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ただ、足寄の市街地へ入る前に北へ進路をとって分岐したのはよく覚えている。
そこからの道は、原生林の中の真っ直ぐな道だったことと、前にも後ろにも車は全く見当たらない孤独な走行だったこと、対向車が忘れた頃にやって来たことそんなことだ。
どうやら、美里別川に沿った道で、分岐したのは芽登と言うところらしい。
それから置戸町へ出て、訓子府を通って、北見市へ入った。
昨年は一か月で北海道を5000km走ったのだったが、今年は燃費の節約と、地球温暖化防止の為に、というとってつけた理屈で走行距離を抑えようと思って走っていた。
北見の写真は全く撮っていない。
郊外の山の中にキャンプ場があることを調べて行ってみたら、車止めの柵が設けられて、背が伸びた草で覆われていた。仕方なく撤退。
「近くの無料キャンプ場」とグーグルのマップに打ち込み、検索しているのだったが・・・
北見では、地元のスーパーで食料を調達しただけで、市街地もろくに見ないまま通過してしまった。
昔は世界でも名だたるハッカの生産輸出をしていたと、中学の社会科で教えられたけれど、今はどうなのだろう?
せめてもと、士幌の道の駅で「ハッカ飴」を買って、道中舐めていた。
隣町の美幌にキャンプ場の情報を見つけた。
北見から、再び峠越えをして、美幌へ。
美幌の市街地へ入る前の山際に「緑の森キャンプ場」の案内板が建っていた。
ここは有料キャンプ場で、南富良野の「太陽の里」と比べると、明るく、見た目もカラッとしていた。
チェックインはPM3時だったが、管理棟へ行き、管理人に内容を訊くことにする。
車中泊は禁止だという。
車中泊を許していたところ、車がアイドリングを続けていて、テント泊やバンガローの人達とトラブルになって、真夜中に管理人が呼び出される騒ぎになり、以来、厳禁と言うことだった。
それでは仕方あるまいと、テントを張ることにした。
400円のショバ代、洗濯機が置いてあって、150円の使用料、乾燥機は無い。
洗剤は別売りだが、切らしているから、と管理人が自前のを分けてくれ、感謝。
ちなみにこの時には、デイキャンプだったのか先客の一組が帰ると誰もいなくなった。
洗濯ものを炊事場の柱間に細引きロープを張って干した。
此処は暑い!!
一本だけ立っている樹の木陰にテントを張り、陽が陰るまではテントの中には入りたくなかった。
此処でもラジオは入らず、せっかく充電したポータブルバッテリーは使い道が、スマホとLED聡明だけだ。
木陰に椅子を出してすることもなく、時は過ぎて行った。
あくる日、噂に聞く風光明媚な美幌峠の観光に出掛けた。
美幌の町を通過して、キャンプ場とは市街地を挟んで真反対側へ走る。
道路の両側に白樺の並木が続いている。
30℃を超えている美幌の町から、峠へ向かって標高を上げて行くと段々涼しくなっていく。
美幌峠の駐車場は「道の駅」だった。
ガスがかかっている。
走るようにガスは流れて、風景が目まぐるしく変わっていく。
屈斜路湖が消えたり現れたりしていた。
擬似木の手摺に沿って登っていく展望の道。
風光明媚なこの風景を出し惜しみしているかのような霧だ。
一通り歩いてから建物の中に入るが、食事をするわけでもなく、する事が無い。
手持無沙汰・・・・
屈斜路湖や摩周湖の方へ降りて行くつもりはサラサラ無く、来た道を戻って、道中にある「峠ノ湯」で入浴し、スーパーで食料調達。
冷蔵庫の無い夏の車中泊は、こまめに買い物をして食あたりを防ぐしかない。
しかし、このキャンプ場でも、コッヘルの炊飯は芯が残った「メッコメシ」だった。
キャンプ場では少し離れてテントを張った男性が、一人焚火をして、炎を赤々と燃え上がらせていた。
テントのそばで焚火って、火の粉でテントに穴が空きはしないかと心配で出来ないなあ。。。
などと、せこいことを思うボクなのだった。