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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2026.02.21
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カテゴリ: 社会・政治・時事

 ページを捲るペースがなかなか上がりませんでした。
 しかし、生田川や湊川の付け替えに関する記述辺りから徐々に勢いがつき始め、
 戦後の焼け跡を生きた人々の声が紹介され始めると、一気に読み進めていきました。

 副題が「戦災と震災」なので、その様子を描いた一冊だと思っていたのですが、
 読み進めていくと、私が描いていたイメージとは少々色合いが違うことに気付きました。
 そこで、著者・村上しほりさんの経歴を見直してみると、専門は都市史・建築史とのこと。
 なるほど、そういう視点で神戸について記したものだったのかと合点がいったのでした。

   ***


  県知事による疎開空地の指定や防空法による除去命令が出された。
  多くの木造家屋が引き倒され、防火帯を作る作業が進められた。(中略)
  建築物の疎開は、人員疎開と異なり防空法による強制力があった一方で、
  除去建物は県が買収・除去し、土地は所有者の選択に応じて県が買収か貸借して、
  移転費や補償費が支給された。(中略)
  こうした疎開事業のために、戦時下神戸では約2万2000戸の建物が失われた。
  これは全国的に見ても、東京都区部の約20万4000戸、大阪市の約7万2000戸、
  名古屋市の約2万9000戸に次ぐ4番目の多さだった。(p.109)

「疎開」と言えば「人員疎開」しか知らなかった私にとって、
この「建物疎開」の記述は、かなり衝撃的なものでした。
さらに空襲で焼け跡が広がり、戦後占領期には接収が行われ、


こういった歴史の積み重ねの上に、現在の神戸の街があるということがよく分かりました。
そして、本著を読むことで、何故六甲道や新長田で重点的に再開発事業が行われたのか、
さらに、現在も三宮を中心に様々な場所で再整備が進められているのかも分かりました。
知っていて眺めるのと、知らずに眺めるのとでは、街の景色は全く違って見えるものですね。





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Last updated  2026.02.21 17:30:56 コメントを書く
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