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セイギブルー「リーダー!」セイギイエロー「リーダー!大丈夫?!」セイギピンク「リーダーだけが集中で攻撃を受けるなんて!」セイギレッド「うううう!」セイギブルー「これはマズイ!セイギレッドのダメージがヒドい!みんな!ひとまず退却だ!」セイギイエロー「わかったわ!」セイギピンク「覚えておいてよ!この悪人たち!!」アクレッド「くははははは!俺たちの力思い知ったか?」アクブルー「悪の力は強いのだ!」そしてセイギレンジャーはその場を立ち去りました。アクレッド「わははははははは!セイギレンジャーがいなくなった!!悪の勝利だ!!!さあ、現金輸送車の金を下ろせ!」***************************************************************************テレビを見ていたアリスとミルキー。ミルキー「ああああ!アリスタン!大変だよ!セイギレンジャーがやられたよ!これで悪人たちの時代がやってくるよ!」アリス「大丈夫ですよ、ミルキーさん。」***************************************************************************その時です!?「待てっ!」アクレッド「今の声は誰だ?」?「はははは!そこまでだ!悪人たち!」アクレッド「むっ?なんだ?」現金輸送車から金を強奪していたアクニンジャーの前に、5人の戦士が現れました。
2010.10.31
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セイギレッド「なんだと?ふざけてないで今のうちに立ち去るんだ!」セイギブルー「そうしないと痛い目にあうぜ!」アクブラック「くははは!俺たちアクニンジャーにそんな脅しがきくかよ?!」セイギレッド「それでは立ち去らんと言うのだな?」アクレッド「ああ!」アクイエロー「当たり前よ!」セイギレッド「では、セイギレンジャーが神になり代わり、オマエたち悪人をこの世から成敗してくれる!行くぞ!」アクレッド「抜かしたな!望むところだ!こちらも行くぞ!おおおおおおおおおおお!!!」アクイエロー「セイギレッドに集中攻撃よ!!」アクブルー「わかった!行くぞ!」アクブラック「セイギレッド!覚悟しろ!たあーーーーーーーーーーーー!!」セイギレッド「おおおおおおおおーーーーーーー!!!」ドカッ!バキッ!!ドカッ!バキッ!ボカボカボカボカ!ドカドカドカ!セイギレッド「ううううああああああああああーーーーー!」セイギレッドは集中攻撃を受けました。そのダメージから片膝を地面に着きました。そして肩で息をしました。だいぶ苦しそうです。セイギブルー「レッド?!大丈夫か?」セイギイエロー「レッド?!」セイギレッド「うううう!大丈夫だ!」セイギピンク「ホントに大丈夫?」アクレッド「どうしたあ?セイギレッド?”息切れ”でもしたか?ははははははははは!休んでいるヒマはないぞ!さらに行くぜ!」セイギレッド「くくくくく!」アクレッド「だあああああああああああああああああああああああああああ!!!」ドカッ!バキッ!!ドカッ!バキッ!ボカボカボカボカ!ドカドカドカ!セイギレッド「うわあああああああああああああ!!!」
2010.10.30
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ここは都心の大手銀行本店の裏口。そこに一台の車両が横付けされていました。警備会社所有の現金輸送車です。その現金輸送車の行く手を阻む者が現れました。?「がはははははははは!!」車の前方に現れたそれは異形の者のように見えました。現金輸送車は急ブレーキをかけました。キキーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!ドライバー「おい!危ないじゃないか?そこを退きたまえ!!」?「そこから降りるんだ!」ドライバー「なんだって?」?「そこから降りるんだ!」ドライバー「我々は警備会社の者だ。車両から離れることはできない!」?「わはははは!我々が現金輸送車を強奪する!」ドライバー「なっ!なにを言っている?!」ドライバー「警察に通報だ!」アクレッド「がははは!ムダなことだ!俺たちは”アクニンジャー”!」 ドライバー「あっ、”アクニンジャー”??」アクレッド「そうだ!俺たちは悪の限りを尽くす!」アクブルー「現金輸送車をそこに置いていけ!」アクイエロー「置いていかないと痛い目にあうわよ!」ドライバー「そんな!」アクブラックが爆弾を取り出した。ドライバー「置いて行くしかない!逃げよう!」現金輸送車の2名のドライバーは車両を置いて逃げた。アクレッド「わはははは!ちょろいもんよ!さあ、現金輸送車から金を奪うんだ!」?「待てっ!」アクレッド「今の声、だっ、誰だ?」?「はははは!そこまでだ!悪人たち!」アクレッド「むっ?なんだ、キサマたちは?」セイギレッド「正義戦隊!セイギレンジャーだ!」アクレッド「むう!”セイギレンジャー”だと?!」セイギレッド「ここからすみやかに立ち去れ!」アクブルー「ああ!いいよ!現金を奪ってからな!」
2010.10.29
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こうしてウサギの方がレジカゴを取りに行った。ついにオイラは買われるのか?!その時、オイラは背後に「殺気」を感じ取った。そうとう強い殺気だ!オイラは反射的に自分の身体をすばやくねじ曲げた。ヒラリ!すると…………、長老「うわあああああああああああああああああああああああ!!!」長老が腕を前に突き出しながら、オイラのすぐ横を通り抜けて行った。そして、ワゴンのふちを乗り越え、下に転落した。ヒュ~~~~~~~~~~~~!!長老「うわああああああああああああああああああああ~~~~!!!!」ドシャン!長老がワゴン横のコンクリート製の床の上に落っこちた。ボキッ!長老「あい!いでえ!うおおおおおおおおおお!こっ、腰が!」だがなんと長老が落ちたことに誰も気付かない!ウサギ「ハイハイハイ!レジカゴを持って来ましたよ!」ミルキー「わーーーーい!わーーーーい!早くその中に入れようよ!」長老「ううう!誰か助けてくれえ!」ウサギ「さーーー、ここに入れてください!」長老「待って!おい!待って!」長老の声は同じおもちゃであるオイラにだけは聞こえていた。だが、オイラは長老の呼びかけを無視した。長老「おい!無視するな!オマエを育てたのはこのワシじゃないか?」この期におよんでも長老はまだそんなタワゴトを言っていた。とにかくオイラはなんとも優しそうな女の子たちに買われた。これからその家に行くのだ。オイラには幸せが待っているような気がする。オイラはワゴンに乗っていた多くの仲間のおもちゃたちに見送られながら、お店を後にした。THE END
2010.10.28
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ウサギ「……………………。」ミルキー「欲しいよう!アリスタン!」ウサギ「そうだ!僕、ここの割引券持ってます!ホラ!ここにチラシがあります!そこに割引券が付いているんです!”本日、付属の割引券にて1点のみ半額割引!”と書かれてあります!」ミルキー「わーーーーーーー!アリスタン!その割引券でこれ買おうよ!」アリスは500ゴールドなら買ってあげてもいいかなと思いました。オイラ、もしかしてこの女の子たちに買われるのか?!そうなったら夢のようだ。だがその時長老が、長老「ハロー、ハロー!コンニチハ!ワタクシハ ザルター!コノ宇宙最強ノ覇王デス!」と言った。また「ヘタな合成音声」を使って喋ったのである。女の子たちは一瞬ビクッとしたが、その内の一人が、由美「センサーでスイッチが入ったのね?だから喋ったんだわ!」と言った。それだけ言うと誰も長老には目もくれない。オイラだけに注目してくれた。長老「ハロー!ハロー!ワシハ宇宙デ最強ノ覇王デス!女の子トモ遊ベルヨ!」必死で喋る長老。だが誰も注目しない。ミルキー「買おうよ!アリスタン!」アリス「500ゴールドですか?でもそれでも高いですねえ。」ウサギ「じゃあ、僕が代わりに買いますか?」アリス「いいえ、それではウサギさんに悪いです。一応店内を見てみませんか?他にもっと良いのがあるかもしれません。」ミルキー「いやん!いやん!そんなことしてたら他の人にこれ買われちゃうよ!」ウサギ「同感ですね。」そうだよ!その通りだよ!買ってくれ!いや!オイラを買ってください!すると、今度は長老は腕を回転させた。そして目をバチバチと赤く光らせた。センスないなあ。長老「我ガ名ハザルター!大宇宙最強ノ……、」一点張りだよ。長老の売り文句は!ウサギ「じゃあ、一応レジカゴの中に入れておきませんか?買わないなら店を出る前にそのカゴから取り出して、もとのワゴンに戻せばいいだけです。」ミルキー「それでいこうよ!」
2010.10.27
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よくそんな声をかけられるな。でも「おもちゃの声」は基本的にはお客さんに届かない。もともとおもちゃに付いている音声発生装置のギミックを使わないとダメだ。長老「やっほー!良い男がここに残っているよ!」どうやら長老の合成音声は「我が名はザルター」のバージョンしかないらしい。それ以外のアドリブはお客さんには聞こえないのだ。だが、ワゴンがお店の入り口付近に置かれているのにもかかわらず、女の子は誰も長老のことを見なかった。女の子たちはそのまま店内の奥へと消えた。それでも長老は、長老「どうやら、ワシが先に売れるようじゃな!今のお客の表情を見ていればわかる。そしてワシだけこことおさらばじゃ!」その時、またかわいい女の子たちがやって来た。3人もである。一人は小学生の雰囲気だけど顔立ちは神秘的、身長は高かった。もう一人は身長の低い小さな女の子。赤いドレスを着ていた。そしてその奥にはエプロンを付けたドレスを着た金髪の女の子。この上なく上品でやさしそうな表情だった。小学生風の女の子がオイラの前で立ち止まった。そしてオイラを見つめた。ドキッ!そして、オイラを手に取った。は?オイラが手に取られた?由美「……………………。」すごく顔立ちの良い女の子。すると横にいた小さな女の子が話しかけた。ミルキー「ねえねえ、由美タンどうしたの?」由美「……………………。」ミルキー「あーーーーー!これ!”タタカウレンジャー”のロボットだよ!確か………、”トウキョウダー”だよ!」違う!”トウキョウダー”じゃない!”サイキョウダー”!オイラ、サイキョウダーってん言う名だ!このお店にやって来ていたのは、アリスとミルキー、由美でした。それにウサギさんとモグモグもいました。ウサギ「あーーーー!安いですね!これは!”サイキョウダー”ですよ!”特価”です!でも、あーーー!胸のパーツにヒビが入っていますね!」ミルキー「えーーーーー?!」ウサギ「でもまあ、この程度なら瞬間接着剤でなんとかなります!この価格は安いです!」ミルキー「でも……、安いなあ!買おうよ、アリスタン!」アリス「でも1000ゴールドはお高いですね!」
2010.10.26
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オイラはキッパリと長老を拒絶した。長老「同じじゃーーーーー!いまやみんなワシと同じ”特価コーナー”のおもちゃなんじゃーーーーー!!」変形ロボット「違います!」長老「なんじゃと?」ロボットA「うるせぞ長老!少し静かにしねえか?!」ロボットB「……やっぱりアンタじゃないのか?棚を傾けたヤツは?!」ロボットC「そうだ!長老が棚の一番奥にいたぜ!アンタが背中を押したんじゃないのか?」長老「ワシが背中を?何を証拠に?!いいかげんなコトを言うなよ!」ロボットA「なんだとコノォーーーーーー!」長老「おいおい!証拠もなしにおもちゃを疑っていいのか?ワシが背中を押しただって?ハン!写真にでも撮ったヤツがいるのか?」ロボットB「ちっ!言わせておけば!」ロボットC「どうせ長老はここでも売れ残る!そしたら処分場行きだ!」長老「なんじゃと?!ワシがそんなとこ行くわけないだろう?!そんなことより自分のことを心配しろ!壊れたおもちゃ君!壊れたおもちゃは値段を下げてもなかなか売れないからなあ!はたして処分場へ行くのはどっちかのう?くははははは!」ロボットC「くくくくく!」ロボットB「俺たちが壊れたのは誰のせいだ?!」長老「自分自身のせいじゃろ?日頃の行いが良くないからじゃよ!ワシのように日々マジメに生きるコトじゃ!わはははははははは!」ロボットA「……………………。」ロボットB「……………………。」ロボットC「……………………。」そこへ再び店長がやって来た。そしてなんとオイラたちを入れたワゴンをお店から外へと押し出した。入り口前の店外へ押し出され、ワゴン内はほとんどが日なたの中に入った。まだ5月だというのに強い日射がさしていた。オイラはけっこう平気だった。日射には慣れている。しかし長老は……、長老「あちい!あっちいーーーーーー!!」と言ってさわいだ。長老「あっついのう!クーラー!」長老は一人わめいていた。そこへ、学生らしき女の子たちがお店の入り口付近にやって来た。すると長老の態度は素早く変わった。長老「さーーー、そろそろワシも本気を出すかな?コホン!ちょーーーーーーと、そこの彼女!ワシのこと知ってる?大宇宙の帝王ザルター!良いおもちゃだよ、ワシは!サイキョーだからな!」
2010.10.25
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長老は不敵な笑い声を浮かべていたようだ。店長「おや?」その時、店長がなにかを見つけたようだ。店長「なんだか見覚えのある”しっぽ”だな?」それは店長の目についた。店長は”しっぽ”を引いた。長老「は?」長老は今、しっぽ以外の部分は他のおもちゃで隠れている。それで長老は身体を張って踏んばってみた。長老「くくくくく!」だが店長は力づくで奥から長老を引きずり出した。長老はあまり力がない。ズルズルズルズルズルズル…………。長老「うわあああああああああああああああああああああ!!!!」店長「”ザルター”じゃないか?どうしてこんなところにいるんだ?おかしいな?確かザルターはワゴンの中に入れたハズだ。なんでこんな棚にあるんだ?さては……、やはり子供たちだな?イタズラしてるんだな?営業妨害だ!でもザルターって105ゴールドに値下げしてたから、ほとんど実質的な被害はないか……。」店長はザルターをしっかりつかんだ。店長「さあ、ワゴンに戻そう!」長老「ひえええええええええええええええええ!!!」店長「そうだ、ついでに思い切って10ゴールドにしちゃえ!どうせ売れないんだから!」長老は値札を修正した。長老「ぐああああああああああああああ!!」店長「売れなきゃ、次は”廃棄”だぞ、ザルター!」店長はオイラたち壊れたおもちゃと長老をワゴンの中に入れた。それでワゴンの中はいっぱいになった。窮屈なワゴンの中。しかもあきらかに今までと違って乱雑に置かれていた。ぎゅうぎゅう詰めだ。ロボットA「……………………。」ロボットB「……………………。」ロボットC「……………………。」皆、気落ちしていた。そして長老も。しかし、長老はその後、開き直ったかのように笑った。長老「くわはははははは!!」そして狂ったように陽気になった。変形ロボット「何がそんなにおかしいんですか?」長老「い~~~~や、なになになに。考えて見れば、ここに入れられたのはワシだけじゃない。オマエたちもワシと同じ境遇じゃ!これからは同じ仲間だ!まっ、仲良くいこうや!」オイラはきっぱり言ってやった。変形ロボット「やです!」
2010.10.24
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とにかくオイラはみんなを棚に戻そうとした。はやくそうしなければ!「あきらかに壊れたおもちゃ」たちがいる。このままほっておけば、間違い無く”特価コーナー”行きだ。いや、それをたとえまぬがれたとしても、値段を大きく下げられる。腕が取れたロボットもいるのでそれだけは避けたかった。変形ロボット「さあ、みんな立ち上がって!」ロボットC「無理だ!」変形ロボット「オイラの腕につかまって!」オイラは仲間を運ぼうとした。しかしその時、長老はなぜか一際大きな声で、長老「我が名はザルター!宇宙最強の覇王だ!」なとど合成音声風に喋った。そして腕を回し、目を光らせた。いったい何をしているんだ?長老「我が名はザルター!宇宙最強の覇王だ!」そこへ今度は店長がやってきた。今の長老の合成音声風の声を聞きつけてやって来たようである。店長「なんだなんだ?うるさいなあ!どこかのおもちゃのスイッチが勝手に入っているのか?」そして店長はこの惨状を目の当たりにした。店長「あーーーーーーーーー!!!これはいったいどうしたことだ?こんなにも棚からおもちゃが落ちるなんて?」店長はこの状態を見てあわてていた。そして頭を抱え込んだ。店長「やばいなあ、壊れてないかな?おや?やはりこのロボット壊れてる!落ちたひょうしに床にたたきつけられて壊れたんだな?痛いなあ。かなりの被害だ。おや?こっちも壊れている。やや!こっちもだ!腕が取れてる!うわあ、かなりやられたなあ!」店長はため息をついた。店長「ふう~~~~~。これは”値札の張り替え”が必要だな?しかも”大幅”な!でもなんで落ちたんだ?誰か子供が落としたのかなあ?」見てみると、通路にお客の姿はなかった。あの女性はとっくに店外に出てしまっていたし。店長「はあ~~~~~~~~~~。とにかくこれじゃもう、まともな値段では売れないや!みんな”ジャンク”だな。あーーー!”サイキョウダー”まで壊れてる!!!」店長はオイラに気付いた。店長「胸のパーツがやられている!大きくヒビが入っている!はあ~~~~~~~~。これはダメだな!これも”ジャンク”だ。残念だ。サイキョウダーなら2990ゴールドで販売確実だったのに!しかたない!値下げだな!サイキョウダーは良いおもちゃだったのに!ええい!半額の1500ゴールドにして……、待てよ!今日から”連休”だったな?じゃあ、思い切って1000ゴールドに値下げして売ってしまうおう!」こうしてオイラは値下げされることになった。落下したおもちゃたちも大半に値下げされた。壊れているおもちゃは特に大きく値下げされた。おもちゃたちは人知れず泣いていた。ロボットB「ううう………。」ロボットc「ぐすっ!ぐすっ!……」そしてワゴンの中に入れられることになった。棚にはザルターだけ残っていたが、店長が来る前に隣の棚のおもちゃの影に身を隠した。長老「くくくくくく!」
2010.10.23
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長老は一番前の方に出ようとするが、すでに棚は「前に出たい」と思っているおもちゃでいっぱいで、長老はなかなか最前列までは行けなかった。そればかりか、力の強いおもちゃたちに負けて押し返され、再び奥の方へ戻されようとしていた。長老「おぼえていろよおおおおおおお~~~~~!!!」長老は低いうなり声を上げながらも棚の奥の方へその姿は消えた。オイラの身体を持って、女性がレジカゴに入れようとしたまさにその時、不意に長老が大きな声を上げた。それは悲鳴にも似た不気味な声だった。長老「あがあああああああああああああ!!!!」何を言っているんだ長老は?とオイラが思った、その直後、大きな音がした。ガタン!ロボットA「?」そしてまた、いきなり棚が傾いた。ガタッ!ロボットB「うわああああああああああああああああああああ!!!」さらに、後ろの方から、ギュウギュウ!ロボットA「おい!誰か押してるんじゃないのか?!」ロボットB「うわあ、押すな!押すな!落ちるじゃないか?!」ロボットC「誰だ?押しているのは?やめろ!」ズンズンズン!そして、次の瞬間、おもちゃたちは棚のふちから下へバラバラと落下した。ロボットA「うわああああああああああああああああ!!落ちるーーーーー!」ロボットB「わああああああああああああああああああああああああ!!!誰か助けてくれーーーーーーーー!!!」おもちゃたちは雪崩のように次々と棚から落下して行き、硬い床に打ち付けられた。ドサッ!ドサッ!ドサッ!ロボットA「あい!いでええ!」ロボットB「あいたたたたたたた!」けっきょく女性はオイラをレジカゴには入れず、いちもくさんにその場を逃げ出した。女性にしてみれば、突然棚のおもちゃたちが大量に落ちたので恐ろしかったのだろう。そして女性はお店から外へ出て行った。変形ロボット「……………………。」ロボットA「ああ、痛い、痛い!」ロボットB「もうダメだ。壊れた!」ロボットc「俺ももうダメ………。」下に落下したおもちゃたちは皆苦しそうな表情を浮かべた。すると長老がまたまた棚から顔を出した。今度も長老は落ちなかったらしい。長老「皆の衆~~~~~、どうしたあ~?大丈夫かあ~~~~~?いきなり落ちるんだもの!びっくりしたなあ?!でも、ここは”ウォータースライダー”じゃないんだよ!どうしてそんなに滑っちゃったのかなあ?」変形ロボット「……………………。」くくくく!”ウォータースライダー”だと?怪しい!絶対に長老は怪しい!
2010.10.22
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長老はまったくこりてないようだった。長老「いいからそこを退け!早く退け!あの女性はワシに用があるんじゃ!オマエたちには用はない!」ロボットB「やめろ長老!押すな!押すな!」長老が無理に押して、棚のおもちゃたちがガザゴゾと動く。その様子は「棚の奥で何か得体の知れないものが動いている」ように見えたことだろう。ガサゴソッ!!ガサゴソッ!!案の定、それを見た女性は驚いて向こうの方に行ってしまった。タタタタタタタ!ロボットA「あーーーーーあ!お客さんが行ってしまった。長老!アンタのせいだ!」ロボットB「アンタがゴソゴソやるからいかんのだ!せっかくお客さんの女性が来てたのに!全部アンタのせいだ!」長老「フン!あの女性は最初からワシを買うつもりだった。君たちなど見ていない。君たちにはまったく関係ないわい!」ロボットC「あの女性はアンタなんかには目もくれちゃいなかった!」長老「いいや!ワシはよく女性に注目される!そしてワシはかならず良い女性に買われるんじゃ!そして、幸せな余生を送る!」怪人「ははははは!何勘違いしてるんだ?!妄想するのもその辺にしておけ!!」長老「なんじゃと?!」女性が行ってしまうと長老はふてくされたようなった。急にテンションが下がったようだ。そして棚の奥に戻った。長老「やれやれ、あんな連中に何を言ってもムダじゅな。あんな連中はほって置いて、また一眠りするか?」長老は棚の奥の外側から見えない所に行って、寝転んだ。そしてまた、長老「ぐおーーーーーーーーーーーーーー!!ぐおーーーーーーーーーーーーーー!!」と寝たのである。怪人「いい気なものだ。」そしてさっきの女性がまた棚に戻って来た時、事件は起こった。女性は今度は手にレジカゴを持って来ていた。それを見たおもちゃたちは息を飲んだ。「レジカゴを持って来た」ということは、この中のおもちゃの誰かが買われる可能性が高い。すると、今まで寝ていたハズの長老が急に起きあがった。そして他のおもちゃたちを押しのけ、思いきり前に出ようとした。長老の動きはもう誰に見られてもかまわないような感じだ。おそらくその動きを見れば「おもちゃが生きている」ことがバレるだろう。怪人「むちゃは止めろ長老!」だが、長老は止めない!他を押しのけようとする。しかし女性はまったく長老には注目してなかった。だから長老の妙な動きもまったく見えていなかった。その女性は……………、なんとオイラに手を伸ばし、持ち上げた。は?まさか?オイラが買われるのか?長老の顔がくやしそうな表情に変わる。目玉を赤く光らせ、腕を大きく振った。そしてワンパターンの長老「わははははははは!我が名はザルター!!」という声を出した。だが、女性の関心を引くことはできなかった。女性はまったく長老の方を見ない。長老「くくくくくくく………………。」長老は誰が見てもやばそうな目付きに変わった。
2010.10.21
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そして長老は急いでワゴンを降り始めた。長老「わっせ!わっせ!」あからさまに動く長老。その姿がおもちゃ以外の者に見つかったらどうするんだ?怪人「長老のヤツ!見つかればみんなに迷惑がかかるってのに!」長老はなんとか店の中に戻ろうとした。だが、そこにはガラス製の「自動ドア」があった。それはおもちゃの重量では開かないのだ。お客さんがやって来た時に、長老はいっしょに店の中に入って来た!お客さんの足元を少し後から歩いて入った。怪人「あの長老!見つかれば我々おもちゃに生命があるのがバレるじゃないか?何やってるんだ?!」しかし、幸いにもお客さんは気付かなかった。お客「わあーーーー!ここ、けっこう品数がある~~~~!」それに店員たちも誰も気付かなかった。そして長老はオイラたちのいる棚に登ってきた。長老「うんしょ!うんしょ!」怪人「なんだ?なんでここに帰って来た?」長老「いいじゃないか?ワシの勝手じゃなわい!」こうして長老はまた棚に戻って来た。そしておもちゃたちをかきわけ、棚の奥に行こうとした。ガサゴソ!ガサゴソ!ロボットA「……………………。」そして一番奥に行き、そこに寝転がった。しばらくすると、長老「はあ~~~~~~~~~~~。ここは涼しいのう!クーラーが効いてて良いわ!あんな炎天下は高齢のワシにはチト辛いのでな!」変形ロボット「……………………。」そして、女性がまたお店にやって来た。なんと、オイラたちのいる棚に入って来たのである。女性はオイラを見た。女性「あら?これ、”サイキョウダー”だわ!へーーー!もう”中古”で売られているのね!”中古”なのにけっこうきれいじゃない!」すると…………、ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!なんだ?棚の奥の方でまた音がした。怪人「まさか、長老のヤツ?!」長老「ワシが前に行くんじゃああああああ!退け!」ロボットB「何を言ってるんだ?!このヤロウ!」ロボットA「おい!俺たちが生きているってことがバレるじゃないか?!動くな!」長老「いいから、そこを退け!」
2010.10.20
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長老は”何か”をごまかすかのように飲み始めた。どうやら質問には答えたくないらしい。長老「ゴクゴクゴクゴクゴク!ぷはあ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!はあ~~~~~!身体にしみ渡るなあ!」ロボットA「はあ~~~~。寝よ寝よ!こんなヤツと飲んでられっかよ!」ロボットB「ホントだ!寝よ!寝よ!」みんな飲まずに寝むることにした。長老「なんじゃ?ドイツもコイツも!」そう言って長老は一人飲み続けた。長老「ゴクゴクゴクゴクゴク!ぷはあ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!効くう!」そして……………翌朝のことである。長老「ぐおーーーーー……………………。ぐおーーーーー……………………。(イビキ)」長老はまた廊下の真ん中で大の字なって寝ていた。長老「ワシのやることに間違いはないわい!ワシは頭が良い!なんでもワシに任せとけ!わははははははは!ヒック!ヒック!ムニャムニャムニャ~~~~。」変形ロボット「助けますか?」怪人「いや、いらん。見捨てよう。」ロボットA「ああ、それがいい!あんなの助けなくていい!!」長老「ぐおーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」ぐおーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」変形ロボット「……………………。」そして、お店の開店時間がせまった頃、店員たちがいつものようにお店に出勤してきた。さっそく店長が床に寝ている長老の姿を発見した。店長「む?!なんだ?”ザルター”じゃないか?どうしてこんなところに落ちているんだ?」店長は長老の身体をつかんだ。店長「おかしいな?ザルターは”特価コーナー”に行ったハズだ!」それがどうして普通の棚の方に戻っているんだ?」こうして長老は店内にあるワゴンの中に入れられた。その後、店長はお店の出入り口を開けて、ワゴンを店の外に押し出した。どうやらワゴンは店外に置かれるようだ。怪人「今日は天気が良いな。」長老「ムニャムニャムニャ、あ~~~あ、夢ごごちだ。ここはいつもクーラーが効いてていいなあ!」まだ寝ている長老。長老「……………………。おや?なんだかあちいな。クーラーが効いてない?!なにやってるんだ。店のヤツラ!おい!店長!クーラーもっと効かせろよ!あちい!あちい!暑いなあ!」長老はやっと目を覚ました。長老「は?なんだここは?”外”じゃないか?クーラーがない!わあああああああああああああああああああああああああ!!!」長老は悲鳴を上げた。
2010.10.19
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しかし長老は冷たい視線にさらされて笑うのを止めた。長老「なあにそれぐらい心配するな!ワシと同じになるだけじゃ!”特価コーナー”行きじゃな!」変形ロボット「すぐに”特価コーナー”行くわけじゃない!店員たちにそれが見つからなければいい!」長老「そう言うなよ、”特価コーナー”もいいもんじゃよ!ヒック、ヒック!みんなで行こうよ!ヒック、ヒック!」怪人「コイツ!いいかげんなことばかり言いやがって!」長老「おい!誰が”コイツ”だって?」怪人「アンタまさか、金具のロックにさわってなかったか?」長老「なんじゃと?”金具のロックにさわってなかったか?”じゃと?まさか………、このワシを疑っておるんか?まさかワシがみんなを落としたと?そんな?!ワシがそんなことするようなおもちゃに見えるか?ワシはみんなのことをいつも考えていたんじゃ!しんがいじゃな!ワシがそんな風に思われていたなんて!」ロボットA「じゃあ我々はどうして落ちたんだ?!アンタが一番後ろで見てたんじゃないのか?」ロボットB「そうだ!そうだ!アンタ一番後ろにいた!あの棚で落ちなかったのはアンタだけだからな!」長老「さあ?知らんなあ!」怪人「知らんだと?アンタが一番後ろで見てたんじゃないか?!」長老「最近目が悪くてのう!見えないんじゃよ!ワシはもう歳だから!」怪人「……………………。」変形ロボット「長老!ホントのコトを言って下さい!」長老「なんじゃと”若造”!ワシはいつもホントのことしか言わん!ワシはいつも”正直者”なんじゃ!いいかげんなことは言わん!」怪人「は?アンタが正直者だって?アンタがいつもいいかげんなことばかり言うから、誰一人アンタのことを正直者だと思っちゃいない!」長老「くくく!ワシの言う事は全てホントじゃ!」ロボットB「アンタが嘘以外言った事あるのか?」長老「なんじゃと失礼な!ワシはな、生きて来てこの方、嘘などいっぺんも付いた事はない!」モンスターA「わははははははは!」長老「しっ、しっけいな!皆、本当のワシを知らんようじゃのう!なんじゃ?その目は?!ワシが嘘をついているとでも?!なんじゃ?なんじゃ?ドイツもコイツも!ワシが嘘を付くようなおもちゃに見えるか?!はーーーーーー!なんか腹立つなあ!飲んでやる!飲んでやる!ゴクゴクゴクゴクゴク!」
2010.10.18
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長老「さあさあ!みんな!そんなシケタことはもう忘れて!今は飲む時間になったんじゃ!さあ、みんな飲もうかーーーー!!」怪人「……………………。」長老「ゴクゴクゴクゴクゴクーーーーーーーー!ぷはあああああ~~~~~~~~~~~~~!!!うまいなあ!」怪人「…………そんなにうまいか?」長老「ああ!うまい!」長老はすぐにほろ酔い気分になった。顔が赤くなってきた。怪人のおもちゃや他のおもちゃたちは今日はまったく飲む気がしなかった。怪人「おい!みんな、向こうで集まらないか?」今日は長老を無視して、みんな長老から離れた別の所に円陣を組んで座った。長老「あら?どったの、みなさん?ヒック!ヒック!」そこで長老以外の今日「落ちた」おもちゃたちが話を始めた。怪人「おい、みんな!どうして今日はあんな風にみんなで落ちたんだ?それについて考えよう!」ロボットA「よくわからないが……、なんだかあの時、棚が少し傾いたような気がする。」怪人「棚が?そうか!あの棚、”金具”のロックを開けば、少し傾くタイプなんだよ!」変形ロボット「え?金具?」怪人「”棚の入れ替え”とか”棚の高さ調整”のため、ロックしている金具を外すと金属製の棚が動くようになっているんだ。そのロックを開いた時、少し棚の板がグラグラする。”フリー”なるからな。それでその時傾斜が出来る。その傾斜でみんな滑って落ちたんだ!」変形ロボット「その金具は自然に外れることはありますか?」怪人「ロック機構になっているから、自然に外れることはないはずだ!でもおもちゃぐらいの力でもそのロックを開くことはできる!」変形ロボット「すると、誰かがロックをハズした?」怪人「可能性はあるな!」ロボットA「それに、ただ傾いただけじゃあんなにも多くのおもちゃが一度に落ちるってことはない。誰かが背中を押したんじゃないか?」変形ロボット「誰かが背中を?」ロボット「そういえば、棚が少し傾いたぐらいではあんなにもバランスを崩さない。」怪人「一番奥で誰かがひとつのおもちゃの背中を押したとしよう。そこから”将棋倒し”が発生した。それが引き金となって全員が滑った。おもちゃ自身の重量がかかって、次々とおもちゃは倒れたんだ。その後、みんないっせいに”倒れた状態のまま”滑って落ちてしまった!まるで”雪崩”のように!」変形ロボット「すると、やはり誰かが背中を押したと?」そこまで話した時、向こうで一人飲んでいた長老がすぐ近くに立っていた。すでに酔っぱらっているハズの長老が話に聞き耳を立てていたようである。、長老「いったい誰がそんな物外すんじゃ!原因は”突風”じゃよ!突風!」そう言ってヘラヘラと笑っていた。長老「さーーーーー!みんな、落ちたことなんて気にするなよ!突風なんてよくあることだ!さあ、飲も!飲も!」変形ロボット「……………………。」怪人「”突風”だあ?冗談はよしてくれ!」 長老「何を言う!”突風”だよ。突風!それが原因じゃ!間違い無い!さあーーー、皆の衆!酒を注いでやる!飲も!飲も!」ロボットA「はあ~!まったく飲む気にならんな!見ろ!俺の胸のパーツ!ヒビが入っちまった!これじゃあ、”値段”を下げられちまう!」ロボットB「俺なんて、腕が取れちまった!それでジョイント部分が壊れたらしい!腕を取り付けることが出来なくなった!」ロボットC「俺も足のパーツが取れてしまって!」すると、長老は、長老「ひゃはははははははははははーーーー!」と、笑った。変形ロボット「……………………。」怪人「……………………。」ロボットA「……………………。」
2010.10.17
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その日、オイラはみんなを助けて何とか棚に戻した。あれだけの数のおもちゃたちがいっせいに落ちたので大変だった。だがお店のカウンターはいそがしかったらしく、なんと奇跡的に店員たちには見つからなかった。無事みんな棚まではい上がれた。そして多くのおもちゃはオイラにお礼を述べた。ロボットA「ありがとう!」ロボットB「ホントにありがとう!感謝するよ!」そこへ長老もやってきた。長老「やあやあやあ、皆の衆、ホントによかったなあ。心配したよ!大丈夫だったか?傷付いたものはいないかのう?傷付けば”特価コーナー”に行かされちまうからな。」怪人のおもちゃも雪崩に巻き込まれて落ちたが、登ってこれることが出来た。その怪人のおもちゃはいつになく鋭い目付きで長老をにらんでいた。怪人「……………………。」長老「よかったのう!よかったのう!みんな帰って来れて!」怪人「……………………。」長老はのうてんきな感じだった。やがてお店の”閉店時間”になった。店員たちは帰って行った。こうしていつものように「おもちゃたちだけの世界」の始まりである。モンスターA「やれやれ。やっと一日が終わったな。」モンスターB「ああ、でも最悪の一日だったな。棚から落ちるなんて。」モンスターC「いたたたた!俺、まだ身体が痛いよ!」変形ロボット「みんな、大丈夫か?!」ロボットA「見ろ!胸のパーツにヒビが入っちまった。店員たちに見つかったら”値下げ”だぞ!」ロボットB「いつもケガには注意してたのに!いったいどうして棚から落ちたんだ?」ロボットc「そう言えば………、棚のあの付近では長老だけ落ちていなかった。」すると長老は、長老「今日はワシだけ運が良くてすまんのう!なに、ワシは日頃から行いが良いからのう!ウソも付かんし!」怪人「そうだな……。日頃のちょうろーの正直さは特筆ものだからな!」長老「そうじゃて!そうじゃて!ワシはウソはつかん!」怪人「……………………。」オイラはなんだか長老の言っていることが信じられなくなった。それにしても、今日はお客さんが2人もオイラのことを買おうとしたのに、けっきょくオイラは買われなかった。あんなチャンスにめったにないのに。長老「さーーーーーー!皆の衆!そんなに暗い顔しなさんな!気分転換にパァーーーーーーと飲もうじゃないか?!」また長老がそんなことを言い出した。長老「飲も!飲も!パァーーーーといこうや!」変形ロボット「それにしてもなんであんなことが起こったのかな?どうしてみんな落ちたんだ?」長老「”突風”があったようじゃな?」変形ロボット「突風?」長老「そうじゃよ。ほら、あそこに自動ドアがあるじゃろ?このお店の”出入り口”。あそこが開いた時に急に強い突風が吹き込むことがあるんじゃ。」変形ロボット「……………………。」長老「どうやらそれで皆落ちたらしいな。」どうも長老の口調、ウソくさい。
2010.10.16
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女の子「こっ、これは”タタカウレンジャー”の”サイキョウダー”だわ?!」女の子は独り言を言った。女の子「この値段でこのおもちゃが手に入るなんて絶対安いわ!”箱”は無いけれど、その分値段が下げられてる!これは”お宝”かもしれないわ!」女の子は考え込んだ。女の子「決めた!思い切って買っちゃおうかな?このデザインは業界では評価高いもの!」オタクっぽい女の子だがかわいいじゃないか?!オイラはこの子に買われるのか?その時、なんと!棚に入っていた大部分のおもちゃが、いっせいに棚から下に落ちた!その様子はまるで”雪崩”。突然の出来事だった!バラバラバラバラバラバラ!!おもちゃたちは叫び声を上げたが、女の子には聞こえない。モンスターA「うわあああああああああああああああ!!」モンスターB「わーーーーーーーーーーーーーーー!!!」おもちゃたちは床にたたきつけられるように落ちた。ドサッ!ドサッ!ドサ!ドサッ!ドサッ!ドサ!女の子「きゃーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」女の子は驚いてその場から逃げ出した。突然おもちゃたちが大量に落ちたので驚いたのだろう。ポルターガイスト現象が起こったとでも思ったかもしれない。オイラは女の子の手から投げ出された。そして床に落ちた。ガシャン!そして棚からは誰もいなくなった。モンスターA「うう、いでえ」モンスターB「いったいなんで落ちたんだ?」モンスターC「わからない。」怪人のおもちゃも落ちていた。怪人「……………………。」中には落下の衝撃で傷付いたおもちゃもいた。ロボットA「ううう!痛い!胸のパーツにヒビが入った!」ロボットB「アイタタタタ!痛い!あーーーーー!腕が取れちまった!」とにかく大変なことが起こったようだ。変形ロボット「みんなで棚に戻るんだ!」モンスターA「身体が痛くて戻れない!」ロボットB「片腕使えない!」変形ロボット「がんばって戻ろう!オイラが手伝うから!」オイラはみんなを励ました。あの棚に戻らないと、もしかすると”特価コーナー”に回されるものも出るかもしれない。特に、ロボットC「あっ!足のパーツが取れた!」傷付いたものは大変である。オイラは登れないものたちを引き上げながら登った。その時、長老が棚から顔を出した。どうやら長老だけ落ちていなかったようだ。長老「やあ、しょくん~~~!いったいどうしたんじゃ?」変形ロボット「……………………。」
2010.10.15
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だが、なんと……、別の女の子がこちらの棚にやってきた。今度の女の子も学生ぐらいの年齢。メガネをかけており、なんとなくインテリ風だ。そしてオタク的な感じの女の子だ。綺麗に切りそろえられた黒髪。その女の子はメガネをイジリながらおもちゃを見始めた。は?マニアの女の子か??「退け!」また、棚の奥の方から声がした。?「そこを退け!」なんと!長老は普段は棚の奥の方にいたが、女の子が前に来ると前の方に出ようとしていた。長老「おら!ちょっとそこを退け!」モンスターA「なんだよ、じいさん?!」モンスターB「押すなよ!あっち行けよ!」長老「退けッちゅーーとるんじゃ!退けい!」モンスターC「”退け”って、どういうことだ?!ゴラア!」長老「いいから退かんかーーーー!」長老は無理矢理棚の一番前に行った。メガネの女の子はその気配を感じ取って少しビビっていた。その時、長老は自分の目玉を光らせた。真っ赤で不気味だ。女の子は「おもちゃのスイッチが勝手に入った」と思ったようだ。おもちゃにはそのように大きな音を立てるだけでセンサーが反応して動作する物がある。女の子は一瞬ビビッたものの再び、おもちゃを見始めた。長老は不気味に赤い目を光らせる。そして、長老「わははははははは!我が名はザルター!」と、声を出した。長老にサウンド機能なんてあったのだろうか?わからない。だが、サウンド機能みたいに”合成音声”風の声だった。だが………、そんな努力のかいもなく、女の子は長老の方にはまったく目が行かない。そしてオイラはまた注目されて、女の子に手に取られた。長老「がああああああああああああああああああ!!」チョーローが何かわめいた。(笑)そしてなんとも言えない悔しそうな表情をした。メガネの奥から濡れたような輝きを持つ女の子の黒い瞳がオイラを見つめた。その眼差しはすごく真剣。なんだかオイラ恥ずかしい。ポッ!(笑)長老「わははははははは!我が名はザルター!」長老は一際大きな声を出した。だが、やはりまったく無視されていた。
2010.10.14
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なんと”別のロボット”のおもちゃがオイラの上に落ちて来た。変形ロボット「うわああああああああああああああああああああああ!!」ヒューーーーーーーーーーーーーーーー!オイラは再び落ちた!そして…………、ドシャン!変形ロボット「あああああああ!」身体中に衝撃が走った。痛い。身体が痛い。どこか壊れたのではないだろうか?すると長老が棚の上から首を出して、また長老「変形ロボットく~~~~~~ん!」と、言った。長老「大丈夫?どうしちゃったの?また落ちて?」そんなことはいまどうでもいい!なんとしても登らないと!すぐに元の棚に戻るんだ!女の子がオイラを買いに来るんだ!オイラは再び登ろうとした。だがその時、人が近づいてくる気配がした。足音が聞こえたのだ。そこでオイラは「不動」になった。お客さんの女の子か?だが、そこにやって来たのは…………、”店長”だった。店長「なんだ?今の音は?あれ?!おもちゃが落ちている。どうしておもちゃが落ちているんだ?」店長はオイラと落ちたロボットを手に取った。店長「今日は乱暴なあの子たちは来ていないようだし。なんで落ちたのかなあ?どこも壊れてないか?一応調べて見るか?」店長はオイラたちを抱えてカウンターに持って行った。あっ!待って!オイラ、女の子たちに買われるんだ!棚に戻らないと!だが、”おもちゃの声”は聞こえない。オイラが店長から解放されて棚に戻されるまでだいぶ時間がかかった。他のお客さんが多く、店長はその処理に追われていて、オイラたちはしばらくカウンターで置きっぱなしになっていたからだ。オイラが戻ってからは女の子たちはやって来なかった。もう帰ったらしい。変形ロボット「……………………。」長老「おやおや、大変だったねえ。あの女の子たちはもう帰ったよ。まあ、諦めるんだな。あんなチャンスは二度とやってこない。ここで一番長いワシが言うんだ、間違い無い。」変形ロボット「……………………。」長老「残念だったねえ!」もう二度とあんなチャンスはないのだろうか?早くお客さんに買われてここから出ないと!
2010.10.13
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長老「退け!」なんと!さっきまで寝ていたハズの長老が他のおもちゃたちを押しのけて前方に出ようとしていた。長老「退け、退け、退け、退け、退けーーーーーい!!」しかし他のモンスターたちも女性のお客さんが来たのでなかなか前の席を譲らない!長老「いいからそこを退け!」女の子B「ねえねえ、そんなにあわてて買わなくても!重いから後でレジに持ってこうよ!他のも見てみようよ!もっと良いのがあったらどうする?ここ、”雑貨”も”ゲーム”も置いてあるんだから!!」女の子A「…………うん!じゃあ、後でまた取りに来ようか?」女の子はいったんこの棚から出て、別の棚の方に行ってしまった。でも戻って来てくれるかも?オイラ、あんな女の子に買われるのか?ああ、なんて幸せなことだろう。あんな女の子に買われるのならもう「子供にヒドイ扱いを受けて壊される心配」もしなくていいし、”特価コーナー”に行かされることもない。オイラなんて幸運なんだ!そう思った時、ドカッ!オイラ、急に後方から衝撃を受けたような気がした。そしてオイラの身体は棚の端から飛び出て、下に落下した。変形ロボット「うわああああああああああああああああ!!!」そして、ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!ドシャン!!!オイラは床にたたきつけられた。変形ロボット「いたたたたたたたたた!」…………なんだ?いったい?どうなったんだ?ワケがわからない。オイラが床に落下するなんて。バランスを崩したワケじゃない。ではいったいなせ落ちたのか?変形ロボット「……………………。」長老「変形ロボットく~~~~~~ん!」棚の上の方から長老が頭を出してオイラを呼んでいた。長老「どうしちゃったのかなあ?突然落ちて。大丈夫?」オイラ、まともに床に落下した。棚の高さは1メートル30センチぐらいか。痛かったなあ。長老「大丈夫だった?どこも壊れてない?」長老の言い方は何か変だ。オイラの身体は無事なんだろうか?しかし、今はそんなことどうでもいい。早く棚の上に登らないと!女の子がオイラを買いに来るんだった。それまでに元の位置に戻っておかないと!オイラは必死に棚をよじ登る。ぐぐぐぐ、身体中痛い。落ちた時の衝撃だ。でも、オイラ、あの女の子に”買われて”ここから”出られる”かもしれない。そう思うとがんばれた。オイラが元の棚まで後一歩の所で、ガツン!突然、オイラの目の前が真っ暗になった。
2010.10.12
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長老が奥の方に行き、棚の前の方にいるおもちゃたちのせいで長老の姿は表からは見えなくなった。だがしばらくすると、棚の奥の方から、長老「はあ~~~~~~~。」と、やる気のないため息が聞こえて来た。長老「はあ~~~~~~~~~~~!!!」モンスター「……………………。」長老「はあ~~~~~~~~~!世間は冷たいのう。老人に対する扱いもヒドいもんじゃのう!」モンスター「……………………。」長老「誰も老人をいたわる気もないらしい。やれやれ、老人は寝るとするか?はあ~~~~~~~~~~~~~~!」モンスター「……………………。」長老「ぐおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!ぐおーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!(イビキ)」変形ロボット「……………………。いったい?」怪人「長老はいつもそうだった。昼間は隠れて寝ていたんだ。そして夜になると決まって酒を飲む。それに漫画コーナーとかに行って漫画を読んだりしてた。」変形ロボット「……………………。」怪人「長老は”売れる努力”なんてしていない。そんなの見た事ない。ただ、女性のお客が来た時は………、」その時、やわらかい声が聞こえた。”女性の声”だ。それも年齢の若い女性。女性のお客さんがやって来たのだ。2人の女の子がオイラのいる棚の方に来た。高校生ぐらいのとてもかわいい女の子だ。上はブレザー風の物を着て、下はチェックの柄のスカートをはいていた。その女の子の内の一人がオイラに目を止めた。女の子A「あーーーーー!これ!かわいいなあ、」女の子B「え?何?これ、”ロボット”ジャン?」女の子A「いいなあ、これ!」女の子はなんとオイラを手に取った!女の子B「こんなロボットがいいの?これ、男の子のおもちゃジャン?」女の子A「これ、”タタカウレンジャー”のロボットだもん!」女の子B「あーーーー!そうだ!アンタ、”タタカウレンジャー”のタタカウブルー役の男の子が好きだったんだ!」女の子A「きゃーーー!」その女の子は顔を真っ赤にした。そして2人の女の子の話は盛り上がった。女の子A「ホント、かわいいなあーーーーーー!!!買っちゃおうかなあ?」女の子B「えーーーー!高いよーーーー!2990ゴールドだよ!」女の子A「う~~~~ん。」考えている。女の子がオイラを買うかどうか考えている!その時…、?「退け!」誰かの声が聞こえた。?「そこを退け!」誰だ?”おもちゃの声”だ!棚の中にいるおもちゃの誰かが声を出している。
2010.10.11
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怪人「おい!長老ぉー!奥の方に行けよ!でないとアンタがここへ戻って来たことがバレる!バレると他のおもちゃに迷惑がかかるんだ!おもちゃはその命があることを悟られてはいけないんだ!」長老は驚いた顔をしたが、長老「はん!もうそんなことどうでもいいんじゃ!!ワシはどうせ”特価コーナー”の住人だからな!ここの棚のものに迷惑がかかろうがしったこっちゃない!」と言った。棚の中のおもちゃたちは長老に対して冷たい視線を浴びせた。モンスターA「ちょうろぉーー!じゃあここに来るなよ!自分の居場所に帰れよ!」モンスターB「ここはもうアンタの居場所じゃないんだ!いったいいつまでここにしがみついている気なんだ?ここは”ジャンク”のいるようなところじゃないぜ!」モンスターc「迷惑なんだよ!あっち行けよ!」長老「なんじゃと?!ずいぶんと冷たくなったもんじゃな!思えば………、ここはワシが育てたようなもんじゃ!それを!」モンスターA「アンタが育てただって?!」モンスターB「ぷははははははははははは!」モンスターc「あーーあ、おかしい!冗談言うなよ!」長老は一応反撃らしき言葉は述べたものの、目にはうっすら涙を浮かべていた。オイラは小声で怪人のおもちゃに言った。変形ロボット「けっこう厳しい言い方ですね?ここの住人たちは。」怪人「なあに、長老自身も実は以前”特価コーナー”に行ったおもちゃたちに対して同じようにバカにしていたんだ。先陣切って他人をバカにしてた。それが長老自身に回って来ただけのことだよ。気にするな。」なんと!そうだったのか?怪人「では話してやろう。今の長老と同じく”特価コーナー”に行かされたおもちゃに対して長老がどう言ったかを!」***************************************************************************[回想シーン]おもちゃ「もう、私は”特価コーナー”はイヤです。この棚に入れてください。ここに戻りたいんです。」長老「ならーーーーーーん!!ここはな。オマエのようなジャンクが足を踏み入れられるところじゃないんだ!」おもちゃ「そっ、そんな!私も少し前はこの棚の住人、普通のおもちゃでした。でも棚から落っこちてしまって、その時、胸のパーツが割れたんです。それが原因で!」長老「割れたんだろう?なら”ジャンク”だ!」おもちゃ「そっ、そんなあ!」長老「少しでも壊れた物は”ジャンク”なんじゃ!この棚はジャンクではない”完品”たちの棚なんじゃ!オマエが入るとそれが崩れる!」おもちゃ「そっ、そんなあ!」長老「あっちへ行け!ここには来るなよ!ジャンクはジャンクの居場所に行くんじゃ!」***************************************************************************なんだって、長老はそんな……、怪人「他人をバカにしていたツケが今、今本人に回ってきている。」長老は外側からは”他のおもちゃたちの影になって見えない位置”に行った。それにそうしないとあの子供たちに見つかると「乱暴に遊ばれてしまう」からだ。長老はいつも奥の方に身を隠してた。
2010.10.10
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それにしても………、毎日毎日飲んでいるのか、長老は?気楽なもんだ。長老は完全に”酔っ払い”だった。まったくおもしろくもない話ばかりして、すぐに他人にからんでくるのだ。そういえば他の誰も長老の相手などまともにしていなかった。長老自身は薄々そのことに気付いていたようだ。だから、からんでくるのだ。昨日飲んで、今朝もまたひっくり返っていた長老。またまた通路のど真ん中の床の上に大の字になって寝ていた。長老「ぐーーーーーーーー!ぐーーーーーーーーーー!いいか、よく聞けい!ワシは以前”ショーケース”の中心で飾られていたこともあるんじゃ!つまりワシは貴重なおもちゃだったんじゃ!ムニャムニャ~~~~!オマエらとはデキが違うんじゃ!ムニャムニャ~~~~!」変形ロボット「…………。今日も助けに行きますか?」怪人「いや、ほっておこう!」変形ロボット「え?ほっておく?」 怪人「もう長老は”特価コーナー”の住人だ!この棚の住人ではない。今となっては助けに行く意味が無い。」怪人のおもちゃが指さした所には大きな”ワゴン”が置かれていた。変形ロボット「見捨てるんですか?あの長老を!」怪人「もともと長老とは何の関係もない。家族でもないし、親戚でもない。友人でもないし、会社の同僚ってわけでもない。長老に世話になったって事も無い。むしろあんなのはここじゃよくいる。”ただの酔っ払い”の内の一人に過ぎない。いちいちあんなヤツのこと気にしてたらきりがない。」やがていつものように出勤してきた店員たちが朝の片付けにやって来た。店員「ああ、まただ!おもちゃたちがちらばっている!どうしていつもこうなるんだ?」そう言いながら床に散らばっているおもちゃたちを拾い上げて、丁寧に棚に戻していく。中には埃を取り払われてから戻される物もあった。だが……、長老は無造作に身体をつかまれ、ワゴンまで投げられた。変形ロボット「うっ!なんだ、あの扱いは?」初めて見る店員の乱暴な扱い。怪人「よく見ておくんだ!ここのおもちゃが大事にされるのは最初のうちだけだ。この店にとって”売れ残り”はどうでもいい存在なんだよ!扱いが急に乱暴になる。」そう言えば、ワゴンの下に置かれたコンテナに突っ込まれているおもちゃもある。もう多少傷付こうがお構いなしって感じだ。ギュウギュウに押し込まれている。もはや”商品”って感じじゃなく、”ガラクタ”っていう感じの扱いだ。変形ロボット「……………………。」そして、お昼頃、長老が店員の目を盗んでワゴンの中から脱出してきた。おもちゃは「おもちゃ以外」が見ている前ではけっして動かない。おもちゃに命があるのを悟られないためだ。だが、長老は店員が見ていないところで”動いて”ワゴンを抜け出した。それは普通おもちゃはしない危険な行為だった。長老「はぁはぁはぁ………。」今、店員たちは昼休みだ。だからカウンターのところに一人しかいない。そのため”見られる”確率は低い。そのスキを利用して、長老は動く。そしてオイラたちがいる棚までやって来て、よじ登り始めた。怪人「ちょうろーーーー!ワゴンを抜け出したらヤバイっすよ!見つかっちまう!」長老「あんな所へいつまでもいれるかっつーーーの!」ワゴンの置かれている所は店の中だったり、店の外だったりする。今日は長老は店の中のワゴンに突っ込まれていた。長老「うんしょ、うんしょ!」長老は棚の壁をなんとかよじ登る。長老「はぁはぁはぁ………。」やがて長老はオイラのいる棚まで上がって来た。
2010.10.09
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それでも本格的に宴会が始まった。長老「ゴクゴクゴクゴクゴクぷはあ~~~~~~~~~!!うまい!」長老は飲むわ飲むわ!恐ろしいほど酒が進む。すごくはやいペースだ。長老「ああ、仕事の後の一杯はうまいなあ。」”仕事”だって?なにかの間違いじゃないのか?すると、長老「オマエも飲め!」と言い出した。まただ。オイラ飲まないって言ってるのに!変形ロボット「いいえ、オイラは飲みません!」長老「いいから飲め!ワシの酒が飲めんというのか?」昨日とまったく同じじゃないか?長老「ワシが飲めと言ってるんだ!いいから飲め!せいだいに飲め!」やはり”酔っ払い”のいうことはいつも同じらしい。変形ロボット「それにしても今日はなんの宴会ですか?」長老「オマエの”歓迎会”の続きだ。」変形ロボット「はん?なんだって?歓迎会の続き?」怪人「”長老の送別会”の間違いでしょう?!がははははは!」長老「だまれ!ワシは生き残るんじゃい!ワゴンになんか行ってたまるか?!」怪人「アンタはもう”特価コーナー”に行ってます」それにしても長老はドンドン飲む。そしてからんでくる。長老「おい!わかぞう!」は?長老のエラそうな言い方に、オイラもいいかげん本気で腹が立ってきた。オイラだって切れることはある。長老「ここじゃ、”売れない”と生き残れないんじゃ!誰かお客さんに買われることこそ、ここから脱出出来る唯一の道だ。どれ、このワシがオマエに”売れる方法”について直々に伝授してやろう。ぷは~~~~~!」酒臭い!変形ロボット「いいです。別に。そんなこと教えてもらわなくても。」長老「売れるにはな、ワシのように頭を使わないとダメじゃ!ただ漫然と毎日毎日棚に立っていてもダメなんじゃ!努力が大切じゃ!」怪人「いいか、”新入り”!長老のお言葉をよ~く聞いておくんだ!努力しないと、長老のようなまったく”売れない”おもちゃになる!わはははははは!」長老「だまっとれ!」怪人「長老のようにただ漫然と生きていたらダメだってことだ!長老こそ、その”生き証人”なんだ!がはははははは!」長老「だまれ!」怪人「長老なんて何の努力もせずにここに居続けているんだ!ここのおもちゃの中で一番努力していない!いや!まったく努力してこなかった!それが今の”大酒飲みの長老”を作ったんだ。」長老「だまれい!!」長老は顔を真っ赤にして大きな声を出した。怪人のおもちゃははなから長老の言う事など相手にしていない。長老はそれが悔しくて、またドンドン飲んでいた。オイラは長老に聞こえないように小声で怪人のおもちゃに聞いた。変形ロボット「長老は以前からこんな感じだったんですか?」怪人「以前からこんなだよ。」そして翌朝、やっぱり飲みつぶれたおもちゃたちが床に転がっていた。
2010.10.08
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変形ロボット「……………………。」やれやれ。長老の話ときたら、まったくおもしろくない。その後のことである。お決まりの、長老「さあ!今日も飲むぞおおおおおーーーーー!」が始まった。変形ロボット「はあ~~~~。」今日も飽きずに宴会のようだ。長老はよく飲む。長老「さあ、宴会だああーーーー!!!」飲み始めると長老は元気になっていた。変形ロボット「今日もまた飲むんですか?」長老「当たり前だ!ワシはいつも元気じゃからな!」怪人「飲む時だけな!」長老「やかましいーーー!」変形ロボット「ここのところ、毎日飲んでませんか?」長老「あんなの”晩酌”程度じゃよ!」変形ロボット「”晩酌”って言うより、”大酒飲み”って感じが………、いや、”泥酔”と言うべきか………、」長老「”大酒飲み”じゃない!ワシのように波瀾万丈の人生を送っている者に取って酒は必要な物なんじゃ!」怪人「”養命酒”じゃダメなのか?」長老「英雄には酒豪が多いんじゃ!」怪人「(ぼそっ!)アンタは毎日飲んで寝てるだけ。」長老「だまれい!!」その時、他のおもちゃたちが怪物B「あーーーーーー、疲れた。」などと言いながら宴会している場所にやって来た。ヒーローB「はーーーーー、疲れた!疲れた!」モンスターB「ああーー!やっと長い一日が終わったな。」などと口々にしゃべり、床に集まって来た。そして酒盛りが開始された。長老の目付きが変わっていた。長老「……………………。」非常に目付きが悪くなっていた。それに目が座っている。そしてオイラに向かって、長老「おい!」などとエラそうに言った。オイラは飲まないが、一応酒盛りへの参加だけはしていた。長老「おい!」オイラは長老を無視していた。うるさいなあ。長老「おい!」長老はすでに”酔っ払い状態”。酔っ払いというものはくだらない言葉を繰り返したりする。オイラは「何だ?」という目付きでにらんでやった。すると、長老「ちっ!なんだコイツは?いつの間にこんなにエラそうになったんだ?」エラそうなのはアンタの方だ。長老は酒が入っているせいか、態度がエラそうな感じになっていた。すると、別のおもちゃが、怪物B「おい!長老!その値札はなんだ?」長老の値札の変化に気付いたのだ。ヒーローB「おお?これは?105ゴールドの値札じゃないか?!すると………、」モンスターB「ついにアンタは”特価コーナー”に行ったのか?あはははははははは!」怪物D「いつか行くとは思っていたが、やはり長老だ!やってくれるぜ!あはははははは!」みんなは長老をバカにしているようだった。長老はとても悔しそうな表情になった。
2010.10.07
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いったいなんだろうか?長老「あーーーーーーー!その、試しにな。その値札……、貼り替えてみないかな?ワシのと。なに、”試し”だよ、”試し”。一日だけでいいんだ。」変形ロボット「……………………。」どうもこの長老怪しい。言う事がいちいちウソくさいのである。信用できない変形ロボット「いいえ。いいです。」オイラは当然のように断った。すると長老の目の奥が怪しく光った気がした。長老「一日だけだよ。いいじゃないか?」変形ロボット「やです。」長老の口調がはっきり変わった。長老「キミは度胸もないのか?はあん?そうか!ワシならそれぐらいすぐに貼り替えに応じてやるがな。ワシは度胸があるから。それぐらいの頼み、なんでもないことだからな。はあ~~~~。そんなことも出来ないなんて。最近の若いモンは根性のないヤツばかりだな。」そう言ってなんとか貼り替えさせようとする。しかしバレバレの実にくだらない言い回し方。そんな頭の悪い言い回しには付き合い切れない。オイラはキッパリと返事する。変形ロボット「絶対貼り替えません」すると、長老「きい~~~~~~~~~~~~~~!!!」長老が金切り声を上げた。怪人「はははは!それでいいんだ、”新入り”。この長老はウソツキだ!いつもタワゴトばかり言っている。まともに相手をしないで”正解”なんだよ!」長老「なんじゃとおおおおお!!!オマエらあああああ!!」怪人「長老!アンタ今日は姿が見えないと思ったが、やはり”特価コーナー”に行かされていたのか?」そう言うと長老の顔が青ざめた。そして動きが止まる。しかし言い訳のように長老が言い始めた。長老「違う!”特価コーナー”じゃない。ワシは女の子とデートしてたんだ!」怪人「女の子とデートだあ?またまたそんなタワゴトを!」長老「タワゴトじゃない!美少女のフィギュアの一人がな、ワシのことを以前から好きだったらしい。昨日突然告白されてな。”このことは他の人には言わないで”って言われていたんだが。」怪人「それも”ウソ”ですか?」長老「ウソじゃないんじゃああああああああああああ!!ホントにフィギュアコーナーの女の子に告白されてたんじゃああああ!」怪人「はいはい!またですか?」
2010.10.06
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そして………、時間が経ち、やがて”閉店時間”になった。いつものように店員たちは全員お店から去って行った。店内には誰もいなくなり、やがて店内は「おもちゃたちだけの世界」になった。だが………、長老は今日一日棚には帰って来ていなかった。変形ロボット「あれ?長老はどうしたんですか?」すると怪人のおもちゃは実に気楽な感じで、怪人「なあに、いつかは”別れ”が来るものさ。」と、言った。怪人「気にしない。気にしない。”別れ”を気にしてばかりいてもしかたない。ここじゃ”別れ”が来るのは当たり前のことなんだ。ちなみに”別れ”にも、”良い別れ”や”悪い別れ”があるがね。”良い別れ”とはおもちゃが良い家に買われていくことだ。良い家に買われたらそのおもちゃは幸せになれる。家族の一員として扱われる。逆に最悪の場合、つまり”悪い別れ”とは、ここで最後まで”売れ残る”ことだ。”特価コーナー”に行って、そこでも売れ残ると、後は”廃棄処分”しか待っていない。最後は大きな車に乗せられて、処理施設に運ばれて行くんだ。つまり”ゴミ捨て場”、”焼却場”だ!そしたら最後。この世とお別れさ。あっけないもんだ。おもちゃの最後ってのは。」そう言って軽く口笛を吹く怪人のおもちゃ。本当にあの老人はどこへ行ってしまったのだろうか?すると、長老が元気そうにオイラたちの棚の前の床を歩いて来た。 長老「やっほー!みんな元気か?今日も夜がやってきた。さあ、飲むぞーーーーー!」変形ロボット「はあ?」オイラは少し拍子抜けした。意外に元気ジャン?そして棚から下の床にいる長老に喋りかけた。変形ロボット「長老!どこへ行ってたんですか?」長老「いや、なに……、ちょっと、そのな、コホン!あーーーー!向こうの棚の女の子たちと遊んでたんだよ。」変形ロボット「はあ?女の子と遊んでた?」長老「むこうの棚に美少女のフィギュアが置いてあるコーナーがある。そこでな、ちょっと女の子たちと……。」変形ロボット「はあ?」オイラはその時、長老の値札に気付いた。、変形ロボット「はっ?長老、その値札は?」なんとその値札は「105ゴールド」になっていた。どうやら店長に持って行かれた時、貼り替えられたらしい。怪人「あはははははは!ついに、ここの最低の値段になったか?あはははははは!そうなると思っていたよ!」長老「ぐぐぐぐ!」怪人のおもちゃは長老をバカにした。すると、突然長老は床に両手を着いた。そして、長老「変形ロボットくん!頼みがあるだ。」と言った。変形ロボット「は?頼み?なんですか?」
2010.10.05
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子供「ザルタあーーーーー!どこにいる?ザルタあーーーーーー?」子供「あれえ?ザルターもいないぞ!」子供「え?売れたのか?ザルターまで?」子供「まさか!あんなヤツが売れるかよ!たしか1990ゴールドのプライスが付いていたぜ!そんな値段で売れるわけない!どう見ても105ゴールドの物じゃないか?いや、105ゴールドだって売れないぜ!まだどこかにあるよ!隠れているんだよ!探せ!探せ!」子供「そうだな!もっとよく探してみよう!」子供「ザルタあー!ドコへ行った?ザルタあー?」子供たちはザルター、いや、長老を探していた。でもどうしてあの子たちはあんなにも長老ばかり”遊ぶ”のか?子供「ヤツは本当のワルだからな!こらしてやらんといかん!」子供「そうそう!それが地球の平和のためってものだ!」すると、子供「おい!見つけたぞ!!」長老「うわああああああああああああああああ!!!」子供はたちは隠れていた長老の身体をコンテナの奥から引きずり出したようだ。子供「くくくく!ザルターあ!今日という今日は覚悟しろよおおおお!」長老「ブルブルブルブルブルブルブルブル~~~。」長老は震えていた。すると……、子供「おい!これを見ろ!」そう言って一人の子供が叫んだ。子供「ザルターのヤツ、”290ゴールド”の値札になってやがる!」子供「え?どれ、見せてみろ!ホントだ!ぎゃはははははははははは!」子供「あははははははははは!ザルターらしいや!」子供「ひひひひひひひひひ!ついにザルターが290ゴールドになった!」子供たちはお腹を抱えて笑っているようだ。その声を聞きつけて、店員たちの足音が聞こえた。ツカツカツカ!子供「やべえ!」子供たちは長老を床に投げ捨てて帰って行ってしまった。子供たちのいなくなった後に店員がやってきた。店長「あーーーーーあ、まただ、あの子たち!ふう、こんなにおもちゃを投げちらかしていって…、」店長は床に転がっていた長老を取り上げた。店長「う~~~~~ん。やっぱりこのおもちゃ売れないなあ。」そして、長老をカウンターに連れて行った。介抱されるのか?オイラがそう思っていると、いっしょに隠れていた怪人のおもちゃがこう言った。怪人「さよなら、長老!」え?さっ、さよなら?
2010.10.04
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怪人「それにそれぐらいで酒飲むの止めとかないと!ただでさえアンタの身体はもう”ご老体”なのに!」長老「うるさいわい!ワシは元気じゃ!若者の身体と変わらん!」怪人「若者は腰があんな風にならない。」長老「あーーーーー!ドイツもコイツも!こうなりゃヤケじゃ!今夜は飲んでやる!ゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク!ぷはあああああああああああああああああああああ~~~~~!!」その日の長老は特に飲んだ。やはり"ヤケ酒"のようだ。…………で、次の日の朝になった。オイラは目を覚ました。見ると長老はこの前のように床に大の字になって寝ていた。他のおもちゃたちもやはり床に寝ている者がいた。長老「ムニャムニャムニャ~~。はあ~~~~~~!ワシは強いなあ!本当に宇宙最強じゃないか?!」怪人「はあ~~~~~~あ。また寝ぼけてやがる!世話がやけるじいさんだ!」怪人のおもちゃも起きていた。そしてオイラの隣にやって来てそう言った。怪人「あのじいさん、あんなところに寝ているのを店員に見つかったら今度は間違い無く”特価コーナー”行きだ!」変形ロボット「……………………。」オイラと怪人のおもちゃはまた長老救出に向かった。長老「がああ~~~~~~!ワシは強いなあ!なぜこんなに強いんだろう?ムニャムニャムニャ~~。」2人で長老の身体を持って棚のある所まで引きずって行く。だが長老の身体は重かった。たぶん体内に残っている酒のせいだ。怪人「重いよなあ!まったく!せわがやけるなあ!毎回毎回!」長老「おっ!そこの女の子、ワシを買うのか?いいともいいとも!アンタに買われて、アンタの家に行ってやる!え?デート?してやる!してやる!ワシはモテるなあ!わははははははは!ムニャムニャムニャ~~。」怪人「……………………。おい!やはりここに置きっぱなしにして行こうか?運ぶのバカらしくなってきた!」同感。オイラもそう思った。オイラたちは長老の身体を棚の所まで運ぶのに成功した。そして”営業時間”になった。するとなんと”あの子たち”がまたお店にやって来た。子供「やほーーーーーーーーーーー!」ドカドカドカドカドカドカドカドカ!あの子たちが店内になだれ込むようにして入って来た。子供「シーーーーー!大きな声を出すなよ。あの店員たち見つかったら、また追い返されちゃう!」オイラはコンテナの奥深くに身を隠していた。あの子たちの攻撃はじんじょうじゃないから。オイラは慎重に身を隠す場所を決めていた。ここなら大丈夫。あの長老のように甘い身の隠し方じゃない。オイラは見つかることはまずないだろう。子供「あれえ、”サイキョウダー”がいない!」子供「え?売れたのか?」子供「もっとよく探してみよう!」ガサゴソ!ガサゴソ!ガサゴソ!子供「…………やっぱりいないなあ。」子供「えーーーーーー!じゃあ、本当に売れちゃったのか?」子供「はあ~~~~あ。がっかり。つまらないなあ。サイキョウダーがいないんじゃ。」子供「……………………。おい!こんな時は!」子供「そうだな。こんな時は!」子供「”ザルター”だな?!」子供「そうだ!”ザルター”だ!ザルターを倒して地球の平和を守ろう!」子供「そうだ!そうだ!ザルターを探せ!ザルターを倒すんだ!」子供「くくく!ザルタあー?!どこへ行ったあ?ザルタあー?」子供「ザルタあーーー?出て来いよザルタあー!俺たちと勝負しようぜ!」その頃、長老はオイラたちと離れた所に身を潜めて震えていた。長老「ブルブルブルブルブル~~~。」
2010.10.03
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長老はボクシングのようなファイティングポーズを取った。そして足先でステップを踏んだ。まったくのシロウト、いや未経験者とわかるステップだ。長老「シュッ!シュッ!シュッ!どうやら、倒されんとわからんようじゃな?わかった。かかってきなさい。今度こそ”本気”を出してやる!」ゴキッ!長老「ぐわああああああああああ!!!こっ、腰が!」オイラ何もしてないのに。長老は勝手に自分の腰を……。変形ロボット「長老!ウソつくのはもうお止めなさい。格闘なんてしたこともないのに。いや、そればかりじゃない。身体もロクに動かしたことありませんね?」長老「いいや!ワシは”格闘家”なんじゃ!強いんじゃ!ワシに挑むとケガをするよ。」長老は無理して再び立ち上がろうとした。だが、その時、ブチッ!長老「ぐわああああああ!アキレス腱があああああ!!」その後、長老は狂ったように飲み始めた。長老「ゴクゴクゴクゴクゴク!ぷはああああああああああああああああああ!!!若者よ!ワシが”手かげん”してやったこともわからないとは!!!今度はワシの拳法でちょいとひねってやろうか?」怪人「長老!もうその辺でいいでしょう?ウソはバレバレですよ。これ以上ウソを付き続けるとアンタが惨めになるだけですよ。」長老「なんじゃと!このーーーーー!!」
2010.10.02
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そう言われて長老がピクッ!ピクッ!と震えた。だが、その気持ちを押さえて、長老「さあて、今度は”予行”ではなく”本番”と行こうか?次は”本気”で行くぞ!ワシが本気を出せばキミの身体は宙を舞う!それでもいいのか?どうする?まだ勝負するのか?それとも降参するか?」負けたのにこの老人は何を言っているんだ?変形ロボット「まだオイラと勝負する気なんですか?」長老「”予行”は終わった。次が”本番”だいいか?戦いにはケガがついて回る。ここで傷付くということは、値段が下げられてしまうということだ。それでもいいんだな?」変形ロボット「とにかく、あと1回だけですよ!それに負けたら今後2度と値札のことは………。」長老「たあああああああああああああああああああああああああああああ!!!」オイラが喋り終わらない内に今度もまた長老がいきなり襲ってきた。オイラは相手のパンチをかわした。そして……、ドコオッ!オイラは突き上げるようなパンチを放った。そのパンチは長老の顔面を下からとらえた。次の瞬間、長老の身体は……………宙高く舞った。ひゅーーーーーーーーーーーーーーーー!!!長老「うわああああああああああああああああああああああ~~~~~!!!」ひゅ~~~~~~~!ドスン!またも長老の身体は宙を舞った後、床にたたきつけられた。長老「ぐぐぐぐぐぐ!」長老の目、すごく濁っている!それは明らかにオイラを恨んでいる目付きだ!長老「……………………。」変形ロボット「ではここまでです。今度は本当にオイラの勝ちです。」長老「だああああああああああああああ!!!!今、ワシは”手かげん”してやったんじゃ!ワシの手かげんがなかったら、今頃オマエは宙に舞い、完全に壊れていた!ワシに感謝しろ!今日の所は”引き分け”で許してやらんこともない。」変形ロボット「はあ?”引き分け”?」長老「だが、それにはオマエの値札が必要だ。値札を渡せ!そうすれば引き分けにしといてやる!」オイラは長老をにらんだ。変形ロボット「いいえ。オイラの勝ちです」長老「ぐぐぐぐぐぐ!」
2010.10.01
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