《櫻井ジャーナル》

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2013.11.17
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 11月17日午後にフランスのフランソワ・オランド大統領とローレン・ファビウス外相がイスラエルを訪問する。「第5共和制発足以来、最も国民に嫌われた大統領」だと言われるオランドはイランの核開発問題でイスラエルとサウジアラビアの代弁者として行動、7日からジュネーブで行われた「P5+1」(アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランスの国連安保理事会の常任理事国にドイツを加えた6カ国)とイランとの会議では、声明を出す寸前に合意を壊してしまった。

 寸前で破綻した合意内容には、ウラン濃縮は3から5%に制限し、高性能な遠心分離器IR-M2を使用せず、アラクにある重水炉を稼働させないことなどをイランは認める一方、凍結されているイランの原油収入の一部を解除、経済制裁を緩和するというようなことが含まれていたという。イランにとって有利な内容だとは言えない。

 しかし、イランへの制裁が緩和されることを認めないどころか、体制転覆も狙っているのがイスラエルとサウジアラビア。ジュネーブではフランスを使って会議を混乱させ、合意には至らなかった。が、基本的に協議の主人公はアメリカとイランであり、フランスには限界がある。

 協議の際、合意が近いことを知ったイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はフランスにおけるイスラエルの代理人、メイヤー・ハビブ議員にファビウス外相へ電話させ、 イランに対して強い姿勢を示さなければ、ネタニヤフはイランを攻撃する と伝えたという。間接的にアメリカを脅したのかもしれない。

 その一方、サウジアラビアはフランスに対して10億ユーロ(約1300億円/15億ドル)で フリゲート艦4隻と給油艦2隻の修理 を依頼したと8月に報道された。その前月にはアラブ首長国連合がフランス系の軍事企業が開発した軍事衛星ヘリオスを9億1300億ドルで購入することで合意している。

 サウジアラビアとイスラエルの協力関係は遅くとも1980年代 のアフガン戦争から始まるが、シーモア・ハーシュは2007年にニューヨーカー誌で、アメリカのジョージ・W・ブッシュ政権が、サウジアラビアやイスラエルと共同でシリアやイランをターゲットにした秘密工作を開始 したとしている。



 サンデー・タイムズ紙によると、 イスラエルがイランを攻撃する際には自国領空を使わせ、攻撃に協力する意向をサウジアラビアは示している という。ただ、実際にこうしたことが行われれば、王制が崩壊する可能性も出てくるわけで、サウジアラビアやイスラエルは追い詰められていると見ることもできる。





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最終更新日  2013.11.17 19:40:02


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