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アリスたちがフォルクスワーゲンルのところに行きますと…、フォルクスワーゲン「は?!」フォルクスワーゲンは目を覚ましました。フォルクスワーゲン「お帰りさないましーーーー!!」そう言ってフォルクスワーゲンは喜びました。しかし「でっかい大の字の荷物(ニセアリスのこと)」をアリスたちが抱えてきたのを見てガックリしました。アリスたちは助手席にニセアリスを積み込みました。ドサッ!アリス「ふう!ホントに便利ですね、”車”って!」前回は苦労しましたが、今度は「車に積み込むだけ」ですみました。後は車が運んでくれます。その後、寝ているミルキーも積み込みました。ウサギ「しかし、やはりインターネットカフェに連続で泊まるのは疲れて来ましたね。早くあのお屋敷の中に入らなくては!」アリスもそれは思っていました。そこでウサギさんはタッキーに電話しました。タッキーはずっとお屋敷の”カギ”を探してくれているハズです。タッキー「みつかりません。おかしいですね。”カギは弁護士の方が一度預かった”ということです。あのお屋敷の営業が停止した時、”破産手続き”をする弁護士がそのカギを一度受け取ったらしいのです。ですが、その弁護士の事務所に連絡しても現在そのカギの行方は知らないと言ってますし。でもそこにあるハズなんですが……」ウサギさんがタッキーに状況を話すと、もう一度弁護士事務所に聞いてくれることになりました。ウサギさんはそれをアリスに説明しました。ウサギ「あのお屋敷が営業を止めた時、弁護士の方がカギを預かったらしいです。」こうしてアリスたちはとにかく”お屋敷”に向かうことにしました。アリス「その前にお食事を買って行きましょう!」それでその日の内に食べられる物を買うことにしました。冷蔵庫がありませんし、現在保存があまり利きません。アリスたちはお店を探しましたが、朝から開いている所は少ないので苦労しました。ウサギ「早くお屋敷の中に入って冷蔵庫を用意しなくてはなりません!」やっと食べ物屋を見つけて買い込みました。そしてお屋敷を目指します。フォルクスワーゲン「オイラにお任せあれ!ひとっ飛びです!」そしてあっという間に建物に着きました。フォルクスワーゲン「着きましたあーーーー!」車から降りたウサギさんはマジマジとお屋敷の建物を見つめました。
2010.05.20
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アリス「……………………。」気が付きますと、「うす暗い建物」の中にいました。そこは古い建物のようでした。質素な感じです。ここはどこでしょうか?アリス以外誰もいないようです。アリス「ここは?」アリスが歩きますと靴音が廊下に反響しました。アリス「……………………。」アリス「……………………。」……アリスは目が覚めました。アリス「あれはあの”お屋敷の中”だったのかしら?」イメージと違ってずいぶん質素な感じでした。靴音の反響がちょっと不気味な感じがしていました。さてアリスは周りを見ました。そこはやはり「インターネットカフェのブース」の中でした。モグモグが丸くなって寝ていました。由美も女の子らしい寝姿で寝ていました。ウサギさんも疲れた感じで寝ていました。ミルキーが……、ドテッと顔を床に着けて寝ていました。アリス「まあ!ミルキーさん!」アリスは思わずミルキーの身体を抱き上げました。そしてミルキーの身体をユサユサと揺らしましたが、起きて来ませんでした。ニセアリスは映画のパッケージをしっかりと抱いたまま寝ていました。誰にも渡さない感じがありありと出ていました。すっかり眠っているニセアリス。グースカ寝ていました。ミルキーの顔には涙を流した跡がはっきりと見えました。アリス「……………………。」その時、目覚ましが小さな音を立てました。ウサギさんが飛び起きました。そしてすばやく時計を見ました。ウサギ「起きましょう!インターネットカフェを出なくては!」またです!インターネットカフェは慌ただしいのです。アリスは苦労して「寝ているニセアリスの身体」をインターネットカフェから外へと運び出しました。重くて大変苦労しました。しかし駐車場にはフォルクスワーゲンがいるはずです。そこまで運べれば……、行ってみますと、フォルクスワーゲンは確かにいましたが、フロントガラスに浮き上がっている”目”には”涙の跡”のようなものがありました。(笑)
2010.05.19
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アリスはもう眠ろうとしていました。でも眠そうな目を開けて……、アリス「ミルキーさん、相手にしてはいけません。相手にしなければその内相手も眠るでしょう。」アリスにそう言われたのでミルキーは眠る事にしました。アリス「さあ、寝ましょう」アリスはミルキーの身体に毛布をかけました。ミルキーは横になっていましたが、その目はパッチリさえていました。ミルキー「アリスタン、眠れないよお……、」するとニセアリスがボソボソ言い始めました。ニセアリス「なになに……、パッケージに”あらすじ”か書かれているな。チャーリー少年はポップコーンのパッケージの中に入っている”金色のチケット”を手に入れたかった。それを手に入れるとエンゼル工場の中に招待されるのだ。エンゼル工場に入れる機会はまたとない。だが、そのチケットは全世界で5枚しかないのだ。チャーリー少年は工場の中にどうしても入りたかった。けれどチャーリー少年の家は貧乏でポップコーンは年に一個しか買えないのだ。」ミルキーはこのボソボソが耳に入り、想像力をかきたてられました。ミルキー「アリスタ~~~~~ン!!」でも、アリスはもう眠りに入ろうとしていました。ニセアリス「なになに……、しかし、ちょうど年に一回のチャーリー少年の誕生日が近づいた。チャーリー少年の両親はポップコーンをひとつ買ってチャーリー少年にプレゼントしたのだ。エンゼル工場の中に入れるなど、チャーリー少年にとって一生に一度のチャンスだからだ。そしてチャーリー少年はそのポップコーンを開けた。そこにはなんと!」ミルキー「アリスタ~~~~~ン!!」ミルキーはアリスをゆさぶりました。アリスは眠い目を開けました。アリス「ミルキーさん、気にしないで寝ましょう。ムニャムニャ……、」ミルキー「アリスタ~~~~~ン!!アリスタ~~~~~ン!!」ニセアリス「なになに……、チャーリー少年が買ってもらったポップコーンの中にはなんと”金色のチケット”が入っていた。それに工場に招待されるとその”帰り”には”一生分”のポップコーンがおみやげにもらえるのだ。それに5人招待された子供の内、一人にだけ”とてつもなくビッグなプレゼント”が用意されているらしい。でもその内容はまだ”ないしょ”だ。そして……、エンゼル工場の中に入る日がやって来た。入るとそこにはなんと!」ミルキー「アリスタ~~~~~ン!!」ミルキーは激しくアリスの身体を揺さぶりました。ユサユサユサ……、しかし、アリスは一人先に夢の国へと旅立って行きました。
2010.05.18
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アリスは怒りました。アリス「ニセアリスさん!」ニセアリス「アンだよ?」アリス「ニセアリスさん、それは”観るため”に持って来たのではありませんか?」ニセアリス「”パッケージを見るため”に持って来た。」アリス「もうパッケージを見たのなら、それをミルキーさんに貸してあげてください。ミルキーさんは映画を観たいんです。」ニセアリス「ヤダ!」アリス「どうしてですか?」ニセアリス「は?これはアタシが借りた。今はアタシのモンだ。どうしようとアタシのかってだ。」アリス「……………………。映画を見ないのに借りて来たのですか?」ニセアリス「どうしようとアタシの自由だ。」アリス「そうですか?わかりました。ニセアリスさんはそんな人だったんですね?これではいっしょに暮らせませんね。さようなら、ニセアリスさん。」そう言ってアリスはニセアリスに背を向けました。ニセアリス「……………………。」アリス「さあ、ミルキーさん、眠りましょう!」ミルキーは自分の指をお口にくわえました。ミルキー「でもアリスタン……、『チャーリーとエンゼル工場』は?」アリス「ミルキーさん、今は眠りましょう。今日はどうもあの映画は見れないようです。」アリスはそう言いました。そして横になってミルキーを寝かしつけようとしました。ミルキーもそれにならって横にはなったのですが……、するとニセアリスはパッケージを読み始めました。ニセアリス「おお!この映画は!!エンゼル工場の中はこうなっているのか?そうか!そうか!おもしろい!」ミルキーは眠ろうとはしていましたが………、ミルキー「アリスターン!」
2010.05.17
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一方ミルキーはうずうずしていました。ミルキー「アリスタン、ミルキータン、マンガ見たいよ!」アリス「でもミルキーさん、毎日毎日”お昼は寝ていて、夜だけ起きてマンガを読む”生活はよくありません。今日はあまりマンガは読まないようにしませんか?」ミルキー「そっ、そんな…!!」ニセアリス「まったく!オコチャマのくせに”昼と夜を取り替える”とは!世の中には”昼間は忙しくて、夜は半分眠りながらブログを書いている”ヤツもいると言うのに!」アリス「……………………。」ニセアリスはそんな風に言っていました。アリス「……………………。」ミルキーはそれで今日は「DVDで映画を観る」ことにしました。それなら2時間ぐらいで見終わります。その後眠ることにしました。ミルキー「ミルキータン、『チャーリーとエンゼル工場』が観たい!」アリス「わかりました。ではそれを探しに行きましょうか?」アリスはミルキーをつれてブースを出ました。一方、ウサギさん・由美・モグモグはいつものようにブースの中で横になっていました。軽く飲み物を取ることはあっても、疲れているのですぐに眠るようです。みんなウサギさんが取って来てくれた無料貸し出しの毛布を身体にかけていました。アリスとミルキーは「DVDのコーナー」に行きました。そこは棚に大量のDVDが並んでいました。ですが……、『チャーリーとエンゼル工場』が置いてあるはずの所にそれがありません。ミルキー「アリスタン、ないよ!!」それでアリスはミルキーのためにカウンターで聞いてあげました。ウエイトレス「お客様、それは現在”貸し出し中”かと思われます。こちらにはまだ戻って来ておりません。」アリスはミルキーに「それは今誰かが借りて観ている」ということを説明しました。そして2人は飲み物だけ「フリードリンクのコーナー」で取って来て、いったんブースに帰りました。アリス「誰かが戻して来るまで待ちましょうか?最大2時間で返って来ると思いますが。」ミルキーは飲み物を飲みながらため息をつきました。ミルキー「はああ~~~~。2時間か……、」しかし、急にミルキーが、ミルキー「アリスタン、あれ!あれ!」と言ってブース内の一画を指さしました。アリスがミルキーが指さす方向をアリスが見ますと、床に寝転んだニセアリスがDVDのパッケージに書いてある説明文を読んでいました。それは『チャーリーとエンゼル工場』のパッケージでした。アリス「……………………。」アリスはまたかと思いました。アリス「あのうニセアリスさん、その映画を観るのなら、ミルキーさんもいっしょに観させてあげてください。」するとニセアリスは……、ニセアリス「ヤダ!」と言いました。アリス「ニセアリスさん!!」
2010.05.16
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フォルクスワーゲンは悲しそうな顔になりました。フォルクスワーゲン「……………………。」アリス「……………………。」アリスはインターネットカフェに入りずらくなりました。ニセアリス「この車は”使い捨て”なんだ!ここでおさらばだ。」フォルクスワーゲン「そんな!」しかたなくフォルクスワーゲンは残して、みんなインターネットカフェに入ることにしました。フォルクスワーゲン「さよなら~~~~、みなさん~~~~~♪また会う日まで~~~~~♪」ニセアリス「やれやれ、やっと”壊れたラジオ”から開放された。」ウサギ「……………………。」ニセアリス「うるさいだけなんだよ、まったく!!」ウサギ「……………………。」アリスはまだミルキーが起きて来ない事に気付きました。アリス「ミルキーさん!ミルキーさん!」インターネットカフェに入ったのでミルキーを起こそうとしたのですが……、ミルキーは起きませんでした。インターネットカフェに入れば起きると思っていただけにアリスは焦りました。アリス「ミルキーさん!ミルキーさん!」その時、インターネットカフェのBGMが鳴り始めました。ポロポロポロン♪~~ミルキー「はわわわわわ!!!インターネットカフェだよ!」アリス「……………………。」ミルキーはバチッ!と目を覚ましました。ミルキー「はわわわわわ!マンガがあるよ!DVDもあるよ!」ニセアリス「やれやれまったく”ノラネコ”みたいなヤツだな。一日中寝てばかり………。たまーーーに目を覚ます。ネコの生活と同じだ!」アリス「ニセアリスさん!!」さっそくアリスたちは今日の寝床であるブースに行きました。ミルキーはすっかり元気になり、ブースの中のフカフカの敷物の上でバウンドしました。ミルキー「アリスタン、マンガ見たいよ!マンガ見たいよ!」ニセアリス「やれやれ、まだまったくの”おこちゃま”だな。マンガを読むコトしか頭にない。やはりその辺の”ノラネコ”と同じ生活だ!」アリス「ニセアリスさん!!」
2010.05.15
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ブオン!ブルルルルルーーー!!!ビューーーーーーーーーーン!フォルクスワーゲンは飛ばしました。アリス「速いですねえ。」アリスは感心しました。フォルクスワーゲン「(芝居がかって)お嬢さんの為ならオイラ……、いつだって”最高速”さ!」ニセアリス「プーーーーーーーーーーーーーー!」ニセアリスは吹き出しました!ニセアリス「ポリケン!ポリケン!ポリケン!ポリケン!ポリケン!ポリケン!」フォルクスワーゲン「は?”ポリケン”?????」ニセアリスはまたダッシュボードに足を乗せました。ドカッ!フォルクスワーゲン「(年気の入ったタクシーの運ちゃん風に)お客さあ~~~~~~ん。すみませんがダッシュボード上に足を置くのは止めて頂けますか?」ニセアリス「うるせえ!」フォルクスワーゲン「お客さあ~~~~~~~ん、酔ってますね?」ニセアリス「酔ってるワケねえだろ?!!」ウサギ「(ぼそっ!)漫才をやっているワケじゃないのに自然と漫才になっている!」あっと言う間にインターネットカフェの駐車場に着きました。フォルクスワーゲン「着きました!」ニセアリス「ウム、ごくろう!」アリス「すごく早く着きましたね!」アリスは喜びました。今日はまったく疲れませんでした。いつもなら歩き疲れている所です。しかしニセアリスが……、ニセアリス「ふう!なんでこんなトコに連続で泊まらにゃならんのだ?アタシは”ホテル”に行く!」ウサギ「お金がありません!」ニセアリス「こんなところに連続で泊まれるかあああああああああああああああああ!!!”ホテル”に行く!」ウサギ「でもお金がありません!」フォルクスワーゲン「そうですよ!ホテルは高いです。ささっ!早くインターネットカフェに入りましょう!オイラ無料のソフトクリームが食べたいです!」ニセアリス「はあ?なんだと?車は駐車場で待つ!」するとフォルクスワーゲンは一気に谷底に突き落とされたような表情になりました。フォルクスワーゲン「オイラ、インターネットカフェに入れないのですか?」ウサギ「……………………。」ニセアリス「当たり前だろ?!どこの世界に車が入れるインターネットカフェがある?」フォルクスワーゲン「そっ、そんな……、」
2010.05.14
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みんなはフォルクスワーゲンに乗り込むことにしました。その前に掃除道具を片付けました。ミルキーはまだぐっすり寝っていました。ニセアリスはアリスの目を盗んでそんなミルキーをつまみ上げ、掃除道具といっしょにその場に置いて行こうとしました。アリスが怒りました。アリス「ニセアリスさん!!」フォルクスワーゲン「それではみなさん乗り込みましたか?エンジン始動します!安全ベルトを装着してください!ダッシュ時の振動に注意してください!」ニセアリスは助手席に座り、ドカッとダッシュボードに足を置きました。フォルクスワーゲン「あっ、あのう、汚れた靴のままで足を置くのは止めて頂けますか?」ニセアリスはそれを無視しました。ニセアリス「この車にテレビはついてないか?」フォルクスワーゲン「付いてませんが……、アカペラで”漫才”ができます!」ニセアリス「いらん!そんなものはいらん!テレビが見たいな!『シルシルシルル』が見たい!」フォルクスワーゲン「『サキちゃんのブログ旅』観てますか?!あれ、サキちゃんがすっごくかわいいんですよ!!」ニセアリス「なんの話をしている?」フォルクスワーゲン「それでもってあの旅の辛さ!いいなあ、あの番組おもしろいですよ!」ニセアリス「ムダ話はいいからさっさと車を出さんかああああーー!」ウサギ「(ぼそっ!)ふだん”ムダ話ばかりしている人”って他人の話にうるさいんだよね。他人の話が”つまらない”とか言い始めるし!でもそんな人は今まで一度だっておもしろい話をしたことはないのに!」ニセアリス「そこ!何か言ったか?」ウサギ「いいえ!」フォルクスワーゲン「それでは発進します!みなさんショックに気を付けてください!行きますよ~~~~~!」ドルルルルルルルーー!グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーー!!!
2010.05.13
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アリス「では入れる所を探してみましょう!」こうしてアリスたちは「入れる場所」を探し始めました。すると玄関フロア部分をのぞくことが出来る「ガラス張り」を発見しました。そこから中が見えます。しかし、それは一部しか見えません。でも玄関スペースは広く、その奥にはホールのようなものが見えます。ですがガラスの反射により奥ははっきりとは見えませんでした。アリスが窓を一つ一つ調べましたが、入れるような所はありません。全て閉まっています。しかし探してみますとその内一箇所開いている場所がありました。それは”小窓”です。ですが開いてもその前の鉄製のパイプのような物があり、それにより窓は入れるほどには開きませんでした。ウサギ「この手前のつっかえている物を外せば良いのですが……、とても外せそうにありません。」アリス「……………………。」それでアリスは他の部分を探しに行きました。他の窓は「磨りガラス」になっていて中は見えません。 ウサギ「困りましたね。」一方「草刈り」の方はだいぶ進んでいました。もう大半は刈っていました。ウサギ「また今晩インターネットカフェで過ごすことになりそうです。」インターネットカフェは良い所なのですが、泊まり続けているとだんだん疲労が溜まっていくのがアリスにもわかりました。インターネットカフェは飲み物も用意されていましたし、冬は暖房、夏は冷房もあります。室内の空気もいつもきれいですし、毛布もあります。トイレも完備されています。ですが……、泊まり続けるとやはり疲れるのです。”お家”で眠るのが一番の安らぎになります。でもいちいちお家まで帰っていると時間もかかります。アリス「困りましたね。」ニセアリス「ガラスを割れば良いんじゃないの?」ウサギ「ガラスを割ると後が高くつきます。けっこうガラスは高いのです。修理費用も高額になります。できれば割りたくはないです。」ニセアリス「じゃあ、”カギ”は?カギはどこに行った?」ウサギ「今、タッキーさんが探してくれています。」「草刈り作業」の方は本日でだいたい終了しました。アリス「もう後は中のお掃除ですね。」ウサギ「そのようです。」ニセアリス「カギがないんじゃ、この後の作業が進まんよ!」ウサギ「”インターネットカフェ”に向かいましょう。そこからタッキーさんに連絡を取ってみます。」こうしてアリスはインターネットカフェに向かう事にしました。アリスたちはフォルクスワーゲンに乗り込みます。いままでは作業が終わってからの「歩き」がこたえていました。ですが今日からは歩かなくてもいいです。ウサギ「インターネットカフェまで行ってくれる?」フォルクスワーゲン「はい!ひとっ飛びで向かいます!」
2010.05.12
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『アリスの大豪邸』 第4部 お屋敷の中へ!編***************************************************************************すると横からニセアリスが……、ニセアリス「ダメだ!ダメだ!ダメだ!ダメだ!ダメだ!売ってしまう!チミは真に必要とされていない。ここには”不用”の存在だ!あきらめろ!」と言いました。フォルクスワーゲン「そんな……!」フォルクスワーゲンはすごく悲しそうな目をしました。するとウサギさんは……、ウサギ「コホン!まあーーーーその、”オーナー”は僕ですから。僕の”一存”で決める事ができます。売りません。以上!」それで話は終わったようです。フォルクスワーゲンは安心しました。フォルクスワーゲン「ああ、よかった。オイラはなんて幸せの星の下に産まれて来たんだろう!つくづく幸せだと思うなあ!」フォルクスワーゲンはうっとりとした目になりました。ニセアリス「フン!」ニセアリスはおもしろくないようでした。フォルクスワーゲンのことはあきらめ、それでまたモグモグに目をつけました。モグモグはまだニセアリスから20メートル離れた所にいました。けっしてニセアリスには近づきません。ニセアリスはクイクイとモグモグに手招きしました。そして笑いながら、ニセアリス「こっちゃ来う!くくく!仲良くしよう!アタシは”黄色”が大好きなんだ!」しかしモグモグは用心して来ません。ニセアリス「いいからこっちゃ来う!なんにも心配する事はない!」いかにも怪しそうなニセアリスの言葉でした。アリス「……………………。まあニセアリスさんのことはほっておきましょう!それよりなんとかお屋敷の中に入れないものでしょうか?」ウサギ「そうですね、建物の中に入らなくては!いつまでもインターネットカフェで過ごすというのもなんですから。」
2010.05.11
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ニセアリスは怒りました。ニセアリス「それに誰が”ジョーダン”を言うって?やはり返してしまおう!こんな車!ああ、今決心した!返す事に決めた!」フォルクスワーゲンはアリスに向かって言いました。フォルクスワーゲン「助けてください、”美しい方”!こちらの”女装のコスプレイヤー様”がひどいことをおっしゃるのです!オイラを返してしまうなんて!」アリスは言いました。アリス「あなたは役に立つようなのでここに置いておきます。心配いりませんよ。」フォルクスワーゲン「おお!なんと心のきれいな方だ!あなたはきれいな方ですが、心まできれいです!」するとニセアリスは腰に手を当ててフォルクスワーゲンの前に立ちました。ニセアリス「もうひとりの”きれいな方”にあいさつをしていないようだが?」フォルクスワーゲン「は?”もうひとりのきれいな方”?」するとフォルクスワーゲンは玄関にいる由美の所に行ってあいさつをしました。ニセアリス「どこへ行ってる?違うだろ?」するとフォルクスワーゲンは今度はウサギさんと話を始めました。フォルクスワーゲン「”女装のコスプレイヤー様”は”きれいな方”と同じような服装をしておられますが……、どうも同じような心の持ち主とは思えないのです。」ウサギ「同じような服装をしていても心の”きれいな人”と”汚れている人”がいるんだ。そう、とても”汚れていて”それはまるで”洗っていないぞうきん”のような心を持っている人も中にはいるんだ。」ニセアリス「誰が”洗っていないぞうきん”だって?!」ウサギ「人間を外見だけで判断しちゃいけないと言うが、このアリスさんの心はとてもきれいなんだ!逆にアリスさんととてもよく似た服装をしていようとも……、”心が汚い人”もいるんだ。そう、どうしようもなく”言葉が汚い人”もいる。どうしようもなく”いたずらばかりする人”もいる。どうしようもなく”他人にちょっかいばかりだす人”もいる。どうしようもなく……、」ニセアリス「何が言いたい?」アリスは今日もお屋敷に着いたことを嬉しく思いました。そしてお掃除を始めようと意気込みました。アリスはお屋敷を見つめていました。フォルクスワーゲンはそんなアリスに言いました。フォルクスワーゲン「”心のきれいな方”!オイラいつでもお役に立てるようにいたします!ですからここに置いてください!」
2010.05.10
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モグモグ 「ピィピィピィピィピィピィピィピィ!!!」バサッ!バサッ!バサッ!バサッ!バサッ!バサッ!バサッ!バサバサと羽ばたくその大きな羽が何度も由美の顔に当たりました。由美「きゃ!」モグモグの羽毛が舞ってそれが由美の頭の上に落ちました。ウサギさんはモグモグを押さえつけようと必至でした。ウサギ「どうどうどう!」モグモグはまるで仔猫が暴れるようにドタバタと暴れました。ニセアリスはその様子を見て大いに楽しんでいました。ニセアリス「きしししししししし!」アリスはフォルクスワーゲンにちょっと止めてもらうように言いました。後席が大変なことになっているようですから!しかし……、フォルクスワーゲン「もう着きました!」アリス「え?」フォルクスワーゲンはすでに止まっていました。アリスがウインドウ越しに見ますと確かにあの”お屋敷”が見えました。アリス「まあ!」短時間で着いたようです。これまでの徒歩での移動と比べますと、信じられないぐらい早く着きました。ウサギさんは車が停止したので後席のサイドのドアを開けました。するとモグモグはウサギさんの身体を押しのけてドアから外へ飛び出しました。そして20メートルほど向こうに行って止まりました。モグモグはピリピリしています。ニセアリス「あはははははは!あはははははは!」アリス「……………………。」フォルクスワーゲン「どうですか?オイラの走りっぷりは?気に入っていただけましたか?」フォルクスワーゲンはそんな事を言いました。ニセアリス「いや、まったく気に入らん!売ってしまおう!こんな車!」フォルクスワーゲン「そんな?買われたばかりなのにもう売るなんて!」ニセアリス「買った所に引き取ってもらう!」フォルクスワーゲン「オイラあそこに戻されるのは嫌です!」ニセアリス「ほう!あの中古車屋はそんなにイヤな所なのか?」フォルクスワーゲン「いいえ、あそこのご主人様は車をとても大切に扱ってくれます!とても良い所でした!」ニセアリス「じゃあなぜ戻されるのがイヤなんだ?」フォルクスワーゲン「オイラのとびっきり優れた能力を発揮できるのはオーナー様に買われた時だけです!”自動車”というものはオーナー様に買われて初めてお役に立てるのです。そうしてもらってやっと”一人前の車”になるのです。」ニセアリス「じゃあ……、戻ろうか?”中古車屋”に!!」フォルクスワーゲン「今の話をちゃんと聞いておられましたか?!!!オイラはオーナー様のもとで働きたいのです!」ニセアリス「ああ、もちろんちゃんと聞いていた。では戻ろうか?”中古車屋”へ!」フォルクスワーゲン「聞いておられるように思いませんが!!」フォルクスワーゲンはウサギさんに向かって言いました。フォルクスワーゲン「”オーナー様”!こちらの”女装のコスプレイヤー様”がオイラの事を”返してしまう”と言っておられるんです!」ウサギ「ああ、言い忘れていた。君が”女装のコスプレイヤー様”と呼んでいる人の言葉を真に受けちゃいかん!”女装のコスプレイヤー様”は時々”ジョーダン”を申される。それを本当の事と思っちゃいけない!」ニセアリス「誰が女装のコスプレイヤーだ?!」
2010.05.09
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ニセアリスはモグモグの様子を見てニンマリと笑いました。そして……、ニセアリス「くくく!自動車も手に入ったし、”荷物運び”もそろそろ”お役ゴメン”だな?」それを聞いてモグモグは「ビクッ!」となりました。楽しい世界にひたっていたのが一気に現実に戻された感じです。モグモグ「………………。」ニセアリス「なにも知らないでのんきに座っているとは!まあ、何も知らない方が幸せというものか?」ニセアリスがそんな事を言いました。いつものことが始まるようです。後席に座っていたウサギさんも呆れていました。ニセアリス「では聞かせてやろう!”食料”がいない時に影ではどんな事が言われていたか!」ニセアリスは寸劇のような感じで語り始めました。***************************************************************************ミルキー「ルンルンルン~~♪ねえねえアリスタン、ミルキータン、”フライドチキン”が食べたいんだけど!」アリス「そうですか。もう自動車も手に入りましたし、そろそろお料理して食べましょうか?」ミルキー「うん!」***************************************************************************ニセアリスはそんな「作り話」をモグモグに聞かせました。モグモグ「ピィーーーーーーーーーーーーーー!!」かわいそうにモグモグはその「作り話」を真に受けて車内で暴れ始めました。バサッ!バサッ!バサッ!バサッ!バサッ!バサッ!バサッ!バサッ!バサッ!!!ウサギ「どうどうどう!」ウサギさんはモグモグの気を沈めようとひっしです。しかしモグモグはバタバタと暴れました。そんなモグモグにニセアリスが追い打ちをかけます。ニセアリス「何も知らないでよく車に乗ったなあ。着いた先では”バーベキュー”が待っていると言うのに!”鶏肉”のな!」そう言いながらニセアリスは後席に手を伸ばし、モグモグの背中を怪しくなでました。ニセアリス「うまそう!この黄色が食欲をそそる!」モグモグ「ピィピィーーーーーーーーーーーーーー!!」後席の車内にはモグモグの羽が舞いました。
2010.05.08
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フォルクスワーゲン「オイラ、いったん”道”に出たら最強無敵です!オイラの前は何者も行かせません!」しかしニセアリスは呆れたような表情をしました。そしてドカッ!とダッシュボードの上に足を乗せました。ニセアリス「やんなちゃうよなあ~~。お喋りな車なんてうんざりだ!」フォルクスワーゲンは走りました。すごいスピードです。アリスたちがいままで歩いて2~3時間かかっていたのがウソのようです。景色が後方へと流れて行きます。アリス「……………………。」アリスはその様子を見て喜んでいました。これで疲れずにお屋敷に着くことができます。そしてお掃除を始められます。しかしニセアリスはまったくおもしろくないようです。退屈していました。ニセアリス「音楽をかけろ!」フォルクスワーゲン「はい、わかりました!」ニセアリス「”ドールズネクストドア”の”幸せのひっすう条件”をかけろ!」フォルクスワーゲン「はい、わかりました!ああ~~~~~♪滝の流れのよおにい~~~♪」ニセアリス「なんだそれは?まさか”みちょらひばり”の”滝の流れのように”じゃねえか?!!」フォルクスワーゲン「はい、そうですが……、ああ~~~~~滝の流れのよおに~~~♪」ニセアリス「ふざけんじゃねえ!それは”演歌”じゃねえか?!誰がそんなものをかけろと言った?それになんだか歌が変だぞ!”安っぽい二流歌手の吹き替えバージョン”じゃないのか?」フォルクスワーゲン「いいえ、これはオイラの”アカペラ”です。」ニセアリス「ふざけんじゃねえぞ!ゴラアア!!誰がアカペラで歌えと言ったあああ?!!!」どうやらフォルクスワーゲンとニセアリスは馬が合わないようです。ニセアリスは不機嫌になりました。そして後席を見ますと……、ウサギさんと由美にはさまれ、モグモグがこうこつの表情を浮かべて席に座っているのが見えました。モグモグ「……………………。」いつものモグモグの表情とまったく違います。足を投げ出してやや上の方を見つめていました。目がうつろです。これまでモグモグはアリスたちのために一生けんめい荷物を運んできました。時には音速を超える速さで走り、アリスたちのためにほんそうしました。ですが……、自動車というものに乗っているとまったく疲れません。モグモグは久しぶりに足を伸ばしていました。モグモグ「……………………。」その姿を退屈していたニセアリスが見つけました。
2010.05.07
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アリス「あの、ではいったい誰が運転を……?」ウサギ「はああああ!しまったああああああ!誰も"運転免許"を持っていません!これじゃ車を走らせる事ができません!」ニセアリス「よかったな!これで晴れてこの車を買わないで済ませられる!」フォルクスワーゲン「オイラ場所を言ってもらえれば自分で走れます!誰も運転する必要はありません!」アリス「まあ!」ウサギ「助かった!これでこの車に決まりですね!」ニセアリス「いらーーーーーーーーーーん!!!!こんな車返せ~~~~!!!」こうしてみんなで車に乗り込む事になりました。お店の人「オイル交換も全て済ましてあります!ではお気をつけて!」ところが「誰がどこの席に座るか」で少し迷いました。ニセアリスは後席にドカッと足を投げ出して座りたかったようですが、それだと後席のモグモグが大変嫌がりました。それでしかたなく、ニセアリスを助手席に座らせる事にしました。アリスが運転席に、ミルキーはアリスの膝の上に、そして後席には由美とウサギさん。その真ん中にモグモグが座りました。フォルクスワーゲン「ではどちらに向かいましょうか?」ウサギ「”お屋敷”に向かってくれるかな?”丘を越えた向こう側”の以前流行っていた”お屋敷”。」ニセアリス「バブル期に投資のしすぎで潰れた屋敷だ!ビアガーデンやバイキングレストランを行っていた”会館”!」フォルクスワーゲン「わかりました。オイラにお任せあれ!ひとっ飛びで行きます!」ニセアリス「なんだかなあ。」フォルクスワーゲン「発進準備!セルモーターコンタクト!メインエンジン始動5秒前!!あっ、ヨン~!サン~!ニイ~!」ニセアリス「やかましいーーーー!!!んな演出はいいから、早く出発せんか?!」フォルクスワーゲン「はい、行きます!エンジン始動!」バババッババババッバババッバババ!フォルクスワーゲン「エンジンパワーアップ!メーター計器類全て良し!発進準備全て完了いたしました!」ニセアリス「大げさ過ぎる!」フォルクスワーゲン「発進!」ブルンブルンブルルルルルルルルル!!!フォルクスワーゲン「BGM始動!」ニセアリス「”BGM”だあ?」フォルクスワーゲン「ワンダバダ!ワンダバダ!ワンダバダ!ワンダバダ!ワンダバダ!ワンダバダ!ワンダバダ~~♪」ニセアリス「なんだ?!その”ワンダバダ”って言うのは?!!」フォルクスワーゲン「はい。”ワンダバ”は”発進だ!”というような意味になります。」ニセアリス「わかった、わかった。とにかく出発しろ!」
2010.05.06
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ニセアリスは完全にドスの効いた目付きになっていました。ニセアリス「……………………。もいっぺん今の言ってみろ!」フォルクスワーゲン「え?は?あの”女装されたコスプレイヤーさん”ですか?」ニセアリス「この世界一の美少女をつかまえといて、どこが”女装”だ?!えーーーーーーーーーーーーーーー?!!!」フォルクスワーゲン「え?”女装”と言われるのがお嫌ですか?」ニセアリス「なんだと?いいか、アタシはな……、"女"だーーーーーーーーーー!!!」フォルクスワーゲン「なんとこれはビックリ!!」ニセアリス「なんだとーー?!!このおーーー!!こんな車はいらん!!!別の車を買う!!」するとウサギさんはそれを”かあるく”無視してお店の人に、ウサギ「なるほど、”生きている”という意味はわかりました。では契約書にサインを……、」ニセアリス「こんな車は買わんと言っておろうがあああ!!!」アリス「おしゃべりな車ですのでミルキーさんとちょうど合うかもしれませんね?」ウサギ「では”40万ゴールド”、即金です。」お店の人「はい、確かに!まいどありがとうございます!」ニセアリス「買わんと言っておろうがああああ!!!」こうしてウサギさんはなんと中古車を買ってしまいました。アリス「車ができてよかったですね。さっそくみなさんで乗ってみましょう!」フォルクスワーゲンは自らドアを開けました。フォルクスワーゲン「さあ、乗ってください!綺麗なお嬢さん!」アリス「まあ!」ウサギ「そう言えば……、あれ?誰が運転しますか?」アリス「まあ、ウサギさんは”免許”をお持ちで?」ウサギ「いいえ、持ってません。」アリス「え?」そう言えば……、アリスも運転免許は持っていませんでした。
2010.05.05
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お店の人「人形などに生命が宿る事がありますが、それと同じでこの車にも”生命”がやどっています。大変珍しい事ですが。」ニセアリス「”生命の宿った人形”など大してめずらしくもない!」ニセアリスはアリスが背中におんぶしているミルキーの洋服の襟首を持ってつまみ上げました。ミルキー「スーーーー。スーーーー。」ミルキーはまだぐっすりと眠っていました。お店の人「……………………。ではエンジンをかけてみますか?」ニセアリス「うむ、頼む。」ブルンブルン!ブルンブルン!すぐにエンジンがかかりました。ババババババババババババ!ニセアリス「うひょーーー!良い音!コイツは”上物”に違い無い!」お店の人「走行距離1万キロのシロモノです。めったに出ません。”事故車”でもないですし、程度は最高です。掘り出し物ですよ!」ニセアリス「これで”40万ゴールド”なら安い!安さにつられて走行距離のいっている物を買うのは危険だ。それは故障を起こしたりすることもある。それに後々多額の整備費用がかかる。こういった上物を買う方が結局は安上がりで”得”なのだ!」ウサギ「じゃあ、この自動車に決めて良いんですね?」ニセアリス「もちろんだ!アタシの目に狂いはない!」ババババババババババババ!ウサギさんはお店の人の向かって、ウサギ「ではこの自動車を買います……、」するとその時、自動車のフロントウインドウに「目」が映りました。パチッ!ウサギ「は?フロントウインドウに”目”が?」フォルクスワーゲンル「オイラ、自動車のフォルクスワーゲン!!」なんと自動車が喋りました。アリスたちは驚きました。フォルクスワーゲンは周りを見渡し、さっそくアリスの姿を見つけました。フォルクスワーゲン「おお!これはなんとお美しい方だ!初めまして!オイラ、自動車の”フォルクスワーゲン”と申します!」アリス「はっ、はあ……、」ニセアリス「それはさっき言っただろ?」フォルクスワーゲン「これからもよろしくお願いいたします!こんなお綺麗な方を乗せることができるなんて、オイラ幸せ者だなあ。」フォルクスワーゲンは次にウサギさんの姿を見つけました。フォルクスワーゲン「これはこれは!アナタ様が今度オイラの”オーナー”になられた方ですね。以後、おみしりおきを!行き先を言われればオイラどんな所へでもひとっ飛びで向かいます!」ウサギ「はあ……、まっ、まあ、よろしく。」フォルクスワーゲンは次に由美の姿を見つけました。フォルクスワーゲン「おお!こちらもお綺麗な方だ!こんな綺麗な方を2人も乗せることが出来るとは!オイラつくづく幸せな星の下に生まれついたんだなあ!」由美「……………………。」目の前にはさっきからニセアリスがいました。ニセアリスは腰に手を当てて怒っている感じでした。ニセアリス「”一番綺麗な者”が目の前にいるだろう?」フォルクスワーゲンル「おおっと!これは”女装”されたコスプレイヤーさん!」ニセアリス「なに?”女装”だと?」
2010.05.04
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ニセアリスは「プッ!」と軽く吹き出し、それからクルリと身体の向きを変え、店の出口へと向かいました。ニセアリス「それはただの”ノーマルモデル”だ。他の店で程度の良いのが23万ゴールドで手に入る!」タヌキ「ギクッ!ギクッ!ギクッ!ギクッ!」 タヌキはビビっていました。しかしすぐに”開き直り”ました!」タヌキ「お客さん、待ってください!今ならこのリミテッドエディションを50万引きの180万ゴールドでお譲りします!!」ニセアリスは振り返らずに「そっちの”タヌキ3匹”にでも売ってやりな!」と言いました。謎の人物たちは額に汗をかいていました。こうしてアリスたちはお店から出ました。アリス「はあ~~~~。なかなか良いのは見つかりませんねえ。」ウサギ「そうですねえ。」アリスたちは別のお店目指して歩き始めました。すると不意にニセアリスの足が止まりました。そして何かを見つめました。その視線の先には中古車屋があり、その中に黄色い車がありました。ウサギ「どうしました?」ニセアリスはその車をじっと見つめていました。その後おもむろに、ニセアリス「入るぞ!」と言いました。頭上にある看板を見ますと、そのお店の名前は、***************************************************************************『ジャワジャワ族中古自動車販売・修理店』***************************************************************************と、なっていました。アリス「”ジャワジャワ族”?」ウサギ「さあ?”ジャワジャワ族”なんて聞いた事がありませんねえ。」ニセアリスはお店の入り口から入りました。みんなもその後に続きました。ニセアリスはウサギさんに、ニセアリス「見ろ!店の者がいる!」と、言いました。ウサギさんは言われた方向を見てみましたが、お店の人の姿は見当たりません。しかしよくよく見ますと車の下に潜り込んでいました。車を整備しているようです。足だけが車の下から出ていました。ニセアリス「車を自ら整備している。こういう店は良い!」ニセアリスは目指す車の方に行きました。ウサギ「これは”フォルクスワーゲン”ですね!」ニセアリス「そうだ。これも”大衆車”だ。それに今では古い車だ。だが、この車両は程度が良いようだ。」アリス「確かに大変綺麗ですが。」ニセアリス「中古車というものは”ピシッ!”とした印象を与える物が程度が良い場合が多い!」確かにその車はしっかりした印象でした。そして室内も綺麗でした。ウサギ「白と黄色の内装ですね。これは明るい雰囲気で良いですね。乗っていると楽しくなりそうです。」ニセアリス「フム!店の者を呼べ!エンジンをかけさせろ!」ウサギさんに呼ばれてお店の人がやって来ました。整備用の”つなぎ”を着ていましたが、その上に頭からボロボロのローブをまとっていました。顔には大きなサングラスとマスクをしていました。そのため顔はまったくわかりません。”つなぎ”は油で汚れており、いつも整備している様子がうかがえました。お店の人「いらっしゃいませーー!」ニセアリス「この車のエンジンをかけてくれ!」お店の人「それはいいのですが……、この車、程度は大変良いです。値段も大変安いです。ですがひとつ”問題”が……、」ニセアリス「なんだ?その”問題”って?」お店の人「うちとしても安く出すかわりに”ノークレーム・ノーリターン”を守って頂けるお客様に売りたいです。整備はもう済んでますし、故障箇所も見当たりません。このまま長く乗って頂けるでしょう。ただひとつ”問題”が……、」ウサギ「なんですか?その“問題”とは?」お店の人「値段は40万ゴールドです!」ウサギ「うう、少しお高いですね。20万ゴールドでも売られている事があると思いますが。」するとニセアリスが、ニセアリス「”良い車”とは高い物だ。程度が良くて綺麗な車はすぐに売れてしまうからな。」ウサギ「でも”問題”ってなんです?」するとお店の人は、お店の人「実はこの車……、”生きている”んです!」ウサギ「は?”生きている”と言いますと?」
2010.05.03
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ですが、ニセアリスは、ニセアリス「このような”リミテッドエディションモデル”が発売されたという話は聞かない!」キッパリとそう言いました。謎の人物A「ゴホッ!ゴホッ!」謎の人物はむせかえりました。そして……、謎の人物B「あーーー!わかった!これは”極秘のうちに出されたモデル”だよ!超貴重品だよ!関係者だけに売られた特別な車だ!」謎の人物A「あーーー、そうだ!そうだ!”幻のモデル”だよ!すごいなあ!こんなところでお目にかかれるとは!!」ニセアリスはお店の出口を指さしてウサギさんに言いました。ニセアリス「帰るぞ!こんな”ただのノーマル車”には興味ない!」ウサギ「へ?」謎の人物たち「ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!」謎の人物たちはたいへんむせかえりました。謎の人物A「すっ、すばらしいモデルだ!この”幻のモデル”は実はシャーシナンバーでないと判別できないんだよな!56883989!これは”めったに出ないモデル”と読める!」ニセアリス「読めるか!」謎の人物B「本当だ!間違いない!幻の名車だ!さすがだなこのお店は!こんな貴重なモデルが置いてあるとは!でもいったいいくらだろう?」謎の人物C「買う気なのか?!この幻の名車を!とても買える値段じゃないぞ!きっと1000万ゴールドはくだらない!」謎の人物Bはタヌキに聞きました。謎の人物B「すいません、この車はいったいいくらですか?」タヌキ「うちの店はどのお車も特別安く提供しています。たとえそれが”希少モデル”であっても!」謎の人物B「ではおいくらですか?」タヌキ「230万ゴールドです!!」謎の人物A「おお!すごい!こんな1000万ゴールドをくだらない価値の車がたった”230万ゴールド”だって?それはすごい!!」謎の人物B「本当だ!私が買おう!」謎の人物A「いいや、待て!私が最初に見つけたんだ!私が買う!」謎の人物B「いや!私が買う!こんな車が230万ゴールドで買えるなど他では考えられんからな!」謎の人物A「いいや、私が買うんだ!」謎の人物B「いいや!私だ!」謎の人物C「ケンカはやめろ!そんなことしている間に他の人に買われてしまったらどうする?!」謎の人物たちはそろってニセアリスたちを見ました。
2010.05.02
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ニセアリス「見ろ!あのひっしな姿を!ちまなこになって客を探している!」おじいさん「客!客!どこだ?どこだ?確かに客が”アミ”にかかったように思えたんだが?カモ!カモ!ええい!”カモ”はどこだ?!」ニセアリス「こういう店はやめる事だ!」ニセアリスはそこを出て、さっさと次のお店を目指しました。アリス「……………………。」ウサギ「……………………。」別のお店に着きました。見るからに”普通”といった感じの”店構え”です。そこでは”タヌキ”が店員をしていました。タヌキ「さあ、いらっしゃい!いらっしゃい!”良い車”あるよ!」ニセアリスはおもむろにそのお店に入りました。アリスたちもついていきました。ニセアリス「……………………。」タヌキ「さあ、この店はお安い車ばかりです!この車なんてどうでしょうか?」タヌキはまったく平凡この上もない車を出して来ました。ですが……、タヌキ「こちらのお車は非常に珍しい”レア物”です。めったに出ません。1989年、この車は”リミテッドエディション”として発売されました。記念モデルです。世界限定25台です。実に貴重なモデルです。」するとニセアリスは、ニセアリス「ほう、これはよく見かけるモデルだな。」と、言いました。タヌキは焦った表情を浮かべました。タヌキ「こっ、これは”特別仕様”なんです!!!他のモデルとは違います!」すると店の奥からなにやら洋服を着込んだ人物が数人出てきました。スキー帽を頭からずっぽりとかぶり、目には大きなサングラスをしていました。くちもとにはマフラーをしており、顔はわかりませんでした。それが車の方を取り囲んで話を始めました。謎の人物A「あーーー、これかこれか!うわさの”リミテッドエディション”は!通常のモデルとよく似ているが、実は違うんだよね!」
2010.05.01
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