《櫻井ジャーナル》

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2012.01.26
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 イランからの原油を7月から輸入しないとEUの外相理事会が決めたことに対し、イスラエルのエウド・バラク国防相は半年の先延ばしを批判している。EUとしては時を稼ぎ、その間に対策を考えようということだったのだろうが、 イラン政府はEUに対する石油の供給を停止するための準備に入り、1月29日には必要な法案を国会に上程する予定

 イランからの石油が入らなくなると、イタリア、ギリシャ、スペインといった地中海に面した国々にとっては深刻な事態。湾岸の独裁産油国がこれに対応できるかどうかは不明だ。状況によってはEUの内部で反米感情が高まる可能性がある。

 EUのイラン原油禁輸の決定で石油相場は上昇、北海ブレント原油は111ドル台で取引され、今後も上昇していくと見られている。北海油田の生産量が減り続けて厳しい状況になっているイギリスは一息つけるとも言えるが、経済に打撃を受ける国々からは批判されるだろう。

 1951年にイラン議会がイギリス系のAPOC(アングロ・ペルシア石油)を国有化すると決めた際、AIOCは石油の生産と輸送を止めて対抗している。それと並行してイギリスの情報機関MI6(正式にはSIS)はクーデターを計画、1953年にドワイト・アイゼンハワーがアメリカの大統領に就任すると、CIAとの共同作戦になった。このときは石油取引を止められたイランは苦境に陥り、軍事クーデターにつながるのだが、今回はBRICSや非同盟諸国が同調していない。状況が全く違うということである。





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最終更新日  2012.01.27 01:05:26


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