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子供達が誕生日のお祝いで贈ってくれたもので、お金には代え難い品物。
ブランドを示すマークの刺繡は疲弊して消えつつある。
プラスチックのバックルの爪が折れてしまったのだった。
メーカーにメールで問い合わせたところ、バックルの部品売りはしない。
ポーチ自体をメーカーの修理部門に送って欲しい、送料はメーカー負担になるという。
そんな成り行きに一時は納得したものの、やはり、ここまで草臥れて壊れたものをそこまでするか?
という気持ちと、自分で直そうという気持ち、その二つの気持ちがメーカーへ送ることを躊躇わせた。
折れたバックルは、本体に縫い込まれてFIXされているから、外すとなると縫製を解すしかないが、バックルに切り目を入れて外すことにした。
壊れたものは切ったとしても、もう再度使うことはないのだから、どのように扱ってもいい訳だ。
切り目を入れるのは、金鋸、金属を切るのこぎりだ。
新しいバックルは雄雌一体のセットで他のメーカーのものを購入した。
今までのものよりもやや大きい。
これも、FIXされたベルトを通すために同様に切り目を入れて、何とか通した。
切り目はベルトに隠れて見えない。
ベルト全体の幅で引っ張り荷重を負担するから、切り目に集中荷重がかかる訳じゃあないから、
何とか持つんじゃあないかと、勝手に思う。
新たなバックルは、ベルトの幅よりもかなり大きい。

しかし、これでまあ、何とかなった。
バックル代金は354円だったかな?
洗濯したら、ポーチ自体も多少は綺麗になるだろうか?
こんな風に身の回りの物を不細工、不格好ながら、何とか身の丈に合わせて自己満足に浸りつつ生きて行くのが老いというものか。
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