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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2008.10.13
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カテゴリ: 教育・子育て

 教育再生会議が政府に提出した「いじめ問題への緊急提言」。
 それは、学校・教師・生徒に多大な義務を負わせ、
 政治や行政は安全地帯に批難するという内容。

 この欺瞞に満ちた行為に対し、都庁や都内公立校で勤務した経験を持つ著者が、
 「いじめ議論」のレベル向上を目指し、執筆したのが本著。
 様々ないじめ情報を分析し、どう対処すべきなのかを明らかにしようと、
 これまで学者達から示されたモデルを駆使し、さらに修正を加えていきます。

   ***



  タイプ1 集団のモデルが混乱・低下している状況(アノミー的状況)で起こる。
  タイプ2 なんらかの社会的な偏見や差別に根ざすもので、
        基本的には<異質性>排除の論理で展開する。
  タイプ3 一定の持続性をもった閉じた集団の中で起こる
        (いじめの対象になるのは集団の構成員)。
  タイプ4 特定の個人や集団がなんらかの接点をもつ個人にくりかえし暴力を加え、
        あるいは、恐喝の対象にする。(p.35)

次に、これを、スクールカースト(クラス内ステータス)という概念を加え、修正します。
スクールカーストは、「自己主張力」「共感力」「同調力」の総合力
(コミュニケーション能力)を主因として決定され、
各人はキャラクターに応じ、期待される役割が与えられます。


「何故、半数以上の子ども達が、いじめられる方にも理由があると思っているのか」
「何故、多くの子ども達がいじめを見て、見ぬふりをするのか」を説明していきます。
人はみな平等であるという理想が、現実を見誤らせていると、著者は言います。

続いて、内藤朝雄氏の「いじめの発生メカニズムモデル」を紹介します。
しかし、内藤モデルだけでは、

そこで、「どのような場合に具現化手段として、いじめが選択されるのか」について、
メリット・デメリット分析を行っていきます。

さらに、内藤モデルでは、「加害者」になりやすいタイプだけが考察され、
「被害者・加害者以外の者の行動」が、その対象となっていないと言います。
そこで、ゲーム理論を用いて、「被害者・加害者以外の者の行動」を考察していきます。
そして、その際、森田祥司氏らの「いじめ集団の四層構造」も用いられます。

  多数の観客が存在する場合や傍観者が加害者を恐れている場合、
  いじめを行うことで加害者のスクールカーストは向上します。
  だから、加害者の引き金は引かれやすくなるのです。
  ところが、観客が存在せず、傍観者もいじめに冷ややかな場合は、
  いじめを行うことで加害者のスクールカーストは下降します。
  この場合、自分より弱い者を見つけても、
  内部によほど強いいじめ衝動を抱えている子どもでない限り、
  いじめという行為には及ばないでしょう。(p.90)

   ***

その後は、「いじめは何故隠蔽されるのか」や
「いじめ妄言」「ダブルスタンダード社会」について論述されています。
そこでは、当たり障りのよい言葉に終始するのとは真逆の、
今までタブー視されてきたような内容に、敢然と立ち向かう姿勢が示されています。

現実を直視することの大切さと、それが思うほど簡単でないことが伝わってきました。 





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Last updated  2008.10.13 14:03:36 コメントを書く
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