2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
全31件 (31件中 1-31件目)
1
現在活躍中の外国人作家の中で、1番好きな人といえば、スティーブン・キング!!アメリカの作家です。キングの作品は、それはもう、たくさん映画化されています。今、ぱっと思い出せるだけでも、『キャリー』『デッドゾーン』『スタンド・バイ・ミー』『クージョ』『シャイニング』『グリーンマイル』『IT』『ショウシャンクの空に』などなど。映画の方は全部好きというわけじゃないのですが、小説の方はどれも好きです。以前、吉本ばななが、キングの小説について、「主人公がどんな目にあっても決して諦めない所が好きだ」と発言していました。同感です。人間の勇気や強さを書いてくれる人なのです、キングという作家は。私が特に気に入っている作品は二つあります。一つは映画『ショウシャンクの空に』の原作『刑務所のリタ・ヘイワース』です。この作品は映画を先に見ました。映画で大感動しただけに小説の方はそんなでもないかもしれないなー、と思いながら読んだわけなんですが、(やっぱ、ストーリーを知ってるだけに・・・)ところがところが、素晴らしかったんですよ、これが!!『ショウシャンクの空に』のラスト、私は静かに泣きました。海と空の映像を見てたら自然に涙があふれてきたんです。大泣きでした。だけど、自分でも、自分がどうして泣いているのかわからなかったんです。どうして泣いてるのかわからずに泣いたことなんて初めてのことでした。その答がね、小説を読んで、わかった気がしました。もう一つが『IT』60年代だか70年代だかのアメリカの田舎町を舞台に、少年たちのひと夏を描いた『スタンド・バイ・ミー』と、ちょっと雰囲気の似た小説です。どちらも現在と過去が交差するお話なのですが、『スタンド・バイ・ミー』が少年時代を主にしているのに対し、『IT』の方は、どちらかというと現代が中心で、そこから遠い昔の少年時代をたどるような形になっています。あと、化け物が出てきます・・・(笑)ちなみに文庫本にして4冊という長さ。長編大好きの私にとっては、そのへんも魅力。スティーブン・キング。その作品量の多さも、すごいなーと思います。その点、まさにキング(王)って感じです。きっと人間離れした体力、知力を持った人なんだろうなー。それと、キング作品は作品同士でリンクしあってる所も面白い所です。一つの架空世界になっちゃってるんですね。ある小説の主人公が別の小説の中で噂話のタネになってたりするんです。私は、前にも書きましたが、この手の、作品同士をリンクさせて一つの架空世界を構築しているようなタイプの作家が、とても好きなんです。というわけで、10月特別企画、人名タイトルシリーズも今日でおしまいです。マリリン・モンロー、エルスケン、ノーマン・ロックウェル、萩尾望都、岩館真理子、浦沢直樹、斉藤由貴、奈良美智、他にもたくさんの書きたい人がいたのですが、近くに資料がなかったりなんかして、(別に資料的な内容じゃないんですけど、 やっぱり間違った情報を書くわけには行かないので)結局、書けなかったことが残念といえば残念。でも、まあ、これでようやく規制から解放されるぜー!という気分の方が大きいかな?(笑) 今日の一曲『タイムマシンにおねがい』サディスティックミカバンド
2003年10月31日
コメント(4)
ご存知でしょうか、サンリオのパティ&ジミーというキャラクター。男の子と女の子の双子です。何年か前に、生まれ変わって再び登場していたみたいなんですが。みつあみの女の子が、パティちゃん。隣のくしゃくしゃ頭の坊主がジミーだったんですけど。私が好きだったのは、パティちゃんの方。二人とも、オーバーオールを着てました。ちなみに顔はキティちゃんみたいでした。キティちゃんがカツラかぶったらパティちゃん!?って気もします。私は子どもの頃、そのパティちゃんが大好きで、キャラクターグッズを集めていました。人気があったのは、キティちゃん。今と同じく私が子どもの頃もサンリオの稼ぎ頭はキティちゃん。あ、キキララっていうのもいたんだっけ。髪がピンクと青の双子。本当の名前はリトルツインクルスター・・・たぶん。宇宙から来た双子・・・たぶん。そういや、私が小学生の頃、このキキララが、キティちゃんを抜いて人気ナンバー1の座にいた時期がありました。今思えば、パティ&ジミーの人気急落から、作り出されたキャラクターだったのかも。だって、やっぱり、顔同じだったし。双子だったし。顔はほとんど同じで、人か猫かの違いくらいしかない、キティちゃんとパティ&ジミー、およびキキララ。にもかかわらず、何故、私はパティちゃんを好きだったのかといえば、第一に、パティちゃん好きの人が周囲にいなかったから。そして第二に、パティ&ジミーグッズって、カジュアルなチェック柄、またはジーンズにカラフルな色をあしらった感じで、可愛いものは好きだけどあんまり女の子くさいのはイヤだな、という自分の好みにぴったりだったからなのでした。ちなみにキティちゃんは、赤、白。キキララはパステルカラー。小学生の頃、本屋の次にサンリオのお店が好きでした。「いちご新聞」もたまに買ってました。オマケに小さいマスコットがついて来たんですよ。パティちゃんのマスコット目当てに買ってました。サンリオから出ていた「リリカ」という漫画雑誌もたまに買ってました。パティちゃんは、そこには出てなかったけど。淡い雰囲気の漫画雑誌で、すごく好きだったのだけど、高かったような記憶が・・・。今もし古本屋で見かけたらぜひとも読んでみたいです「リリカ」手塚治虫のユニコが連載されていたんですよ、確か。今でも私、可愛いものが大好きです。キャラクターグッズにも弱いです。ちなみに、現在、QOOお宝あげるよキャンペーン、ラストスパートで、必死でQOOマークを集めているところです。 今日の一曲『グーニーズ・アー・グッドイナフ』シンディ・ローパー この曲が好きで、 この曲がバックに流れるファミコンのゲームにも、 夢中だったことを、今、急に、思い出しました。
2003年10月30日
コメント(2)
高校に入ったばかりの頃、付き合っていた彼が、自分のお気に入り曲を集めたカセットテープをくれた。A面が日本人アーティスト、B面が外国人アーティスト。A面の最後に入っていた曲が『クリスマス・イブ』彼はどちらかというと洋楽(それも少し古めの)が好きだったのだけど、邦楽で1番好きなのがこの曲なんだよと言っていた。『クリスマス・イブ』は今ではとても有名な曲だけど、その頃はまだそうでもなかった。一応、シングルで発売されてはいたけれど、まだ映画の主題歌にもCMにも使われてもいなかったし。そして、その頃の私は、まだ山下達郎に興味がなかったので、この曲をちゃんと聴いたことがなかった。彼がくれたカセットテープで、はじめてちゃんと聴いて、「私もこの曲、すごく好きだなー」と思った。純粋に曲を好きになったのか、好きな人が好きだと言ったから好きになったのか、今となってはよくわからないのだけれど。これが私が山下達郎に好きになったきっかけ。私は音楽大好きの彼に影響されて、それ以前よりも、音楽を聴くことがもっともっと大好きになった。純粋に音楽を大好きになったのか、大好きな彼が音楽を大好きだったから大好きになったのか、今となってはよくわからないのだけど(笑)付き合いだしてしばらくたった頃には、二人そろって音楽大好き高校生。話題の半分以上が音楽の話題だったような気がする。お互いが自分の好きなアーティストを強くオススメしあったりして、気がついたら、二人ともがそのアーティストを好きになってたりなんてことも、結構よくあった。彼によって私は山下達郎を、彼は私によってサザンの魅力に気づく、なんてふうに。そうそう、外国の曲のほとんどは、彼に教えてもらった。彼の部屋に遊びに行った時に聴かせてもらったりした。山下達郎を聴いていると、決まって、なんとなく彼のことを思い出してしまう。好きになったきっかけが、彼だから。そうして、「音楽の話ばかりしてた自分たち」を思い出す。本当に、楽しかった。もしかして、彼と付き合っていなかったなら、自分も、自分のまわりの友人たちの多くのように、大人になるにつれて、音楽をそんなに聴かない人になっていたかもしれない、って気がしないでもない。彼もやっぱり、大人になった今も、音楽大好きの毎日を過ごしているのかな?今日はその彼の誕生日。 遠くから、お誕生日おめでとう。 今日の一曲『僕の中の少年』 山下達郎 ハッピーハッピーグリーティングは、 自分の誕生日の時に使っちゃったので、この曲を。
2003年10月29日
コメント(1)
十代の頃にとても好きだった詩人です。角川文庫の写真&詩のシリーズを集めていました。『これもすべて同じ一日』『わかりやすい恋』『GO GO HEAVENの勇気』『Balance』『あの空は夏の中』『このワガママな僕たちを』などなど。セピア色の写真もとても好きだったし、もちろん、詩や詩的な文章も大好きだったし。だけど1番、大好きだったのは、やたら短い詩。こういうの、正確にはなんと呼ぶんでしょうね。五七五でもないんですよ。心の断片を切り取ったような、言いっぱなしの短い言葉。今、ぱっと思い出せたものを一つ。 うれしい時に、泣いて、 悲しい時に、笑うような人でしたこういう感じのものなんですけど。言いっぱなしで、短いからこそ、心に刻まれる、というか。とにかく、これらの、キャッチフレーズみたいな言葉たちが特に気に入ってました。点の入れ方、漢字の使い方が独特でした。嬉しいじゃなくて、うれしい。他の詩では嬉しいを使うこともあるんです。逆に、悲しいが、かなしいになってたり、カタカナになっていたりもするし。つまり、嬉しい、うれしい、ウレシイは、読みは一緒だけれど、意味的には微妙に違うからなんですけど。点もそう。改行もなんですが、これらにも意味があって。溜息だとか、少しの戸惑いだとか、せつなさだとかの、心模様を、言葉を使わずに漂わせているのです。また、銀色夏生の詩というのは、国語的な制約や技法を無視した詩です。ぶち壊す、という感じではなくて、無視。制約や技法(リズムも含む)なんてものから自由に、心の風景をそのままあらわすということを大切にしている、という感じの詩なわけです。つまり、ひたすらに感覚的。少女漫画のモノローグのような。小さい頃から少女漫画に親しんで育って来たような世代にとっては、銀色夏生の紡ぐ「言葉」というのは、すんなりとなじむものであり、それだけに、既成の名詩と呼ばれるようなものよりもずっと、ストレートに胸に響いて来たというわけです。今では銀色夏生的な手法の人も珍しくないのかもしれないですが、当時としては、かなり画期的だったと思います。もちろん銀色夏生は、手法うんぬん以前に、言葉のセンス自体がとても魅力的だったわけなんですが。あの頃、少女漫画世代の十代の女の子たちが、読んでピンと来るような詩というと、一部のアーティストの歌詞か、銀色夏生のものくらいだったんじゃないかな?と思います。歌詞といえば、銀色夏生は、作詞家としても活躍していました。というより、もともとは、そちらの方が本職だったようです。とてもキラキラした歌詞もあれば、「なんか普通っぽいな」って感じの歌詞もありました。歌詞というのは技法などを無視するというわけには行かないものだし、提供する相手によって、銀色夏生カラーを出せない場合もあったでしょうから、まあ、しょうがないだろうなあと思います。最近は作詞家としての活動をしていないようですが、銀色夏生という人は、歌詞よりも詩という場においての方が、魅力を発揮できるタイプの人のような気がしていたので、私としては、そんなに残念な感じはしていません。今も時々、銀色夏生の詩集を開きます。今も彼女の紡ぐ言葉たちが大好きです。 今日の一曲『サーチライト』 小泉今日子 銀色夏生作詞作曲。とても可愛らしい歌。 ひたすらに感覚的な銀色夏生の詩は、 もしかすると、 詩というものを、感覚的に受け取る人でなくては、 しっくり来ないものなのかもしれません。 なお、 「うれしい時に、泣いて、 悲しい時に、笑うような人でした」は、 詩集『Balance』からの引用です。
2003年10月28日
コメント(0)
10月特別企画、人名タイトルシリーズもあとわずか。本日は、藤井郁弥。やけっぱちです、私(笑)10代の頃、1番好きな男性芸能人でした。チェッカーズです、チェッカーズ。当時、社会現象か?ってくらいの一大ブームで、あまのじゃくな私としてはその流れに乗りたくなくて、しばらくの間は抵抗していたのですが、抵抗なんか無理でした。だって、当時の私にとって、彼は、何から何まで好きなタイプだったんですもん。何から何まで好きなタイプの人が、連日テレビに出てるわけですよ。抵抗できるわけがありません。立居振舞い、ちょっとした仕草まで、かっこいいなあ・・・と思ってました。見てるだけでうっとり、歌聴けば更にうっとりですよ。もちろん、キャラクター的、ファッション的にも大好きでしたしね。余談ですが、その頃、私、まわりの人たちから、郁弥に顔が似てると言われてました。ベリーショートにしてた時なんかは、付き合っていた彼にまで、「ココナツって郁弥に似てるよなあ・・・羨ましいよ」とか言われてたくらいです。いくらファンでも別に嬉しくなかったです。郁弥、男だし。羨ましがられても困るんですけどって感じでした。ちなみに今はそんなに似てないです。化粧してるしー(笑)・・・ほんと余談ですね、この話。大好き!の嵐が過ぎた今も、やっぱり、彼の歌声は魅力的だなあと思います。個性的な声だとも思うし。ソロになってから、世間的なイメージとしては、そんなにパッとしない感じかもしれないですが、『TRUE LOVE』『わらの犬』『アナザーオリオン』と、良い歌を歌ってくれてます。『TRUE LOVE』は大ヒットしてますしね。私としては、この曲と、ウルフルズの『バンザイ』は、カラオケでぜひとも、好きな人に、私のために(笑)歌ってもらいたい曲です。とにもかくにも、これからも頑張って欲しいです。藤井郁弥。今はあの頃ほど強く「大好き」ではないけれど、彼ほど、何から何まで好きだと感じた芸能人は、他にいなかったし、これからもいないだろうなーと思います。いやあ、ほんと、過去に思いっきり夢中だった人のことを書くのは、なんとなく恥ずかしいものですね。注・現在、藤井郁弥は、藤井フミヤと、 名前部分を漢字ではなくカタカナにしています。 だけど私は漢字の方がかっこよいと思っているので、 あえて漢字の方で書いちゃいました。 今日の一曲『ティーンネイジ・ドリーマー』 チェッカーズ この曲を知っている人にしかわからないと思うのですが、 今日の日記とちょっとだけリンクしている歌詞なのでした。 ま、タイトルからして、合うでしょ?でしょ?
2003年10月27日
コメント(3)
出会いは小学生の時。『守ってあげたい』という曲。優しい感じのメロディと歌詞がとても気に入ったのでした。次に聴いたのが『ダンデライオン 遅咲きのたんぽぽ』これがまた優しい感じの曲で。この2曲で私はユーミンファンになっちゃいました。今でも、この2曲は、特に好きな曲だったりします。他の曲を聴いてみたい、と思っても、なにぶん小学生。お金がないわけで。なのでユーミンのラジオ番組を聴いては、せっせとカセットテープに歌を録音してました。FMの「サウンドアドベンチャー」という番組です。最初にユーミンの話す声を聞いた時は、ちょっとショックでした。こんな太くて低い声なの!?と思って。別に変な声ってわけじゃないのだけど歌声と全然違ったものだから。ユーミンのアルバムを買ったのって、実は高校を卒業してからだったりします。それまではひたすらエアチェックで、ほぼすべての曲(アルバム曲も含む)を手に入れていました。自分の熱意をすごいと思います(笑)もっともこれはユーミンに限ったことではないのですが。少しづつしか手に入らないから、そして簡単には手に入らないから、自分にとって、一曲一曲の価値が、今よりもずっと大きかったような気がします。今みたいに気軽に安く音楽が手に入る状況は、あの頃の自分が強く希望していたことではあるけれど、実際こうなってみると、「ありがたみが薄れたよなー」「なんか消耗品みたいだよなー」とかって思っちゃいます。人間ってワガママなものですね。いや私がワガママなだけかな?それはまあいいとして、ユーミンの話に戻ろう。ユーミンの歌って、聴いてると、頭の中に映像が思い浮かびます。たとえば『最後の春休み』は卒業式から数日後の誰もいない教室。この曲を聴いていると、教室の匂いや、ゆらめくカーテンや差し込む光、運動靴で歩いた時の床の感触だとか、その場所にいた時に受け取った様々なイメージが呼び起こされます。そこから更に、好きな人を遠くから眺めていた時のぼんやりと嬉しい気持ちだとか、はじめて言葉をかわした時のときめきだとか、もしかして彼も自分のことが好きなのかしら?と感じた時のワクワク感なんかが、まるで波のように心に押し寄せて来るわけです。けれど、次の瞬間に、「もう戻れない」ということを思い出してせつなくなるわけなんですが。とにかく、五感に残るイメージの記憶を呼び起こす、という不思議な力があると思います、ユーミンの歌には。同じように、イメージ、映像が思い浮かぶ不思議な力を持つ歌詞を作る人といえば、松本隆を思い出します。季節感のある歌詞が多いというのも共通点かな?と思います。もちろん、イメージ以外の部分、細かい心情なんかをあらわしてくれることについても、二人とも、ほんとすごいなーと思うし。同じような歌詞を書くと思っているわけではありません。誤解しないでくださいね。ユーミンにはユーミンの、松本隆には松本隆の世界があります。詩ではなく、歌詞として考えた時、松本隆、松任谷由実の二人というのは、自分にとって別格のライターです。言葉の魔法使いなんてふうに呼びたくなってしまうほど。ただし、二人とも、今書いたような意味では、80年代がピークだったかもしれないなあという気がします。それ以降が駄目だということではないです。好きな曲もたくさんありますしね。それまでのものが素晴らしすぎる、という意味。なんだか今日は、ユーミン以外のことばかり書いてしまったみたい(笑)他にも書きたいことがあったのだけど、長くなりすぎてしまったので、また今度にします。松本隆についても、ちゃんとふれてみたいですね。私にとって、ユーミンの歌は、息をするとか、ご飯を食べるとかのように、自分の生活の中に普通にとけあっているような存在です。 今日の一曲『ずっとそばに』 松任谷由実 大好きな歌詞の歌。 『守ってあげたい』に通じる世界かな?と思います。
2003年10月26日
コメント(4)
共感したなんてもんじゃありませんでした。小説の「うまさ」に感嘆もしました。そうして、太宰治その人に、恋をしました。あらゆる意味で、好きになりました。あれから随分と時がたち、たくさんの小説を読みました。何人もの小説家のファンにもなりました。なかでも特別、という小説家が何人かできたりもしました。けれど、太宰治ほど、強く、深く、心に響いた存在は、いないのでした。そうして、「あなたがもっとも評価する作家は?」の質問に答える名前は、いまだに変わらず「太宰治」なのでした。とにもかくにも、自分にとって別格なのです、この人は。彼の作品の中で、もっとも好きなのは『人間失格』です。この作品の中には、自分が抱えている何もかもがあるように思えたからです。そして「自分だけじゃないのだ」と気持ちが救われたからです。主人公は最後に言います。これまで生きて来た中で唯一つかんだ真理が、ただ、一さいは過ぎて行く、ということなのだと。私はこの言葉に、大きく心が震えたのです。 「ただ、一さいは過ぎて行きます」ここ何年か、太宰治を、ちゃんと読んでいません。なんとなく、読むのが怖いのでした。 今日の一曲『ベルと本とキャンドル』 矢井田瞳 『一人ジェンガ』のカップリング曲。
2003年10月25日
コメント(2)
今日とりあげるのは、自称、木更津から来た妖精、氣志團。ここに来て、すっかり、はまってしまいました。最近、頭の中から、「ワンナイトカーニバル」が消えなくて困っています。何故にこんなに、はまってしまったかというと、結局、彼らの歌って、自分にとって、なじんだメロディラインなんですよね。それが1番の理由です。80年代の音楽&サブカルチャーへのオマージュだからね、氣志團のやってることは。ボーカルの名前からして綾小路翔だし。翔。大体、ファッション自体、ヤンキーのコスプレだしね。聴きながら、「あ、このメロディはあの曲が元ネタ?」とか、「この部分、○○を意識した唱法じゃないか?」「このフレーズって、あの漫画から?」みたいに、にんまりできる楽しさもあります。パクリじゃなくて、オマージュ(または愛ゆえのパロディ)と、わかってるからこその楽しさですね。これがテクニック的に「???」なバンドなら、楽しんでられないかもしれないんですけど。はたから見れば、ふざけてるとしか思えないけど、本人たちは大真面目。だからかな、聴いてるうちに段々、「ダサい・・・でも、 ダサさもここまで来ればかっこいい」って気がして来るのは。一年後もまだ自分が氣志團聴いてるか?っていうと、どうだろうなあという感じではありますが、とりあえず、今は好きということで。ところで、氣志團のプロデューサーは、元ユニコーンの阿部義晴ですね。ちなみに、氣志團のメンバー全員共通のルーツ音楽って、ユニコーンだけだったらしいです。 今日の一曲『One Night Carnival』氣志團 よくぞここまで見事なパッチワークを! と言いたくなるほど、 過去の様々な歌の匂いがあちこちが漂っていて、 しかも違和感なく仕上がっている。 ディスコな一曲。
2003年10月24日
コメント(1)
『アリゾナ・ドリーム』という映画がとても好きです。重たいテーマを笑いにしてしまってる映画なんですけど。死の匂いが濃厚な映画です。ブラックユーモアな映画。その映画の主演男優がジョニー・デップ。(ちなみに主演女優はフェイ・ダナウェイ)『シザー・ハンズ』『ギルバート・グレイプ』『ドンファン』『エド・ウッド』『デッド・マン』『妹の恋人』なども見ました。今書いたタイトルの映画、全部、とても好きな映画です。ジョニー・デップを追いかけたのではなくて、面白そうだなと思って見る映画に、ジョニー・デップが出てることが多く、そのほとんどを「好きだな、この映画」と思った、ってことなんですが。ジョニー・デップが、自分で出る作品を選んでたのかどうかはわからないのですが、とりあえず、一時期の私は、「ジョニー・デップが出てる」=「たぶん自分の好きな映画」みたいに思ってました。それと。たとえばディカプリオなら(←以前の)映画の中でディカプリオだけ目立っていましたが、ジョニー・デップは、映画という景色の中になじんでいる感じでした。埋没してしまっているのではなくて、なじんでいる、です。変な感じの映画が多いのに、何故か。見てる側としては、すんなり、ジョニー・デップを、じゃなくて、○○(その役名)を見ることができる。ジョニー・デップを、じゃなくて、その役の人物を、好きになれる。だから純粋に映画を楽しめる。そんな感じがします。そんな所にティム・バートンも惚れ込んだのかな?よくわからないけど(笑)まあとにかく、ジョニー・デップの演じる人物たち、そしてジョニー・デップの出ている映画を、次から次と好きになってるうちに、気がついたらジョニー・デップ自体も好きになってました。この先、もっともっと歳をとっても、「その人物」を魅力的に演じてくれる俳優さんなんじゃないかな、と思います。ジョニー・デップ。 今日の一曲『ルカ』 スザンヌ・ヴェガ 映画を見てる時はあんまり考えないのだけど、 すごくかっこいいと思います、 ジョニー・デップのルックス。
2003年10月23日
コメント(2)
猫が擬人化された漫画『綿の国星』が話題になっていた頃には、まだ私、ちっともファンではありませんでした。最初に読んだのは何だっただろう。たぶん、『四月怪談』か『秋日子かく語りき』のどちらかだと思うのだけれど。この二つの作品は、ちょっとお話が似ています。簡単にいえば、死と生がテーマです。どちらも80年代後半の作品。私はこの時期の大島弓子が特に好きです。そしてこの時期のどの作品に対しても、最後の1ページがとてもとても、心から好きだなあと思います。ちょっと青空を連想するような、爽やかな期待感や幸福感に満ちているのでした。大島弓子の漫画はブンガクだと誰かが言ってました。私もそう思います。とてもブンガク的な漫画です。けれど、文字だけの書物には出すことのできない何かを持った作品です。恋愛に限らず、家族、友人などとの人間関係や、旬の社会問題などをテーマにしていたりします。重たくて深い世界です。ふわふわした絵と独特のユーモアが、作品の印象をかなりライトにしているのだれど。大好きな作品はたくさんありますが、特に好きな作品のタイトルは『ダリヤの帯』です。心が壊れてしまった妻と、その夫の愛の物語です。他の人が描いたならドロドロしたお話になってしまうような気がするけれど、大島弓子が描くと、透明感に満ちたせつなさを感じられる、美しい作品となります。そしてこの作品もラストがとても素晴らしいのでした。温かい余韻が残ります。 今日の一曲『彼と彼女のソネット』 大貫妙子 名前が似ているせいもあるのか、私にとっては、 なんとなく大島弓子と同じ空気を感じてしまうアーティスト。 ひんやり感とひだまり感が、 同居したような感じがする曲が多いです。文中ではふれなかったけれど大好きな作品たち『つるばらつるばら』『夏の夜の獏』『毎日が夏休み』『庭はみどり川はブルー』『ロングロングケーキ』『ロストハウス』
2003年10月22日
コメント(1)
もう随分前から筆を断っていて、そのうえ作品の出版をみずから拒んでいるため本屋に置いてない。なので、佐々木丸美って誰なんだ?と思う人の方が多いかもしれないのですが、私にとっては、大好きな、そして特別な作家の一人です。北海道在住の女性作家で、作品のほとんどが北海道を舞台にしたものとなっています。小説世界の雰囲気は、ファンタジック、ミステリアス、メルヘン、ロマンティック。このうちの三つの単語から、柔らかい雰囲気を想像されるかもしれませんが、むしろ硬質な雰囲気だと思います。仏教の考え方が物語の根底にあるというのも特徴かな、と思います。輪廻転生なんかも出て来ますし。ただし、宗教としての仏教というより、哲学としての仏教。抹香くさい感じはありません。小学校の高学年の時に、はじめて読みました。孤独な境遇にいる少女(子ども)が主人公だということに、強く共感をおぼえて、なんとなく手にとったのが出会い。大人向けの小説なので、わかりにくかったのですが、何故だか、妙に、その小説世界の雰囲気が気に入って、図書室に置いてあった彼女の小説を片っ端から読みました。どの小説も、何度も何度も読みました。しまいに自分で買っちゃいました。それから今に至るまで、もう数え切れないくらい読んで来たことの最大の理由は、その、恋愛観、人生観も含めた哲学に、心惹かれているからのような気がします。はっきり言って、文章、構成など、こなれていない感じはあります。(大人になるにつれて気づいたことですが)それでも、自分にとっては、とても魅力的な小説。そんなわけで、自分がもっとも、長い年月にわたって読み込んでいる作家って佐々木丸美なのでした。彼女の小説って、ほとんどがリンクしているんです。まるで現実社会のように、或る小説の主人公について、他の小説の誰かが噂していたり、別々の小説の登場人物が出会ったりするのです。当の本人はこんなことを考えて行動している、が、それは或る人から見ればこう映っていて、また別の或る人から見るとまた違ったふうにも映っている、ということを知るのは興味深いです。或る小説で完全に明かされないままにされていた疑問点のヒントが、別の小説の中に散らばっていたりもします。それらのことも、何度も読みたくなるポイントだったりします。年齢が変わって来るにつれて、読んだ時の感じ方も変化して来ていているわけですが、その変化を知ることの面白さというのもありますね。そのあたりが、一つの小説を、一回きりではなく、何度も何度も、長期間に渡って読み続けることの醍醐味かな?と思います。 今日の一曲『予感』 斉藤由貴 斉藤由貴主演の映画『雪の断章』の原作は佐々木丸美。 名前に深い意味がある作品なのに、 主人公の名前が変わっていたし、その他もろもろ、 小説の雰囲気をちっとも投影していない映画でしたが、 佐々木丸美の小説と斉藤由貴という人の醸し出す雰囲気は、 とても近いものがあったと思います。
2003年10月21日
コメント(0)
「ひとつなぎの財宝(ワンピース)」を巡る海洋冒険ロマン。アニメ、漫画、どちらも良いです。大好き、ONE PIECE。大好き、ONE PIECEに流れる尾田スピリッツ。「今自分にできることを精一杯やる」麦わら海賊団の奴らは、気取ったり、変にかっこつけたりをしません。精一杯やっても足りない部分があるならば、その時は素直に仲間に手伝ってもらえばいい。そしてそれは、逆の立場になった時も同じこと。彼らは「手伝う」時も精一杯。手伝ってる意識なんか消えてて、全身全霊、精一杯。ちなみに彼らは、精一杯やらないで人に頼ったり、人のせいにばかりしていて、みずから立ち上がろうとしないような人には手を貸しません。主人公のルフィなんか、そういう人を見ると、「俺、おまえ、嫌いだなー」とか言っちゃうし(笑)「夢のために死ぬんだったらそれでもいい」夢というのは、自分の意志、自分が生きている意味、それは自分自身そのものですね。つまりは、たとえそのために死ぬことになるとしても自分は自分でいることをやめたくない、自分でいられないなら死んだも同じことだから。ってことなんじゃないのかな、と、私は思っています。ほかにもいろいろ、あふれる尾田スピリッツ。けれど書きつくすことなんかできないし、ワンピースをまだ知らないという人に、堅苦しい教育マンガと誤解されても困るのでやめときます。そういうんじゃないから、ほんと。ギャグセンスばっちり。いっぱい笑えて、いっぱい「うわあ、かっこいい」と思えて、いっぱい手に汗にぎり、いっぱい大感動。そんな作品なのです、ワンピース。ああ、もう、ほんと、読んでください、見てください。(以下、知ってる人にしかわからない内容)私が気に入っているシーンベスト3は、じゃーん。3位 海上レストラン。サンジ旅立ちのシーン。 「くそお世話になりました!」2位 ドラム王国。Dr.ヒルルク&チョッパー 「俺の名前はトニートニーチョッパー、 世界で一番偉大な医者がくれた名前だ!」1位 ココヤシ村。ベルメールさんの最後の言葉。 「大好き」これもやっぱり捨てがたい、のシーンたち。・ゾロ「二度と敗けねえから!」の男泣きシーン・ビビとの別れ、麦わら海賊団みんなで仲間のポーズのシーン・ウソップ「男にゃあどうしても戦いを避けちゃならねえ時がある、 仲間の夢を笑われた時だ!!」の体ボロボロシーン・・・と、ベスト3はかっちり決まってはいるものの、あとはもう「ああ、あれもこれも捨てがたいっ」って感じで、止まりません。カルーもいいし、シャンクスもいいし、Dr.くれはもいいし。まいったな、こりゃ。というか、今、漫画ななめ読みしてたんですけど、何回も読んでるはずなのに、また感動して泣いてしまいました(笑)☆ アニメはフジ系で日曜7時半から、 漫画はジャンプで連載中。コミックスは現在30巻までです。大好き、ONE PIECE!! 今日の一曲『Believe』 FOLDER 5 BUMPとどっちにしようかと迷ったんですが、 やっぱワンピースといったらこの曲が、らしいかなと思って。 俺は、海賊王になる男だ!! by モンキー・D・ルフィ
2003年10月20日
コメント(1)
はじめて読んだのは中学生の時、『蛍・納屋を焼く・その他の短編』という本です。ちなみにこの『蛍』は、のちの『ノルウェイの森』の原型。帯のコピーを要約するとこんな感じ。「ユーモアとリリシズムの交錯、 爽やかな感性と想像力が奏でるメルヘン」その頃から、こういうタイプの小説が好きだったんです、私(笑)それと、自分はもともと、小さな頃から、日本の小説より外国作品の方が好きだったので、(日本人作家にも何人か特別の作家はいましたけどね)淡白で翻訳のような文体も、とても気に入りました。あと、不思議な感じの比喩とかね。1970年前後を舞台設定にしている作品が多いことも、大好きになった原因の一つかもしれないです。前にも書いたように私はその時代に憧れているので。まあとにかく、中学生で出会って以来、ずっとファンでい続けているわけですが、自分の年齢が大人になるにつれて、村上春樹に対して抱いている思いは、「雰囲気的に好き、ストーリーが好き」な作家から、強い共感を感じる特別な作家、というものへと変化して行きました。村上春樹の書く主人公は、ほとんどが一人っ子なんですよ、実は。一人っ子育ちの人間特有の、人に対する距離感覚のようなものに、同じく一人っ子育ちの私は、「わかる、わかる」を連発!ってわけなのでした。特に好きな作品は、『羊をめぐる冒険』『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』の4作品かな。『ノルウェイの森』はベストセラーにもなったし、読んだことのある方がたくさんいるんじゃないかと思います。この小説はクリスマスカラー仕様で、帯には「100パーセントの恋愛小説」と書いてありましたね。確かにこの小説は100パーセントの恋愛小説だと私は思うのですが、ハーレクインのようなものを想像した人は、肩透かしをくったに違いないです(笑)普通の恋愛小説、でもないのでは?ある特定の人々でなければ「恋愛小説」って感じがしないんじゃないかなー?と私は思っています。ある特定の人々、というのは、孤独を良くも悪くも身近に感じながら成長して来た人々、という意味です。昨年、発売された『海辺のカフカ』ここ数年、違う方向に行ってしまった感があったのですが、元の場所に戻ってきてくれたような気がして、読んでて、とても嬉しかったです。できるなら、もっともっと、戻って来て欲しいのだけれど。全然、関係ないのですが、村上春樹は食べ物の書き方がとても上手です。スパゲティとかビーフカツレツなんかは勿論、普通の野菜サラダまでもが、やけにおいしそう。 今日の一曲『ノルウェイの森』 ビートルズ 村上春樹の小説には音楽が、 それはもうたくさん出てきます。 小説『ノルウェイの森』のタイトルは、 もちろんビートルズのこの曲から来ています。
2003年10月19日
コメント(6)
顔はね、とても好きなタイプだったんですけど、なんかこう、ファッションとか、あとキャラクター的にも、ずっと、そんなに好きじゃありませんでした。が、去年の途中から、だんだんと、SMAPの中で1番好きだわと思うようになっちゃいました。不思議なもので、好きになると全部好きになっちゃうんだな、これが。中居くん見てると、懐かしい気がするんですよ。中学高校時代、ああいう感じの人がまわりにいっぱいいたから。ああいう感じというのは、つまりヤンキーっぽい人ってことなんですけどね。本物じゃなくて、ぽい人。そういう時代だったんですよ。普通の子もみんな、ほのかにヤンキーくささを漂わせてたというか。ファッションだったんだもん、一種の。私は普通の人でしたが、それでも、学生鞄つぶしてペイントマーカーで名前書いたりしてました。高校入ったくらいから、ヤンキーセンスってダサくない?と思い始めて、周囲の空気に逆らうようになってたんですけど、おかしなもので、大人になった今、妙に懐かしいんです、あの空気が。今も「ダサい」と思うんだけど、妙に懐かしい。まあ、そんなところから、中居正広って人のことが気になりだしたんですが。ちゃんとチェックしてみると、結構、自分との共通点もあって。考え方とかもだし、好きな歌でブルーハーツの「チェインギャング」を出してたり。「チェインギャング」を良いと思う感性を持った人なのね、と思ったら、ますます好きになっちゃいました。ドラマでは、カゲのある役が多いですね。表情なんかを見てると、陽気な役をやってる時より自然な感じがするので、あのカゲは地なのかもしれないなーという感じがします。『模倣犯』でも、あの映画自体はつまんなかったけど、彼は良い表情をしていたと思いますね。冷酷な顔、こずるい顔、陰鬱な顔。もともと引き出しにある表情なんだろうなという気がしました。だからといって、中居くんて実は暗くてイヤな性格なのね、と思ってるわけじゃないです。人間だから誰でもそういう部分を持っているという意味では、持っているだろうけれども、かつてそういう時期を、めいっぱい味わって、そして越えて来た人なんじゃないかな、という感じがするんですよ、なんとなく。なんとなく、ですけどね。 今日の一曲『チェインギャング』ザ・ブルーハーツ私にとって、奥田民生が憧れの先輩的「好き」だとしたら、中居正広はクラスメイトに対するような「好き」つまりは、恋って意味の。
2003年10月18日
コメント(3)
大好きな漫画家さんです。どの作品も大好きですが、特に私が評価してるのは、短編集「いたいけな瞳」(全6巻)です。全31話、どれもこれも素晴らしいです。特に構成の緻密さといったら、もう。よくできた映画のようです。けれど映画(実写・アニメどちらにせよ)ではなく、漫画という媒体だからこそ描ける世界なのよね、ということを強く感じさせられる作品群です。吉野朔実の漫画には、「社会」になじめない人がよく出てきます。いわゆる変わり者だったり、アウトローだったり。社会の認識でいうところの「普通の人」は、あまり出て来ないかも。なので、ひょっとしたら、自分と他者(世間)との間に深い溝のようなものを感じたことがない人にとっては、理解しにくい世界かもしれないです。漂う雰囲気は、エキセントリック、ドラマティック、シュール、ミステリアス、ロマンティック、静謐、狂気、純粋。作家の恩田陸も言葉のセンスの美しい人ですが、漫画家吉野朔実もまた、言葉のセンスの美しい人です。(そして絵もとても美しい)彼女の作品にはモノローグが多用されていますが、まるで詩のよう。というか、もはや、詩です。ちなみにタイトルも素敵です。「ジュリエットの卵」「恋愛的瞬間」「月下の一群」良いでしょ? 今日の一曲『Once in a lifetime』トーキング・ヘッズ 吉野さんがトーキング・ヘッズのファンなので。 クリムゾンやブライアン・イーノなども好きだそうです。 現在は違うかもしれないですが。文中でふれた作品以外の吉野朔実のオススメ漫画たち →「少年は荒野をめざす」「ECCENTRICS」 「瞳子」「天使の声」「僕だけが知っている」
2003年10月17日
コメント(1)
現在、1番好きな監督さん。シュールな演出の人ですね。「トリック」「ケイゾク」「ハンドク」「ブラックジャック」「池袋ウエストゲートパーク」「愛なんかいらねえよ、夏」「金田一少年の事件簿(パート1の方)」などなど。映画だと「トリック」「ケイゾク」「金田一少年の事件簿」のほか、「新生トイレの花子さん」や「ピカ☆ンチ」「溺れる魚」などですね。堤監督の作品は、面白いです。たるくならない、というか。音楽を効果的に使ってますね。あと、映像にスピード感があるものが多いです。カメラワークも面白いし。「アンバランス」というのも特徴かな?と思います。陰鬱×コミカル、みたいな感じ。陰鬱だけだと、暗黒ドラマになるし、コミカルだけだと薄っぺらい。絶妙なバランスです。それと小ネタがいろんなシーンに散らばっているのも楽しい。一回見ただけじゃ気付かない「お笑いポイント」が、結構あったりします。にんまり笑えるっていうかね。伏線が多いのも嬉しいですね。「あー!そうだったのか!」というカタルシスを味わえる。さてさて「トリック」が始まりましたね。わーい。どんと来い上田や、売れない奇術師ヤマダナオコ、間抜けな刑事コンビ、ふざけてるんだか真面目なんだかわからないナオコの母、(ちなみにナオコの父はファンファン岡田真澄だったね)奇人変人大集合みたいなドラマですね。大好きです。 今日の一曲『月光』 鬼束ちひろ NEW「トリック」の主題歌は「私とワルツを」 「月光」とどちらがお好き?
2003年10月16日
コメント(0)
ここ数年ずっと、1番好きな作家さんです、恩田陸。自分がどういうタイプの小説を好むのかは、乙一の時に書いたので省略しますね。恩田陸と乙一が近いタイプというわけじゃないのですが、恩田陸もまた、自分の好みにしっくり来る作家さんです。彼女の小説を一言で言うなら、ノスタルジア、です。記憶がキーワードになっている物語が多いですし、過去の有名な作品へのオマージュ的な作品も多いからかな?と思います。文中の会話の中で、なにげなく昔のドラマや小説、歌なんかのタイトルが出て来たりもするし。私が1番気に入っている作品は『麦の海に沈む果実』学園を舞台に謎を散りばめた、幻想的かつ、ひんやりと美しいミステリーです。恩田陸は、タイトルのセンスも好きですね。『三月は深き紅の淵を』『黒と茶の幻想』『蛇行する川のほとり』『まひるの月を追いかけて』『ロミオとロミオは永遠に』などなど、とても綺麗だなあと思います。もちろん、文章自体のセンスも、大好きです。どうしてこんなにも的確な表現ができるのだろう?どうしてこんなに、まるでタペストリーのような美しい文章が書けるのだろう?と、嫉妬してしまうくらいです。最新作の『まひるの月を追いかけて』にも、印象的な文章がいっぱいありました。「ああそうだよなあ、 こういう感覚すごくよくわかるなあ」「なんてぴったり来る言い回しなんだろう」「気がつかなかったけど確かにそういうことがあるよなあ」なんて感じの文章がいっぱい。そういう意味では、私にとって恩田陸はミステリーというより文学です。そんなわけで、大好きな恩田陸。更にもう一つ、好ましいポイントを書くならば、それは、多作ということです。大好きな作家の本を、たくさん読めるというのは、本当に嬉しいことです。 今日の一曲『レッツ・ダンス』 デビット・ボウイ 恩田陸の小説の中にこの歌が出て来てました。 話はちょっとズレますが、 デビット・ボウイ主演の『ラビリンス』という映画は、 とても良くできたファンタジー映画でした。
2003年10月15日
コメント(2)
前も書いたことがありますが、私は小泉今日子のことが大好きでした。それはもう半端じゃない「大好き」で、しかも約10年という長期間。なので大ファンじゃなくなった今も、小泉今日子は自分にとって特別な存在で、今では、知り合いみたいな感覚です(笑)そのキョンキョンがクドカンのドラマに出る、と知った時は、嬉しくて嬉しくて。キョンキョン、復活の大チャンスだ、がんばれ!って感じで。私はつねづね、キョンキョンは、おしゃれだったり、ルックス的な綺麗さに頼ってるような役じゃない方が、逆に可愛らしく見えるだろうし、キラキラ輝けるんじゃないかと思ってたので、今回の、おっさんくさいタクシードライバーというのは、ベストだわ!と思ったのでした。で、見ました。『マンハッタン・ラブストーリー』あー面白かった!!いつものクドカンドラマと同じく、出演者全員に愛を注いでいるかのような脚本で、どの人も笑わせどころがありましたね。どの人もいい味出してましたね。キョンキョンも良い感じだった、うん。これなら大丈夫だ。(知り合いのように心配していた私だよ)『マンハッタン・ラブストーリー』第一回目は、マスターが喫茶店を飛び出してく所で1番笑いました。2番目に笑ったシーンはミッチーが踊るシーン。3番目は松尾さんがカレーのCMやるシーン。第二回目がとても楽しみです。キョンキョンにも、よりいっそう、飛ばした演技を期待。 今日の一曲『天使のうた』 及川光博 ポップな一曲。
2003年10月14日
コメント(3)
昨日の日記で好きだと書いたケツメイシの人の声。なんとなく奥田民生を思い出す。声のタイプが似てるというか。まあ、日本中で私しかそう思ってないような気もしないでもないんだけど、そんな繋がりで本日は奥田民生。奥田民生、大好きですね。親しみ感じる「大好き」じゃなくて、憧れの先輩みたいな「大好き」ですね。親しみ感じる「好き」っていうのは、「おいおい」みたいなツッコミどころがあるわけですが、私から見て奥田民生って、そういう隙が全然ないんですよね。見た目がどうとかの話じゃなく、人間奥田民生(っていう言い方も変だけど)とか、ミュージシャン奥田民生、として見た時に。すごく頭の良い人だと思います。それだけじゃなく、音楽的センス抜群だと思うし、なんでもこなせる器用さも感じます。だけど、本人、そのへんについて、良くも悪くも、なんとも思ってなさげ、ですね。気負いがないというか。自分が頭が良いこと、自分の才能をちゃんと知ってるけど、「だから、なんなのだ」としか思ってなさそうな感じ。発言なんかから察するに、かなりシニカル、かなりとんがってるんじゃないかと思います、性格とか、考え方とか。意外と、熱くもありますね。男くさくもあるし。けれど、このへんも、気負いみたいなものが、まったくなさげですね。熱さって、見てる側からすると、ある種の恥ずかしさを伴うものだと思うんですが、(それが悪いってことじゃないです)彼の場合、そういうことがない。また、シニカル、とんがった発言なんかする人って、嫌われるか、逆にカリスマっぽく持ち上げられたりしがちなのだけど、彼の場合、そのどっちでもないですね。照れくさそうな風情のおかげかもしれないけど。ハングリーな匂いがしないからかもしれないけど。すごいのにすごそうに見えない奥田民生。何をしてても自然に見える奥田民生。かっこいい人だよ、と思います。どんな間抜けなことをしてても、(ジャケ写とか、ふざけてますねー)「奥田民生的センス」として、いいね、いいねと感じさせられるのは、何故なんだろう。不思議な人だわ。そんなわけで、憧れの先輩に対するような「大好き」を感じる存在、奥田民生。にもかかわらず、呼ぶ時は、「奥田さん」じゃなく「民生」と呼びたい存在。そのへんも、不思議なんだけど。今頃、どこかで釣りをしているんでしょうか。 今日の一曲『愛のために』 奥田民生 最初、タイトル見た時、びっくりした。 そぐわない気がして。 だけど、おっさんへのシンパシーの歌だと知って、 なるほどなー、らしいなー、と思った。 奥田民生的熱さが垣間見える一曲。 音楽的には、ソロになってからよりも、 ユニコーンの方が好き。 単に好みの問題なんですけどね。 それについては、またいつか書くとしましょう。
2003年10月13日
コメント(4)
アルバム『ケツノポリス3』を買いました。結局アルバム買うなら、マキシシングル買わなければ良かった。という後悔が少々。でもまあ、しょうがない。去年の今頃は、「ケツメイシよりリップだよなー」と思っていた。今年は、「リップよりケツメイシだわ、今は」という感じ。来年はどうなってるだろう。でもってアルバム『ケツノポリス3』気に入りました、とてもとても。飽きないです、いろんなタイプの曲があって。BGMに最適。ラップって言葉の洪水なんで、歌詞の意味がダイレクトに入って来る系統の音楽じゃないんだけど、たまに気が向いて、歌詞に注意してみると、「ああ、歌詞も好きだわね」とかって思う。それにね、なんといっても、メインボーカルの人の声がね、すごく好きなのさ。ジャケットのトラも良い顔しています。私は、ラップ系、好きですね。あえて、系とつけたのは、最初から最後まで、単調なラップだけっていうのは、好きじゃないからなんですけどね。飽きるし。ラップばかりがどかーんと前に出てるんじゃなくて、バックのメロディが主で、ラップ部分は楽器の一つみたいな、感じのものが好みです。楽器の一つっていうと、どうでも良いような扱いをしてるように思われるかもしれないですけど、それは違います、とても重要です。ボーカルも楽器も同じに重要です、すべての音があわさって一つの音楽でしょ。 今日の一曲『幸せをありがとう』 ケツメイシ ラブソングさ。
2003年10月12日
コメント(0)
アルチュール・ランボーが好きだから見た映画で、レオナルド・ディカプリオを好きになった私だけれど、そのランボーを好きになるきっかけになったのは、ジャン・リュック・ゴダール監督の、『気狂いピエロ』という映画だった。高校生の時に映画館で観た。古い映画のわりにお客さんがいっぱいいたような気がする。ゴダール特集で同時上映は『勝手にしやがれ』だった。実は私のお目当ては『勝手にしやがれ』の方だったのだけど、映画館から出た時は、頭の中『気狂いピエロ』でいっぱいだった。色、ですね。色がものすごく衝撃的で。赤!青!みたいな。でもって、ラストで流れたランボーの詩が頭から離れなかったのさ。ちなみに「永遠」の詩です。今でも、そらで言えるほど、好きですね、この詩。そうそう、ゴダールの映画って、ランボーに限らず、引用が多くて。登場人物がぶつぶつ言ってるんですよ、詩だとか、有名な言葉だとかを。そのへんの雰囲気にも惹かれました。ファッション的にも、惹かれたし。『勝手にしやがれ』のジーン・セパーグ、『気狂いピエロ』のアンナ・カリーナ、どっちも良かったー。そういえば、『気狂いピエロ』の原題は『PIERROT LE FOU』一体、この『気狂いピエロ』って邦題は、誰が考えたんでしょうね。とてもかっこいいタイトルだと思います。 今日の一曲『バイオレット・ブルー』 Chara
2003年10月11日
コメント(1)
詩人アルチュール・ランボーを演じた、『太陽と月に背いて』を見て、大好きになりました。随分、前のことです。『タイタニック』で冷めました。これまた、随分、前のことになります。『太陽と月に背いて』は、レオナルド・ディカプリオという人の存在をよく知らないで見ました。単に詩人ランボーが好きだったから見たのでした。この作品が、映画として、よく出来ているのかどうかは、私にはわかりません。なぜなら、私の視線は、最初から最後まで、レオナルド・ディカプリオに釘付けだったからです。その、くるくる変わる表情に。なんて表情豊かな人なんだろうと思いました。悪魔みたいになったり、天使みたいになったりするんですよ、表情が。私が1番好きなのは、ランボーが海でヴェルレーヌに抱きついた時の表情です。最高に無垢な笑顔なんです。『ギルバート・グレイプ』『クイック&デッド』『マイ・ルーム』『ボーイズ・ライフ』『バスケットボール・ダイアリーズ』続けざまに見ました。あの、くるくると変化する豊かな表情、とりわけ天使のような笑顔を見るために。『ロミオ+ジュリエット』は映画館で観ました。ディカプリオの魅力炸裂でした。『タイタニック』初日に行きました。面白かった!彼が今まで出た映画の中で1番面白かったです。長い映画なのに最後まで退屈しなかったし。画面の迫力に圧倒されたし。3回くらい泣いたし。でも・・・肝心のディカプリオに関して言うと、それまでの映画と比べると影が薄かったです。こりゃケイト・ウィンスレットの映画だなと思いました。役柄のせいもあるんでしょうけどね。大人の役だから。だからそれまでよりも、落ち着いた演技になったんでしょうね、きっと。『タイタニック』で、ディカプリオを好きになった皆さん、すみません。私はあの役は別の人の方が良かったんじゃないかと思いました。もっと大人っぽくて、ケイトよりがっちりしている人の方が。ディカプリオの魅力って、少年くささだったんですね。オリコのCMで、私の愛は完全に冷めました。オヤジくさくニヤリと笑うディカプリオ。その表情は、ちっとも素敵じゃなかったです。大体、刑事プリオって、なんなの、それ。オヤジな感じが素敵に見える俳優さんはいっぱいいるけれど、ディカプリオの場合は、ちょっとね、そうじゃないみたい。たまに『太陽と月に背いて』を見る。やっぱり私の視線はディカプリオに釘付けになる。けれど、このディカプリオはもういないんだよね。 今日の一曲『Lovefool』 The Cardigans 映画『ロミオ+ジュリット』の挿入歌。 愛が冷めたので『タイタニック』以降のディカプリオ映画を、 まったく観ていない。 ひょっとしたら、そこには、素敵なディカプリオがいるのかも。 ビデオ借りてきてみようかな・・・。
2003年10月10日
コメント(1)
私が小学生の頃は、本屋の漫画には今のようにビニールがついてなかった。なので、私は、暇になると、自転車で近所のイトーヨーカドーに出かけて、見知らぬお兄さんたちに混じって立ち読みを楽しんでいた。怖い話が大好きだった。なかでも楳図かずおが好きだった。どちらかというと苦手なタイプの絵だったのだけれど、当時の漫画で好きなタイプの絵なんかなかったから、別に気にしていなかった。特にお気に入りは『おろち』と『洗礼』だった。他の作品も繰り返し読んだけれど、これらは何十回も読んだと思う。今もそうなのだけど、私はその頃から、血だの変な化け物だのが出て来てびっくりするだけのものより、ストーリーがきちんとあって深みのあるもの、ある程度のリアル感のあるものが好きだった。『おろち』は、人間ドラマだった。心理的な怖さというのか。人の心の闇部分を描いている漫画。『洗礼』は、一見、荒唐無稽。だけど最後まで読むと、実は、とてつもなくリアルなストーリー。こちらも人の心の闇部分による恐怖だ。大人になってから、文庫で出ていたので買って読んでみた。描写など、現在の自分の目にはちょっとバカバカしく映る部分はあったが、ストーリー自体は、やっぱり面白いなあと思った。けれど、同時に、びっくりした。「私は変な子どもだったのだなあ」と思って。小学生女子が何十回も読むような漫画じゃないだろう、これは。ま、いいか。楳図かずおには他に、『漂流教室』『14才』『神の左手悪魔の右手』『わたしは真悟』などの、すごい作品がある。この人って、ものすごいストーリー・テーラーなのだなと思う。とにかく話がよくできている。計算されつくしている、というのか。テレビで見る楳図かずおは間抜けっぽいけれど、こんなのをたくさん描いているのだから、実はとんでもなく頭の良い人だよなと思う。 今日の一曲『PUNKY BAD HIP』 BLANKEY JET CITY 踊り出したくなるような曲。
2003年10月09日
コメント(3)
アニメのキャラクターで、好きなタイプといえば、ルパン三世とサンジ(『ワンピース』)サンジについては今度書くとして、本日はルパン。ルパンの台詞で印象に残っているものがある。「粋にやろうぜーぃ、粋によー」(山田康雄さんのあの口調で読んでくださいね)この台詞って、ルパンの魅力を集約していると思う。というか、私はルパンがこういう人だから好きなのさ。次元や五右衛門もかっこいいけど、ルパンに1番、恋心を抱いてしまうのは、ルパンが1番、粋な奴だから。ところで、『ルパン三世』には、テレビでいうと、三つのシリーズがある。私が子どもの頃に慣れ親しんでいたルパンは、セカンドシリーズの赤いスーツのルパンなのだけど、三つのシリーズの中で、登場人物の描かれ方、ストーリー、映像が、もっとも粋でかっこいいのは1番古いやつ。青いスーツのルパンね。最近買った別冊宝島『ルパン三世』によると、これっていうのは、1971年に放映されたらしい。実は私、この時代の空気と、そして、この時代における、かっこよさの感覚ってものが、たまらなく好きなのだ。70年代フリーク。ファッション、サブカルチャー、風景・・・好きだなあ。なんていうんだろう・・・当時の映画やドラマなんかを見ても感じるのだけれど、70年代頃の日本には、美しい陰のようなものがまだそこら中にあったのではないかと思う。陰はその後も今も、当然あるにはあるのだけれど、時代が新しくなって行くにつれ、心惹かれる不思議な魅力を失って、単に目を背けたいだけのものへと変化して来ているような気がする。 今日の一曲『Move Over』 ジャニス・ジョプリン ジャニス・ジョプリンって「パール」って呼ばれてたんだって。 ちなみにうちの犬の名前も「パール」でした。
2003年10月08日
コメント(1)
好きな映画を一つだけあげてください、と言われたら、私の答はこんなふう。「シザー・ハンズ。あ、でもやっぱ、 マーズ・アタック!の方が好きかもー」決められない。どちらも監督はティム・バートンです。他に『エド・ウッド』『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』なんかもありますね。良いですね。『猿の惑星』は別にティム・バートンじゃなくても良い感じがしました。猿のメイクも可愛くなかったし。あ、でも、あの映画の場合、可愛いと駄目なのか。まあ、とにかく、私がティム・バートン映画のどのへんに惹かれてるかというと、ビジュアル的にも、ユーモアの面でも、毒っぽく、とんがってて、洒落た可愛らしさがある所です。なので、それが、あまり感じられない映画は、ティム・バートンが作ってるとしても、そんなに好きじゃないです。ティム・バートンなら何でもいいってもんじゃない。『シザー・ハンズ』は、ハサミ男のお話。ハサミがあるから大好きな人を抱きしめることができないんです。だって傷つけてしまうでしょ?主演はジョニー・デップ。この役はあの頃の彼にしかできない役だと思います。すっとぼけた表情の中にナイーブさがチラホラ、って感じです。この映画の、幻想的な雰囲気や、せつなさ可愛らしさが大好きです。私にとってはベストオブ恋愛映画。『マーズ・アタック!』は某映画雑誌で、その年のバカ映画1位に選ばれていたほどの、激しくバカバカしい映画です。私、大好きなんです、こういうバカバカしさ。火星人のあの悪どい顔といったら、もう!しかもあんな変な声だし。たまんないですね。火星人のレーザー銃が、これまたものすごい破壊力。撃たれるシーンでは思わず笑ってしまうこと、うけあいです。有名どころを惜しげなく脇役で使っている所も、良い意味のいいかげんっぷりを感じさせてくれます。『マーズ・アタック!』は、私にとってはベストオブSF映画です。ティム・バートン、ハリウッドの鬼才と呼ばれてるそうです。天才か、それともマニアックなバカか?と。 今日の一曲『JOINT』 リップスライム CMでかかってますね。踊れ踊れ。
2003年10月07日
コメント(1)
YELLOW MONKEY。アメリカ人言うところの「黄色い猿野郎」日本人をバカにして言う言葉ですね。それをバンド名にしちゃうような所、大好きです。私が本格的に彼らを好きになったのは、実は遅めで『楽園』からです。ダイナミックで、広がってく感じの音、やけに耳に残るフレーズ。聴けば聴くほどクセになる不思議な曲で。それから過去アルバムを聴いてみて一気に夢中になりました。今でもしょっちゅう聴いてますよ、飽きないですねー。イエモンの曲って、耳になじみやすいメロディなんですよね。覚えやすいというか、ノリやすいというか。ポップなんですよ、すごく。大衆的というか。だけどダサくない。というより、かっこいい。彼らって、ROCK=洋楽の観念に縛られていない、そもそもそんな観念は別に持ってない、最初の世代なのかもしれないなーと思います。ストレートに邦楽(流行歌)をルーツに持つ最初の世代というか。私は90年代のあの頃、そのへんを、新しいな、かっこいいな、と感じました。今なら珍しくないことなんですけどね。もっとも、イエモンのように、ルーツ音楽を咀嚼して、自分たちのカラーを作り上げてるバンドとなると、今でもそんなにないような気がしますが。あと、イエモンって、音楽の技術的に実力派。元ネタの気配を感じさせるメロディだとしても、自分たちの曲にしてしまえる力があるほどに。それっていうのは、アレンジ力や、吉井和哉のボーカルは飛びぬけて個性的だからっていうのが、大きいんでしょうけど。彼が歌うと、なんでも「イエモンの曲」になる(笑)歌詞の効果も大きいですね、すごく個性的。「おお、これは!」というものから、はちゃめちゃなものまで、いろいろだけど。イエモン(吉井和哉)の世界観、大好きです、私。『Four Season』『楽園』『JAM』『BURN』『LOVE LOVE SHOW』『パール』『太陽が燃えている』・・・一曲選ぼうと思ったけど選べないや、続々出てきちゃう(笑)とにかく、実力があるし、自分たちだけの一つの世界を構築してるバンドでもあるので、これはすぐに消えてくバンドじゃないなと思いましたね。それと、確信犯的に、イメージとしてのロックスターをやっちゃってる所も、魅力の一つでした。イメージとしてのロックスター→或る意味ダサい。確信犯的にやると、かっこいい。蛇足ですが、私はここに書いたようなイエモン的魅力を、椎名林檎にも感じました。スタイルや音楽の傾向は違うんですけど、(椎名林檎は別にロックスターをやってないわけだし)アーティストとしての在り方のようなものが、似ているな、と。さてさて。吉井和哉がようやく始動してくれました。ソロマキシシングル発売!ばんざーい。全国の育子さん、良かったですねー。 今日の一曲『プライマル。』THE YELLOW MONKEY 最後はやっぱり、これで締めるとしましょう。
2003年10月06日
コメント(1)
クドカンです。今日の「情熱大陸」に出てました。先に言っておきましょう。今日の日記は長いです。気がついたら長くなってました。大好きです、宮藤官九郎の脚本。『池袋ウエストゲートパーク』『木更津キャッツアイ』『ぼくの魔法使い』『GO』『ピンポン』などなど。どこが好きかを一言で言うと、センスです。笑いのセンス、シリアスのセンス、そして笑いとシリアスのバランスのセンス。どれもちょうどツボにはまるんだよなって感じです。たぶん、そういう人がたくさんいるから、今、こんなに人気があるんだろうなと思うんですけど。宮藤官九郎のオリシナルストーリーである『木更津キャッツアイ』では、哀川翔がストーリーそのものとはたいして関係なく、主人公の憧れの人として実名で出て来るんですが、この人選って見事だと思うんですよ。哀川翔ってある種の人にとっては、正真正銘憧れなんだろうけど、またある種の人にとっては、うわあ勘弁って感じだと思うんです。だけど、「なんかダサい気がするんだけども、 実は妙に心そそられるんだよね、哀川翔」みたいな人も、わりといるような気がするんですよ。そういう人からすると、ああいう形で哀川翔が出てくると、「哀川翔かよ!」とツボにはまっちゃうわけで。彼の脚本って、そういう変なツボを押されるような笑いが、随所に散らばっているような気がします。また、それと似たようなことなんですが、ポリシーとか、困難に陥った時の対処の仕方とか、まあ、いろいろな面で、「なんかこういうのダサいからイヤなんだけど」「なんかこういうのって照れるからイヤなんだけど」でもまあ、しょうがないよな、やるしかないよな、やりたいんだもんな、やってやるさっ・・・文句あるかっ(開き直り)みたいな感じがあって、その、なんとなく困っちゃってる感じに、笑える。笑いながらなんとなくキュンとなったりする。気がついたら、感動してたりする。なんてことも、感じます。見る人によって違うとは思うのだけど、私はそこらへんにビリビリ来るというわけです。それでもって、登場人物たちに対して、かっこいいじゃないかと思っちゃったりしてるというわけです。ところで、「なんか照れる(ダサい)からイヤなんだけどさー」という言葉が、なにかっていうと頭の中でグルグル回ってしまうような感覚って、世代的なものも関係してるのかな。よくわからないんですが、とりあえず、私の世代のほとんどの人には共通する感覚ではあるような気がします。あ、私は、宮藤官九郎と同世代なんですけどね。彼のドラマって、シリアスな場面でも、大体において、ふざけた台詞なんかが出て来るんですよね。一生懸命さを描きつつもちょっと力を抜いてみせるとか。そういう部分が、見てて照れを感じがちな部分を、うまく中和(素直に主人公に共感できたり、かっこいいじゃないかと思えたり)そして感動倍増させてくれているような気がするんですが、うちの親の世代なんかからすると、「ここで、ふざけた台詞が出ちゃ気分ぶち壊し」って感じなんだろうな、と思います。思いっきり真面目に描く事で逆に笑わせてくれる、みたいなシーンなんかでは真面目に感動しちゃいそうだし、クドカン流胸にキュンと来るシーンにおいては逆に、そこがそういうシーンだと気付かないのでは(笑)ま、いいか。そんなことは。というわけで、自分なりの分析っぽいことを書いてみましたが、実際のところ、こんなことはどうでもいいのです。じゃあ書くなよって感じですか、すみません。だってほら、テーマにしたからには、なんか書かないとさ。私も10月の企画なんてバカな企画始めちゃったもんだから、いっぱいいっぱいなんですよ、わかってよ(笑)ドラマっていうのは、余計なことは考えず、ドラマに没頭して見るのが良いのです。浮かんだ感情を言葉に変換なんかしないで余韻に浸るのが良いのです。というか、そうさせてくれるドラマが良いドラマなわけで。さてさて、もうじきクドカン脚本で新ドラマが始まります。『マンハッタンラブストーリー』楽しみだねー。いっぱい笑わせてもらいたいねー。 今日の一曲『どうしようもない恋の唄』ルースターズ
2003年10月05日
コメント(3)
アニメ「ムーミン」は苦手でした。私は、物事全般的に、わかりにくいものというのが苦手なのです。魅力を感じないというわけではなくて、わかりにくさに心がモヤモヤして来るからなのですが。大体このアニメの場合、「ムーミンとは何なのか、カバか?架空の生き物か?」ということすら、明確じゃないし。あ、妖精らしいですね。あとで知りました。しかし、可愛くない妖精だ。ついでに言えば、私はスピード感や刺激を求めるタイプでもあるので、(人間関係ではそんなことないんですけどねー)そういう意味で「ムーミン」は、まさしく、モヤモヤイライラなアニメだったというわけです。もう一つ、ついでに言えば、岸田今日子の声が駄目でした(笑)しゃっきり喋ってくれーって感じで。まあとにかく、そんな苦手だった「ムーミン」の中で、ただ一人、感情移入できた存在がスナフキンだったというわけです。人間だからってわけじゃないです。ミーやミーのお姉さんには親しみすら感じなかったですから。しかもその感情移入の仕方といったら、苦手なアニメの登場人物なのにもかかわらず、かなり、大きなものでした。スナフキンに、自分と同じ匂いを感じたのです(笑)スナフキンの他人との距離感に。ムーミン谷での在り方に。いや、自分と同じ匂いというのは、正しくないな。正確には、自分の中にひそむ憧れの形を、スナフキンの生き方に見た、ということなんでしょう。スナフキンは他人に干渉しません。みんなが慌てふためいていても、涼しい顔で「おさーびしーやーまよー」と一人で歌ってます。だけど相談されたら、拒んだりしません。「きみはどう思うんだい?」と、あくまでも、僕は僕、きみはきみの、ラインを消しはしないわけですが、そこはスナフキンのポリシーなのです。スナフキンは何にも執着しません。いつも軽やかです。スナフキンは無理をしません。いつも余裕しゃくしゃくです。そしてスナフキンは自由気ままです。風のようにやって来て、風のように去っていくのです。なんて心地良さそうな人生なんでしょう。スナフキンはいいな、いいよなー。 今日の一曲『ロマンチスト・エゴイスト』ポルノグラフィティ だけど結局、スナフキンってこれなのかもね。 ロマンチスト・エゴイスト。
2003年10月04日
コメント(5)
デビュー作「夏と花火と私の死体」を読んだ時、登場人物の誰にも感情移入することができませんでした。自分にとって、感情移入できるかどうかは、小説を楽しんで読む上で特に重要なポイントなので、それ以降、乙一は自分の範囲外、と決め付けていたのですが、今年になって、楽天仲間のある人がオススメしていたので、(彼女は私から見て信頼できるセンスを持つ人なのです)もう一度チャレンジしてみることにしました。今度は違う作品で。そして読んだ「さみしさの周波数」いやあ、もう、驚きました。とんでもなく、良かったんです。というか、とんでもなく自分好みの作品だった(笑)そこで、他の作品も、片っ端から読みました。それがまた、どれもこれもが良い。ちなみに自分の好みの小説となるポイントは、第一は、感情移入ができるということなのですが、言葉のセンスも重要です。これは小説全体の雰囲気にも影響しますから。私は、どこかセンチメンタルでありながら、透明感漂う雰囲気の小説が好きなのです。それから勿論、構成がしっかりしているということや、文章のリズムがよどみない、ということなども大事なポイントです。まあ、簡単に言っちゃえば、文章がうまいということなんですが。作家なんだからみんなうまいだろう、なんて言わないでくださいね。下手な人は、ゴロゴロいるんですから。そして、謎めいているということ。たとえ純文学であっても謎の要素のない小説は面白みに欠けます。乙一は純文学じゃないですけどね。あとは、最終的に、パズルのピースが全てはまった!という充足感を持たせてくれる小説も好みです。とにかく、これらの意味で、乙一は完璧に近かったのでした。(私の基準においての完璧、ですが)また、この人は難しい言葉で簡単なことを書くのではなく、簡単な言葉で難しいことを書ける人だな、とも感じました。私は後者のタイプの作家の方がすごいと思っているので、そのへんも、乙一は素晴らしい!と思うポイントだったりします。さて。乙一の小説には、普通に、残酷や非道、そしてささやかな悪意などが転がっています。それらの善悪で言えば悪と呼ばれる事柄を、肯定も否定もせずに、ただ、つきはなした視線で描いているような印象があります。押し付けがましさが一切ないのです。それは、孤独について描く際にも、言えることだったりします。つきはなした視線で淡々と。だからこそ、読んでいて、自然に、せつなさを伴うやるせなさが、心に広がって来るのだろうな、と、私は思います。そして、人の心の美しい部分に関しては、一転して、とても丁寧に描いているように思えます。それによって、既に感じていたせつなさを伴うやるせなさが、やるせなさを伴うせつなさへと転化するのかな、と。マイナス部分はさらりと、プラス部分は丁寧に。そのプラス部分が丁寧どころか、見当たらないものが、「夏と花火と私の死体」じゃないかな、と思います。おそらく彼のことだから作為的なのでしょうが、たまたま、それは、私の好みには合わなかったわけです。今のところ、もっとも高い評価を受けているのは、連作形式の「GOTH」でしょうか。確かに「GOTH」は構成面で群を抜いてますし、彼の作品の中でもっとも完成度が高いのでは?と思うのですが、私のお気に入りは、「きみにしか聞こえない CALLING YOU」です。表題作と「傷ーKIZ/KIDS」の2作品は、せつないだけでなく、温かさにも満ちていて、本当にもう、好きで好きでたまらない作品です。 今日の一曲『YOUR SONG』 エルトン・ジョン
2003年10月03日
コメント(1)
悲しいです、がっかりです。漫才コンビ「いとしこいし」の夢路いとしさんの訃報。実を言うと、私は今年初めて見たんです、彼らの漫才を。で、素晴らしい!と思ったんですよ。2003年の今現在、お笑い界でもっとも面白い人たちはこの人たちだ、と思ったほどですよ。芸歴めちゃくちゃ長いお爺さんコンビをつかまえて何言ってんだ?と思われるかもしれないけど(笑)とにかく残念です。いとしさん、生き返ってください。笑いの好みは人それぞれだと思うのですが、私は「喋り」で笑いたいんです。喋りっていうのはネタそのものだけじゃなくて、間だのなんだのも含んでのことなんですが。まあ、なんて言うんでしょうね。ラジオで聞いても笑えるような「喋り」が好きなんですよ。コントはあんまり好みじゃない。バラエティでただ騒いでるようなのは論外。最近「喋り」で笑わせてくれる人が少ないので寂しいです。せっかく、いとしこいしに出会って喜んでたのに、もう彼らの漫才は見られないし。この際、落語のチェックでもしようかと思ってるほどです。落語、しっかり聞いたことないけど、おそらく自分の好みには合うことでしょう。もしかして私って、時代遅れの女?そんなことないですよねー?プロの「喋り」を求めてるんです。クラスの面白い人程度の、素人くさい笑いじゃ物足りない。 今日の一曲『大阪で生まれた女』 BORO 阪神優勝でこの歌の男版が発売。 なんとなく嬉しくないのは私だけか。
2003年10月02日
コメント(1)
女性芸能人の中で誰が1番好きかと聞かれたら、今は私、井川遙です。他にもたくさん、好きな人はいるんですが、1番といったら、井川遙。丸顔が好きなんです。でもって、スレンダー!!って感じより、ちょっと丸っこさのある感じの体型の方が好きなんです。そして、ここが一番のポイントなんですが、ぱっと花が咲いたみたいな笑顔の人が好きなんです。無邪気な可愛らしさのある笑顔というかね。ハリウッドの現役女優でいったら、ドリュー・バリモアが好きなんですよ。古い女優でいえば、マリリン・モンローが好きだし。井川遙って、今のところ、進む方向を決めかねてるって感じが漂ってますけど、女優としては、マリリン・モンロー的な素材の人だと思うんですよ。実生活の哀しい雰囲気のマリリンじゃなくて、セクシーマリリンでもなくて、無邪気なお馬鹿さんを可愛く魅力的に演じられるタイプ、ってことなんですけどね。これって、ほんとにお馬鹿さんだったら演じられないし、素材的にできる人、できない人がいると思うんですよ。たとえば、藤原紀香には、こういう役は無理でしょう。井川遙のほかに、できそうな人として思いつくのは酒井若菜くらいかな。シリアス路線には行かないで、コメディエンヌとして頑張る方向で行って欲しいな、井川遙。もっと思い切って、はじけると、女優としてすごく輝くんじゃないかなと期待しています。 今日の一曲『TAWAWAヒットパレード』 久保田利伸 最近、自分の中で「たわわ」という言葉が流行っている。
2003年10月01日
コメント(0)
全31件 (31件中 1-31件目)
1


![]()