《櫻井ジャーナル》

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

サイド自由欄

寄付/カンパのお願い

巣鴨信用金庫
店番号:002(大塚支店)
預金種目:普通
口座番号:0002105
口座名:櫻井春彦

2009.10.16
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 中東情勢は混迷の度を深めている。イスラエルはガザ攻撃が戦争犯罪だと非難されると和平交渉を止めると脅し、さらにイランを攻撃すると叫んでいる。その一方、アフガニスタンではイタリアとフランスとの関係が険悪になっている。アメリカのネオコン(親イスラエル派)政権を無条件で支持している日本政府(自公連立から民主を中心にする政権に交代したが、まだ変化は見られない)も人ごとではない。

 国連人権理事会は15日に特別会合を開いて「ゴールドストーン報告」について協議し、16日の投票で報告書を支持する決議案が採択された。賛成25カ国、反対6カ国、棄権11カ国、投票しなかったのは5カ国だった。

 その内訳を見ると、【賛成】がアルゼンチン、ブラジル、中国、ロシア、バーレーン、バングラデシュ、ボリビア、チリ、キューバ、ジブチ、エジプト、ガーナ、インド、インドネシア、ヨルダン、モーリシャス、ニカラグア、ナイジェリア、パキスタン、フィリピン、カタール、サウジ・アラビア、セネガル、南アフリカ、そしてザンビア、【反対】はアメリカ、ハンガリー、イタリア、オランダ、スロバキア、そしてウクライナ、【棄権】はベルギー、ボスニア、ブルキナファソ、カメルーン、ガボン、日本、メキシコ、ノルウェー、韓国、スロベニア、そしてウルグアイ、【無投票】はイギリス、フランス、マダガスカル、キルギスタン、そしてアンゴラだ。

 決議案に反対した国がアメリカのほか、ハンガリー、スロバキア、ウクライナというソ連(ロシア)からアメリカへ乗り換えた国と、秘密結社P2のメンバーを首相とするイタリア、そしてオランダだけだった。日本のマスコミの中には「米国や欧州諸国などは反対票を投じた」としている会社もあるが、この表現は明らかに嘘である。

 また、ガザ攻撃におけるイスラエルの行為を非難すると「中東和平交渉がさらに停滞する可能性もある」とか、「中東和平プロセスへの悪影響を懸念する声も根強い」というような「解説」をしている「報道機関」もあるが、人道法や人権法に違反する行為を容認する和平とは一体、何なのだろうか?

 勿論、こうした「解説」をするのは、俎上に載せられている国がイスラエルだからにほかならない。別の国なら、厳しい制裁を加えろと叫んでいるだろう。

 この決議でイタリアはアメリカに従って反対票を投じ、フランスは投票しなかった。このイタリアとフランスがアフガニスタンで対立している。

 昨年の8月、カブールの近郊でフランス軍のパトロール隊が100名ほどの武装グループに襲撃され、10名のフランス兵が戦死し、21名が負傷している。この地域をフランス軍は比較的安全だと判断していたのだが、この状況判断の間違いを招いた原因がイタリアにあるとする情報が流れているのだ。

 フランス軍は襲撃を受ける1カ月ほど前に到着したばかりで、その前にはイタリア軍がその地域を担当していた。イタリアの情報機関はアフガニスタンの武装勢力に接触し、交戦しない代わりに武装勢力側に数万ドルを提供していた、つまり賄賂を送っていたとする話をイギリスのタイムズ紙が伝えている。こうした事情をフランス軍は知らなかった。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.10.17 03:20:59


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: