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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2008.10.27
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カテゴリ: 文芸

 流氷による事故で、中国の哨戒艇一隻と乗組員が失われたことがその契機。
 日本のメガフロートや、その支援の艦船は、制限海域からすべて撤収される。
 制限海域を支配下におこうとしていた中国は、この時を待っていたのだった。

 日本人の技術を結集した全地球の環境予測システム・地球シュミレータは、
 人類滅亡に繋がるような地球規模の気象変動と、寒冷化による食糧危機を予測。
 あくまでもメガフロート建設に固執する中田首相は、米国との同盟に懸けるが、
 米国は、情報を独占・操作し、自国の利益を最優先に外交を展開する。

   ***


中田首相との会談の中で、鳥飼外相が語った言葉に集約されている。
国家や土地にしばられることのない生き方を、日本人は模索すべきであり、
そのことなしに、日本も世界も、氷期という危機を乗り越えることは出来ないと。

そして、鳥飼外相が、
 「コスモポリタニズムの考え方は、
  宇宙から地球を俯瞰する視点を持ち合わせているのです。」と述べた言葉の真意は、
最後の最後、数世紀後の世界を描いた終幕部で明らかになる。

氷期が進展し、広大な氷床で覆われた地球。
しかし、赤道直下の浅瀬には、多数のメガフロートが浮かび、
居住人口が、一千万人を越えるものもある。
ただ、この地球上に、日本の版図が再建されることはなかった。


二百家族の日本人移民を乗せた恒星間航宙船が、地球を離れていく。
船内には、「君が代」の歌の輪が、次第に広がっていく。
沈んだ国に対する鎮魂と、あらたなる出発を暗示するように。

   ***

物語後半は、国家間の政治的な駆け引きや、

阿部玲子と小野寺との再会も、クライマックスにおける見せ所の一つでしょう。
ただ、最後の結末は、あまりにSFになりすぎて、私的には、ちょっとですが……。





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Last updated  2008.10.27 15:41:07 コメントを書く


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