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いえ、それは分かってはいますが、何だか勿体ないのですよ、と胸の内で叫んだ。
キャラバン社のもので、山を歩いていると同じ靴を履いている人を方々で見掛けて、へえ、人気あるんだなと思ったのだった。
この靴を買うときに、値段が手頃なことと、50数年前にハイキングシューズの代名詞として、キャラバンシューズと呼ばれたくらい一世を風靡したものだったことを思い出して買ったのだった。
冬山以外はこの靴で歩き回ったから、かなりの回数の山行でお世話になっていると思う。
いずれ諦めなければならないことは分かってはいたが、とうとうその時が来たかと観念した。
アッパーの布の部分が擦り切れて穴が開いている。
靴の先端の外側の部分も擦り切れている。
左右どっちの靴も似たようなところに穴が空いている。
で、代わりの靴を買う算段をしたのだが、ワークマンのものを選んでみた。
キャラバンの4分の1くらいの値段になる。
トレッキングシューズという呼び名になっている正札。
靴紐をスニーカーのように穴に通している。穴を開けないで金具に引っかける従来の登山靴とは異なって、穴から水が入るなあと思わせる。値段相応か・・・・
妻先から甲の部分の布地も見た目が柔らかそうで剛性に欠けるような弱いような印象を持たせる造りだ。
文句言うなら、買うなよなあ、って自分に突っ込みたくなる(笑)
足首に当たるシューズの縁は柔らかくクッション性がある。
靴底のラバーが薄っぺらい。
直ぐに減っちゃいそうなそんな見てくれだと思う。山を歩いていてこのラバーがベロンと剥がれて来ないか?なんて疑いたくなる。
値段が値段なのだから無理言っちゃあいけませんよ、それはそうなのだ。
取りあえずこれを履いて、南アの仙丈ケ岳を歩いてきた。別に違和感はなかった履き心地だった。
ダメ元みたいな気持ちも正直なところ持っている。
後は、どの位の使用回数の耐えられるかという事が問題かな?
段々と山行回数が減っているし、高山も回数が減るだろうし・・・分相応なのではありますが・・・・
いや、年齢相応か。
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