2010/08/26
XML
テーマ: 社交ダンス(9911)
カテゴリ: 音楽のはなし
バイロイト音楽祭の期間中、木いちごの乙女たちが会場係として劇場にいます。

総勢20人くらいの若い女性のボランティアさんたちです。

客席の案内をするとか、上演開始と同時に入り口に鍵をかける係とか。

遅れた人は入れないようになっているんですね。さすがドイツってかんじ。

木いちごの色に似た赤紫色の服を着ているのでこう呼ばれているのだそうです。



ボランティアのメリットは、オペラを末席からですがタダで見られること。

中に音楽を学ぶ日本人の学生さんがいらっしゃったんですけど、こんなのがあるって知ってたら私もやってみたかったですね。

競争率は高そうです。

ドイツ語が流暢にしゃべれないとダメかな。もう乙女って年でもないしナ。





数年ごとに変わる演出とともに衣装や舞台装置も変わるんですが、今回の衣装で特に目についたのはワルキューレの衣装です。

9人みんな全身真っ赤で、お腹の一部分だけ黒のメッシュになってるんで、一種の忍者軍団のようにも見えます。

硬化プラスチックの盾にステンレス製みたいな槍を持って、頭にはやはりプラスチック製の兜。

ブリュンヒルデだけは兜をかぶってないんですけど、髪の毛が真っ赤なんです。

ハイビジョン映像ってすばらしいんですけど、はっきり見えすぎてちょっとということもありますね。

たとえば赤ずくめのブリュンヒルデ、大きな声では言えませんがおばさんになって太った ポニョ みたい。

ストーリー的にはうら若き乙女のはずなんですけど、クリアな映像がはっきり『ちがいます!』っていってるんですよね。大笑い



生中継の幕間にワーグナーのオペラに関する解説を音楽評論家の方がされてました。

その中にライトモチーフという言葉が出てきたんですね。

ダースベーダーが登場するとき必ず流れるメロディみたいなもので、オペラの主要な登場人物には決まった旋律があるんです。



たとえばブリュンヒルデのときはワルキューレの騎行のさわりのメロディとか、ヴータンが出てくるときはダースベーダにも似た重い旋律とか決まっていて、それをライトモチーフと呼ぶそうなんです。

オペラの場合は人だけじゃなくて物にもそれがあって、たとえば第一幕でトネリコの木から引き抜いた聖剣のライトモチーフがあります。

この剣のモチーフはとても厳かなメロディなんですけど、私が以前はまっていた中世物のRPGで剣が手に入ったとき流れてたんですごく思い入れがあるんです。

眠りについたブリュンヒルデの周りを囲んだ炎のモチーフなんかはチラチラ燃える炎の様子が表されているんですね。

このあとお話はどんな風になって行くかというと、森に逃げたジークリンデは男の子を出産します。



彼の名はジークフリート。



ワルキューレに続く第二夜は彼の物語です。

そのジークフリートにも当然ですがライトモチーフがあって、まだ彼が生まれる前の話の中にも出現を暗示するように何度か流れます。

それほどオペラに思い入れのない大将も、ジークフリートのモチーフが流れると、

『いま流れたよ!』

みたいな視線をこっちに送ってくるんで、それがちょっとかわいかったですね。手書きハート

またいつか機会がありましたら、続きの指輪をめぐるお話についても書いてみたいと思います。

長らくのおつきあい、ありがとうございました。

(おわり)

PS 続きがどうしても気になる方、コミック出てます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010/08/27 12:11:35 PM
コメント(4) | コメントを書く
[音楽のはなし] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

StarTrees

StarTrees

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: