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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2023.04.05
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 精神科の受診基準、病院・クリニックの経営、オンライン診療等、
 精神科医療の実情について、現場の第一線で活躍する精神科医が記した一冊。
 著者は、早稲田メンタルクリニック院長の益田裕介さん。

   ***

  精神科医の医療報酬は、
  「医科診療報酬点数表:第8部 精神科医専門療法」というものにまとめられています。
  基本的な外来診療は、「通院・在宅精神療法」という項目の中でまとめられていますが、
  初診の場合は、「60分以上で540点(5400円)」、

  30分以上はいくら長い時間診ても400点(4000円)」と定められています。
  つまり、再診については、5分診ても、29分診ても、同じ報酬にしかならず、
  かつ30分以上いくら時間をかけて診療しても、700円しか違いが出ないのです。(p.61)

これが『再診は5分+α』の理由だったのですね。
もちろん、「精神科医の数と患者の数の割合」の問題が大前提としてあり、
一人の患者に多くの時間を割けない現実があるのも確かで、
そのあたりの事情は、患者側としても受け入れざるをえないのでしょう。

  心理士によるカウンセリングは、診療報酬制度上、治療行為としては定められていません。
  つまり、保険診療の中にはカウンセリングによる治療は設けられていないのです。
  カウンセリングの料金は決まっていませんが、相場としては1回30分~1時間で、
  6000円~1万円程度というところが多いでしょう。

  患者さんとしては安くない出費になります。
  医師による診察料は、だいたい1500円程度なので(保険診療で3割負担の場合)、
  割高に感じる方も多いと思います。(p.98)

ただし、医療行為としての「認知行動療法」については、
医師が5分以上、看護師が30分以上行った場合は3500点(3500円)、

先述したように、再診は
「5分以上、30分未満で330点(3300円)、30分以上は400点(4000円)」であることから、
精神科医が「認知行動療法」や「精神分析」を選択することは少なく、
多くは「通院精神療法」として、普通に対話することになるとのことです。

精神科に関連する書籍は、これまでに結構多数読んできたつもりでしたが、
こんな内々的事情にまで踏み込んで記された書物には接したことがなく、
大いに驚かされると共に、大いに納得させられました。
まさに、本音が記された一冊でした。





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Last updated  2023.04.05 11:38:59 コメントを書く


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