼瓦を見ていくと、十鬼十色で、様々な表情がありおもしろい!

薬医門をくぐってみれば、桜の木はこんな景色の中に位置づけられます。
桜の盛りの時には、本堂前の庭の緑との対比がきれいなことでしょう。


龍宮門と琴坂は「いろはかえで」のみずみずしい青葉一色です。
ここの秋の景色はすばらしいですよ。

興聖寺については探訪記を再録しています。こちらをご覧ください。 (3回シリーズのNo.1)



                 興聖寺から宇治橋に戻る途中での木々を眺め


ここまでが、2014年4月14日の午前中のひとときです。そこに記録写真を加えました。

翌日、午後のひととき、一件用事を済ませてから自転車で散策しました。
朝日山から仏徳山を巡って、宇治川左岸に回りました。 平等院を宇治川堤からちょっと眺めてみたいためです。
同じルートを行くのはおもしろくないので、宇治市源氏物語ミュージアムの北東側の山手からアプローチしました。坂道を自転車を押しながら登って、まずは朝日山へ。そこから山道づたいで隣の仏徳山(大吉山)に回ります。
どちらも低山なので・・・・まあ、可能な範囲だろうと。私にはちょっとした冒険、チャレンジです。


朝日山の上には、朝日山観音堂、五輪塔、そしてその隣りに「莵道稚郎皇子之墓」が祀られているのです。

京阪宇治駅から少し北東に行ったところ、 宇治川のそばに、「莵道稚郎皇子御墓」 というかなりの広さのある御陵があるのです。その一方、朝日山の頂上にこのお墓が・・・・。
なぜでしょうか? ちょっと不思議・・・・。序でなのでこのことをご紹介しておきましょう。

宇治川畔の御陵については、宇治十帖の浮舟の古蹟をご紹介した際にその関連で写真を載せて触れています。 「浮舟蜻蛉の古蹟」再録・ご紹介の折です。こちらをご覧いただけるとうれしいです。


朝日山で見かけたツツジの木。もう、そんな季節になってきました。
自宅の小さな庭のツツジも咲き始めました。

私のこの日の目的 は、仏徳山の展望台から、修復工事が終わり拝観公開が再び始まった 平等院の全景と桜を眺めること です。
 これがその一枚。
ハンディなデジカメのズーム機能で撮った写真ですので、それなりの写り具合でしかありませんが・・・・
宇治川堤防沿いの桜は既に葉桜でした。
宇治川畔の樹木が繁り、平等院鳳凰堂の前の池は全く見えません。

仏徳山の坂道を下って行くと、宇治十帖の一つ、総角の古蹟碑の傍に出られます。
この仏徳山の登り口は、宇治市源氏物語ミュージアムと宇治上神社との間です。神社の裏手、北側になります。


宇治上神社の正面参道横にある 「早蕨の古蹟」の傍の桜は満開でした。

総角と早蕨、宇治十帖モニュメントについては、以前にブログ記事を書いています。それを再録してご紹介しています。 こちらをご覧いただけるとうれしいです。

この後、宇治川右岸(東岸)から、宇治橋を渡って左岸(西岸)の堤防へ向かいます。
そのねらいは、勿論、 堤防側から鳳凰堂を垣間見るため です。

境内からは修学旅行生ご一行の声がにぎやかに聞こえてきました。
修復の終わった鳳凰堂はこんな感じです。


2014年は、鳳凰堂拝観の再公開が始まって間がない頃でした。
再開で混雑する時期をずらせて、落ち着いた頃にゆっくりと平等院を訪れ境内を散策したいと思っているうちに、はや数年が過ぎました。地元だとついつい・・・・。

桜便りが始まる前に、事情により再録を兼ねた「桜への誘い」としての観桜記のご紹介を、これで終わりと致します。

このシリーズのご一読ありがとうございます。
また、お立ち寄りいただけるとうれしいです。

参照資料
1) 大吉山(仏徳山)  :「京都宇治観光マップ」
   大吉山(仏徳山)  :「京都宇治土産.com」
大吉山(仏徳山)  :「宇治市」
2) 朝日の山から月の山へ(京都府宇治市・朝日山)-月の名所十二選余話- :「月と季節の暦」

【 付記 】 
「遊心六中記」としてブログを開設した「イオ ブログ(eo blog)」の閉鎖告知を受けました。探訪記録を中心に折々に作成当時の内容でこちらに再録していきたいと思います。ある日、ある場所を訪れたときの記録です。私の記憶の引き出しを兼ねてのご紹介です。少しはお役に立つかも・・・・・。ご関心があれば、ご一読いただけるとうれしいです。

補遺
京都・宇治・世界遺産 平等院    公式サイト
興聖寺(宇治市)  :ウィキペディア
宇治茶道場「匠の館」  :「京都府茶業会議所」HP
莵道稚郎子伝説(宇治市) 悲劇の皇子 墓二つ  :「ふるさと昔語り」(京都新聞)
平等院で鳳凰の金色再び 京都・宇治、報道陣に公開  2014.2.24 日本経済新聞
「宇治の文化的景観」  宇治市発行  pdfファイル

   ネットに情報を掲載された皆様に感謝!


その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)


観照  [再録] 観桜 -1 宇治市植物公園のライトアップ へ
観照 [再録] 観桜 -2 宇治・黄檗の丘陵にて へ
観照  [再録] 観桜 -3  京都 仁王門通(頂妙寺・妙雲院)、琵琶湖疏水、白川にて へ
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Last updated  2017.03.23 12:56:45
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