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2020.11.02

手元にある小型マルチツール

カテゴリ： EDC

小さなマルチツールは手の指大のサイズに複数の機能が詰まっていて、ちっちゃいくせに色々できるところが魅力の一つです。

私の手元にあるのは4つ。
1枚のステンレス板を複雑な形状で切断したタイプのマルチツールは今回除外。

■LEATHERMAN Micra

ハサミをメインに10機能を搭載しているロングセラーモデル。ロングセラーなりにデザインはちょっと古く感じるけど、シンプルなので気にならない。それもロングセラーの理由の一つだろうか。

ピンセットが搭載されているが本体から分離はできない簡素なもの。定規以外のツールは一度開かないと展開できないようになっていて、アクセスはひと手間かかるが収納状態の表面は滑らか。

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■LEATHERMAN Squirt PS4

何が4なのか分からないけど、9機能搭載。Micraには無いプライヤーをメインツールとしてヤスリも2種類の粗さを備えるが、ピンセットと定規の機能は無い。Micraよりも後発なだけあって現代的なデザイン。

ほとんどのツールは写真の状態から展開でき、設計思想も少し方向転換がなされているようです。反面、各ツールの端部が少しだけ露出していて引っかかりを感じます。

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■VICTORINOX SwissCard Lite

数え方にもよるが全13機能搭載。4つの中で唯一ルーペ・LEDライト・ボールペン・レターオープナー・ピンを搭載しているカードタイプのマルチツール。

ほとんどの機能は本体から分離して使う設計になっていて、複数のツールを同時併用することができるのも特徴といえる。他の3つよりは薄型のカードサイズが携帯しやすい（携帯することの是非はともかく）。
ピンは虫ピンのようなものなので紛失しやすい。経験者の言葉は重い…

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■VICTORINOX Classic

ビクトリノックスの最も基本的なマルチツール。4つの中で最少の6機能、そして最少サイズ。唯一樹脂製の爪楊枝が搭載されている。基本カラーの赤を中心に、この商品はカラーリングが豊富で選ぶのも楽しいモデル。

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さてここからは注意点です。

■過信して大負荷をかけてはいけない
工具といえば工具ですが、単機能の持ちやすい工具とは耐久性が全く違います。
マルチツールの場合、それぞれのパーツは薄く作られている場合が多く、想定している負荷の強さや方向を間違えて使ってしまうと寿命を縮めることになるでしょう。
特に、回す・捻るといった負荷のかけ方には注意しましょう。

■メンテナンス
基本的に分解清掃みたいなことはできないモデルが多いので、ポケットに入れたりしていると隙間にホコリが溜まります。古くなった歯ブラシなどで掃除してあげましょう。その他、サビ防止に水濡れは拭き取り、時々注油はしています。

■手荷物としてはセンシティブ
常時携帯していれば助かる場面は多いと思いますが、同時に誤解される場面にも遭遇するでしょう。ナイフやナイフ然としたレターオープナーは、特に航空機利用の際の手荷物検査で確実に弾かれると思われます。私はそういったトラブルは御免なので携帯はしません。人の迷惑にならないように。

以上のようにマルチツールは多機能コンパクトで便利ながら、使用・所持には注意が必要な道具です。ちなみにアウトドアにはプライヤーを搭載したモデルがおすすめ。熱いものを掴んだりするのにちょうど良い。

レザーマンとビクトリノックスを比べると、ビクトリノックスの方がやや都会的な印象。LEDライトやUSBメモリを搭載するモデルもあるからだろうか。レザーマンはあくまでも工具というジャンルに徹している印象を受けます。