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ドラマは全部見ました(録画してですが)。 ガッキー可愛かった。 そして、今回原作を読んでみたのですが、 設定は若干違うものの、あまり違和感がなかったです。 「第一話 初めまして、今日子さん」は、ドラマでも第1話で、 研究室でSDカードが無くなったお話。 データ復元ソフトって、こういう使い方もできるんですね。 感心してしまいました。「第二話 紹介します、今日子さん」は、ドラマではこれも第1話。人気漫画家・里井有次が、奪われた百万円を取り戻すために、一億円を支払おうとするお話。こちらは、お札の使い道が、謎を解く鍵です。「第三話 お暇ですか、今日子さん」は、ドラマでは第5話で、 人気作家・須永昼兵衛が、書き上げた長編小説を自宅に隠し、それを編集者が見つけ出すというゲームのお話。カセットテープの使い道が、今回は鍵です。「第四話 失礼します、今日子さん」は、ドラマでは第7話で、須永昼兵衛の死が、自殺かどうかを明らかにするため、今日子さんが四徹で、須永全100作品を読破しようとするお話。しかし、さすがに無理がたたって……「第五話 さようなら、今日子さん」は、ドラマではこれも第7話。「第四話」の続きで、須永昼兵衛の死因究明のお話。さすがに、ガッキーの全裸シーンはありませんでした。物語の脇役・桃田朝美さんが鍵となりました。 ***本著に載ってないお話で、ドラマでは放映されたお話は、『掟上今日子の推薦文』以降の作品で登場するのでしょう。追い追い読んでいくつもりです。
2016.04.30
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現代サッカーでは狭いスペースで相手のプレッシャーを受けながら、 素早く次のプレーを選択しなければいけません。 自分の技術を発揮するためには、 オフ・ザ・ボールで自分の時間とスペースを作る必要があります。 ボールがないところでいかに効果的にプレーするか……。 これこそが、現代サッカーで求められる最重要タスクといえるでしょうか。(p.172) サッカーを漠然と眺め、「なかなか点の入らないスポーツだな」と思っていた頃には、 この文章を読んでも、さっぱり意味が分からなかったと思う。 しかし、あるきっかけから、ちょこちょこピッチサイドでサッカーを見るようになり、 さらに、スタジアムに頻繁に足を運ぶようになった今なら、よく分かる。 サッカーは1個のボールで22人がプレーするスポーツです。 1人あたりのボールに触っている時間は、 90分のうち2、3分程度と言われています。 つまり、ほとんどの時間がボールを持っていない、 “オフ・ザ・ボール”の状態なのです。(p.3)つまり、ボールだけを追っかけていたのでは、サッカーというゲームは、全く理解できないということ。ボールをゴールへと運んでいくために、相手のマークをコントロールしながら、スペースを作りだすため連携して動くプレイヤーたちを、全体として俯瞰する必要がある。本著は、プレイヤーや指導者向けに書かれたものだが、サッカーをもう一歩踏み込んだところから見てみたい人にも、ぜひ、おススメしたい一冊。例えば、最終ラインについては、次のような事柄が書かれている。1.CBがGKからパスをもらうときの動き2.ボランチがGKからパスをもらうときの動き3.パスを出した後のGKの動き方4.CBからSBにパスを出した後の動き方5.ボランチの低い位置でのサポートの動き6.CBからのサイドチェンジ7.CBとSBの入れ替わりの動き8.ボールから離れるボランチの動き9.サイドでロングパスを受ける動き10.DFラインの背後でロングパスを受ける動きもちろん、この他にも、中盤エリアでのつなぎ方や、サイドからの攻撃、フィニッシュまでの動きと、全てのエリアにおけるオフ・ザ・ボールについて説明されている。きっと、サッカーというスポーツの奥の深さに驚かされることだろう。
2016.04.24
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レビー小体型認知症は、 アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症と共に三大認知症の一つで、 レビー小体が大脳皮質に広範に出現すると、発症します。 レビー小体の中心となるのは、αシヌクレインというたんぱく質です。 幻視や妄想、パーキンソン症状、認知の変動、 レム睡眠行動障害、自律神経症状、抑うつ症状、 薬に対する過敏性などが特徴的な症状ですが、 診断基準がまだ十分ではないため、その診断は難しいといわれています。レビー小体型認知症には、70歳くらいで発症し、初発症状が記憶障害で、脳の中にアルツハイマー型認知症の病変がある通常型と、40歳くらいで発症し、パーキンソン症状を初発症状とするもので、脳の中にアルツハイマー型認知症の病変がない純粋型とがあります。パーキンソン症状には、動作緩慢、無表情、筋肉のこわばり、小股歩行等があり、レビー小体型認知症においては、転倒に特に気を付ける必要があります。また、レビー小体型認知症におけるレム睡眠行動障害は、悪夢を見て奇声をあげたり、大声で寝言を叫んだりするのが一般的です。レビー小体型認知症における自律神経症状では、起立性低血圧による転倒や失神、めまい、体温調節障害、便秘、頻尿が見られます。また、レビー小体型認知症では、認知障害や幻視・妄想・抑うつ症状、パーキンソン症状に対する薬が用いられますが、過敏性が高く注意が必要です。 ***『私の脳で起こったこと』に書かれていることが気になったので、本著を読んでみました。内容はこんな感じで、大きめの文字で、コンパクトにまとめてあります。ただし、スイスイと読み進めることが出来るものではありませんでした。「重要ポイントのまとめ」的な参考書を、読んでるような感じがしました。
2016.04.24
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一体「ゾウ」で何が起こったのか? ルフィーたちが辿り着く前に起こった出来事が、明らかにされる。 その鍵を握っていたのは、カイドウとビッグ・マム。 二人は、言わずと知れた「四皇」。 ミンク族の国であるモコモ公国には、二人の王がいた。 それは、昼の王「イヌアラシ公爵」と夜の王「ネコマムシの旦那」。 そこへ、「雷ぞう」というワノ国の武人を探す カイドウの腹心・早害のジャックとシープスヘッドがやって来た。情け容赦なくミンク族を殺害しながら、雷ぞうを探すジャック。イヌアラシ公爵とネコマムシの旦那は、そのジャックと互角に渡り合ったが、5日続いた戦いは、ジャックが毒ガス兵器を使うことで終息した。しかし、雷ぞうを見つけ出すことはできず、ジャックは去っていった。その次の日、サンジ・ナミ・チョッパー・ブルックに、モモの助・シーザーが、ゾウにやって来た。チョッパーは、二人の王や国中の人々の手当てをし、シーザーは、自らが生み出した毒ガスを中和させることに成功した。その後、ゾウにやって来たのは、ビッグ・マム海賊団のベッジとペコムズ。彼らは、シーザーを捕まえるため、サンジたちを追って来たのだった。ベッジは、ビッグ・マムから預かったお茶会の招待状を、サンジに手渡す。それは、サンジとビッグ・マムの娘・プリンが結婚するという内容。明らかになるサンジの血脈、そして手配書の「ONLY ALIVE」の謎。サンジは、ルフィーたちに「女に会って来る 必ず戻る」との書置きを残し、ベッジたちと共に、ゾウを去っていったのだった。四皇のうち、二人と深く関わるしかなくなったルフィーたち。そんな時、錦えもんとカン十郎が、ゾウに辿り着く。そして、イヌアラシ公爵とネコマムシの旦那とミンク族たちが、命がけで、雷ぞうの身をかくまっていたことが判明する。「何が滅ぼうとも 敵に仲間は売らんぜよ!!!」 ***各話の扉になっている『世界の甲板から 5億の男編』がとてもイイです。特に、ビビは最高!
2016.04.10
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古館さんが、報道ステーションを去った。 私としては、次回からの放送に、ちょっと期待をしている。 久米さんとも、古館さんとも違って、富川さんは局アナ。 キャスターの立場をわきまえて、番組を進めてくれるのではないかと。 もちろん、そもそも、ニュースステーションも報道ステーションも、 純然たるニュース番組ではない。 そのことを、本著はしっかりと教えてくれる。 そして、その番組を下支えしているものについても。 例えば『報道ステーション』は、政治ニュースのナレーション原稿を書けるのが、 たった3人と聞いている。 しかも、何十年も政治の現場を見てきたプロ中のプロである3人の大ベテランを揃えている。 この3人以外には、政治のナレーションは書かせない。 ポッと出たての若いライターや放送作家に、政治の原稿には一切手を出せないのだ。 早河イズムを伝承した免許皆伝のベテランライターを重宝し、 音響効果もイズムを理解している人がBGMを選曲する。 正真正銘の職人的プロ集団にしか、ニュースショーを制作できないという早河イズムが、 決して途切れることなく続いているのが テレビ朝日の最大の強みと言っていいだろう。(p.92)そして、これに続く、在京各局の違いについて述べた部分も、とても興味深いものだった。 なにより、テレビ朝日は社内がきれいだ。 業績の向上している企業というのは、一見して、そういうものなのだろう。 ついでに言ってしまうと、汐留の日本テレビも社内は整理整頓が行き届いている。 TBSとフジテレビはというと……廊下やフロアにモノが積まれていて、 小汚く、しかも雰囲気も薄暗い。 伸びている局と、そうでない局は、 社内に一歩足を踏み入れただけで、分かるものなのだ。(p.93)この記述が、どこまで客観的な評価なのか、私には分からないが、この観点が、企業を判断する基準の一つであることは、間違いないだろう。 テレビ朝日が報道番組の骨格をしっかりと作り上げ、伝承しているのと同じように、 日本テレビにはバラエティ番組の制作に強固な骨格を感じる。 これからのテレビ局は、培ってきた番組制作の技術を、 しっかりと後進に伝えていくことが義務となってくるはずだ。 しかし、その伝承のノウハウさえないのが、フジテレビというわけだ。(p.115)元在籍局に対して、よほど腹に据えかねるものがあったとしか思えない書きっぷり。これは、これ以外の部分でも頻出する。読んでいて、気持ちの良いものではない。まぁ、全体を通して、理性が働いた理知的な記述からは、ほど遠い一冊ではあるけれど。
2016.04.03
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「しゃばけ」は「娑婆気」と書く。 「俗世間における、名誉・利得などのさまざまな欲望にとらわれる心」 という意味であることが、冒頭に示されている。 お話の舞台は江戸。 廻船問屋長崎屋の若だんな・一太郎は、生まれながらに病弱。 その若だんなを守るのが佐助と仁吉という二人の手代。 一太郎の祖父が連れて来たこの二人、実は妖(あやかし)である。 そして、一太郎の周りには、この二人以外にも妖たちが添うようにいる。そんな一太郎が、ある夜、兄に会うためこっそり外出した際に、手元に不気味に色をはじくものを持った男に襲われる。「香りがする……する、する……」「寄越せ……寄越せ……」一太郎は難を逃れたものの、その夜、大工の徳兵衛が殺された。そして後日、団子っ鼻の男が、薬種問屋長崎屋に、命をあがなう薬を求め、やって来た。一太郎が男を蔵へ案内すると、「これじゃない」と襲い掛かる。この窮地も、日限の親分が十手で男を殴り伏せ、何とか逃れた。その後も、薬種問屋西村屋の主人が殺され、さらに、また別の薬種屋も殺され、友人の栄吉まで切りつけられる。それぞれ、別の下手人によって。そして一太郎は、その正体が付喪神になりそこなった墨壺だと推測する。さらに、なりそこないが求めていたものの正体をも知ることに。それには、一太郎の出生の秘密が関わっていた。 己の命に換えても子が欲しいと、女は神に祈ったんだ。 この気持ちに女の母が負けた。 このさき自分が従者となることと引き換えに、 荼枳尼天(だきにてん)様から秘薬をいただいたのだ。 死者の魂を蘇らせる神の薬でな、百里をわたる芳香をもつ。 これを返魂香(はんごんこう)という。(p.282) ***最後の一太郎と墨壺の対決は、なかなかの迫力。時代掛かった語り口も、この作品の魅力の一つ。畠中さんの作品は初めて読んだけれど、日本ファンタジーノベル大賞優秀賞に相応しい作品でした。
2016.04.03
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映画のノベライズ版です。 映画はまだ見ていませんが (今日、ケーブルテレビで放送してたのを予約録画したので、後で見ます) 読んでいるだけで、その様子が目に浮かんできます。 コミックスで言うと、『海街diary(2)真昼の月』辺りまでのお話。 それでも、随分色んな所が割愛されてます。 あくまでも四姉妹のお話になっていて、 これはこれでイイ感じです。もちろん、原作の方が深いです。私が今のところ一番好きな『海街diary(5)群青』は、まだまだ先のお話で、ここが映画化されなくて、残念だったような、ホッとしたような、何とも微妙な感じです。まぁ、ここが実写化されるなら、綾瀬さんじゃなくて、松下さんぐらいに演ってほしいな。
2016.04.03
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西村さんの作品を読むのは初めて。 こんな感じなんですね。 まさにサスペンスドラマの展開そのもの。 まぁ、私はあまり見たことないのですが…… 謎解きに重点が置かれていて、お話は、わりと淡々と進んでいきます。 それと、同じ内容のことが、何度も何度も繰り返し説明されてますね。 それに対し、各キャラクターに関しては、掘り下げがほとんどありません。 事件の中における、単なる一つの駒としての存在にすぎない。なので、お話としては、深まっていきません。あくまでも、謎解きメインで、気楽にお手軽に読む感じの作品。タイトルの神戸電鉄も、メインの謎解きに使われているだけで、出番は極少。そして、その謎解きも、ちょっと……かな。神鉄有馬温泉駅発の列車は、朝夕に新開地駅へ直通で運行しているものもありますが、原則として、有馬口駅 - 有馬温泉駅間の2駅間を、折り返し運転しています。時刻表にも、ちゃんと「無表示は有馬口行き」と明記してあります。(神戸では、JR和田岬線も、兵庫駅 - 和田岬駅の2駅間だけを結んでいます)初めてその地を訪れ、そこの電車を利用する時、駅に掲げられている路線図や時刻表を全く見ない人が、一体どれくらいいるのでしょう……なので、次の文章を読んだとき、とても違和感を感じました。本当に、そんな人いるの? 人間心理として、終点までの切符を買えば、眠ってしまう。 乗り越す心配がないからだ。(p.169)
2016.04.03
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