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2015.07.20
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カテゴリ: 社会・政治・時事

 でも、名前は知っていた。
 それは、内田先生との共著が出版されているから。
 でも、その共著を私はまだ読んでいない。

 だから、著者がどんな人かは、全然知らないまま本著を読んだ。
 「なるほど」と思った。
 内田先生との共通点は、確かにあった。
 今度、共著を読んでみようと思う。

書かれている事柄は、私がイメージしていたものとは随分違った。

2011年4月から2015年3月まで、月一で掲載されたものを、まとめたもの。
最近、朝日新聞読んでなかったけど、こんな感じなんだ。

  「戦後」という時代は、「戦争の体験」を持つ人たちが作り出した。
  だとするなら、その後に来るのは、受け売りの「戦争の体験」ではなく、
  自分の、かけがえのない「平和の体験」を持つ人たちが作る時代であるべきだ、
  という考え方に、ぼくは共感する。(p.152)

「そうですね」と思える部分が、そんなになかった本著だが、
この部分については、「そうですね」と、素直に思った。
「戦争の体験」をもつ人たちは、(今後戦争が起こらなければ)やがていなくなるのだから、
「平和の体験」しかもたない人たちが、自らの手で作り上げるしかない。

  高橋秀実は「どんな制度でも悪用したり、甘える人はいるものです。

  在日、生活保護受給者、公務員、等々。
  彼らへの糾弾は、その中の少数の「違反」者を取り出し、
  まるで全員に問題があるかの如く装ってなされる。
  そこでは、彼らの「特権」(があることになっている)が怨嗟の的となり、
  やがて、およそ権利というものを主張すること自体が敵視されることになるんだ。

  実は、社会的な弱者に分類される人たちであることはよく知られている。
  妬ましいのだ。
  すぐ近くの誰かが、自分より恵まれている(らしい)のが。
  悲しいことだが、彼らの気持ちは理解できないことはない。
  でも、曽野さんのような恵まれた立場の人が、
  後輩である若い、働く母親たちを後ろから撃つような真似をすることは、
  僕には理解できない。(p.156)

カッコ付きになっている「があることになっている」や「らしい」という情報は、
誰が、どんなことを狙って、流したものなのかについては、様々な予測が可能。
その情報発信源にとって、社会的な弱者に分類される人たちに、
それが真実であると思い込ませることは、とてもメリットがあることのはずだから。

  新自由主義の最先進国アメリカで、
  教育の市場化によって崩壊するアメリカ公教育の現場をつぶさに見てきた鈴木大裕は、
  いつの間にか「豊かなビジネスの土壌」になってしまった学校の新しいモデル、
  としてチャータースクールを紹介している。
  だだっ広い部屋に無数の衝立で区切られたボックスがあり、
  子どもたちがヘッドホンをして、目の前のパソコンに向かっている。
  「学校側は正規教員を減らし、時給15ドル(約1500円)の無免許のインストラクターが、
  一度に最高130人の生徒をモニターすることによって、
  1年間で役50万ドルを節約できるという。
  教員の半分は教員経験2年未満、75%は、たった5週間のトレーニングで
  非正規教員免許を得られるティーチ・フォー・アメリカ出身だ」
  「この学校を熱心に支援するシリコンバレーの社長たち」は、
  もちろん、自分の子どもたちは、この「庶民の学校」には入れないのである。
  これは、わたしたちの、遠くない未来の風景なのだろうか。(p.192)

様々な教育改革が、上記の風景を目指して進められていることは、想像に難くない。
そのことについて、世間の圧倒的多数の人たちが、気付くことができていないのは、
先の例における「社会的な弱者に分類される人たち」と、まったく同じ状況である。
自分たちで、自分たちの首を絞め続け、そのことに気付く前に絶命してしまうのだろうか。

まぁ、こんな感じで、色々考えさせられ、自分の考えをまとめることができたので、
本著を読んだ価値は、十分にあったと言える。





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Last updated  2015.07.20 16:06:49 コメントを書く
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