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今日はプロ野球の話題で。4月最後の試合でしたが、ロッテが楽天に7-5で勝利して5連勝の貯金3で今月を終えたのは非常に良かったです。調子が上がらずに借金生活を続けていただけに、この連勝で一気に上昇気流に乗って欲しいものですね。ただ、次の3連戦の相手が今季4連敗中のソフトバンクというのが中々に厳しい所ですが、去年のGWも連勝し続けただけに去年の再現とばかりに連勝を伸ばす事を祈っております。ここまで福浦が驚異的な打率をマークしているだけに西岡、今江のWBC代表コンビが調子を上げてくれば怖いものはないでしょうね。相変わらずスタメンを固定しないボビー采配のお陰で大松の様にブレイクしそうな選手も登場しているのは心強い限りです。若干、投手陣の安定感に難がありますが、シーズンを戦っている間に整備されていくのを期待しております。個人的にはジョニー・黒木の完全復活を待ってます・・・。もうすぐ交流戦も始まりますし、今年もプロ野球は楽しめそうですね。
2006年04月30日
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レストラン“ブルーリップ”の美人ウェイトレスが、自宅アパートの一室で殺された。部屋には大量の竹が敷き詰められ、その中央に全裸の遺体が横たわっていた。容疑者にはアリバイがあり、被害者には過去があり、目撃者には邪心があった。そこに現れたのが間暮警部。持ち前の美声で昭和の名曲『神田川』を歌って言い放つ。「犯人はこの部屋の中にいます」―表題作のほか『別れても好きな人』『四つのお願い』『ざんげの値打ちもない』など懐かしいヒット曲に隠された事件の真相とは―。 本来なら恩田陸さんの「象と耳鳴り」を読み切ろうと思っていたのですが、先に鯨統一郎さんの「「神田川」見立て殺人」を読みました。文庫化して以来、ずっと探していた作品ですし、鯨さんお得意の連作短編集という事で期待していましたが、これは期待以上に馬鹿馬鹿しくて最高でしたwどんな事件でも歌謡曲の見立て殺人と言い張る間暮警部が歌ったり、無茶苦茶な推理をするという凄い作品ですが、鯨作品らしい良い意味でのマンネリが最高ですよw基本的なパターンとして1、大川探偵事務所に依頼が来て調査を始める→ 2、事件関係者に話を聞きに行くと唐突に間暮警部が登場して歌う→3、間暮警部の指摘した犯人について調査すると新たな局面が見えてくる→ 4、酒場・JPにてヒロイン・ひかるが推理して事件解決→5、再登場した間暮が破天荒な推理をみせて幕という感じでしょうか。とにかく、間暮警部の歌うシーンと推理が最高ですね。でも間暮警部の歌謡曲に対する推理は強引とはいえ、かなり鋭くて関心してしまいますねwしかもミステリとしても小道具の使い方が巧く、かなり新鮮な仕掛けもあったのには驚きでした。どれも甲乙付け難い馬鹿馬鹿しさがあるのですが、特に好きなのは表題作の「「神田川」見立て殺人」と「「空に太陽があるかぎり」見立て殺人」ですね。あと、特殊なケースですが荒唐無稽さが目立つ「「UFO」見立て殺人」も捨て難いですw馬鹿馬鹿しい作品が読みたい人には非常にお薦めな作品ですが、やはり好き嫌いは別れそうな気がします。私は、このノリが大好きなのですがw
2006年04月29日
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Aボタンをクリック。ぼくはテツオになる―現実への違和感を抱えた大学1年の坂上悦郎は、オンライン対戦格闘ゲーム“バーサス・タウン”のカラテ使い・テツオとして、最強の格闘家をめざしていた。大学で知りあった布美子との仲は進展せず、無敵と噂される辻斬りジャックの探索に明け暮れる日々。リアルとバーチャルの狭間で揺れる悦郎は、ついに最強の敵と対峙するが…。新鋭が描くポリゴンとテクスチャの青春小説。先日読んだアンソロジー「七つの黒い夢」で興味を持った桜坂洋さんの作品です。ネット対戦の格闘ゲームに明け暮れる大学生を描いており、正直言って格闘ゲームに興味や関心がないと読み難い作品かもしれません。イメージ的には「鉄拳」や「バーチャファイター」がモチーフになっていますが、オリジナルな格闘ゲーム像を序盤から巧く構築しています。欲を言えば、もう少し使用キャラの詳しい説明や世界観の掘り下げをしてくれると面白かったのではと思います。それでも短いページ数に魅力を詰め込んでおり、格闘ゲーム好きには堪らない設定なのではと思います。ネット上の世界観だけでなく、大学生の主人公を取り巻くリアルでも精神的に不安定な部分がよく描かれていると思いますが、少しご都合主義的な展開が多いのが気になりました。設定からしてライトノベル的な作品だからかイラストが随所に挿入されていますが、リアルでもネットでも通じる不思議な雰囲気の絵は作品に合っていると思います。toi8さんという方が描いているようですが、かなり好みのイラストばかりでした。ネットゲームを舞台とした小説が出てくるのは自然の流れなのかもしれませんが、この作品を出しているのがハヤカワ文庫というのが少し意外ですね。今作も十分に楽しめたので過去の桜坂さんの作品も読んでみようと思います。
2006年04月28日
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今日は久々にお世話になった指導教授に顔を見せる為に大学へ行って来たのですが、その後で後輩のK原君と色々と雑談もしました。見知った人が居ないとすぐに帰る所だったので助かったという感じですwその帰り際にK原君と大学近くのブックオフに立ち寄り、そこで「ミステリー迷宮道案内ナビゲート(1999~2003)」を購入しました。この本、以前に三省堂で発見して以来、かなり狙っていたので嬉しかったですねぇ。かなり多くの作家さんのインタビューも収録されていますし、バラエティに富んだ「ミステリー迷宮道案内」では民俗学ミステリや美食ミステリと項目毎に分類されているのが良い感じです。まだパラパラとしか読んでいませんが、ダ・ヴィンチ編集部から出ているだけあってマニアックな項目が多く居間にでも置いて暇な時に読んで行こうと思います。あと、探しに探していた鯨統一郎さんの「「神田川」見立て殺人」も買えたが嬉しかったですね♪
2006年04月27日
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津村沙世子―とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説のデビュー作。恩田陸さんのデビュー作「六番目の小夜子」を読み終わりました。以前に数話だけテレビドラマ版を観ていたのですが、かなり設定が違っていたのには驚きました。印象としては小説版の方がシンプルな感じでしたが、それだけドラマ版の出来が良かったのではという感じですね。青春小説やファンタジーとしても完成度は高いのですが、ホラーとしても生半な作品ではなく、特に学園祭の場面が秀逸ですね。行間から畳み掛けるような雰囲気には寒気がしましたよ・・・。語り手を含めて登場人物達は非常に魅力的なのも良かったですし、登場する謎も少しずつ明かされつつも新たな謎が出てくるのには嫌でも先が気になります。そして何よりも「サヨコ」というシステムの見せ方が巧いですね。若干、幕引きが強引で好き嫌いが別れそうなラストになっていますが、この物語の終わりとしては過不足ないのではと思います。解き明かさない事で活きる謎というのもありますし。ともかく、噂に違わない素晴らしい作品でした。他の恩田作品も読んでみようと思いますが、次に手に取った「像と耳鳴り」に今作の主人公・関根秋の父親が探偵役として出ているのには驚きました(汗)他にもリンクがないかと思ったら以前読み終わった「puzzle」には関根兄弟の長男らしき人物が出ていました。意外に関根一家を中心としたリンクが多そうなので今後も楽しみですよ♪
2006年04月26日
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むらさきかずはさんが回答していて面白そうなので頂いて来ました。中々、大変そうですが頑張って回答してみようと思います。以下、このバトンのルールです。1、見たら必ずやらなきゃいけないバトンです 2、最後に自分でタイトルを1つ追加します・NARUTO一時期は凄い楽しみだったのですが、最近は低調な気がします。シカマルとか地味なキャラをもっと出して欲しいですねぇ。・D.Gray-man 休載が多いのが残念ですが、ジャンプらしからぬ点が結構好きです。・テニスの王子様凄いレベルのギャグ漫画ですよねw全国大会入ってからのぶっ飛び具合が素晴らしいです。・BLEACHNARUTO同様に最近低調な気がしますね~。とはいえ、更木さんとか美味しいキャラも多く見逃せないですねw・ONE PIECE最近読んでいないですが、いつかコミックスで読み倒したいですよ。毎回のエピソードが長過ぎるのがネックな気がしますが。・ガンダム一通りは観ましたが、好きなのはZかZZでしょうか。リアル路線の08小隊も良いですね。・ファイナルファンタジー一通りはプレイしましたが、最高傑作は6な気がします。でもキャラが喋る10も好きだったりしますw・EVANGELION 直撃世代なので馬鹿みたいに観た為か現在は敬遠気味ですね。・ドラゴンクエストFF同様に一通りはプレイしましたが、やはり最高傑作は5です。結婚するのが斬新で数えられない位にプレイしましたよw・BLACK CATあまり読んでないので何とも言えません・・・。・学園ヘブン名前だけ知っておりますw・ドラゴンボール突っ込み所満載ですが、何だかんだで好きな漫画ですね。やはりべジータが良いですw・北斗の拳これも好きな漫画です。カッコいいキャラとカッコ悪いキャラの落差が激しすぎますw・セイント星矢セイントって大半が10代なんですよねwwテニスの王子様といいジャンプに登場するティーンは大変ですねw・ボボボーボ・ボーボボ着いて行けない世界ですw・HUNTER×HUNTER一時期、かなり批判していましたが最近はプラス思考で向き合っていますが、まだ作者取材で行く所がある事にビックリですw現在はFF休暇なのだと思いますが、1日でも早く終わる事を祈っておりますw・銀魂大人気みたいですが、あまり知らないですね~。その内に読んでみようと思います。・DEATH NOTE現在のジャンプでは、かなり楽しみな漫画ですよ。コミックスでじっくり読みたい漫画の1つです。・魔人探偵脳噛ネウロエキセントリックな絵ですよねw・ウテナう~ん、よく知りません。・アラレちゃんこの頃は鳥山さんも伸び伸び描いていたような気がします。・パタリロ長いシリーズな様ですが、西遊記くらいしか知らないですw・地獄少女アニメで最後まで観ましたが、かなり面白いですね。1話完結で行くのかと思いきや後半は続き物になったのが意外でした。・エウレカセブン中途半端にしか観ていませんが、映像とか気合入っていますよね~。いずれ通しで観たいです。・ゼノサーガ愚弟は詳しそうですが、私はあまり知らないです。でもいつ完結するのでしょうか?・サイバーフォーミュラ懐かしいですね~。昔、OVAとかも観ましたがテレビ版が一番面白かった気がします。・ストリートファイター結構やった記憶がありますが、どうしても愚弟には勝てなかったですねw・かしまし ~ガール・ミーツ・ガール~深夜にアニメでやっていましたが、よく観ませんでした。男の子が女の子になってしまうとかいう話だったでしょうかw・こいつら100%伝説う~ん、全く知りませんww・スラムダンク完全版で全巻持ってますし、今でも大好きな漫画ですね♪もう続編は読めないのでしょうか・・・。・名探偵コナンよく物理トリックばかりで50巻も持ちますねww・ビックリマン・愛の戦士ヘッドロココ子供の時に少し集めた程度ですね~。・ツインシグナルこれも懐かしいですね~。よく覚えていませんがw・GANTZ良い意味で予想を裏切り続ける展開は大好きですね。少しグロテスク過ぎますがw・ギャラリーフェイク飛び飛びでしか読んだこと無いです。これも、いずれ通読したいですね。・ローゼンメイデンCSで観ていましたが、不覚にも後半を見逃して不完全燃焼気味ですw・MONSTERかなり大好きな作品ですね~。ハリウッドで映画化するんでしたっけ?・幻想水滸伝2まではやりましたが、それ以降はさっぱり・・・。・おおきく振りかぶって名前しか知りません~。・RAVE途中まで読んでいたのですが、終盤で投げ出してしまいました(汗)とっくに完結したらしいですし、続きはいずれ。・メダロット 愚弟が昔観ていましたが、ロボット同士を戦わせる話だった気がします。・ヒカルの碁小畑さんの出世作なのでしょうね。絵の上手くなり具合が著しいです。・機動戦艦ナデシコ劇場版まで観ましたが、あのノリは最後まで好きになれませんでしたw・BLUE SEEDサザンアイズの人の作品だった気がします。アニメで少し観た記憶がありますが・・・。・レベルE短いですが、結構好きな漫画ですね。・センチメンタルグラフティ・センチメンタルジャーニー少しだけプレイしましたが、女の子に会う為に深夜バスで移動とか主人公の根気が凄いですねw・爆走兄弟レッツ&ゴー!!ミニ4駆の話という事しか知りません~。・ホイッスル好きな漫画だっただけに無念の打ち切りでした・・・。・ファイブスターストーリー最初の方しか知りませんね~。愚弟が所有しているはずなので、いずれ読んでみようと思います。・アキラとにかく映画版が凄かったですね。ジャパニメーションの先駆けなのでしょうか?w・デ・ジ・キャラット何となくしか知らないですね~。・ニニンがシノブ伝アニメで何度か観ましたが、サザエさんのアナゴさん役の人がはっちゃけている印象しかないですw・マスターキートンワイド版で全巻持っていますが、かなりの良作ですね。中途半端にアニメ化されたのが残念ですよ。・でろでろ知らないですね~。・xxxHOLiC最初の方を少し読んだだけですね~。・CITY HUNTER意外に漫画では、あまり読んでいません。アニメの印象が強いですw・頭文字Dほとんど知りませんね~。車に興味ないのが悪いのでしょうかw・逆境ナイン映画版も良かったですが、漫画版には及ばないですねwあの突き抜け具合が癖になりそうですww・.hackゲームもクリアしてアニメも観ましたが、あの世界観は好きですね。巧い具合にネットゲームを現している気がします。・スティールボールラン最近読んでいないですが、正当なジョジョの第7部らしいのでコミックスも揃えたいです。・プリンセス・プリンセス分かりません~。・よつばと凄まじい癒しの作品です。どこも減点する部分の無い恐ろしい漫画ですねw・トッキューし、知りませんw・ピンポン漫画も映画も両方良いですね♪また観たいですね~。・セーラームーン従兄弟の女の子がアニメで観ていましたね~。・ピグマリオこれも知りませぬ。・うしおととら終盤の盛り上がりが凄いですよね。また読んでみたいですねぇ。・ロックマンエグゼアクションゲームのロックマンしか知らないですw・家庭教師ヒットマンREBORNこれも、いずれちゃんと読みたいですね。・ヘルシング面白そうですが、未だに未読です。吸血鬼の話でしたっけ?・WILD LIFEジャぱんにゲスト出演していた位しか知らないですw・BASARA名前しか知りませんね~。・みえるひと私はイマイチ好きになれないですが、悪友のRYOは一押しですwどこまで打ち切られずに頑張れるかどうかですね。・アイシールド21追加分は「アイシールド21」にします。ジャンプ系の漫画が多い中で無かったので入れてみますwスラムダンクに通じる熱いスポーツ漫画ですよね~。近い内にコミックスを集めようかと思っていますが、立ち読みした限りでもコミックスのオマケ要素とか凄いですよね♪回答にかなり時間が掛かりましたが、懐かしい名前も多かったのは嬉しかったですw興味のある方はどうぞ♪
2006年04月25日
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学校という名の荒野をゆく、怖るべき中学生群像。名門秋川学園大付属中学3年A組の生徒が次々に惨殺された。連続殺人の原因として、百万単位の金がからんだチョコレートゲームが浮かび上がる。息子を失った一人の父親の孤独な闘いをたどる、愛と死のショッキング・サスペンス。日本推理作家協会賞受賞作。恩田陸さんの「六番目の小夜子」に手を伸ばす前に読みかけだった岡嶋二人さんの「チョコレートゲーム」を読みました。日本推理作家協会賞を受賞した作品のようですが、肩書きに負けない傑作でした。岡嶋二人作品を読んで毎回思うのは、全く古さを感じないという点なのですが、今作も1988年刊行だとは思えない位に新鮮さが損なわれていないですね。ページ数は300ページに満たない短さながら「家族」というテーマに加え、ミステリとしての要素を兼ね備えているのは流石ですよ。特に目を惹いたのはアリバイトリックに使われた仕掛けですね。全体的にテンポもよくて素直に主人公の作家に肩入れできて自分も一緒になって子供達が隠すチョコレートゲームの謎に迫るという感覚で読めました。全く関係なさそうな部分から浮かび上がる伏線も見事に決まっていますし、息子を失った父親の孤独な闘いという人間ドラマとしての側面も物語に合っていると思います。序盤の漠然とした不安な状態から中盤以降の風当たりの強い状況への移行も見事で益々真相への興味が積もっていきますね。そんな中で開かされる結末と謎解きからは物悲しさも感じられますが、だからこそラストシーンで申し分のない閉め方をしているのは非常に読後感が良かったです。他の岡嶋作品も読んでみようと思います。
2006年04月24日
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三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。二月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは?この世の「不思議」でいっぱいの物語。恩田陸さんの「麦の海に沈む果実」を読みましたが、先日読んだ「三月は深き紅の淵を」の続編らしく期待以上の作品でした。湿原に囲まれた特殊極まりない学園という設定からして惹かれるものがあります。前作の4章でダイジェスト的に描かれていた部分も登場しますが、中盤以降は全く違う展開になってくれたのも嬉しい所ですね。とにかく主要キャラが魅力的で理瀬、黎二、聖、憂理、ヨハンと誰も彼もキャラが見事に立っていますね。特に面白いのは校長で、ここまで濃い人物というのも珍しい気がしますw以前、アンソロジー「殺人鬼の放課後」でヨハンが主役の短編「水晶の夜、翡翠の朝」を読んでいたのでヨハンの正体は最初から知っていましたが、今思い返すと意味深な部分が多くて読み返すと面白そうですね。キャラが魅力的なだけに前作以上に一気に読ませますし、何よりも終盤の展開は凄いですね。正直、好き嫌いが別れそうですが、私は何とも言えない読後感同様に結構気に入っていますが、この後どうなるかが気になって仕方ないですよ!これからも「三月」シリーズからは目が離せなさそうです。あと、前作同様に挿絵の北見隆さんのイラストが物語に非常に合っていますね。各章の扉絵が不思議さと不気味さを兼ね備えた様なイラストばかりで印象的でした。とりあえず、次は「六番目の小夜子」を読んでみようと思います。
2006年04月24日
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ふと、見ると楽天ブックスでは来月刊行予定の乙一さんの新作「銃とチョコレート 」の予約が開始していました(http://item.rakuten.co.jp/book/4025440/)講談社ミステリーランドから出るという事で、どんな作品に仕上がっているか非常に気になりますが、既に粗筋も載っていました。正義って何……?怪盗ゴディバに挑戦する名探偵ロイズは子どもたちのヒーロー。少年リンツは、怪盗ゴディバ事件の有力情報をロイズに知らせるのだが……!?(以上、楽天ブックスより引用)ええと、ゴディバとかロイズって名前から凄い事になっていますねwwそもそも乙一作品で「名探偵」や「怪盗」という役職が登場すること自体が予想外でしたw本当に一体どんな作品になるか楽しみでなりませんよ♪
2006年04月23日
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世間的には今更という感じでしょうが、今現在私の中で恩田陸作品がブームですw先日読んだ「三月は深き紅の淵を」に続いて読んだ「麦の海に沈む果実」も非常に好みの作品で、これを契機に他の作品も読もうと企んでおります。元々、積立本に「ドミノ」と「劫尽童女」はあったのですが、やはりデビュー作は押さえておきたかったので古本で「六番目の小夜子」と「象と耳鳴り」を購入しました。「六番目の小夜子」はNHKのドラマで数回観たのですが、後半を見事に見逃していたので新鮮な気持ちで楽しめそうですwただ「象と耳鳴り」が読み易そうな短編集なので、真っ先に読んでしまうかもしれませんwとりあえず、手持ちの作品を読みつつ他の恩田作品にも手を伸ばして行きたいと思います・・・。あと、探していた鯨統一郎さんの「謎解き道中」を始めて古本で発見しましたが、水濡れがあったり状態が悪かったので今回は見逃しました。こういう欲しい本を発見しておきながら買えないのは本当に口惜しいですね(汗)
2006年04月22日
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鮫島巧一は趣味が読書という理由で、会社の会長の別宅に二泊三日の招待を受けた。彼を待ち受けていた好事家たちから聞かされたのは、その屋敷内にあるはずだが、十年以上探しても見つからない稀覯本『三月は深き紅の淵を』の話。たった一人にたった一晩だけ貸すことが許された本をめぐる珠玉のミステリー。かなり久々に2冊目となる恩田陸さんの作品を読みました。1作目は中編の「puzzle」だったので、あっという間に読み終わってしまい印象は薄かったのですが、今作は非常に恩田陸さんという作家の本領が発揮されている作品な気がします。今作には幻の小説「三月は深き紅の淵を」を巡る4つの物語が収録されていますが、どの話でも全然違った毛色の物語になっていて常に良い意味での緊張感を保ったまま読めました。どの章も良かったのですが、特に3章「虹と雲と鳥と」の多彩な視点で語られる事件の真相がミステリとしても青春小説としても読み応え十分でお気に入りです。あと、好事家が大いに語る1章「待っている人々」もシリーズの複線を多分に含んでいそうで目が離せませんでしたw3章までは比較的ストレートな作品だったのに対し、4章では一転して私小説的な方向に物語が展開したのには驚きだった上にメタな設定にも唖然としました。どうやら、この章はシリーズ2作目の「麦の海に沈む果実」と大いにリンクしており、引き続いて「麦の海に沈む果実」を読むのが楽しくて仕方ないですねwそれに3作目の「黒と茶の幻想(上・下)」も最近文庫化されたので、そちらも非常に気になりますよ!全編を通じて恩田さんの「物語」に対する真摯な姿勢が垣間見える良作ですね。
2006年04月21日
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ええ、あの事件のことでしょ?どうしてわかるのかって? だってあの事件が起きてから一年間、訪ねてくる人みんな同じことを訊くんですから……。数多のエピソードを通して浮かび上がる人々の愚行のカタログ。『慟哭』の著者のさらなる新境地。 貫井徳郎さんの「愚行録」を読み終わりました。最近出たばかりの作品らしいですが「ほら、人間という生き物は、こんなにも愚かで、哀しい。」という帯に惹かれて購入しました。貫井さんの作品は「症候群」シリーズや講談社文庫から出ている作品を積立本状態なのですが、何故か「慟哭」「プリズム」「愚行録」と東京創元社から出ている作品は全て読んでおりますw物語は都内で起きた一家惨殺事件の被害者である田向一家の関係者へのインタビューと自分の過去を兄に語りかける妹の秘密の告白が交互に挟まれるという構成になっています。未読ですが、おそらく宮部みゆきさんの「理由」と同じ様な構成だと思います。インタビュー形式で明かされる数々のエピソードを通して田向夫婦の過去が垣間見えてくるのですが、語り手によって夫婦への印象が大きく異なっているのが良く分かります。容姿や学歴へのコンプレックスによる劣等感や妬みと言った負の感情が語り手からこれでもかという具合に感じられ、粗筋にもある「愚行のカタログ」と呼べる様々な人間の暗い部分を嫌でも意識する作品ですね。正直、読んでいて楽しい気分で読める部分は皆無でしたwそのインタビューと繋がりが不明な妹の独白も重い話ばかりで無責任な両親の元に生まれ、幼い時より虐待を繰り返されて育った兄妹という設定だけでもウンザリする暗い話が展開され、事件とどういう繋がりがあるのかだけが気になりました。後々考えると、この妹の独白ってかなりマズイ状況で喋っている気がしますwwラストで明かされる真相は、そこまで驚きのある結末ではありませんでしたが、今作の場合は人間の暗い部分を描くのが主眼という感じなのでしょうね。ミステリとしての驚きを期待していたので肩透かしにあった気分ですが、ここまでシンプルな構成で読ませるというのは素直に凄いですね。動機の面で弱さを感じましたが、かなり分かり易い形で犯人を明かしているのが大胆不敵です。ひたすらにブラックな読書体験がしたい方には、絶対にお薦めですねww
2006年04月21日
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もうすぐ「陽気なギャングが地球を回す」が映画化されますが、それに先駆けて「アヒルと鴨のコインロッカー」も映画化するようです(http://72.14.203.104/search?q=cache:Ji3XG9H3Q-YJ:www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news002.htm+%E3%82%A2%E3%83%92%E3%83%AB%E3%81%A8%E9%B4%A8%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%80%80%E6%98%A0%E7%94%BB%E5%8C%96&hl=ja&gl=jp&ct=clnk&cd=3&ie=UTF-8&inlang=ja)撮影の舞台は仙台で年末に東北地方で先行ロードショー公開されるようです。しかも地元住民にエキストラ出演を要請すると、かなり地元に密着した映画になりそうですね。ロケ地も八木山動物公園や広瀬川河畔と私も何回か行った事がある場所が多いのも嬉しいです。主演は濱田岳で瑛太、大塚寧々、松田龍平らが共演するようですが、最も気になるのはあれをどうやって映画化するのかですねwあの部分はカットする訳には行かないと思いますが、どうやって表現するか非常に気になります。それにしても「チルドレン」のドラマ化といい、伊坂作品の映像化が続きますね~。あと「陽気なギャングが地球を回す」の公式ガイドブックが発売されていました(http://www.s-book.com/plsql/com2_detail?isbn=4396632630)気になったのは、収録されている短編「海には、逃したのと同じだけの良い魚がいる。」がガイドブックの為だけに書き下ろされた新作なのか「陽気なギャングの日常と襲撃」に収録されているかどうかです。収録されていなければ、ガイドブックも買わなければならないですねw
2006年04月20日
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「レエ、オグロアラダ、ロゴ…」ホラー作家の道尾が、旅先の白峠村の河原で耳にした無気味な声。その言葉の真の意味に気づいた道尾は東京に逃げ戻り、「霊現象探求所」を構える友人・真備のもとを訪れた。そこで見たのは、被写体の背中に二つの眼が写る4枚の心霊写真だった。しかも、すべてが白峠村周辺で撮影され、後に彼らは全員が自殺しているという。道尾は真相を求めて、真備と助手の北見とともに再び白峠村に向かうが…。未解決の児童連続失踪事件。自殺者の背中に現れた眼。白峠村に伝わる「天狗伝説」。血塗られた過去に根差した、悲愴な事件の真実とは?第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。 少し読み終わるのに時間が掛かってしまいましたが、道尾秀介さんの「背の眼」を読み終わりました。第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作ですが、純粋なホラーというよりもホラー風味の本格ミステリという感じの作品でした。イメージ的には「京極堂」シリーズみたいな感じでしょうか。作者と同名のミステリ作家・道尾秀介が助手兼語り手で、霊現象探求所を経営する昔の友人・真備が探偵役という古典的な探偵と助手というのも本格ミステリ的ですね。登場する謎も自殺者の写真の背中に写る眼、田舎町で発生した連続幼児失踪事件を軸に村に伝わる「天狗伝説」が絡んで来るという魅力的なもので、物語の随所に張り巡らされた伏線が明かされる終盤の怒涛の展開と謎解きは圧巻でした。探偵役の真備が語る様々な薀蓄や複雑に絡み合うエピソードの為に長くなり過ぎている感もありますが、複数の視点で語るからこその深みや多面性が出ているのは良かったです。何とも言えないラストも物語に合っていますし、デビュー作としては完成での高い作品なのではと思います。ミステリやホラーが好きな方には、かなりお薦めですね。シリーズ化が期待される内容ですが、期待通りに既に2作目「骸の爪」が刊行されているだけではなく、本格ミステリ大賞の候補に選ばれた「向日葵の咲かない夏」も読んでみたいですよ♪
2006年04月19日
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今回は珍しく漫画の感想ですw今日古本屋にて210円で購入した鳥山明さんの「ネコマジン」の完全版についてです。この作品は「週刊少年ジャンプ」と「月刊少年ジャンプ」に不定期連載された短編漫画をまとめたものです。全体的に「ネコマジンがいる」「ネコマジンみけ」「ネコマジンZ」という3編に分けられ、ほのぼのとしたギャグ漫画が展開されています。特に「ネコマジンZ」には「ドラゴンボール」のネタが大いに使われており、直撃世代の私にとって非常に嬉しかったですw(以下、どのキャラが登場するか書きますので自分の目で知りたい等の不都合を感じる人はご注意下さい)まず、主人公のネコマジンZからして悟空の弟子という設定な上に悟空と同じ武道着を着ているのが面白いですwしかも「ねこはめ波」を使い「スーパーネコマジン」に変身するなど徹底的なパロディになっております。ゲストキャラもスーパーサイヤ人に変身するサイヤ人・オニオやフリーザの息子・クリーザといった「ドラゴンボール」の世界観を崩した様なキャラが登場したと思えば、孫悟空やべジータに魔人ブウとお馴染みのキャラも出てきますww個人的に大好きなのはべジータなのですが、物語終盤を世襲した様なトホホな役回りでギャグ漫画に登場とは笑うしかないないですね(苦笑)とはいえ、こういうギャグテイストのパラレルワールド作品でも鳥山さんが漫画を描いてくれるのは素直に嬉しいですよ。やはり「ドラゴンボール」の完全版もいずれ集めようと思いますw
2006年04月18日
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プロ野球の話題ですが、珍しくロッテではなく日ハムについてです。昨日の試合で日ハムの金村投手の死球に激昂したソフトバンクのズレータ選手が暴行した事に対し、ズレータ選手への処分として出場停止10試合と制裁金30万円が科されました。この試合、たまたまテレビで観ていたのですが、体当たり後に倒れた金村に対してもパンチをするという文句なしの暴行行為で衝撃的でした。これでズレータは通算6度目の退場と常習犯なので10試合の出場停止は当然でしょうね。下手したら、もっと重くても文句言えない状況だっただけに軽いくらいでしょう。前日、日ハム投手陣に12回ノーヒットノーランと屈辱的な抑えられ方をしていたのも遠因かもしれませんね。結局、この試合も完封負けで25イニング連続無得点と打撃陣の不調は深刻そうです。ただ、本当に心配なのは被害者の金村で3箇所の打撲の為に登録を外れたそうで、ただでさえ駒不足な日ハム投手陣にとってエースの不在が長引けば厳しいですね。ともかく、つまらない暴力行為はスポーツ観戦には興醒めなので再発は起こって欲しくないですね。
2006年04月17日
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天使のように美しい顔をした私の息子。幼稚園児の彼が無邪気に描く絵には、想像を絶するパワーがあった。そしてある日―。乙一の傑作「この子の絵は未完成」をはじめ、恩田陸、北村薫、岩井志麻子ら、新感覚小説の旗手七人によるアンソロジー。ささやかな違和感と奇妙な感触が積み重なり、遂に現実が崩壊する瞬間を描いたダーク・ファンタジー七篇。静かな恐怖を湛えたオリジナル文庫。かなり注目していたアンソロジー「七つの黒い夢」を読みました。この作品には乙一さん、恩田陸さん、北村薫さん、誉田哲也さん、西澤保彦さん、桜坂洋さん、岩井志麻子さんと凄い面子の短編が収録されていて定価が420円と非常にお得ですね。これは新刊で買おうと思っていたのですが、先延ばしにしている間に古本で発見しましたw感想としては、まず「7つの黒い夢」というタイトルが幾つかの作品に完全に当て嵌まらないという点です。特に西澤保彦さんの「桟敷がたり」と桜坂洋さんの「10月はSPAMで満ちている」は比較的普通のミステリという感じがしました。それでも、この2編がお気に入りの短編なのが複雑な所ですw以下、1編ずつの感想です。 「この子の絵は未完成」(乙一)このアンソロジーの目玉的短編ですが、乙一さんの短編の中では微妙な作品でした。確かに設定は絶妙に巧いのですが、話が起伏に乏しくてあっさりとし過ぎている感じがします。他の乙一作品にあるファンタジー的な短編と比べても若干の物足りなさがあり、不完全燃焼な印象を受けました。それにしても、この能力を「常識はずれ」の一言で済ませるのが乙一作品の凄い所でしょうねw 「赤い毬」(恩田陸)短いながらも幻想的で引き込まれる短編。何とも言えない読後感がありますね。改めて恩田さんの作品を読み倒したくなりました。 「百物語」(北村薫)こちらも短いですが、存在感十分でした。相変わらずの文章の巧さに加え、即席の百物語という設定が面白いです。オチは期待通りにホラーの定石を踏襲してくれているのが嬉しい所ですね。 「天使のレシート(誉田哲也)」初めて読む作家さんでしたが、かなり良かったです。SF的な設定も絡んできますが、現代的な不思議で怖い話を見事に描き切っていると思います。読み始めと読み終わりで印象が大きく変わる作品で、切ない展開と衝撃的なラストが記憶に残りました。 「桟敷がたり」(西澤保彦)こういう短編でも、やはり飲酒するシーンがありますw飛行場を舞台としたミステリという感じですが、田舎での同窓会を軸に巧みに不透明な恐怖を描いていますね。不思議な感触のある短編でしたが、やはり1番怖いのは人間の悪意ということでしょうか 「10月はSPAMで満ちている」(桜坂洋)名前は知っていたのですが、今回初めて読んだ作家さんでした。迷惑メールを作成する仕事をする主人公という設定が非常に面白く、色々な苦労があるという世の中の裏側を覗ける「日常の謎」を扱ったミステリですw謎自体は簡単に分かりますが、シリーズ作品の1話目のような内容は好印象ですね。 「哭く姉と嘲う弟」(岩井志麻子)流石にホラー作家さんだけあって中々に怖かったです。語り手と作中に登場する物語が不気味ですね。この人でラストを飾るのは、ホラーアンソロジーの終わり方としては贅沢だと思います。アンソロジーとしては無理矢理まとめた様な印象もありますが、全体的なラインナップは悪くないですし、かなり楽しめる短編集だと思います。ただ荒筋の「ささやかな違和感と奇妙な感触が積み重なり、遂に現実が崩壊する瞬間を描く」というのは言い過ぎでしょうwただ、だからこそ逆にバラエティ豊かなアンソロジーになっていて様々な短編が楽しめる作品に仕上がっていると思います。
2006年04月17日
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華やかに幕開けした新世紀。だがその初頭、日本の各地で奇妙な出来事が次々と起きていた。すべての事件には、突然舞い込んだ奇妙な手紙が関わっていた…!気鋭の本格推理の旗手6人が、不可解な“手紙”をもとに趣向を凝らした珠玉の連作推理の傑作。 新世紀「謎」倶楽部のアンソロジー「新世紀犯罪博覧会」を読みました。この名義でのアンソロジーは、キーワード別の短編集「新世紀「謎」倶楽部」と11人の作家によるリレー長編「堕天使殺人事件」に続いて3作目ですが、テーマとしては最も面白かったです。1986年に町興しを目指して地方都市で行われた「風の国フェスタ」という博覧会のイベントで「21世紀の自分に手紙を出そう」という主旨の郵便企画があり、21世紀に届いた過去からの手紙によって起こる様々な事件を6人の作家さんが描いております。著者は歌野晶午さん、篠田真由美さん、谺健二さん、二階堂黎人さん、柄刀一さん、小森健太朗さんの6人で同じテーマで書いているとはいえ、手紙の内容は千差万別で読み応え十分でした。巧いと思ったのは設定を考えた歌野さんが1番手で短編を書き、その短編で博覧会の概要等を余す事無く描いている点ですね。歌野さんはエピローグも担当し、そこで1つの仕掛けを明かしているのですが、その明かし方が絶品で見事な落とし方をしています。どの短編も個性的で楽しめましたが、特にお気に入りなのは谺健二さんの「くちびるNetwork21」と柄刀一さんの「滲んだ手紙」ですね。どちらも設定を最大限に活かした好短編だと思います。新世紀「謎」倶楽部の作品では他に「前夜祭」や「EDS緊急推理解決院」といった未読のアンソロジーがあるのでいずれ読んでみたいですね。
2006年04月16日
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先日「夏期限定トロピカルパフェ事件」が出たばかりですが、かなり創元推理文庫が熱いです。東京創元社のメルマガによると6月の新刊文庫が凄い事になっています。・いしいひさいち 「コミカル・ミステリー・ツアー〈4〉」・柄澤齊 「ロンド〈上・下)」・坂木司 「仔羊の巣」・畠中恵 「百万の手」・光原百合 「時計を忘れて森へ行こう」・米澤穂信 「さよなら妖精」注目は、ついに文庫化が開始される「ミステリ・フロンティア」です。畠中恵さんの「百万の手」は未読なので読みたいですねぇ。更に光原百合さんの「時計を忘れて森へ行こう」は待望でしたし、早くも2作目が文庫化という坂木司さんの「仔羊の巣」も注目です。あと、何気に3巻まで持っているいしいひさいちさんの「コミカル・ミステリー・ツアー〈4)」も楽しみですよwwともかく、かなり積極的な文庫化攻勢なので今後も注目作と中々文庫化しない作品を巧い具合に出し続けて欲しいですね。
2006年04月15日
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「私、変な男の人を、見たの!」楽器店二階の音楽教室で、生徒の小学生ユイカが泣き出した。商店街周辺に変質者が出没していた矢先の事件―だが、少女と弟の証言が微妙にズレて…(第一話「バイエルとソナチネ」)。ピアノ教師杉原亮子が解きほぐす生徒たちの心の襞と綾。そして音楽大学を首席で卒業しながら、人前で演奏できなくなってしまった亮子自身の過去の秘密。些細な事件や奇妙な悩みを、亮子先生が穏和な推理で鮮やかに解決する癒しのミステリー連作。 少し前に読んだ本格ミステリ作家クラブのアンソロジー「死神と雷鳴の暗号」に1編が収録されていた菅浩江さんの連作ミステリです。このアンソロジーを読んだ時には、連作なので全体を通した謎は当然解明されない上に収録されていたのが2話目と中途半端だったので、かなり続きが気になっていましたwそして、今回やっと読むことが出来たのですが、期待以上に深みのある好短編集でした。まず、文章の美しさが際立っていて連作ミステリの名手・加納朋子さんを彷彿とさせる巧さがありました。細かな情景描写だけでなく人物描写も活き活きと描かれており、特に各話毎に語り手が代わってい事が物語に多方面から光を当てていたのは良かったです。主人公の亮子先生は勿論、友人から楽器店の親子、同僚、生徒の子供達に至るまで小さな町のピアノ教室の周辺で起こる出来事の中で映えていますね。どれも素晴らしい短編揃いですが、その中でも特にお気に入りの短編は見事なオチが付く「大きな古時計」と語り手の心理描写を心憎いまでに引き出した「タランテラ」でしょうか。演奏場面が爽やかな「トロイメライ」も忘れられない1編ですね。それと「いつか王子様が」に登場する暗号は、何気に非常に難解で私では絶対に分からなさそうでしたw様々なエピソードの中に登場する謎は音楽に関わる「日常の謎」ですが、当事者にとっては譲れないデリケートな問題ばかりで、それを優しく解き明かしていく亮子先生は正に名探偵ですね。物語全体を通して謎となっている亮子先生の過去は想像以上に厳しいもので、それが明かされる話はページを捲るのが辛くなるほどでした。ただ、だからこそラストシーンで激しく胸を打たれ、思わず涙してしまいました・・・。連作作品の醍醐味といえる終盤の盛り上がりを余す所なく表現しており、もう言うことが無いですね。音楽に精通していなくても楽しめますが、昔ピアノを習っていた人や現在習っている人、ピアノを習っている子供がいる人には絶対のお薦めの作品です。これを機会に菅浩江さんの他の作品も読んでみたいですね。
2006年04月15日
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気がつけば加納朋子さん原作の「てるてるあした」のドラマ版が始まります。と言うよりも札幌では現在進行形でやっておりますww「てるてるあした」は未読ですが、姉妹作の「ささらさや」も話に絡んで来るようなので楽しみですよ。春のドラマで観たいと思うのは「てるてるあした」だけなので毎回忘れずに観ようと思います。とりあえず、引き続いて観るとしますw
2006年04月14日
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今回は珍しくアニメの話題で。先日までCSで日替わり放送していた「巌窟王」というアニメなのですが、久々に楽しく観れる作品でした。タイトル通り「三銃士」等で有名なアレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯」が原作になっていますが、ただストーリーをなぞるだけでなく、かなりオリジナルの要素が盛り込まれているのも特徴的です。何よりも凄いのは、物語の舞台が19世紀のヨーロッパから近未来の既に宇宙に進出した世界になっている点ですが、これは独自の作品世界を構築しているので違和感は限りなく少なく観られました。有効に近代の道具立てを利用しつつも要所要所でクラシックな道具が登場するのも絶妙です。また原作では、復讐する側(モンテ・クリスト伯)からの視点で描かれた物語を復讐される側のしかも原作では脇役の1人でしかないアルベールを主役に配している構成の妙も好印象です。視覚的に色使いが非常に独特(2Dテクスチャリングを使っているそうです)な表現なので慣れるまでに時間が掛かりそうですが、慣れてしまうと問題なく楽しめますね。あと、重要なのはOPやEDで洋楽が使用されているという点ですねw最近のアニメは、どうしてもスポンサーとかの兼ね合いでJ-POPが使用される場合が多いですが、この作品でJ-POPが流れては興醒めもいいところです。どちらも良い曲で特にOPが静かな曲、EDが激しい曲という定石を反転させたセレクトも物語に合っていると思います。かなり完成度が高いと思いますが、それだけでなく見事に私のツボにはまる作品ですねw
2006年04月14日
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この夏のぼくの運命を左右するのは〈小佐内スイーツ・セレクション〉!? 小市民を目指す小鳩君が、またも遭遇してしまった大事件とは――お待たせしました、大人気学園ミステリシリーズ第2弾!札幌駅の大型書店で購入し、一気に読み終わりました。前作「春期限定いちごタルト事件」が非常に良かっただけに期待しておりましたが、全く期待を裏切らない作品でしたが、ある意味で大きく裏切られました。今作は扱い的には長編作品なのですが、1章の「シャルロットだけはぼくのもの」と2章の「シェイク・ハーフ」は「ミステリーズ!」に掲載された読み切り短編だけに単品としても十二分に楽しめました。「シャルロットだけはぼくのもの」は意外な犯人による倒叙もので冒頭からシリーズの醍醐味と言えるデザートを通じての「日常の謎」を堪能できました。続く「シェイク・ハーフ」には暗号が登場しますが、さり気ない伏線と暗号の見せ方が絶妙ですね。事件を通して小市民を目指す小鳩君が夏休み期間内の町内デザート巡り「小佐内スイーツ・セレクション」に巻き込まれる模様は面白いですねw前作の延長上の様な2章の後には閑話休題の様な短くも後半の布石となる3章「激辛大盛」を経て4章「おいで、キャンディーをあげる」では「誘拐事件」が発生し、話は一気にシリアスに架橋に突入します。そして終章「スイートメモリー」では作品全体に散りばめられた伏線が昇華されると共に非常に衝撃的なラストを迎えます・・・。これは本当に衝撃的で1章や2章を読んだ時は、こんな着地は想像しなかっただけに驚きも大きかったですよ!まるで旧作「スター・ウォーズ」3部作の2作目を観た後の様な何とも言えない読後感を味わいました(汗)刊行されたばかりですが、早く3作目「秋季限定~」が読みたくて仕方がないです。今作単独でも楽しめますが、間違いなく前作「春期限定いちごタルト事件」を読んでいると楽しみが倍増し、ますます先が気になる作品ですね。ところで今作の装丁でも前作同様に片山若子さんのふわっとした感じでイメージに合っていますね。この方、鯨統一郎さんの「一休」シリーズも手掛けていますが、あの独特なタッチが凄い好きです。
2006年04月13日
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真藤数馬は冴えないオタクだ。無職でもちろん独身。でも「引きこもり」ってやつじゃない。週1でビデオ屋にも行くし、秋葉原にも月1で出かけてるし。今日も可愛い妹と楽しいデートの予定だったんだ。あの「女王様」に出逢うまでは。彼女との出逢いが、めくるめく悪夢への第一歩だった…。「このミステリーがすごい!」1位。「本格ミステリ・ベスト10」1位。日本推理作家協会賞受賞。本格ミステリ大賞受賞。四冠制覇の歌野が贈る、未曽有の衝撃。 かなり久々に歌野さんの作品を読みましたが、それが帯に「今年最大の問題作!!」と書かれている「女王様と私」というのは面白いですねw主人公・数馬のオタクっぷりは、いっそ清々しい位で「女王様」との兼ね合いは思わず笑ってしまいましたw比較的、序盤で明かされる2つの仕掛けは見事なテクニックで流石ですよ。100ページ程度までの事件以前と事件発生から捜査する過程、そして謎解きからラストまでと物語の進行状況で印象が著しく変わる作品でした。章タイトルの「真藤数馬のまぎれもない現実」と「真藤数馬のめくるめく妄想」が非常に良い感じですが、少し意外だったのは秋葉原に行くシーンが無かった点ですねwミステリとしてのトリックや真相は比較的予測が付くもので驚きはなかったですが、物語として最新のサブカルチャーを取り入れていたのは非常に楽しめました。物語終盤の展開を受け入れられるかどうかで評価が変わるでしょうが、私は問題なく読めました。あの破天荒な展開も今作なら妙に不自然さを感じなくなるのも納得できる気がしますw歌野作品は毎作、物語設定が多彩なのですが、今作も多聞に漏れない作品でしたね。ただ、私の中で歌野作品の最高傑作は今作や「葉桜の季節に君を想うということ」ではなく「安達ヶ原の鬼密室」ですね。一風変わった構成やトリックも含めて妙に好きな作品ですw
2006年04月12日
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全世界で大人気のオンライン学園R.P.G.「キャラねっと」。学園生活をバーチャルに体験できるその仮想世界は、カワイイ妹のために俺がつくったもうひとつの現実。すべてはカワイイ妹のため。だが、あの小僧が現れてから俺の世界、そして妹への愛が壊れ始めた…「密室連続殺人」から始まった「キャラねっと」での不可解な3つの大事件に「探偵アイドル」が挑む。流水大説新境地!読者を巻き込むデジタル世代本格ミステリ。 ボーイズ事件/ガールズ事件「めいきゃっぴキャラねっと」/カップル事件「であいまちょキャラねっと」 久々に流水御大の作品を読みましたが、今作はオンラインゲーム「キャラねっと」上での事件を通して独特の世界観を存分に発揮してくれております。以前、角川スニーカー文庫の「みすてりあるキャラねっと」を読みましたが、その作品を含む3編の中編から構成される連作作品でした。私は自分でオンラインゲームはしないのですが、こういうネットゲームを舞台にした作品(ゲーム「.hack」シリーズ等)は好きで、そういう意味で緻密に設定された「キャラねっと」のシステムは特に違和感も感じずに読めました。1編毎に1年間の時間が経過するのですが、その度に「キャラねっと」が大幅にアップグレードされて行くのも中々良かったです。どの中編で起こる事件も流水大説にしてはミステリ色が強く、全編を通じての仕掛けも巧く決まっていたのではと思います。ノベルスで571ページと非常に厚い作品ですが、慣れて来ると小気味良く読み進められて十二分に楽しめました。語り手の池丸大王等も個性が出ていますし、脇役や子ネタで御大得意の言葉遊びも随所に見られるも嬉しい所です。少し残念だったのは、巻末に書かれていた連載雑誌の「スニーカー」に載ったという真の完結が気になるという点で、今度その号を古本で探してみようと思いますw何だかんだで「JDC」シリーズも全て読んでいますし、流水大説には目が離せない魔力がある様な気がしますww
2006年04月11日
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先日日記に書いた押井守監督の「立喰師列伝」ですが、どこの映画館でやっているのか新聞で調べると載っていませんでした(汗)普通に公開日の4月8日から札幌でもやっていると思っていたので困惑しました。ネットで色々と調べてみると、どうやら5月13日からスガイで上映されるようでした!それでも1ヶ月も観に行くのが先伸びになったのは残念です・・・。とはいえ、札幌で上映しないという最悪の事態だけは避けられたので一安心ですwちなみに公式サイトに劇場情報が載っています(http://www.tachiguishi.com/theaters.html)結構、日本全国津々浦々で公開されるようですねw
2006年04月11日
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新米刑事の香月七海は、現場検証で両目をくり抜かれた死体と対面して嘔吐し、猟奇事件特別研究室(通常マル奇)に左遷された。室長の美咲嶺―警視庁でも噂の奇人・変人、実は辣腕心理分析官である―の扱いにも慣れてきた矢先、またしても眼球をくり抜かれた死体が発見されたという報告が届く―。続く犯行と見えない犯人像。犯人は誰なのか?そしてその異様な犯行動機とは!?まれに見る間抜けな新米刑事と奇人のプロファイラー、二人は犯人を突き止めることが出来るのか。先日も少し書いた「KAPPA-ONE 登龍門」の第3期作品です。当然、初めて読んだ作家さんだったのですが「眼球蒐集家」というタイトル通りにサイコスリラーを盛り込んだ作品でした。新米でドジばかり踏んでいる女刑事の七海と奇人ながらプロファイラーとして一流の美咲の窓際コンビが、眼球が持ち去られる連続猟奇殺人に挑むという設定です。主人公・七海の言動がコミカルで凄惨な雰囲気を中和しており、非常に読み易かったですね。まだ消化し切っていない伏線もあるので今後のシリーズ化に期待したいですし、シリーズ化に耐えうるキャラが多数出ていると思います。ただ、デビュー作にしては冒険の少ない作品という印象も受けました。主人公のコンビの雰囲気は「ケイゾク」や「リモート」といった似通った先行作品があり、メインとなる犯人や眼球を持ち去る理由も分かり易くて驚きや目新しさは少なかったです。欲を言えば、もっと核となる部分で独自色というか飛び抜けたインパクトが欲しかったですね。とはいえ、サイコスリラーにコミカルな主人公という取り合わせを活字で丁寧に描いているのは好感が持てました。視点が著しく変わって1つの場面を描くという手法も嫌いではなかったですし、とりあえず「名探偵症候群」という面白そうなタイトルの2作目を読んでみようと思います。
2006年04月10日
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聖フランシスコ・ザビエルの遺骸は、死後も腐敗することがなかったという。鹿児島で新しく見つかった「ザビエルの首」を取材した修平は、ミイラと視線を交わした瞬間、過去に飛ばされ、ザビエルが遭遇した殺人事件の解決を託される。修平が共鳴したザビエルの慟哭の正体とは…。柳広司さんの「聖フランシスコ・ザビエルの首」を読みましたが、これは期待以上に良かったです♪ノベルスとしては少し異質な装丁で少し上品な印象がありますが、文句なしのエンターテイメント作品ですね。「「贋作坊ちゃん」殺人事件」以来なのですが、この人はお気に入りの作家さんになりそうですよ。今作は4章からなるのですが、各章毎に物語として1つの区切りになっており、連作短編集的な色合いがあります。毎回、唐突に主人公・修平がザビエルの首に呼ばれ、過去に飛ばされるシーンは唐突ですが、慣れて来るとこのパターンが堪らなくなりますw修平の語り口が飄々としているのも長所でザビエルの周りの人間に対する突込みとかは非常に面白かったですwお馴染みの日本に布教に来た時やインドでの話、パリでの学生時代、幼少時代など普段は接する機会の少ないザビエルの遍歴を遡りながら、終盤で物語が綺麗に繋がる様も見事ですね。毎回の謎も魅力的ですし、特に動機の持って行き方は絶妙でした。かなり特殊な動機が多いのですが、伏線を上手く昇華し、納得の行くものに仕上げています。鯨統一郎さんとは、また違った切り口の歴史ミステリを今後も読んでみたいです♪
2006年04月09日
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覚書程度に春先に刊行される新作の中で注目している作品を書いてみようと思います。以下、簡単にリストにすると。 <4月>・奥田英朗 「町長選挙」(文藝春秋)・加藤実秋 「インディゴの夜 チョコレートビースト」(東京創元社ミステリ・フロンティ)・北森鴻「ぶぶ漬け伝説の謎 裏京都ミステリー」(光文社)・霧舎巧 「名探偵はもういない」(講談社ノベルス)・竹本健治 「狂い咲く薔薇を君に 牧場智久の雑役」(光文社カッパ・ノベルス)・米澤穂信 「夏期限定トロピカルパフェ事件」(創元推理文庫)米澤穂信さんの「夏期限定トロピカルパフェ事件」は即買い決定で奥田英朗さんの「町長選挙」は少し考え中です。他の作品も今年中には読みたいですね~。 <5月>・伊坂幸太郎 「陽気なギャングの日常と襲撃」(祥伝社ノン・ノベル)・乙一 「銃とチョコレート」(講談社ミステリーランド)・東川篤哉「殺意は必ず三度ある」(実業之日本社ジョイ・ノベルス)・本格ミステリ作家クラブ編 「本格ミステリ06」(講談社ノベルス)この月も凄いラインナップですね~。映画に合わせて出る伊坂さんの「陽気なギャング」シリーズ、久々の乙一さんの新作、地味に好きな東川さんの「学ばない探偵たちの学園」の続編と、どれも侮れないですね♪「本格ミステリ06」は分冊されて文庫化されている方で買いたいですが、収録作によっては買ってしまいかもしれないですw <発売日未定>・有栖川有栖 「乱鴉の島」(新潮社)・加賀美雅之 「風果つる館の殺人」(光文社カッパ・ノベルス)・麻耶雄嵩 「タイトル未定」(文藝春秋本格ミステリ・マスターズ)ここの作品は早くて6月位に出ると思うのですが「作家アリス」シリーズ初の「孤島」ものという「乱鴉の島」は嫌が上でも期待してしまいますね。あと麻耶さんのタイトルがコロコロ変わる新作は、どんなタイトルになるかだけでも非常に楽しみですww去年の「このミス」では「北国育ち」で「本格ミステリベスト10」では「疾風アレキサンダー」と共通点が全く無い様な仮タイトルなのですから、どんな作品になるか想像出来ませんよwこういう細かな点を取ってみても麻耶さんは妙に好きな作家さんですねwあと、文庫化する作品では乙一さんの「ZOO」が来月か再来月に文庫化されるという噂もあり、こちらも非常に楽しみですよ♪
2006年04月09日
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小中高一貫の大型校、木ノ花学園で事件は起きた。学園でいちばん古い校舎にある音楽室に、死んだはずの女の人が現れたという…。怪談の中心にいるのは、春休みに母を亡くした少女だった。事件を調べるのは、美人で巨乳の理事長木ノ花あざみによって作られた「本格推理委員会」だ。メンバーは学園一の知識を持つ委員長・桜森鈴音、空手部エースの先輩・楠木菜摘。そして委員会の最終兵器、全てを見通す「ただの勘」を持った木下椎である。あとは、俺・城崎修。普通の高校生、ただの使いっ走りだ。学校の怪談はやがて、過去の事件へとつながり、少女たちは心の歯車を狂わされていく。そして、理事長は言った。あなたが事件を解決するのだ、と。使いっ走りのこの俺が―。次世代青春小説&ミステリの扉がいま開かれる!第1回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。 日向まさみちさんの「本格推理委員会」を読み終わりました。タイトルが大胆なのとブックオフで105円だったので買ってみましたが、第1回ボイルドエッグズ新人賞受賞作で今作がデビュー作のようですね。マンモス校を舞台とした「学園」ものなのですが、どうも定石通りの展開が目立ち作品に入りきれませんでした。ライトノベル的な世界観は気にならなかったのですが、どうしても積極的に推理したがらない主人公という設定は米澤穂信さんと比べると弱さを感じてしまい、また事件も間延びした印象がありました。あとキャラ設定が、所謂「学園ものの恋愛ゲーム」を小説で体現した様なもので好き嫌いも非常に別れる気がします。少し挙げるだけでもドジな幼馴染キャラ、幼馴染の妹でクールな後輩キャラ、きっちり「お兄ちゃん」と呼ぶ妹キャラ、秀才型の先輩キャラ、スポーツ万能な先輩キャラ、強引な展開を実現する女理事長キャラ・・・と、余裕でゲーム1本作れそうですねw主人公が高校生ながら、物語の舞台が付属の小学校なので妙に可愛い女の子キャラが多いのには参りましたし、男キャラが申し訳程度しか出ていないのは行き過ぎな感がします。ミステリとしては「幽霊騒動」を中心にまとまった印象がありますが、事件解決に主要キャラの個性が巧く作用していない感じがします。特に幼馴染キャラの100%当たる勘は、能力の便利さに比べ(もしくは、だからこそ)非常に地味な活躍だったのは疑問符でした。とはいえ、ラストで明かされる真相も分かり易いものの綺麗な終わり方をしているのは良かったと思います。今後もシリーズとして出るなら読んでみようかなと思えるような作品でした。
2006年04月08日
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「クイーン」「ジョーカー」「飛行船」「人工知能」四つの同じキーワードを使った二つのミステリーの競作。「青い鳥文庫」2大人気作家の激突企画!清志郎に亜衣、真衣、美衣。そのうえ、ネロにマコト、みずき、まどか、ダイ、飛鳥に会える。小学上級からミステリー・ファンまで。青い鳥文庫20周年記念特別企画として刊行された作品で、はやみねかおるさんと松原秀行さんが4つのキーワードを使った作品を書いた競作作品です。「名探偵夢水清志郎VS.パソコン通信探偵団」とあるので作中でも競演だと思っていたら、若干のリンクするシーンがあるだけで直接対決ではありませんでした。しかもリンクするシーンが両作品で少し違っていた気がしますw以下、1編ずつ感想です。 「怪盗クイーンからの予告状」(はやみねかおる)今作から名探偵夢水清志郎の好敵手と言える怪盗クイーンが登場しましたが、実は「怪盗クイーンはサーカスがお好き」という怪盗クイーンの長編作を読んでいたのでキャラは知っておりましたwそれに外伝の「大江戸編」でも伏線が張っており、正に満を持した登場という感じですね。物語としては、お約束のギャグとメッセージ性がある作品でした。名探偵と怪盗の対決だけで終わらず、戦争について考えさせるような展開も盛り込むのは流石ですね。トリックも大掛かりでサービス精神旺盛な作品だと思います。 「パスワード電子猫事件」(松原秀行)松原秀行さんの「パスワード」シリーズの作品のようですが未読でした(汗)とはいえ、初めて読むのにも適したキャラ紹介をきっちりやってくれるので問題なく読めました。今作は回文(上から読んでも下から読んでも同じになる文章)の多い作品で作中の台詞や章のタイトルで回文が多く使われております。回文と言えば泡坂妻夫さんの「喜劇悲喜劇」ですが、やはりそこにヒントを得た作品のようですね。大筋のパスワード電子探偵団の章の合間に妙な掲示板でのやり取りが挟まれ、それが合流して行くのが見事です。両作品とも読後感の良いハッピーエンドで終わり、そしてメッセージ性もあるという児童文学のお手本のような作品でした。こういう読者にとって夢のある企画は今後も続けて欲しいものですね。
2006年04月08日
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「攻殻機動隊」や「イノセンス」で有名な押井守監督の新作「立喰師列伝」が明日から公開されます(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060407-00000010-ykf-ent)元々、好きな監督さんなのですが、今作は登場人物を実写で撮影したものをCGで加工して「機動警察パトレイバー」に登場する「ミニパト」の様なアニメーションに仕上げているらしく、非常に興味があります♪題材も「立ち食い」と何だそれはという感じですし、かなり観たいですねぇ。しかもエキストラとして大森望さんや乙一さん、今野敏さん、佐藤友哉さん、滝本竜彦さん、山田正紀さんという凄いメンバーが出ているのも面白いですwもしかすると速攻で観に行ってくるかもしれません!ww
2006年04月07日
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機巧館でひらかれたパーティーのとちゅうで、老推理作家が消えた。そして、作家が消えるまえにつぶやいた呪文のようなかぞえ唄どおりにつぎつぎと事件がおこり、亜衣の身にも危険がせまる…。読者をあっといわせる結末が待つ『夢の中の失楽』をはじめ、こわい(?)話から赤ちゃん騒動まで、ボリューム満点の名探偵夢水清志郎事件ノート第6作。小学上級から。最近、この「名探偵夢水清志郎」シリーズばかり読んでいたので手持ちの作品が底を付きました(汗)読んだ中で印象が最も強かったのが、この「機巧館(からくりやかた)のかぞえ唄」で本当に「対象年齢・小学上級から」の児童書なのかと思える難解な作品でした。是非、これを読んだ小学生高学年の感想を聞きたいですw一応、理解した気にはなって読み終わったもののそれが本当に正解かと言われれば、自信が無くなってしまう様な危うい解釈しか出来ませんでしたw事件の真相以上にこのシリーズで、ここまで幻想的な雰囲気の作品を仕上げた事が驚異的だと思います。今作だけ解説が付いており、しかも辻真先さんほどの大物が解説しているのも妙に納得できますね。元々、このシリーズは楽しいオマージュが多いのですが、特に今作は大量に目に付き老推理作家のデビュー50周年のパーティに多くのミステリ作家が参加しているシーンがあるのですが、私が分かっただけでも京極夏彦さんや泡坂妻夫さん、我孫子武丸さんらしき人物が登場していましたw大筋に関わる「夢の中の失楽」は竹本健治さんの「匣の中の失楽」のオマージュですし、舞台となる「機巧館」は明らかに綾辻行人さんの「館」シリーズを意識しており、あの建築家の名前もこのシリーズでは何度か登場しているのも嬉しい所ですw他にも細かなネタが多く登場しており、ミステリ好きには溜まらないですね♪あと、冒頭と末尾に短編が入っているのですが、冒頭のホラー的な短編は物語の導入という事で伏線を巧みに張っており、末尾の短編では本編の何とも言えないラストを払拭する為の口直し的な役割を果たしています。この2編のお陰で、知らず知らずのうちに「夢の中の失楽」に入り込み、また読後感良く読み終われるという巧い構成になっているのではと思います。また古本屋で発見し、シリーズの続きと飛ばした部分を読んでみたいですね。
2006年04月07日
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東京創元社の「Webミステリーズ!」が更新されたので、「桜庭一樹 読書日記」の第2回を読んで来ました(http://www.tsogen.co.jp/web_m/sakuraba0604_1.html)前回も面白く読めたのですが、今回も期待通りに狛犬探偵による「狛犬はどこだ」(ミステリ・フロントライ)というヒットが生まれ、これは面白過ぎですよ(http://www.tsogen.co.jp/web_m/komainu.html)わざわざ装丁や帯まで書き換える芸の細かさには脱帽ですww粗筋も元ネタを活かしていますし、何よりも「※この書籍は存在しません。ご注意ください。※」や「バスケットには入りません」の文言が最高ですし「さよなら傭兵」がどんな作品かも気になりますねwこういうパロディ大好きなので非常に楽しませてもらいました♪う~ん、来月も楽しみですねぇ。
2006年04月06日
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全国の書店員さんが最もお客様にお勧めしたい本を選ぶという第3回「本屋大賞」がリリー・フランキーさんの「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」に決まりました(http://www.hontai.jp/)とはいえ、未読なので何とも言えないですが(汗)「直木賞」と同様に大森望さんと豊崎由美さんのメッタ斬りコンビのコメントが既にアップされていました(http://www.nikkeibp.co.jp/style/life/topic/honya3/060405_6th/)このレスポンスの速さは、ネットの長所ですね♪エントリーされた11作の中で私が読んだ事のある作品では伊坂幸太郎さんの「死神の精度」が3位、「魔王」が11位。東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」が4位でした。伊坂さんは毎年エントリーされているので、来年こそは1位に選ばれて欲しいですね~。ともかく、来年も楽しみな賞に間違いないです。
2006年04月06日
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夢水清志郎は名探偵。表札にも名刺にも、ちゃんとそう書いてある。だけど、ものわすれの名人で、自分がごはんを食べたかどうかさえわすれちゃう。おまけに、ものぐさでマイペース。こんな名(迷)探偵が、つぎつぎに子どもを消してしまう怪人『伯爵』事件に挑戦すれば、たちまち謎は解決…するわけはない。笑いがいっぱいの謎解きミステリー。小学上級から。最近、講談社青い鳥文庫のはやみねかおる作品ばかり読んでいますw子供向けなのでサラッと読み切れるのも良いですし、何よりも子供向けミステリといっても侮れない面白さがありますね。現在「夢水清志郎」シリーズは古本屋に無かった4作目を飛ばして6作目まで読み終わりましたが、どれも期待通りに楽しませてくれます。全部感想を書くのも大変なので、とりあえず1作目「そして五人がいなくなる」についての感想です。今作は名探偵夢水清志郎のデビュー作なのですが、先日読んだ「「ミステリーの館」へようこそ」と同様に読み易く、またシリーズ1作目で既に夢水清志郎のキャラクターが確立されているのも良いですね。あの破天荒さも最初からなのも期待通りでしたw物語は夏休みの遊園地で衆人環視の中で天才と呼ばれる子供達が次々と消えるという話ですが、全編にマジック色が強い好きなタイプのミステリでした。トリックも然る事ながら動機が納得できるもので、重苦しさを感じさせないストーリー展開は流石ですね。大人が読んでも、むしろ大人が読むとハッとさせられる様な作品だと思います。
2006年04月05日
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「邪馬台国はどこですか?」を超える会心作鯨統一郎、待望の新解釈発表!?平安の都で世紀の謀反が発生空海、黒幕探しに奔走す<上皇がなぜ謀反(むほん)を起こしたのか探るのだ>弘仁(こうにん)元年(810年)、唐(とう)から帰国したばかりの若き僧・空海(くうかい)に帝(みかど)の依頼が舞い込んだ! 巷(ちまた)では謀反の背後に稀代(きたい)の悪女・藤原薬子(ふじわらのくすこ)の存在が囁かれている。空海は友人・橘逸勢(たちばなのはやなり)と調査に乗り出した。が、帝は空海のライバル・最澄(さいちょう)にも同じ命を下していたのだ。かくして始まった知恵比べ。上皇挙兵の直前、薬子が嵐山(あらしやま)を消したことが事件の鍵らしい。やがて導かれる驚愕の真相を暴くのはどちらか? そしてすべての真実は、いろは歌に隠された……。鯨統一郎さんの「まんだら探偵空海 いろは歌に暗号」を読みましたが、壮大になり過ぎてバランスを欠く傾向のある鯨さんの長編作品としては傑作に部類される作品でした。「金閣寺に密室」で登場した陰陽師の六郎太と白拍子の静が狂言回しとして再登場し「邪馬台国はどこですか?」以来の名コンビの前世(?)として活躍しているのは嬉しいですね。「薬子の乱」の真相を空海とライバルの最澄が追い、更に「いろは歌」に隠された秘密も登場するという凄い作品ですw普段は馴染みのない年代が舞台でしたが、坂上田村麻呂や藤原冬嗣といった有名人も出演し、歴史好きには嬉しい展開が多いですね。空海と薬子の妖術合戦も良い感じでした。ただ、中盤まで「薬子の乱」の発生を丁寧に描いているので探偵役の空海よりも語り手となる機会の多い薬子に感情移入してしまいましたwそれでも対照的な個性の空海と最澄の対決も面白く、肝心の真相と合わせて最後まで中弛みしないで読めましたね。ともかく、歴史の新解釈という意味でも成功していると思いますし、良い意味で肩が凝らずに読める歴史ミステリだと思います。
2006年04月04日
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先日、YOMIURI ONLINEの企画「本屋さんへ行こう!キャンペーン」に応募していたのですが、今日郵便が来て当選しました♪これは特定の期間の中で本屋で買物し、貰ったレシートをハガキに貼って応募するというもので抽選で図書カードが貰えるというものでした(http://www.yomiuri.co.jp/adv/honya/)面白そうだったので文庫版「イン・ザ・プール」のレシートで応募した所、見事に1000円分の図書カードを当たった次第です。忘れかけていた所に届いたボーナスだったので、素直に嬉しいですね♪今度、この図書カードで買物しようと思います~。
2006年04月04日
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昨日読み終わった東川篤哉さんの「交換殺人には向かない夜」で既刊の東川作品は全て読んだのですが、考えてみれば「KAPPA-ONE 登龍門」の第一期でデビューした作家さんの既刊作品は全て読み終わっていました。去年の4月12日の日記で、デビュー作を全て読んでの感想を書きましたが、今回は現時点での感想を覚書程度で書いてみようと思います。以下が第一期でデビューした作家さんです。石持浅海 「アイルランドの薔薇」 (西澤保彦推薦)加賀美雅之 「双月城の惨劇」 (二階堂黎人推薦)林泰広 「The unseen 見えない精霊」 (泡坂妻夫推薦)東川篤哉 「密室の鍵貸します」 (有栖川有栖推薦)そして、現時点での作品は石持浅海 「アイルランドの薔薇」「月の扉」「水の迷宮」「BG、あるいは死せるカイニス」「扉は閉ざされたまま」「セリヌンティウスの舟」加賀美雅之 「双月城の惨劇」「監獄島(上・下)」林泰広 「The unseen 見えない精霊」東川篤哉 「密室の鍵貸します」「密室に向かって撃て!」「完全犯罪に猫は何匹必要か?」「交換殺人には向かない夜」「学ばない探偵たちの学園」「館島」デビューは2002年の4月ですから、ちょうど4年で石持さんと東川さんが6冊ずつとコンスタントに活躍しているのが分かりますね。「扉は~」で高く評価された石持さんやユーモアミステリではエース級の活躍をしている東川さんは今後も期待が集まりますね♪加賀美さんは2作目の「監獄島」が大作だった為に数こそ少ないですが、まもなく3作目も出るようで古典的な推理小説を体現する作風は貴重だと思います。そして、まだデビュー作以降の作品がない林さんですが、かなり1作目の「見えない精霊」がお気に入りだったので2作目には高い期待をしてしまいます。でも作風的に量産は効かないのかもしれませんね・・・。マジックに造詣のある綾辻行人さん、中西智明さん、依井貴裕さんといった作家さんは非常に寡作ですよね~。その中で泡坂妻夫さんは中々の作品数を誇っているのは流石ですねw最近、復活が囁かれていますがデビュー作「消失!」で長き不在になってしまった中西智明さんの様にならない事を祈っております。話が逸れましたが、今後の活躍を期待できる作家さんばかりなので新作を常に楽しみにしていたいと思います。
2006年04月03日
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中途半端な時間に寝てしまい、こんな時間に起きてしまいました(汗)昨日から札幌は4月に関わらず雪が降り続け、初冬の様な積もり具合は見ていてげんなりします・・・。雨混じりの雪なので昨日は出歩くと振り続ける雪で濡れ、グシャグシャになった地面の雪で靴が濡れるという最悪のコンディションでしたよ。本州では「桜が~」と話題になっているのでしょうが、札幌で花見が出来るのは今月末かGWでしょうねwwこれぞ雪国なのでしょうが、もう結構ですよ。
2006年04月03日
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浮気調査を依頼され、使用人を装って山奥の邸に潜入した私立探偵・鵜飼杜夫。ガールフレンドに誘われ、彼女の友人が持つ山荘を訪れた探偵の弟子・戸村流平。寂れた商店街の通りで起こった女性の刺殺事件の捜査をおこなう刑事たち。別々の場所で、全く無関係に夜を過ごしているはずだった彼らの周囲で、交換殺人はいかにして実行されようとしていたのか?飄々と、切れ味鋭い傑作本格推理。 東川篤哉さんの「烏賊川市」シリーズ第4弾です。昨日、感想を書いた「完全犯罪に猫は何匹必要か?」がシリーズ最高傑作と書きましたが、1日で更新されてしまいましたwこれは間違いなくシリーズ最高というだけでなく、東川さんの作品の中でも現時点で最もお気に入りな作品ですね♪今作の構成は「鵜飼・朱美」「流平・さくら」「刑事たち」と視点が3箇所に跨っているのも面白かったですね。前作大活躍だった砂川警部の出番が少なかったのですが、代わりに志木刑事と和泉刑事が活躍(?)しております。事件が発生するまで少し長いのですが、その間に細かな伏線をばら撒いており、それが明らかになってくる終盤の真相解明ラッシュは圧巻でした。一応、読み進めながら推理してはいたのですが、半分位しか当たっていませんでしたwそれでも、ここまで気持ちよく騙してくれたのは大満足で交換殺人を扱った作品としては新鮮な驚きがありましたよ。これまでよりギャグは少し抑え目だった気がしますが、これまで以上に人物造形が巧くなっており、個性の出し方も無理な部分が少なくなって来たと思います。とにかく伏線の巧みさに尽きると言う感じで伏線大好きという方にはお薦めな作品ですねwあと気になったのが「密室に向かって撃て!」で登場し、今作で再登場したお嬢様のさくらさんですが「密室に~」の時の苗字が「十条寺」なのに今作では「十乗寺」に変わっているのは打ち間違いですかwwこれで現時点で刊行されている東川さんの作品は全て詠んだ事になりますが、この人の作品はどんどん面白くなって来ているので今後の活躍が本当に楽しみですよ♪
2006年04月02日
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猫柳ナツメさんに頂いた「動物バトン」に回答してみようと思います~。でも軽く質問を見た限り、非常に難しそうですね(汗)1、回してくれた人を動物に例えると? いきなり難問ですね~。でも「猫柳ナツメ」というHNからも連想するのは「猫」ですねww猫柳ナツメさん、どうでしょうか?w2、自分を動物に例えると? 戌年ですし、母上からは犬に例えられる場合が多いので、やはり「犬」で。3、犬派?猫派? 自分を犬に例えようと戌年だろうと猫派ですw子供の時に噛まれて以来、小さくて大人しい犬以外は非常に苦手です・・・。4、飼ってみたいのは? 猫も捨て難いのですが、買うなら小型の室内犬ですね。消費者金融に行ってまで飼いたくはないですがwww5、自分の周りにいる5人を動物に例えると? これは難しいですね!あくまで適当ですが、母上が狸で愚弟が狼とかでしょうかwただの思いつきで理由も何もないですがw他に誰を選んでいいか分からないので、残りは無回答で。6、最近プッシュしているメンを動物に例えると?「プッシュしているメン」って、そもそも居ないのですがwやはり無回答で。7、この世界で1番可愛いのは? 断定は出来ないですが「ぶたぶた」ことショコラのぬいぐるみでしょうかw8、次に回す5人 いつも通り、ご自由にお持ち下され~。このバトンは難問揃いでやりがいあると思いますよww
2006年04月01日
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回転寿司チェーンを経営する資産家・豪徳寺豊蔵が殺された。犯行現場は自宅のビニールハウス。そこでは、十年前にも迷宮入りの殺人事件が起こっていた…。豊蔵に飼い猫の捜索を依頼されていた探偵・鵜飼杜夫と過去の事件の捜査にも関わっていた砂川刑事がそれぞれの調査と推理で辿り着いた真相とは!?十年の時を経て繰り返される消失と出現の謎!すべての猫は、殺人のための装置だったのか。東川篤哉さんの「完全犯罪に猫は何匹必要か?」を読み終わりました。「烏賊川市」シリーズ3作目なのですが、格段にこれまでの2作よりも面白かったですね。これまでの2作も持ち味のユニークさはあるもののミステリとしては微妙なトリックが多くて評価は低めだったのですが、今作は今まで通りのユニークさや軽快なタッチを残しながら伏線やトリックを含めて文句なしに完成度が高かったと思います。特に第1の殺人の仕掛けと第2の殺人の凶器は練りに練ったもので見事でしたし、事件の発端になったOOOの正体は脱帽でしたよ。あと、今作ではシリーズ探偵・鵜飼の出番が少なめで、その分を砂川警部が補って活躍しているのが、物珍しくて楽しかったですね。しかも謎解きにまで参加するとは意外極まりなかったですw2人の探偵役が違う視点から事件を追うのも特色の1つで、こちらも成功と言える効果を挙げていると思います。他にもタイトル通りに猫が事件に大きく関わっているだけでなく、色々な薀蓄や小ネタが満載なのも良かったです。妙に招き猫に詳しくなりましたし「犬めし」と「猫まんま」の違いも分かりましたよwwそういう妙な情報小説的な楽しみ方もできますねw続けてシリーズ4作目で評価の高い「交換殺人には向かない夜」を読んでみようと思います。
2006年04月01日
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