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父からのメールがきた。10年ほど前から、仕事の関係で、父は一人で鶴見に住んでいた。土日には実家に戻って来ていたが、ほとんど単身赴任状態だった。そんな折、この病気が発覚し、結局前の仕事を辞め、家に完全に戻ることになった。今日はそんな前の住みかに立ち寄ったらしい。「会社に顔を出し、退職したため、以前住んでいた会社の鶴見の部屋に立ち寄る。6月一杯で引き払う為、暇を見ては整理し、持ち出さねばならない。健康、仕事との兼ね合いを見ながらやって行こう。夜からお決まりの腸トラブル! 便通はほぼ順調だったのに・・・一晩中トイレ通いと痛みの大変な一夜を過ごす。しかし、何事もなく朝を迎えられた」多少痛みはあるらしいが、今は仕方ない。それでも少しずつよくなっているのは確実だ。末期ガンなのに「良くなって」というのは、少しおかしいかもしれないが、事実そうであることは確か。金曜日は抗がん剤投与に入るので、木曜日辺りにでも顔を出してこようと思う。
2006.05.30
昔からだが、私は「死後の世界」というものをいろいろ考えていたときがある。いろいろな書物や、キリストや孔子など先人が遺した「死」の哲学などもある。結局、死んだ人しかいけない世界なのだから、もはやそれを知る人は誰もいない。あいにく、私は哲学にものすごく興味があり、「死」についても自分なりの解釈を持ち続けている。だから「死」というものに対して、何の恐怖感もない…。でもあらためて思ったのは、「死」と「生」のハザマに自分が立ったことがないから、多分恐怖感を感じないのだろう。父のように、今日、明日の大切さを知れるぐらいの大病にかかったら、私も恐怖におびえると思う。どうにかなってしまうのだと思う。父はガン告知当時、生と死のハザマで、何を思っていたのか。その不安を紛らわすために、私には何ができるだろう…。毎日平凡ではあるが、健康で幸せに暮らしている私には、今回の父の病気によって、自分の人生を顧みるいい機会となっている。父は元気です。今週の金曜日の抗がん剤投与まで、ガンガン仕事をしているのでしょう(苦笑)。
2006.05.29
いつも、ひと言ふた言だけの父のメールだが、今日はとても長い。想いのこもったメールだった。「『好事魔多し』というが、その油断大敵が思いもよらぬハプニングに。5時過ぎに通常の便通があった、今週は下剤に頼らず自力で量こそ少なかったが、3,4回便通があった。自力でですよ。今まで無かったことです。よほど今週は体調が如何に良かったか分ります。おそらく自力で何回かの便通で、腸のポリープが炎症を起こしたのでしょう。昼頃には出掛ける予定だったが、様子を見ながら何回かのトイレ通い・・・。痛みは和らぐどころか、益々ひどく、食欲もなく、ムカツキ、だるさは無かったが、投与後の副作用とも変わりなかった。せっかく体調の良い一週間だったのに・・・ 情けない程いやになった。しかし、こんな時でも性格の明るいカミさんが、いつも励ましてくれ、ともすれば、ネガティブ一色の心を明るく明るくしてくれる!!本当にこれには今までどれだけ助かって来たか。女房の有難さ、そして家族の有難さを本当に感じさせられっぱなしです。自分は重病人であるということを良く自覚して、自分から一喜一憂せず、地に着いた療養生活を焦らず、ゆっくりそして、その中で健康を把握しながら、仕事も出来る範囲で頑張る事だと自分自身に戒め、やるしかないです。幸い、29日の朝は殆どポリープの痛みもなく、過ぎ去った嵐の中、しっかりと地に着いた足で立てる自分が、今朝はいました。午前中、大事を取って午後から行動を開始。精神面の弱さは誰もが持っているもの、それを如何にポジティブに変えていくかで、現在、抱えている大半の諸問題は解決されると言われます。大変な事ですが、焦らず、ゆっくり普通にやることですね」とても長いメールだ。もはや私が何を言うこともないくらい、父は自分の今、置かれている状況を分かっていた。少し安心した。病気との闘いはつらいものだが、真剣に父を思っている家族がいることを、どうぞ忘れないで下さい!
2006.05.28
父からのメール5/26「今日、約10ヶ月振りに給料を貰った! この喜びは初月給に等しい。5月分だが、ゴールデンウイークと休暇があり、正味半月も働いていない。いくら月給とはいえ、最初は日給計算が常識だ。しかも身体をいたわりながらのセーブした仕事内容である。それを満額も・・・。カミさんと給料袋を開けびっくりした。これからの期待を含んだものなのか? 有難いことだが、又プレッシャーもかかる。しかし、変にプレッシャーを感じず出来る範囲内での仕事を、そして身体が良くなった時にはちゃんとお返しをしようと感じる。 夜、長男、長女、孫達と夕食を! 孫はシャブシャブが初めてだったのか、とりこになったようだ」5/27「以前の勤務先の社長と、朝会う約束が延期され、取りあえず会社へ。夕方、パソコン教室へ行き、早めにベットへ・・・。明日の日曜日は、恒例の業者仲間の会合がある。本当に今週は投与後、殆ど副作用もなく、得をした感じの一週間だった。細切れだったけれども、結構中身の濃い睡眠時間が取れたようにも思う」父の今週1週間は、非常に有意義なものとなっている。体調を壊したため、月曜日の抗がん剤が打てずに、金曜日に延期となったわけだが、かえって金曜日に打ったほうが、土日と休み、週のスタート、月曜日からはりきって仕事に出かけられるわけである。しかし、とりあえず今は、仕事を中心というよりも、闘病に全力を尽くしてもらいたい。仕事の生きがいがあってこそ…の父の元気さなのだけれども…。難しいところだ。
2006.05.27
今日は金曜日! 娘がめずらしく「今日はババちゃんのところにお泊まりにいきたい」というので、出かけた。実家につくと、まだ父はいない。母に聞くと「仕事に行っている」という。18時頃、疲れた様子で帰ってきた。やはり1日中仕事は疲れるはずだ。その後、兄も遊びに来て、久しぶりに家族5人+娘の6人で「しゃぶしゃぶパーティ」!いろいろ父と話しながら楽しく過ごせた。兄は23時頃に帰宅。私と娘はお風呂に入り、久々に実家に泊まった。夜中、あまり父は眠れないようだ。何度もトイレにいく音が聞こえた。今回、副作用はなかったものの、腸のご機嫌はやはり悪い。便秘気味なので、苦しいだろう。次の日、起きるとすでに父はいない。午前中少しだけ職場に行ったようだ。一生懸命生き過ぎている感があった。
2006.05.26
こんにちは!いつも、私のブログを見ていただき、ありがとうございます。先日、私のように、父親がガンに侵されている方からコメントをいただきました。家族の中で、やはりガン患者がいるということは、まわりにいる人たちにも大きな影響を与えます。いろいろな民間療法をネットで探したり、患者さん本人を激励したり、いつも気を使いながら見守っていたり。本人も大変でしょうが、同じくらい、家族も大変な思いをしているのが分かります。病になったとき、一番頼りになるのは、やはり血のつながった家族、もしくは伴侶です。日に日に不安になっている患者さん本人を叱咤激励するのも私たちの役割です。私は父がガンに侵されたことで、今まで以上に家族の大切さを知り、この深い絆をつくづく感じています。父に感謝したくらいです。ここで、家族が一丸となって、ガン完治という一つの目標を持てたのはすごく心強いことだと思っています。今、家族や身内の中でガン患者を持っている人。気を強く持って、「絶対打ち勝つんだ」という気持ちをあなた自身がまず、持ってください!お互い、いい民間療法などがあったら情報交換などもできたらと考えます。一緒に頑張りましょう! ガンに打ち勝ちましょう。
2006.05.25
父からのメール「昨夜は遅くまで雨と雷が続く。2ヶ月振りに散髪に!さっぱりした。夜は風呂にも入った。投与一週間後、これからが一番体調の良い時で、仕事が乗ってくる時です。気候も良いので頑張れます。ずっと不眠症が続いていたが、久々に4時間ほど熟睡でき、朝はすっきりでした。仕事以外では、どうしても余計な事が頭をかすめ、精神的なもろさがでてしまいます。考えまいと極力努めてはいるんですが・・・中々、難しいです。しかし、一生の付き合いです。色々やっていくうちに精神面でも強くなっていくでしょう!」父の心情は痛いほど分かる。寿命を宣告された人間が、そんな強く生きられるはずがない。でも私から見た父は、とてもしっかりしている。強いと思う。生と死のはざまで、薬を頼りに生きている人間とは思えない。今の父は、薬なしで、気力でなんとか乗り越えられるほどの「生きていく強さ」がある。人間って果てしない可能性を秘めた生き物。生きることをあきらめればそこで人生は終わる。父の「生きたい」「もっと生きたい」そういう気持ちが、細胞一つ一つにも働いているのではないか?
2006.05.24
父からのメール…最近はこまめに状況をメールしてくれる。ありがたいことだ。自分の病状を同じ病に臥せている人への励ましとして、公開したいらしい。 「朝早くからトイレ通いが続く、だが便通はなし! 体調が悪い中会社へ、そして1軒営業へ早めに切り上げ、パソコン教室へ。帰宅後すぐ休む、遅めの夕食取る。これだけの病を背負ってるんだ! 常に健康体ということはあり得ないのは分っているが、闘いはついて回る自分があることを認識せねば精神的に参ってしまう。」自分の体調の変化をまざまざと感じているようだ。でも、もっと自分の体で起こっている事を知って、うまく立ち回って欲しいと思う。
2006.05.23
父からのメール「午後から仕事へ、こんなに楽な副作用であっても、必ずついてまわる腸のトラブル!朝きちっと便通があったのに仕事先で体調は芳しくない。腸の痛みがついて回る、この痛みも副作用のワンセットのひとつでどうすることも出来ない!帰宅後ベッドで休む。11時頃、体力を考えて食事を取る。」副作用は少なかったものの、やはり一番ひどい「腸」の痛みは続くようだ。それでも仕事に出ている父、本当に大丈夫なの? 娘としては家でゆっくりとして欲しいものだが、本人にしてみれば、それで「生きがい」を見つけられるのだろう。どちらがいいかは、やはり父本人が決めるべき。父も今回のことで、健康の大切さは充分に分かっている。自分で「調子が悪い」と思ったら、休むだろう。まだまだこれから続く長い闘病…精神的な面での力が必要になってくる。「生きがい」を持っている父はもしかしたら、私が思っているより強いのかもしれない。
2006.05.22
今回の父の抗がん剤副作用は、まったくと言っていいくらいなかった。投与当日に御飯が食べられるほどなので、相当体調もよかったのだろう。まだ投与から2日しか経っていないのに、今日はすでに出勤中!あまり無理はしないで欲しいけれど、元気に仕事に出ている父を想像すると嬉しくなる。この元気はどこから来るのだろう。いろいろと末期ガン患者のブログや書物を読むけれど、こんな普通に暮らしていますよ!というようなものは一切なかった。みんな、病床に伏せ、抗がん剤との闘い…。どんなに父は恵まれているのだろう。この夏を越えたら、3カ月の余命宣告から1年。医者のいう事が本当だったら、去年の12月に父はすでに亡くなっている。それから半年も元気で生きているという現実がここにあり、これは医学的にも、いまだ解明できていない。父の免疫の強さ、体力の強さ、精神力の強さ、すべてが一丸となってガンと闘っているのだろう。多分、今の父を見ていると、軽く寿命まで生きながらえてくれるとさえ思えてくる。
2006.05.21
父からのメール5/19「18日振りの抗がん剤投与。驚くなかれ投与後、ムカツキ、だるさはいつものとうり帰宅後しばらく休む。なんとお腹が空きうどんを食べる。こんな事始めてだ!精神面でもしっかりしている!どうしたんだろう?おもえば出掛ける前にかなりの便通があった、いつもは極度の便秘状態で投与を受けていた、だから腸の痛みとダブルの苦しさがあった。肝臓、肺臓の痛みはいつもないが腸のポリープの痛みははっきりでる。投与の朝は必ず排便していこう、こんなに楽で辛くないとは知らなかった!夜中には夜食まで食べれるとは・・・驚いた!」メールを見ても分かるように、今回は便通が良かったためか、副作用はほとんどといっていいほどなかったようだ。打った当日に普通に御飯が食べられるなんて、こんなのは初めて!5/20「夜中、何回かのトイレ通いはあったが楽な朝を迎えた!点滴も順調に入ってる。大事を取って終日休む。心身共に投与中の2日目にはとても思えない。」父自身がびっくりしているようだ。何はともあれ、副作用がないということほど嬉しいことはない。もしかしたら、ますます体調が良くなっている?
2006.05.20
昨日の父からのメール「梅雨のような天気だ。延期になっていた抗がん剤投与を明日に控え、恒例の便秘が始まった!便通がないと投与の後副作用とダブルの苦しみが襲う、何とか明日の朝までにあって欲しい!出掛ける予定だったが中止になり事務整理で過ごす。夕方パソコン教室で2時間受ける。さすが2時間はしんどい!夜、孫が来て一緒に夕食を取る。母親の長女は粉粒と言って脂肪が固まり炎症を起こしかなりの痛さである。大きくなってくると切開しないだめである。私も若い頃、脂性でしょっちゅうできていたものだ。又これが場所によっては、痛さは半端ではない!早速、明日朝病院へ行って切開してもらったほうがいい。 お大事に!」昨日は夜御飯もつくれないほどの激痛で、娘を実家に託した。今朝、病院に行ってきたが、いきなり患部に注射され、膿を搾り出す…。お産以来の激痛だった。まだまだできっていないので、明日も通院(涙)。父と言えば、今日抗がん剤を受けに言ったそうだ。さきほど母が「どくだみ」を摘んできてくれたときに聞いた。よかったよかった。
2006.05.19
この前、便秘になってから数時間と経っていないのに(汗)、また新たな病気が勃発!恥ずかしいのであまりいいたくないが、足の付け根にでっかい「おでき」が出来た(涙)。体調を壊していた時に、日に日に大きくなっているのは分かったが、とりあえず、便秘が治ってから…ということで後回しにしてたら、ひどいことに。まず、座れない! 歩けない! 立てない! の三拍子!最悪です、コレ。ということで、1日中横になるしかなく、明日さっそく病院を予約した。普通の生活が送れないのは、かなりきつい。仕事も手につかないので、かなりたまってきてしまった。明日何とかしてもらわないと。でもでも、また書いてしまうが、父の苦しみはこんなものではない。命にかかわることだから…。こんなことで「ヒーヒー」言ってたら恥ずかしいよ、と自分に言い聞かせている。
2006.05.18
父からのメール「投与延期のため薬が切れ病院へ行く。その足で会社へ。若い社員の活気ある働く姿に何故か心が落ち着いた!腸の痛みもイマイチだ、早めに切り上げ帰途へ。焦らず、ゆっくり、明日も頑張ろう!」外出できるほどなので、なんとか体調は持っている様子。仕事がやはり気になるのか、会社によったそうだが、社員たちの姿を見て、自分も早くバリバリ仕事がしたいと思っただろう。でも、焦らず、焦らず、じっくりと完全に治してからでも遅くはないのだ!
2006.05.17
結局、月曜日は抗がん剤が打てなかった。以下父からのメール。5/15「早朝より腹痛!いつもの腸の痛みと違う。便通もなく、ただただ痛い!ぎりぎりまで待ったが動けず、やむ得ず投与を19日に延期してもらう。終日トイレ通い、食欲もなく、便通もない!夕方下剤を飲む。1晩中トイレ通い。明け方やっと便通あり、何回も何回も!しばらくして痛みもやわらぎ、寝不足のためか昼頃まで眠る」5/16「大事を取って休む。2日間、かなりの体力消耗!2キロ減。少しづつだが食欲もでだした。夕方買い物がてら散歩する。久々にうまい夕食を取る。正しく照る日、曇る日!最近は体調が良い時は健康人と思いこみ、一旦崩れると落ち込みがひどい!この落差が相当精神的に苦痛を与えてる」何とか金曜日に打つことができればいいのだが。
2006.05.16
今日、父は20回目の抗がん剤を投与中。普通、数回で何かしらの体の症状が現れ、副作用に苦しみ、断念する人も多い中、父はこれが、さも習慣のように、至って冷静に受ける事ができている。ありがたいことだ。抗がん剤を受けたくても、受けられない患者さんはいくらでもいるはずなのに…。もう父の体は抗がん剤でいっぱいのはずだ。それでも普通に暮らしているのだから、相当体力があるに違いない。今日は実家にも連絡をしていない。月曜日はとにかく外部をシャットアウトして、静養して欲しいからだ。あと1日!頑張れお父さん!
2006.05.15
昔から大病を知らず、いつものうのうと暮らしていた私。でも、ゴールデンウィーク明けから体に異変が…。といっても、大したことはない。便秘の最もひどいものだ。便秘とは高校生時代からのつきあいなので「たかが便秘」と鼻で笑っていたのが災いの元。何しろ、ゴールデンウィークに入ったあたりから便通がない!!!これは新記録だ! さて、2週間以上、便秘が続いた人間は、さてどうなるか? それを経験してしまった私…。やはり、腸は長い!といっても限界がある! 腸の中にはいっぱいの「●●●」。そうなると、胃も消化したものをどこに運んでいいか困るらしく、胃に入ったものはすべて上から出た(汚くてごめんなさい)。おなかはプクプクになり、もちろん食欲もない。おまけに風邪の症状も出てきて最悪!ひどい日は、布団から起きる事ができなかった(汗)。娘の朝の準備や朝食などは、すべて主人がやってくれた。少し起き上がれると思うと、吐き気。生きた心地がしなかった。でも、父の苦しみはこんなもんじゃないんだろう。たかが「便秘」の私でさえ、健康の大切さをいろいろ考えたし、「普通にお使いに行って、普通に御飯を食べたいな」なんて思った。父の病気の苦しみは、身体共にそれ以上をいっている。とても私には我慢できないだろう。今、少し体調が戻ってきた頃気付く…「鯉エキスを飲めば一発で治ったのに…」…と。
2006.05.14
来週の抗がん剤投与までの、つかの間の「楽しい週末」…といいたいところだが、父の会社は日曜祝日のみの休み。土曜日も仕事だ。まあ、今週は体調がいいので、はりきっているそうだが…。父の仕事は簡単に言うと「営業」。営業はいろいろな業種の中でも、合う人と合わない人がいる。父は昔から人に会うのも苦ではなく、営業もなんなりとこなしてきたので、心配はないのだが、やはり人間関係…。人と会うだけでも人間はストレスを感じるというから、そのストレスを内にためずに、どこかで発散をしなければいけない。今の父のストレス発散法は「家でくつろぐこと」なのではないか? 父用につくった部屋で、好きなテレビ番組を見ながら、好きなことをして過ごす。何とか、ストレスをためないようにしないと、体にも悪い。私たち家族は、そんな父をいい意味で「チェック」していかなければならない。例えば、闘病よりも仕事の方にのめりこんでいないか? 営業から帰ってきた父は疲れすぎていないか? もっとも、そんなことは父自身が分かっているはずだが、この病気だって、父の「我慢」から始まったものだ。そんなこんなで、私たちはいつも、どこからでも父を見張っていなければいけない(苦笑)。もっとも、私は離れて暮らしているので、間接的にしか父の状況を聞くことしかできないが、もし、「やりすぎだ」と思ったらとっさに飛んでいく。明日はせっかくの休みだから、ゆっくりと静養して欲しい。
2006.05.13
今日はまだ金曜日だが、週末に予定が入ってしまっているため、今日、急遽実家へ行った。「母の日」だ。私にとって母の日は誕生日よりも大切に思っている日。日ごろの感謝を込めたプレゼントを包んで出かけた。もちろん父もその場にいた。とても元気だ。母の喜ぶ様子を見て、微笑んでいた。私がおみやで買って来た「やきとり」を「うまいうまい」と言って頬張っていた。来週の月曜日はトータル20回目となる、抗がん剤投与の日。しばらく父に会えないので、いろいろ雑談をしてきた。今日の話題は、野球の中継を見ながら(ベイスターズVS日本ハム)のいつものおしゃべり!!! 父と私はこの話になるとすごく盛り上がる。とても楽しい時を過ごせた。来週の副作用が少なくてすみますように!
2006.05.12
父からのメール。「朝から小雨交じり、湿気も多く汗をかく。午前中一軒回り、帰社して打ち合せ。足慣らしのような仕事だが一日、一日焦らず、ゆっくりあくまでも健康第一だ。夕方パソコン教室へ。」新しい仕事を始めた父。今週は初出社などがあり、精神的にも疲れている様子。闘病時期なのであまり無理しないようには言ってあるが、どうしても仕事場に行ってしまえば、頑張ってやってしまうタイプなので、そこら辺の調節をうまくできるようになって欲しい。先方の社長も父のことをすべて分かった上で、採用をしてくれているので、父が無理する事もないのだが、父としては、せっかく採用してもらったので、出来るだけ頑張りたいという気持ちがあるらしい。まあ、自分の体調のことは自分でしか分からないので、その辺は父に任せるしかない。とにかく、今は、闘病と仕事のバランスをうまくとって欲しいと願う。
2006.05.11
父から、いかにも元気の良さそうなメールが到着した。 「今日は出社、打ち合せのため厚木へ。春風に乗って東名高速道路を突っ走る!気分は最高だ。時折、雲におわれた富士山を眺めるが、もう言葉にならない。又、仕事をしてると余計なことも考えない。気分乗りついでに夕方、パソコン教室に行く。」生きている幸せを充分に味わっている様子だ。体調がいいと、凄く前向きになる。それが父のいいところだと思う。来週、また抗がん剤を打つまでは、体調とにらめっこをしながら存分にいろいろ挑戦してみて欲しい。
2006.05.10
昨日の父の誕生日に出てきた話だが、今週の抗がん剤はそんなに副作用もなく、安定していたものの、腸が痛くなり、死に物狂いで我慢したそう。多分、抗がん剤が腸に効いてきた証拠だろう。おかげで便秘に次ぐ便秘。そんな折、毎日の習慣「鯉エキス」を飲もうとしたら、初めて「吐いてしまった」という。今まで鯉エキスのにおいを特に気にせずに飲めていたのに、この日だけは吐いてしまった。かなり体調が悪かったのだろう。そこで父は、ここで2日ばかし「鯉エキス」を飲むのを止めた。すると、みるみるうちに食欲がなくなり、気力も低下していったという。父も焦ったのだろう。医者からは「2週間食欲がなくなったら危険です」と言われていたからだ。そこで、祈る気持ちで鯉エキスに再度トライ。「凄い!」「本当に凄い!」父は絶賛していた。鯉エキスを飲んだ途端、食欲がわき、みるみる顔色も良くなり、仕事にもいけるようになったのだから…。鯉エキスをすすめた私でさえも驚いた。父の体に鯉エキスはうまく合致したのだろう。今日も元気に仕事に行っているという。本当にうれしい。すべてがうまくいっていて。
2006.05.09
今日は62回目の父の誕生日だ。正直言って、この日を迎えられるのかどうか、家族共々不安だった。本人もそう思っていたそうだ。もちろん、夕方に実家へ足を運び、お祝いをした。兄夫婦も後で駆けつけてくれ、父に真っ赤なボーダーのポロシャツをプレゼント。その場で開けるや否や、そのまま着てしまった父は、さぞうれしかったのだろう。多分、今まで生きてきた中で一番嬉しい誕生日だったのではないかな。来年の誕生日は、もっと今よりも元気な体で祝いたい。それにしても、こんなにも家族に愛をもらっている父がうらやましい。
2006.05.08
父のあせっている様子は、手に取るように分かる…。一家の主であるから、仕事も気になるのは分かるが、今はガンと闘わなければいけない身…。それなのに、明日は仕事に行くと言う…。自分の誕生日くらいゆっくりしてればいいのに…。でも、仕事をしなければ、収入もなくなる。もちろん毎月2回の抗がん剤も打てなくなる。とても矛盾しているが、今は仕事どころじゃないはずだ。ガン保険には入っているが、それでうまく収まるはずなんてない! だからといって、母が仕事をするというわけにもいかない。う~む。闘病生活は、経済的にも打撃を受ける。仕事は、月に2週間程度に抑えているが、「2週間行ったから、今月はおしまい」ってな感じでもないし…。とにかく、この問題は深刻だ。明日は父の誕生日。夕方には仕事から帰るというので、私もお祝いに行ってこようと思う。兄も来るらしいので、家族で何らかの話ができればと思っている。
2006.05.07
連日の腸の痛みとの闘いも、ピークは過ぎたようだ。痛みは少なくなって、食欲が出てきているそうだ。以下、父のメール。「短時間ながらの睡眠時間の繰り返し後、空腹のため目が覚め、いつもながら、かみさんが用意してる夜食を取りにキッチンへ。多少の痛みはあったが、食べ物をほうばるうまかった! 今夜ゆっくり眠れるだろう!」一時はどうなるかと思ったが、また持ち直した。ホッ!
2006.05.06
父から久しぶりのメールが来た。副作用は少なかったものの、腸のポリープが痛み、便秘が続いていたそうだ。「間隔こそ空くようになったが、トイレ通いは続く、午後には待ちに待った大量の排便が!痛みをこらえ何度もトイレへ! それ以後僅かの量だが便通は続いた。かなりの体力消耗に何本も鯉エキスを・・・。連日の睡眠不足のためか、ウトウトながらも眠りへ。」腸が痛み、便秘気味だった父は、食事もろくに取れない日が続いていた。こんなときこそ「鯉エキス」で体力をつけなくてはいけない。いつもより多くの鯉エキスを摂取していた。今回の抗がん剤は、一番悪い「腸」に効いたのだろうか? 痛み=薬が効いている ということであるなら多少は安心なのだが…。
2006.05.05
父はあまりにも体調が悪いのか、ここのところメールをくれなくなってる。代わりに母や妹が状況を教えてくれるのだが、今日は妹からメールが。何でも、かなり苦しんでいるらしい。副作用はなかったものの、腸が激痛で、部屋でもがいているそうだ。とても心配だが、医師に言わせると「問題ない」という。問題ないと言われても、最初は「末期がんで余命3ヶ月」を言われた身だ。油断は禁物。抗がん剤を打っていながら、腸が痛むというのも納得がいかない。母もあわてて鯉エキスを追加発注。なんとかこの山を越えて欲しい。
2006.05.04
今回の抗がん剤では、いつもの朦朧とした副作用はまったくなかったらしい。しかし、その分、腸の痛みが酷く、苦しんでいたそうだ。一体、父の体がどうなっているのか、詳細を知りたい!知りたい!知りたい!なぜ、ガンが小さくなっているのに、腸の痛みが酷くなるのか。まったく矛盾だらけ。でも、私が病院にいくと、医者に何を言うか分からないからストップされてる(汗)。よくなったり、悪くなったり、この繰り返しばかりで、先が見えない。まだまだ不安はあるけれど、地道にやっていくしかないのかな。
2006.05.03
昨日の抗がん剤投与のときに、前回の検査の結果が出た。1週間前の検査では、ガン細胞が小さくなっているという医師の話を聞いたが、果たして、3週間のブランクがあいてしまった父の体はどう変わってしまったのだろう…。検査結果を聞くのが少し怖かったが、母に聞いたところ「変わりはなく、順調」とのこと。抗がん剤が切れて、1週間経ったけれども、特にガン細胞が大きくなったりはしていないとのこと。この勢いで、抗がん剤+鯉エキスを続け、ガン細胞を完璧に抹消させることはできるのだろうか? そこまでは無理だとしても、とにかく、ガンが父の寿命まで再発することがないぐらいまではもっていきたい。今は薬に頼るしかないのか?
2006.05.02
3週間のブランクがあいてしまった抗がん剤投与だが、今日、投与口の状況も良かったということで、久しぶりの抗がん剤を打てることができた。副作用の辛さは代わっていないが、この薬を打てる喜びが湧いている。やはり、今、父には一番必要な薬だから。母からのメールでは、特に副作用も強くないらしく、ベットで安静にしているという。よかった。よかった。48時間の投与中は、動き回らず、ずっとベットに横になっていて!と釘をさしている。前回のように、動きまわってしまい、針が折れ、薬がもれてしまっては大変だ。しかし、この辺は、父も十分に注意している。前回の苦しさをもう味わいたくはないのだろう。ゴールデンウィークで天気もいいが、今しばらくは我慢だ。
2006.05.01
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