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一昨日の昼過ぎ無事広州に到着。最近にしては「寒い」らしいけれど、それでもダウンコートからポロシャツ一枚になった。街中のヤシの木に南国を感じる。花城の名にふさわしく、甘い香りが漂っている。言葉は北京で話されている標準語とは全く異なる広東語。聞いても全く解らないが、こっちの話はわかってもらえる。標準語が下手でも当たり前の雰囲気はかえって心地良いかもしれない。タクシーの初乗りは7元。北京の10元より安いが、キロ当たり2.6元は北京の1元増し。ただ計算方法がもしかしたら違うかもしれない。助手席に乗るのが当たり前の北京とは違い助手席の鍵が開いてないことがあって驚く。それでも無理やり乗ると、シートベルトを促されてさらに驚く。北京では、「しなくても安全だ」と言われる。バイクが多く事故が多い広州だからなのか、規制も多いようだ。バスはワンマン。JRのスイカ形式の、カバンの中からピッ! のカードも普及。抱っこ紐で子どもを抱いているお母さんがなぜか目につく。市場には果物が多い。玉子屋さんの軒先には、蛍光灯の光に玉子を照らして中身を確認する専用装置。(北京にもあるかな?)街には雑誌が多く売られている。貸し雑誌屋さんも発見。1元はお札と同時にコインの割合が北京より高い。お札は総じて北京よりはるかに汚い。商売っ気を感じる。喫茶店に入ったら、「これも如何ですか?」とマクドナルドのセールストークのよう。おしぼりは有料。 B級レストランではお皿や箸をお茶で器用に洗う。洗い流したお茶を捨てるフィンガーボールのようなお椀が出される。北京ではナフキンでふくだけが多い。水が豊富な南と水不足の北の違いなのか?さすが南国、ドアのないレストランが多い。食券制の店が多い。これぞ広東料理! とは出会ってないがどれも美味しい。味は北京よりさっぱりか? と思ったが、油たっぷり。日本ではこれをさっぱりとは言わないと友達に指摘された。・・・北京と広州。同じ国だけどやはり違う。でも違うようで同じ。広州生活満喫中。明日は大晦日。友達も今日で仕事納め。さてっと、そろそろまた広州の街に繰り出しに行って来ます~!
2003年01月30日
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更新が滞ってます...。パスポートを取り戻す顛末を書こうと途中まで書きながら、正確に書かなきゃと思うと結構時間が必要で、そのパワーがたりません...。お酒を飲む力はあるのに(^_^;) ...入試が終わった後は、立て続けにお鍋を食べました。モツ鍋、貴州鍋、羊の肉。25日には、25+αの会に参加! 昨日はトコトコさんにお邪魔させていただきました。今日は久々に大学でランチ。お正月を控えとっても静かな大学でした。明日からは広州方面へ旅行に行ってまいります。チケット取得もトラブル続きでしたが何とかゲット。CA1321便 9時15分北京発。財布が空だったので、銀行に行けば、カードが拒否され続け、もう広州へは行けないのかと泣きそうでしたが、4店目でやっと成功。ガス料金も払いました。ところで、北京は零下12度ですが、広州は20度以上の模様...。どんな格好をしていけば良いのでしょう?? っていうか、広州へ行く以外、細かい予定はまったく決まってません....。大丈夫かぁ? まぁ、どうにでもなるでしょう。安全第一で楽しんできます(#^.^#)さてっと、北京を離れる前にちょいともう一仕事っ。その前に腹ごしらえに行って参ります。ラーメン屋さんかな?....っていうかいつもに増して支離滅裂かも、今日の日記。....めちゃめちゃ気の抜けた最近の日記ですが、お休みモードということで、ちょっと多めに見てくださいませ。
2003年01月27日
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気付けばまた更新が途絶えてる。テストが終わったのに...。結局「忙しい」かどうかは気分の問題。私の場合、むしろ時間に追われているほうが性格にあっているようだ。ところで、先日ちらっと書いたパスポートの話。1月10日金曜日、大学内の新図書館第3閲覧室の荷物置き場にて、置き引きに遭った。テスト対策の本を借りようとして、受付前の棚にカバンを置いて10分ほど。戻ったときには、その姿はなかった。焦った。一瞬頭が真っ白になった。その気分は、柔道で綺麗に一本投げを決められたような気分。スリや強盗ではなく「置き引き」。自分の油断した心の隙間にすっと入ってこられてしまった。怒る、気持ちより、自分を反省した。気が抜けまくっている、としか言いようがない。責められるのは自分だけ。盗まれたパスポートは6年目。2冊目。96年8月、2度目の訪中にあわせて作ったものだった。1冊目とあわせて、管理には気を遣っていたつもりだった。今回留学を始めてもしばらくはずっと首から専用ケースに入れてぶら下げて、腹巻のようにしていた。最近はほとんど持ち歩くことがなかった。ところが、この日は、リターンビザを申請するため、留学生事務室を訪れ、その後公安に行くので、珍しく持って歩いていた。盗まれた鞄には、パスポートのほか、居留証(外国人登録証のようなもの)、昨年と今年の手帳、それに日本で仕事時代から使っていた名刺入れが入っていた。こんな大事なものを、カギもかからない図書館入口の棚に置き去りにしてしまった。命の次に大事にしろといわれるパスポート、そして思い出の品。それを一瞬の心の隙間から、すっと抜き取られてしまった。もちろん悔しい。でも、体に傷はない。恥ずかしい。でも、とてもよい勉強になった。金銭的被害も保険求償で最低限に抑えられそうだ。今から、再発行されているはずのビザと、居留証を取りに行ってきます。置き引きのあとのお話はまた改めて。
2003年01月24日
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やっと終わりました~。明日から2月16日までお正月休みですっ! やった~!ただいま、開放感に浸ってますが、忘れないうちに、以下、テスト問題を簡単に書きとめておきます。持ち出し禁止のため、記憶に頼っています。表現等もちょっとはしょっています。試験2日目朝8時半~11時半 新聞史と新聞理論新聞史部分1.中国古代の新聞の状況を簡単に述べよ2.維新派の新聞に関して....3.現在中国大陸における通信社、新聞、ラジオ局、テレビ局の主なものには何があるか。あなたの住む国家、地域と比較して如何なる特徴を有するか?新聞理論部分1.新聞の社会責任について述べよ2.新聞価値と新聞要素について述べよ3.インターネットメディアにおける伝統的なメディアと比較しての特徴を述べよ午後14時~17時新聞実務(取材と記事化、編集、評論、放送を含む)昨年12月13(?)日に語言大学の学長、曲教授に留学生の変化等について取材した問答(A41枚程度)を読んで、以下の質問に答える。背景資料として語言大の紹介と曲学長の経歴紹介あり。1.取材者の選択、記者の質問などに関して優れている点を述べよ2.もしあなたが取材に参加したらどんな質問をするか?3.あなたが新華社の記者だとして、「新聞価値」判断して、300-400字の電信を書け4.あなたが人民日報の記者なら如何なる表題をつけるか?5.ある事実を冒頭に置いた上で、300字程度の小評論を書け。*このニュースソース、17日の日記に使ったものと酷似していてびっくり~。だからといって出来た訳ではありません....(^_^;)
2003年01月19日
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今日18日は、日本はセンター試験ですが、中国では全国統一修士研究生入学試験の一日目でした(今年9月入学)。中国でもここ数年、大学院への進学率が急速に高まってきています。16日の北京晩報にある、教育部の統計によれば、志願者は79.9万人。昨年比で27.7%増。募集人員の枠を大幅に広げる政策がとられ昨年よりも33%増ですが、それでも79.9万人が21.7万の椅子を求めて戦います。合格率約27%。(但し留学生は試験は一緒に受けても選考は別枠)。そのうち今年学部を卒業する学生は38.4万人で全体の48.2%。昨年よりも11.1万人増。これは今年の卒業生が入学した年、学部学生の枠が拡大されたことで、全体のパイが増えたこととも関係しています。専攻の一番人気は、MBAで、その数4.42万人。ほかに、法律、コンピューター応用(*)、企業管理、金融学、通信情報システム、外科、内科、会計、コンピューターソフトと理論など。応募者の多い5大学(*2)は順に、北京大、復旦大、武漢大、浙江大、中国人民大。その5位の人民大。本日13時20分、3号楼前に着くと(*3)既に人の山。嫌でも伝わってくる緊張感。開門は13時半。45分までに入室しなければ失格なので、開門と同時に走る、走る。14時から語学試験のヒアリング開始。35分。続いて筆記。17時終了。中国語の筆記試験(これは人民大オリジナル)は、留学生にとっては定番のHSK(漢語水平考試)と基本的には同じ(*4)だが、最後に作文のおまけつき。今回のテーマは、「地球村の住民」。明日は、午前と午後にそれぞれ一科目ずつ専門科目の試験です。嫌でもあさってからは正月休み! 頑張れ受験生~♪*1 中国語は、計算機応用。日本の大学でいう何に相当するのでしょう?*2 これは応募者の数ランキングのため、たとえば、理系の雄、清華大学などはランキングされておらず、募集数の多い大学が上位にある。*3 部屋は昨日確認済み。受験票に、前日に部屋と注意事項の掲示を確認しておくようにとの指示あり。*4 同じだからなのか、HSKではヒアリングの各問題のはじめにある問題解説はなし。分野ごとの時間制限も特に指示なし。回答は、マークシートではなく、普通の紙の解答用紙。最初はボールペンで回答しろ言っていたが後に鉛筆にしろと指示の変更。但し、作文はボールペン書き。問題はすべて回収。机の上には受験票とパスポート。机の上の受験番号表には、名前とパスポート番号も印字されていた。荷物はすべて教壇の脇に集められた。監督員は3人。男性1人、女性2人。
2003年01月18日
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北京でますます流行る中国語教育ビジネス 年間収入9億元16日の北京晩報から(「北京現代商報」からの転載)。北京の外国人向け中国語教育の年間収入はなんと9億元! (1元≒14円)すごいんだろうなー、とは思っていたけれど、数字を並べられてみるとそのすごさが実感できる。以下、記事からの抜粋。中国内地(*1)の対外中国語教育の機関は300以上。教師の数、5,000人以上。北京にいる留学生は2.5万人を突破。昨年、北京だけで9億元を落とした。北京語言大学(*2)の7,000人の学生のうち、4,000人が留学生を占める。語言大学のある学院路のあたりのアパートの家賃は高騰。投資が盛ん。最近の留学生の傾向は、中国語を学ぶだけでなく、引き続き専門を学ぶことを目的としていることが特徴。専門は、以前から多かった、中文、中医から、科学技術、経済、管理、金融、法律などにまで広がっている。.......分かっちゃいたけど、やぱりすごい(^_^;) 私もこの「ビジネス」に貢献している一人だけど。ちなみに、中国国内での中国語教育は、ほとんど国立の大学が独占しているのが実態。一部、大学の名前を借りて、韓国系の私塾が存在する程度。最近、語言のそばに私塾の対抗馬が現れた。その他、いわゆる駐在員向けの学校はまたもう少しあるけれど...。WTO加盟によって、この辺の事情も今後変わるのだろうか?*1内地 台湾、香港を除いた「大陸」を指す*2北京語言大学昨年9月、それまでの北京語言文化大学の名称から「文化」を取って、「北京語言大学」を正式名称としたが、新聞にはまだ文化が残っていた!2003/01/17 10:15:25日本の首相はなんで靖国に行ったのか? 日本主要5紙の社説を読む。14日の靖国参拝。「あなたの国の首相は、なんで靖国に参拝したの?」....もし、こう聞かれたらどうしよう?? ちょっとびくびくしている。「お正月ですし。新たな気持ちで」....。全然分からないよ~。「答え」を求めて、日本の新聞各紙の社説(1/15)を開く。読売 靖国参拝 小泉首相の考えがわかりにくい朝日 靖国参拝――首相の外交感覚を疑う日経 なぜこの時期に靖国参拝か毎日 首相靖国参拝 また思慮に欠ける行動だ 産経 評価するが明確な説明を参拝は当然のことと評価しているのは産経と読売だ。「伝統や慣習に基づく行為」(読売)。「戦死者の慰霊はその国の歴史や文化と密接に関係」(産経)。但し、両紙とも1月のこの時期をえらんだことについて「理解できない」と疑義を呈している。なぜ、8月15日、あるいは春の例大祭の時ではないのかと。中国・韓国などからの反対の声に関して、読売は「本来なら、他国からあれこれ注文をつけられる筋合いは、ないはずだ」といいながらも、「無論、首相の靖国参拝のたびに、国内的、国際的な問題になるのは望ましいことではない。知恵を絞る必要もある」と一定の配慮を示すが、産経は「外国からとやかく言われる筋合いではない」ときっぱりと言い切る。ほか3紙は靖国参拝は、それ自体問題ありとの立場。ポイントは3つ。A級戦犯の合祀、周辺諸国への影響、政教分離。「靖国神社は戦前、次第に軍国主義、国家主義の象徴となった。国民を戦争に動員し、戦意をあおる役割を果たした。東条英機元首相らA級戦犯もまつられている。だからこそ、国民すべてがわだかまりなく靖国神社にもうでて、戦争で犠牲になった人たちを悼むわけにはいかないのだし、周辺国も納得しないのだ。首相の公式行事的な靖国参拝は憲法の政教分離の原則から考えても疑義がある」(朝日) 「東条英機らA級戦犯を合祀(ごうし)している靖国神社に国を代表する立場の首相が参拝するのは基本的に好ましくない。このような問題で中国や韓国など近隣諸国との外交関係に無用の波風を立てるべきではない」(日経)「どの時期に行おうが、靖国参拝によって生じる外交的問題は変わらない。中韓は戦没者の慰霊に反対はしていない。靖国神社に極東軍事裁判でA級戦犯となった人々が合祀(ごうし)されて以来、そこを国の代表者が参拝することが、歴史認識にかかわると受け止めるからだ。 また、首相の公式的な参拝は、宗教団体が国から特権を受けることを禁じた憲法20条の政教分離に触れる可能性がある。秋の自民党総裁3選をにらんだ「党内的な配慮」があったとしたら、あまりに内向きの判断である」(毎日)いつまで、同じ問題を繰り返すのか....。いい加減にしろ、そう思っている人は少なくないはずだ。では、どうすべきなのか? 主張が明確に読み取れたのは、産経と毎日。産経「日本政府は近隣諸国の反応などに動ぜず、首相の靖国参拝は内政事項であると中韓両国にきちんと説明すべきである」毎日は、無宗教の新たな追悼施設を作るべきとの立場だ。「私たちは、国が戦没者を慰霊することは、極めて重要と考えている。昨年12月、官房長官の私的懇談会「追悼・平和祈念施設の在り方を考える懇談会」は、「日本が平和を積極的に求め行動する主体であることを世界に示すため、国を挙げて追悼・祈念を行う国立の無宗教の恒久的施設が必要」と提言した。靖国参拝問題を避けるための有識者の知恵だった」朝日は、「この参拝は、いったい何の益を考えてのことなのか。理解できない」と、どうも他人事のようだ....。しかし、本当、何の益を考えてのことなのか? 選挙を控えて、右翼勢力に媚をうっているとの見方も、中国では報道されているけれど...。でも、中国に住む日本人にだって、在外投票権がある(地方選は関係ないし、そもそも影響力なんて、そりゃあ微々たる物だろうけど..)。それに、最近の日本での中国の話題は、経済ばっかりのようにみえるけれど、中国との関係は経済関係だけで成り立つものではありえない。「世界の工場」にだって感情がある。参拝を個人的問題で済まされては納得できない。是非、首相には、早く中国に来て、きちんと分かりやすい説明をして欲しい。-----------------ちなみに、中国での報道。これは、小泉首相の靖国神社参拝を強く非難、というのが変わらぬ姿勢だ。しかし、反日感情を煽るような、センセーショナルな報道は今のところ、見かけない。「小泉首相の靖国参拝反対!」というプラカードを持った日本人女性の抗議運動の写真を大きく載せるなどして、今回の参拝が日本人全体の意志を反映していないことを伝えてもいる。16日の人民日報には、社説ではないが、「歴史を直視し、尊重を勝ち取る」という評論が掲載された。http://j.peopledaily.com.cn/2003/01/16/jp20030116_25248.html「ドイツの例は我々に対し、国家、民族が進んで自己反省し、歴史を直視し、歴史を鑑(かがみ)とし、かつそれらを行動に移しつつ、言行不一致の態度を取らなければ、国際社会からあまねく尊重を勝ち取ることが出来ることを教えている」*2002年4月21日、7月20日の日記に誤表記がありましたので、注釈つきで訂正致しました。ご指摘ありがとうございます!2003/01/17 9:31:23
2003年01月17日
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先週木曜日から、日記をさぼってしまっています。この間、見に来て頂いた方には、申し訳ありません....。ごめんなさい!さぼりの一番の理由。それは、テスト。これは分かりやすい言い訳...。ですが、テスト前なのに大掃除を始める....小学生の時から変わらぬ、そんな私です。テスト前には、テストとは関係のない色々なことが起こります。はじめます。良いことも悪いことも、嬉しいことも悲しいことも。以下、そんなここ数日の「テスト前なのに」をダイジェストでお届けします。(1)テスト前なのに、息抜きと称して、生まれて2回目(小学校1年生以来)のスキーを体験してきてしまいました。北京でも人工雪でスキーが出来るんですぅ。日本にいたときは、誘われても面倒....と断ってきたスキーでしたが、今回はその魅力にはまってしまいました。本当に。今度は泊りがけで! そんな勢いです。(2)テスト前なのに、いや、だからか、テストを励ましてくれるチャンス。今、勉強中の「新聞学」は実践と切り離せない学問ですが、その実践のチャンスが生まれてきました。嬉しい。詳細は今後をお楽しみに?!最後。(3)テスト前なのに、気が抜けているとしか思えぬような、中国に来てから最大の事件。......パスポート置き引き事件。詳細は今は書きません。本当は語りたくない恥ずかしい経験ですが、2度と同じ過ちを繰り返さないように....、テストが終わったら、ドキュメントでご報告いたします。....うぅ~、どれも中途半端で申し訳ありません。というか、自分でも、居心地悪いんです。...しかし、ともかく、今はテスト対策に専念です。今週はテスト週間。18日、19日に大事なテストが控えています。20日まで、もしかしたら更新しないかもしれません。でも、でも、「テスト前なのに」、やっぱり、更新してしまうかも。いい加減で申し訳ありませんが、何卒お許しくださいませ。いろいろありますが、ともかく、おいしいもの食べて頑張っておりますぅ(#^.^#)
2003年01月14日
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昨年12月3日になくなって以来(*1)、乗っていなかった自転車に久々に乗った。月曜日、知り合いの方が好意で譲ってくれた。なんていい人なんだ~。感に堪えない。久々に見る自転車からの風景。眺め最高、気持ちがいい。でも、ちと怖い。右から左から飛び出してくる人、自転車、車。視線は前方に固定しながら、左右の視野を広く持つように意識する。動体視力よくなるかな、とか考えつつ...。氷点下の風が冷たく突き刺さる。防寒具で覆い切れなかった頬が痛い。でも、厚い手袋のお陰で、指の先はほんわか暖かい。その暖かさが体にじーんと染み渡る気がした。この温もりを感じられることの幸せをかみしめる。つらいことがあれば、嬉しいこともある。だから人間、頑張れる。*1 なくなった自転車は第2号。中古。昨年9/4、大家に買ってきてもらったが、12月3日バス停の前に置いておいて遭えなくさようなら。(日記検索で、「自転車」を入れたら、色々なことあったなぁーと自分で読みほけた。)...夕食は、久々に語言第3食堂の麻婆豆腐丼。しかし、味がちょっと変わっていてショック。もう一度チャレンジしてみるつもり。
2003年01月08日
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知り合いの方と昼食。「韓国人留学生会」というのがあると聞いた。毎年、会長以下役職を選出し、会費を集めて運営されているという。北京の各校に散らばっている学生がきちんと組織されているらしい。確かに韓国人のネットワークはすごい。それは、世界杯の時の大行進に象徴的だが、しかし、それは単にたむろしているというレベルにとどまらず、困ったときに助け合う相互扶助の体制となっているようである。一方、日本人はどうか? 日本人会のある学校もあるけれど、ネットワークが機能している例はあまり聞かない。むしろ、面倒くさい人間関係に巻き込まれるのを敬遠して、そういうところに首を突っ込むのを避けている人が多いようだ。留学生の多くの中国滞在の主な目的は、中国語の習得と中国文化の理解だから、日本人との接触を避けて、中国人との接点を多く持つ、中国語漬けになるいというのは、合点がいく。それで、当初の目的を達成してる人も多いはずである。しかし、はじめて中国に来る際に、斡旋業者も、大学の事務室もあてにならず、不安でいっぱい。留学が始まっても、本当に困ったときに助けてくれる人がいない...、そういうなかで、部屋に引きこもってしまったり、勉強に手がつかなくなる例も少なからず聞く。たぶん、こういう悩みは留学につきもので昔からある永遠の課題である。ただ、中国、特に北京に関して言うと、ここ数年、過去にない規模での中国熱が急に湧き上がったため、留学生数が増加、今まで以上に、「普通」の留学生が増えたことで、ある意味普通の問題が、目立つようになってきたのかもしれない。幸い北京では、北京師範大学出身のしゅんさんの北京留学生通信(http://www.studio-ito.net/bfc/)のようなインターネットを通じたネットワークがある。また、昨年後半から、学生街である五道口にあるGOKOO(悟空)で毎週水曜日に、北京エンジョイライフと称して、新旧留学生が集まって情報交換する試みもある。また、五縁会という集まりでは、2週間に一度、中日両国語の相互学習を通した交流が出来る。各大学の同窓や同郷、同い年の集まりもある。また今、北京に4誌ある日本語無料情報誌(トコトコ、コンシェルジュ」、北京ウォーカー、スーパーシティー)も大きな情報源、かつさまざまなネットワークを支えている。私としては、こういう柔らかなサークル、ネットワークがたくさんが色々と出来て、無理のない形で、人と人と結びついていったらいいんじゃないかなと思う。そして、自然と、日本人だけでなく、中国の友達、各国の友達にまで輪が広がっていったら理想的だ。役員を選出して....、という形の組織は、日本の特に若い世代にはなじみ難くなっているように思う。ただ、駐在で北京に滞在する日本人の多くが所属している北京日本人会は、日本大使館との協力関係があり、非常事態発生時の連絡体制等が一応あるのに対して、留学生はその網から抜け落ちているというのは気になる。実は私は日本人会の会員であるが、しかし、留学生全体からすればその加盟率は極端に低い。会費が高いこと、留学生向け活動が少ないこと、イメージ的に敷居が高いこと、入るメリットが伝わっていないことなどがその理由か?なんとか留学生はお金を払わなくとも、最低限のネットワークに参加できて、本当に困ったときにはSOSを発信できるような相互扶助の体制が作れたらいいとも思うのだが.....、(難しいことも多そうではありますが)。...、なんだか、かた苦しくなりましたが、以上、和風おろしとんかつ定食(ごちそうになってしまいました!多謝!)に舌鼓をうちながらお話、考えたことでした~。良かったら、ご感想、ご意見等、お待ちしておりますヽ(^o^)丿daren@zak.att.ne.jp
2003年01月07日
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湯加(tang1jia1≒タンジアー)と書いて、トンガ。日付変更線のすぐ西にある南の島。世界で一番最初に新しい日を迎える国のひとつ。太っていることが良しとされていたけど、最近、王様がダイエットはじめて、国民にもダイエットが命じられたとか....。そんなトンガ王国に、北京語言大学の恩師が、中国政府により派遣されることになりました。前学期には、日本に行く話があったり、韓国に行く話も聞いていたのですが、途中で頓挫。しかし今回は決定のよう。ちなみに先生が以前派遣されたのは北朝鮮でした。トンガと中国の国交は、1998年11月2日に結ばれたばかり。(南アフリカとの国交が結ばれたことは日本でもニュースにもなったように記憶していますが、これもこの年の1月1日のことです。)トンガで中国を教えるはじめての中国人先生となります。大学はないので、中学校で教鞭をとります。教科書も中国からまず100冊を送ります。「彼らが中国語に興味を持っているのか分からない」。先生がこういうように、確かに、おそらく最初は、中国から来た友好大使的役割が期待されているのでしょう。北京大の博士で頭がよい上に、ユーモアたっぷり、中国語の教え方もとってもうまい先生。トンガでも人気者になるはずです。今日は激励会と称して、お昼に日本料理屋で、刺身とすき焼きに茶碗蒸しを食べました。先生がいる間に、トンガを訪れられたら、面白そうです。トンガ(96年) 首都ヌクアロファ(努庫阿洛法)面積650㎢ 人口9万8千人 人口密度151*『世界の統計2002』、総務省統計局から
2003年01月06日
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日曜日。昼間は家に引きこもり。19時前、ご飯を食べに双安市場付近へ。向かいのマクドナルドの前でいつも売っている新聞の「叩き売り」を買う。一番人気の北京晩報(0.5元≒7円)と他1誌(0.5元)を併せて半額の0.5元で。もしくは、他2誌(0.5*2元)とセットで本来1.5元のところを1元で売るのが定番。日本なら返品がきくのだろうが、中国の町なかの新聞売りたちはもちろん買取だから、時間が遅くなると、こういうセット販売で何とか売りさばこうと必死だ。(0.5元の新聞の一般的卸値は0.2元と授業で聞いた。)今日買ったのは、「北京晩報」のほか、「北京娯楽信報」と「電視時報娯楽週刊」。ここから気になったニュースをひとつずつ。まずは「信報」から24面。一面全部を使った大きな特集記事。「琉璃廠は将来どうなるのか」北京を観光で訪れたことがある人なら聞いたことがあるかも知れない。琉璃廠(ルーリーチャン)は、明清時代の文化街を再現した中国伝統様式の商店街。筆やすずり、骨董品などを売っているところ。実は去年の末、ここのそばをたまたま通りかかって「異変」に気付いていた。琉璃廠に向かう南新華街の商店やレストランの壁に、「拆」という時が大きく書かれていたのだ。この「拆」という文字。chai=チャイと発音する。意味は、壊す、バラバラにする、解体する。今、北京ではあちらこちらで、この文字を目にする。留学する仲間では、揶揄をこめて、「あそこもチャイされたの?」なんて使い方をしている。記事は、この琉璃廠の改造計画を報じたものである。12月27日から既に「チャイ」プロジェクトは始まっているが、本格的な「チャイ」は旧正月明けから。16億元(1元≒15円)をかけ、3期に分けて工事が行われ、2008年の北京オリンピックまでには、「北京市で規模最大、品位最高、最も悠久の歴史を持つ文化芸術品の集散地、古都風貌の遊覧区」となるという。(ちなみにこの16億元。これは政府の投資ではないため、最終的にはコスト回収を見込んでいる、とある)。よそ者が言うことでないかも知れないが、あまりに綺麗になっていく北京はちょっと寂しい。休みになったらせめても壊される前の姿を目に焼き付けに行って来ようと思う。 * * *「電視時報娯楽週刊」 初めて買った(と思う)。テレビガイドが出している芸能ニュースを集めた週刊誌的新聞だ。日本で言うなら、週刊現代か女性自身の一部分ってな感じか?「趙薇 またもや桃色ニュースが伝わってきた 呉大維とクリスマスに上海で激キス」この記事にはその現場写真はないが、「東方新地」という雑誌が報じたとこの記事にはある。記事の書き口は日本のそれと同じだ。趙薇のお手伝いさんの言葉。「呉大維さんはカナダ育ち。西洋化している。皆が嬉しいクリスマスにキスするのは礼儀正しい表現なのよ」。...、あるドラマを見てから、お気に入りの趙薇だけど、まぁこの一件についてはどうでもいい。中国にもこういう報道が今はある。 * * *「北京晩報」日曜日の紙面はあまり面白い記事がない。20面、「誰が北京人なのだ?」という記事は少し目を引いたが、字がいっぱいでまだ読んでいない。もし面白ければ、また改めて。2面。「未年の年賀切手8万セット今日発売」。中国では年賀切手の発売はこの時期らしい。中国にも切手マニアが結構多いい。寒いなか郵便局には長蛇の列だったようだ。年賀切手の発売は1980年からで、今年は2廻り目の最後の年。そういう意味でも、絶対買い揃えたいとい! と燃えている人が多いようである....こんな記事を読みながら、今日の晩御飯は新開店のカレー屋さんにて。レトルトではないカレーの味。まずまず。
2003年01月05日
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4日の人民日報から。一面。「経済形勢好、新年伝佳音」(経済情勢良し、新年から良い知らせ)と題して、経済ネタ5つの記事が並んでいる。・全国の食料総生産量が昨年4.571億トンに達する・新疆原油生産量2040億トンに達する・山西省の財政収入大幅増加・黒龍江省の経済発展加速・国産自動車北アフリカに輸出....と書いてみて、本当は一個一個解説できたら格好よいのですが、実はよく分かりません(笑)。大学のゼミは中国研究でしたから、自分の専門(中国メディア)以外も、政治・経済・文化等の側面から中国を勉強してきました(つもり)。勉強量は全然足りませんが、しかし、それにしてもいまだにまったくもってその全体像は??のまま、これはどういうこと? いや、むしろ勉強すれば勉強するほど分からなくなる、そんな気すらします。これ、もちろん半分以上言い訳です。でも、言い訳を付け加えるなら、一口に中国経済と言っても、日本の26倍の面積を擁し、56の民族を抱える巨像、中国。ここにはありとあらゆる問題が内包されています。上述の記事を見ながら、手元の『国勢図会』やら地図やらを開いたのですが、まだまだ消化しきれそうにありません...。新疆といえば、民族問題は?自動車といえばWTO加盟の影響は?環境問題は?....終わりなき戦い。「なんで中国が好きなの?」いつも答えに窮する質問ですが、もしかしたらここにもひとつの答えがあるのかも知れません。新年に際して、常に向上心をもって勉強を続けていかなきゃ、改めて決意いたしました次第です。...今日はマイナス14度。頬が耳が鼻がとにかく痛いです。
2003年01月04日
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3日の人民日報5面から。「大学生、一食3元でちゃんと食べられている?」紙面の1/4ほどの結構大きなスペース。「ホットな話題を読む!」そんなコーナー。以前からたまに新聞でみかけて気になっていたのだが、ここ最近、北京の高等教育機関(専門学校、大学等)のサービス改革の一環として、大学生食堂を3元(約45円)で食べられるようにしよう!という、キャンペーンがある。この記事では、その目標を本当に達成できているのかを確かめるべく、人民日報の記者が実際に清華大学を訪れて食堂をレポート。普段お堅い記事が多い人民日報なので、こういう庶民的な記事は眼を引く。記事によると、清華大学内の食堂は、学生用が9つ、教職員用が6つ、他に普通のレストランがある。記者は1月2日、いくつかの食堂をまわったそうだ。「午前11時。第10食堂。既に多くの学生が食事をとっている。ここのおかずは総じて高くない。豆腐や白菜、人参など野菜系は一品0.5元(約8円)。2種類頼んで、ご飯4両(200g=大盛お茶碗一杯)なら1.7元(約25円)。ちょっと豪華な定食だと、肉料理にご飯、卵スープがついて5元(75円)。.....また別の第15食堂では、責任者の話によると毎日3500~4000人が利用。一人平均3元ちょっとの消費。......」。こんな感じで記事は続く。改革開放政策により、以前は、国有企業そのものでやる気のなかった大学食堂にも市場原理が導入された。競争原理が働いて、おいしくいものを安く食べられるようになったことはありがたい。ちなみに記事によると、清華の場合、食堂に市場原理が導入されたのが1993年。98年からは大学に一切寄りかからない体制になっている。2002年の売り上げは1億元(約15億円)を突破。10年前の7倍という。....なお、私の人民大でのお昼は、平均からするとちょっとリッチな6元定食がお気に入り。おかず3品+ご飯大盛。*今日の夕食は、北朝鮮大使館の近くにある北朝鮮レストランにて。海鮮鍋にキムチ、ぜんまい、ビビンバ。とてもおいしく頂いた。
2003年01月03日
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中国のお正月は既に終了~!地方によっては年末最後の土日を返上して代わりに1/2-3を休み、5連休にするようなところもあるようだけど、北京は基本的にカレンダー通り。テスト期間中のため、授業はなし。自習。お昼は、中国人学生とランチ。その後、部屋に遊びに行く。4人部屋(学校によっては6人も)。2段ベット2つ。机1つ。狭い。ゆとりはまったくなし。本棚もひとつしかなく、ベッドの中に小さな棚を置いている。勉強は自習室として開放されている教室でするのが一般的。24時間開放。原則全寮制だからそれで問題ない。(1時間以上かけて通学している日本人学生とは勉強量が違うのも納得できるか?)今日の学生は大学一年生だが独学で日本語を勉強。専門には関係ない。日本に興味を持ってくれているのはやはり嬉しい。まずはやはり漫画やゲーム、それにプロレスへの興味だったようだけど。日本についての質問を聞いているうちに、自然と靖国参拝、教科書問題などの話となる。お互い冷静に語りあったつもり。お互いの話に耳を傾けること、これがまず大切だと思う。*先日見に行った映画「英雄」。その後、近くで既にVCDを17元で売っているとの情報あり。12/20に始まったばかりなのに....。いや、でももちろん?!海賊版。しかも、映画館で撮影のため、たまに頭も映るらしい。ちなみに、DVD、VCD化の正式な権利の額は1780万元(1元≒15円)なり。(1/2人民網・日本語版)○http://j.peopledaily.com.cn/2003/01/02/jp20030102_24837.html*中国共産党の機関紙《人民日報》が今日から増ページ。従来の12ページが16ページに(土・日は8ページ)。値段は変わらず。ちなみに1948年創刊当時はわずか4ページ。人民日報は、年々購読部数が減り続けているため、近頃また公的機関などに半強制的に購読させたり、各地方都市にノルマを与えたりしている。
2003年01月02日
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皆様、新年あけましておめでとうございます! 新年好!中国で迎える初めてのお正月。2003年の幕開けは、胡同(横町)の真ん中にあるバーで迎えました。男5人。中国時間12月31日午後11時、まずは日本のお正月。そして1時間後、中国のお正月にあわせて、「乾杯~」。その後、(もう若くもないので街に繰り出すこともなく)一度帰宅。2時ごろ就寝。そして4時起床。シャワーを浴びて4時30分。タクシーを拾って一路、日本料理屋一心へ。万里の長城De初日の出ツアー。参加者50名。6時45分ごろ、長城の中で一番有名なスポット、八達嶺(バーダーリン)着。空はすでに薄っすらと明るい。しかし、事前に用意されているはずのチケットがなく、門の前で待たされる。「あと一歩のところで日の出を迎えてしまうのかぁー」、焦る、焦る。7時15分、チケットを渡されると同時に、急な坂道を駆け上る。雪が残っていて滑る。息は、はぁはぁ。気温は零下10度くらいか。ダウンを着て、マフラー巻いて、帽子を深くかぶり、厚い手袋をしていても、寒いものは寒い。「人間、何度になったら壊死するのでしょうね?」そんな会話も飛び交う。7時30分。一応の観測スポットに到着。手が凍りつきそうになりながら、とりあえずの記念撮影。しかし、太陽はまだ見えてこない。カメラが凍って動かない、空に異常物体発見、周囲でいろいろなことが起こる。本当だったら日の出を見終わってバスに集合するはずだった、7時50分。でも、まだ出てこない太陽。「もう、パァーとあがって欲しいよねー」寒さに震えながらひたすら待つ、待つ。7時57分、「おおぉー」「おおおおぉっー」。うっすらと太陽が見えてきた。やったー、おめでとうーーーー。中国で見る初めての初日の出。感動。本当に綺麗。今年良いことがないわけがない、今年一年への期待が膨らむ。寒さを忘れ、ふきとばされる....それはないけれど(笑)、でもその寒さに十分見あう価値あり。行って良かった。バスに戻って、清酒が振舞われみなで乾杯。続いて、龍頭公寓の体育館をお借りして、もちつき、豚汁、甘酒、紅白観戦(ビデオ)、そして大浴場にサウナ。極めつけは友達と一緒に頂いたおせち料理。うぅー、たまりません。日本にいたときよりも日本的なお正月。ちょっぴり日本が恋しくもなりました。今年も頑張るぞ。...更新が遅くなりました、何度もいらっしゃって頂いた皆様、ありがとうございます。ゲストブックへのたくさんの書き込みもとても嬉しかったです。今年も、細々とではありますが、楽しく生の中国を書き記していけたらなと思っております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。皆様にとって今年が明るく希望に溢れる飛躍の素晴らしい年でありますように!
2003年01月01日
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