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4年くらい前から「そのうち絶対出る」と思っていたレンズが、ようやくキヤノンから登場です(^-^)。<以下、主要なスペックの抜粋>EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM¥330,000●28mmの広角域から300mmの望遠域まで幅広いズーム域を 1本でカバーする超高倍率ズームレンズ●Lレンズにふさわしい高解像・高コントラストな高画質●シャッタースピード換算で約3段分の補正効果を発揮する 手ブレ補正機構を搭載●円形絞りにより、自然なボケ味を実現●ズーム全域で最短撮影距離0.7mを達成(最大撮影倍率0.3倍) EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM¥174,000●ズームレンズ光学系に適した、新開発の3積層型DOレンズを搭載●ほぼ同等の焦点距離、開放F値のズームレンズと比較して大幅な 小型化とLレンズに匹敵する高画質を実現●シャッタースピード換算で約3段分の補正効果を発揮する 手ブレ補正機構を搭載●レンズ全長を最短状態に保持するズームリングロック機構を装備●円形絞りにより、自然なボケ味を実現詳しいスペックがお知りになりたい方は、こちらからどうぞ。それにしても、そう来たか!という感じ。手ブレ補正つき高倍率ズームの方は、常用クラスのレンズとしてラインナップされるのではないかと読んでいたからです。もっとも、よく考えてみれば、キヤノンには昔からLレンズの万能選手として根強い人気を誇っていた35-350mmLがあったわけで、なるほどメーカーの主張するように、あのレンズの後継レンズと捉えれば正常進化と言えなくもありません。しかしそれにしてもデカい!(^_^; 最短が70cmというのは、極めて高価なLレンズとしては今ひとつ詰めが甘い気がします。24-200mmくらいにしてもう一回り小さくし、最短を50cmくらいにまとめられれば、そっちの方が実用的だったと思うのですが、どうでしょう(^_^;。もっとも、そういうスペックのレンズが、現行の28-135mmISの後継レンズとして登場するのなら、それはそれで文句ありませんが。 で、もう一方の新型EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMは、登場を待ち望んでいたレンズだったのですが・・・これも色んな意味で複雑(-"-;)。まず、常用クラスのレンズにDOの技術を投入してきた事には素直に驚きました。しかし、高価になる事が避けられないDOレンズの使用は、常用レンズとしてはいかがなものなのか。初代ISズームレンズであるEF75-300mm F4-5.6 IS USMは88000円なわけで、F値の暗さが全く改善されず、全長は38mmちょっと短くなったものの、逆に最大径で約4mm、重量で70g大きく重くなったレンズが、ほぼ倍の価格設定になってしまったことには、かなり抵抗を感じます。いくら画質が向上して、手ブレ補正効果が一段分効きが良くなったとしても、です。すごく中途半端なポジションのレンズが出たな、というのが正直な感想でした。とはいえ、最新技術を出し惜しみなくどんどん投入してくれるのがキヤノンのいいところ。今年も期待しているエンゾーなのでした(^_^;。
2004.01.29
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あさって金曜日から3日間、東京・神奈川方面に出張。僕の持ってるノートパソコンは、持ち歩くにはあまりに重いので、今回は持っていかないでしょう。(アダプターやら何やら入れると、簡単に4kgくらいになるのに、その他にもカバンとかあるから、もう持ちたくない)でも、カメラは持って行きます、ええ。何しに行くのかって?やだなあ、仕事ですよ。もちろん。( ̄▽ ̄)ニヤリところで、先日の「くたばれベテラン・加筆」の件で、色々な方から激励や応援のお便りを頂いたのですが、図らずも共通するご意見を複数の方から頂きました。このまま死蔵しておくにはもったいないので、匿名で勝手にご紹介させて頂く事にしました。(該当者の方、すみません!<(_ _;)>)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(前略)うちの連れあいは、一眼レフのシャッター音が心地いいといって、一眼レフの世界に足を踏み入れてきました。カメラはそれまでコンパクトしか使ったことがなかった奴ですが・・・ですから、彼女はいわゆるベテランの方がおっしゃるような作法は何も知りません。私も好きにやらせていて、何も言いません。でも、彼女は私よりもいい写真を撮ることがあるんです(T_T)ですから、写真を始める動機は何でもいいと思います(後略)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(前略)ベテランだろうが駆け出しだろうが、同じ場所にいれば同じ程度のカットが得られる可能性がある。それもカメラと写真のひとつの特徴だと思うんですよ。苦節30年なんていらない。それも写真の面白いところでしょう。(後略)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~なんか読んでいて、皆さん心から写真を楽しんでいらっしゃるなあと、こちらまで嬉しくなってしまいました(*^^*)。ある写真家が、「撮ろうと思って撮った写真より、『撮れてしまった』写真を撮りたい」とコメントしていました。そういえば、先日紹介した赤瀬川源平氏の言葉にも、同じようなくだりがあったっけ。これって、結構奥が深い言葉だと思います。なぜなら、撮れてしまった写真なら初心者でも撮れる訳で、それを偶然から必然にする為に、技術と感性の練磨に並々ならぬ努力をするのが、本来「写真家」なのですから・・・。 写真を撮り続けていれば、神様が気まぐれに「撮らせてくれる」、そんな一枚にいつか巡り会える事を信じて、これからものんびり写真と付き合っていきたいと思っています。
2004.01.28
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今日でもう丸一週間以上、自転車に乗れていません。なにしろ、福岡はここのところ天気が大荒れで、週のほとんどが雨か雪でした。僕の通勤用自転車には泥除けがないので、地面が濡れている時には乗れません。つーか、もともと天気が良くない時には乗るつもりがなかったので、それでもいいかと思って買ったんですが、こうも乗る機会がないと、さすがに禁断症状が出てきました。とにかく、自転車関係の雑誌を何度も何度も何度も何度も読み返し、自転車関係のHPをネットサーフィンしまくり、挙句にはヤフオクで自転車を検索し始める始末。はっっ!いかん!Σ( ̄□ ̄;)これは以前「写真が撮りたいのに忙しくて撮れなかった」時に出たのと同じ症状じゃないですか!エンゾーの膨大な無駄遣いは、そこから始まったんだった。やばい、やばいぞ~~~(-"-;)。ここは気分転換に、外の冷たい空気を吸ってリフレッシュしなきゃ。そうだこんな時こそ、ポタリングに行こう!(^-^)/…って、路面が悪くて自転車に乗れないじゃん!!ヽ(`Д´)ノああああ、今日でもう丸一週間以上(一行目に戻る)
2004.01.27
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去年から発売が延びに延びて、かなり待たされていたレンズ「SIGMA 17~35mmF2.8-4 EX DG HSM」が、ようやく発売されました。中古品大好きで、最低でも定価の1/3以下でないと食指が動かないエンゾーが、珍しく新品で買う気になったレンズの一つです。一つ前のモデルを下取りに出して、差額で購入。前モデルは、二つの大きな欠点がありました。1.フィルター枠がデカい。デカ過ぎる(82mm)。なので、プロテクト フィルターが非常に高価なものになり、収納性も悪い。2.17mmという広角レンズで、最短撮影距離が50cmでは、画面の 整理が出来ない。それに対し、今回の新型はフィルター枠がワンサイズ小さい77mmになり、枠と鏡筒の段差もなくなったので、バッグに引っかかる事がなくなって、すっきり入ってくれます。また、最短撮影距離は27cm! ここまで寄れれば、文句ありません。で、さっそくEOS7に付けてみたのですが、これがけっこう可愛い(笑)なんかずんぐりむっくりして、かなり大ぶりになってしまうのですが、ころっとした外観がユーモラスで、また見た目ほどには重くないので、すっかり気に入ってしまいました。 事実上、これでEOS用のレンズラインナップは完成です。あとはたくさん撮りまくるのみ(笑)。がんばって精進します…(^_^; そうそう、一つ言い忘れてた事が。 前のモデルは、超音波モーター仕様ではありましたが、フルタイムマニュアルフォーカスは出来ませんでした。まさに画竜点睛を欠くとはこの事。ところが、今度のモデルは鏡筒が若干太くなったぶん設計に余裕が出来たのか、ちゃんとフルタイムでマニュアル操作が出来ます。これは大きな進歩。もちろん最新のSIGMAらしく、解像度に関しては申し分ありません。 広角を何か一本とお探しの方、お勧めです!(^-^)/
2004.01.26
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エンゾーオリジナル(うそ。タムラック・ベロシティのパクリです)、ワンショルダーカメラバッグの制作をお願いしていた「グーワタナベ」から、待望のメールが届きました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~エンゾー様大変申し訳御座いません、まだ考えがまとまっていません。たまたま店の方が忙しくなってしまい、手がまわらない状態なので、もう少しお時間を頂けないでしょうか。どうぞ宜しく御願い致します。グーワタナベ 渡辺匠市 2004/1/25~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ガクッ…(T◇T)最初(1/7)に依頼してからすでにだいぶ日数も経ち、その間何のお返事も頂いてなかったので、ひょっとしてうやむやに??とちょっと心配になっていたのですが、まあお返事を頂けたので少し安心しました。一瞬、他の工房にお願いしなおそうかと思いましたが。いや、思っただけだってば。全く作った事がないものを一から立体的に考えると言うのは、想像を絶するイマジネーションを要求される作業なんでしょうね。渡辺さん、どーかがんばってくらはい!(^-^)/
2004.01.25
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(更新情報:【くたばれベテラン】に、大幅な加筆を行いました。)あああ…なんか、批判めいた事を書くと、例えそれがどんな内容であっても、書き終えた後で気が滅入りますね…(T◇T)今日はなんだかブルーになってしまいました。…いかんいかん、明日も頑張ろ!(T∧T)¶
2004.01.24
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ウソです。(某氏のマネっ子)なんか今日事務所に来て見たら、変な音が聞こえてきました。「バラバラバラバラバラバラバラ・・・」まるでヘリコプターのローターの回転音のような、変な音です。天井を見ると、埋め込み式エアコンの中から聞こえてきます。どうやらこの中で、ヘリが飛んでいるようです。どうも、何らかの原因でファンが偏芯したようで、上手く回転してないみたいなんです。お陰で、一日中ヘリの爆音を『遠く』で聞いているような感じでした。 それはそうと、吉牛から牛丼がなくなる日が近づいているので、最近2度も続けて行ってきました。こないだ食べたのは、新メニューの「豚キムチ丼」。味は・・・うーん・・・微妙だ(-"-;)。キムチの味がイマイチだし、肝心の豚に至っては、もうダンボールのような食感。吉野家、これじゃイカンでしょ。あの豚は、コンビニの豚カルビ丼と同じレベルだよ。庶民の胃袋を満たす店として、もう少し頑張らないとホントにつぶれちゃうぞー!
2004.01.23
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今日は朝から、する気もないのにドリフトやってる車がたくさんいました(笑)。路面が凍る事なんて、福岡ではほとんどないので・・・で、予想通り、うちの事務所の女の子達も何人か出て来れませんでした。でもまあ、上司はこれくらいでオタオタしてはいけません。余裕です、ヨユー。「ふふふ、まあたまには、こんなイレギュラーな休みがあっても楽しいよね」ところが、ここで問題発生。この天気、なんと週末まで続くのだそうです。・・・つーことは、奴らは週末まで休みになっちゃうってこと??・・・・・・。そ、それはちょっとマズイんですが・・・(-"-;)(一気にオタオタ)神様、やりすぎです。
2004.01.22
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↑そんな事が話題になるくらい、福岡は雪が降りません(^_^;朝からばーっと降って、一瞬・・・1時間くらい・・・積もりましたが、そこは福岡、すぐに解けちゃいました。でも、やっぱり冬は冬らしく雪が降らないとね!(^-^)/僕が子供の頃はもっと冬も寒くて、ひと冬に何回かは積もり、雪だるまだって作れたんですが、最近は滅多にそういう事がなくなりました。温暖化の影響を肌で感じます。ちなみに、九州で降る雪はボタン雪がほとんどで、水分をたくさん含んでいるので、べたべたしてます。北海道の大学に進学した時、雪合戦も出来ないくらいさらさらの雪質を初めて見て、驚きました。そう言えば以前、北海道に住んでいる親戚親子が、真冬の福岡に遊びに来たのですが、空港に迎えに行くと、何を勘違いしたのか半袖で登場。「さ、寒い!南国だと思ったのに・・・」と震え上がっておりました。しっかり風邪をひいて帰ったのは言うまでもありません。福岡の冬を侮るからだ。バカメ。( ̄▽ ̄)*ちなみに、福岡に住んでる人で「福岡は南国だ」と思ってる人はいません。 同じ九州でも、日本海側の福岡は、冬はそれなりに寒いんです。 南国と言ったら、やっぱ宮崎とか鹿児島から南側でしょう。 P.S.なんだか異常に冷え込んできました。この分だと、明日の朝目覚めたら銀世界だった、なんてことになりかねません。福岡は機能も住民も、雪に対する免疫がまったくない都市なので、朝起きて雪が積もっていた段階で、すべてが麻痺してしまう事が決定的になります。どうなることやら・・・(^_^;
2004.01.21
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いや、完全に私事なんですがね。一ヶ月間の社員の出勤ローテーション表を作る最終提出期限が、毎月20日なんです。ようするに20日締めということなんですが。で、たいした人数ではないとはいえ、これが結構面倒な作業で、取りかかるまでに結構気力がいるんですよ。うりゃっと始めてしまえば後は勢いなんですが(^_^;だから、ローテーション表を作り終わったあとは、なんだか天国な気分です。だって、福岡では20日に各写真雑誌が一斉に発売になるので、それを読み漁れるという至福のひと時が待っている・・・(*^^*)ただし、場合によってはローテーション表を作る前に、つい「アメ」を舐めてしまい、現実逃避から覚めた後に地獄の苦しみだけが残る時もあるのですが・・・( ̄▽ ̄;)ともあれ、今日からしばらくの間は気分が良いですな。ふふ。P.S.早速読み漁ってきました。最近、デジタル関連の記事が完全に銀塩関連に取って代わったので、銀塩マニアのエンゾーとしては、どうもイマイチ心躍りません。なので、本屋滞在時間は1時間半でした・・・。 あれ?
2004.01.20
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え~、先日掲示板で『福岡ポタリング写真館』なるものをいつか作りたいと申し上げましたところ、おのうえ@OM野郎さんから、面白そうだから早く作れという書き込みを頂きました(^_^;。ありがとうございます。「ポタリングってなんじゃ?」という方のためにちょいと解説しますと、要は「自転車でどっかに行くこと」です。そんだけ。あっ、お客さん帰らないで!いやホント、難しい話じゃないんです。近所の喫茶店に行ったり、商店街を回ってみたり、美術館や図書館をハシゴしてみたり、そういうのはひっくるめてみんなポタリングです。気合を入れて「今日は100kmぐらい走って○○まで行くぞ!」なんていうのは、これはもう「ツーリング」の領域になります。で、先日私は次のような内容を掲示板に書き込みました。(以下、抜粋)残念な事に、ポタリングやツーリングについて熱く語っている雑誌においても、なぜか写真はおざなりなんです。つーか、「ライター(あるいはモニター)が自転車にまたがってポタリングしているところ」の写真ばかり何枚も撮っていて、肝心の「そこで出会った愛しい物たち」を魅力的に撮った写真が少ないんですよ。(おわり)これ、何でつまらなく感じるのか、もう少し考えてみたんですが、たぶん「地方在住者のひがみ」が根底にあるのではないかという結論に達しました(^_^;。例えば「ポタリング特集・山手線沿線を巡る!」とか言って、色々なルートが紹介されたとします。そこには必ず、自転車とライターが写っている証拠写真的な画が数点あって、あとは細かい字でびっしりと「いかに旅情にあふれた行程だったか」が書き綴られている訳ですが、しかし、いくら軽妙洒脱な名文で書かれたものでも、次第に読むのが苦痛になってくるんです。それはなぜか・・・。だって、行った事がないし行く予定もないから。上のような特集は、残念だけど地方在住者には関係のない内輪受けに見えます。いや、あくまでもポタリングの楽しさを伝えるためのモデルケースとして企画したことなのだというのは、十分理解できます。いちいち地方まで出て行って、現地に密着した記事を書けというほうが無理です。だけど、それならばなおさら、もう少し読ませ方に気を遣って欲しい。ポタリングで出会った風景の魅力が、ストレートに伝わってくるようなビジュアルを、たくさん紹介して欲しいんです。そうすれば、疑似体験というレベルまで感情移入出来そうな気がするんだけどなあ・・・。こういう仕事がうまいのは、むしろ旅行雑誌系です。例えば南の島のリゾートホテルなどの紹介では、これでもかというくらい魅力的な写真が誌面いっぱいにちりばめられていて、そりゃもううおおお、この水上コテージ泊まってみてぇ~!なんて旅の虫を煽ってくれるわけですよ。僕の言うところの「ビジュアル的な魅力」というのは、そういう意味です。うわあ、ここまで書いていいのか?自分の退路を自分で絶ったような気がするのは気のせいか?(-"-;)非常に自分の首を締めるような発言をしてしまった気がしますが(笑)、福岡ポタリング写真館、やるときは気合を入れてみようかなと思います。きゃー、やる前からやめたくなってきた・・・(^_^;
2004.01.19
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僕は、自他ともに認める「物フェチ」である。とにかく、手の込んだ「モノ」を見ると、手にとって「なでなで」せずにはいられなくなる。ほとんど危ない人だ。そんな僕が最近思うことは、「一生モノ」と呼べるようなものが減ったなあと言う事。通称ソニータイマーの例を挙げるまでもなく、現代の工業製品は、おおよそ10年で壊れるように作られている。「そりゃ企業なんだから、買い替え需要を考えたら仕方のない事じゃん」ごもっともだが、だからと言って納得できるものではなく、だいたい10年足らずで物が壊れ始めたのは、実はここ20年くらいの話であって、昔はもっとなんでも耐久性があった。その証拠に、30~40年前の工業製品は、未だ現役のものが少なくない。よしんば壊れたとしても、メカニカルなものはちょっとした部品交換やオーバーホールで、すぐに元気になる。製品の耐久性がなくなってきた最大の理由は、もちろん電子化の影響である。緻密で気が遠くなるような職人技は、生産性が悪い。その部分をコストダウンするにあたり、一番手っ取り早かったのが電子化だ。その結果、モノは大量にかつ安価に作ることができるようになり、我々の生活は豊かになったように見え、かくて職人とその技は死に絶えた。また、中にはパソコンのように、モノと言うよりシステムそのものの進化のスピードが速すぎるものもあって、「一生モノ」というカテゴリーからは最も遠い存在になっている。このあいだ、ジーンズでも買うかと思って店に入ったら、まるで古着のようなデニムがずらりと並んでいた。最近良くある、加工品だ。「ストーンウォッシュ加工」やら「ダメージ加工」やらで、わざわざ新品をくたくたにして、風合いを出したものだ。手が込んでいる分、フツーに綺麗なものより高い。なんとなく釈然としなくて、何も買わずに店を出た。そう言えば、ストーンウォッシュされたデニムを見ていて思い出した事がある。僕が大学生のころ、ZIPPOライターが大好きな友人がいた。ある日、彼がまだぴかぴかの新品のZIPPOにヤスリを当てているのを見て驚いた。「ちょっとちょっと、なにやってんの??」「いやさ、ZIPPOって真鍮製だから、使い込むと角のところのメッキがはがれてきて、地金が見えてきてかっこいいんだよ。だけど、それだといつになるか分からないから、削って地金を出してるわけ」それから30分もしないで、彼の言う「かっこいい」ZIPPOは完成した。ところが、次に会った時、彼はそれとは別のZIPPOを持っていた。「あれ?こないだのZIPPOは?」「ああ、あれ?うん・・・なんかさ、やっぱりうまく味が出なかったんだよね。イマイチ使い込んだ感じにならなくてさ。捨てちゃったわ」思うに、壊れ易いものがまかり通るようになったのは、企業の姿勢のせいばかりではない。僕らが「待つ」ことが出来なくなったからである。なんでも結果が出るまでにはある程度の時間が掛かるのに、子供の頃から教えられるのは「最初からベストな成果を出す事」であり、子供はそのまま大きくなって、町はお利巧でせっかちな人間であふれ返る事になる。「100年もつ物は高くて当たり前」という常識が消えてしまったのも、一生モノが消えてしまった原因の一つだ。こう言うと、「消費者が自ら大量消費の道を選んだからではないか」と反論する人もいるかもしれない。しかし例えば、自転車は一生モノだった時代が、ほんの80年前までは確かにあったのだ。今では、7980円で使い捨てだ。それ自体は悪いとは言わないが、それだけでは人生つまらない。ゆっくりとした時間を掛けてしか良いものにならないものが、世の中にはたくさんある。美味しい料理。大事な人との関係。大きな森。イイ感じのデニム。ZIPPOのライター。失われた英知と技術を復活させ、「一生モノ」という言葉が力を取り戻す世の中が、この先やってくるだろうか。そんな世界を、子供には残したい。
2004.01.18
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昨日、分不相応なデカい買い物をしてしまいました。自分の力ではなく、亡き父の残した「形のない遺産」のお陰です。久しぶりに、線香を上げました。さて、気合を入れて仕事をしますか!(今までは気合入ってなかったのかと言うツッコミは却下)
2004.01.17
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ホンマあんじょう頼むで、楽天はん。なしてこないにつながりにくくなっとんのや、最近。ええかげん怒るでしかし!(by横山やすし)僕、「いんちき」とか「エセ」とか「なんちゃって」とかう言葉が大好きで(*^^*)。ああ、エセ関西人、あこがれます。つーか、ホントに最近、管理画面で日記が表示されなかったり、更新がうまく反映されなかったり、全くつながらなかったりと、急に重くなってきました楽天広場。サーバーを増強して欲しいです、至急。タダで使ってるくせに偉そうだな、俺。
2004.01.16
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(更新情報:【ギャラリーE】に、画像を2枚追加しました。)いや~。やらかしました、フライング(^_^;。何のことかと言うと、イーストマン・コダック社の行った「ヨーロッパ地区とアメリカ地区における、APSおよびフィルムカメラの製造・販売から撤退する」と言う発表を読んで、うっかり「フィルムを作らなくなる」という風に読み間違え、色々な掲示板で大ウソこいてしまったと言う・・・いや~、全国におっちょこちょいぶりを発信してしまいました。けっこうブルーです(T◇T)。それにしても、銀塩の凋落を示す現象であることに変わりはなく、ますます寂しい気分になってきます・・・。 P.S.そうそう、ぜんぜん関係ありませんが、お陰様をもちまして、こんないい加減なHPが、ついに50000Hitを超えました。よくよく皆さん、寛大な方が多いのだなあとありがたく思っております。これからも、エンゾーのヨタ話によろしくお付き合い下さいませ。
2004.01.15
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カメラマニア限定の話で申し訳ありませんが・・・あの世界最小のカメラメーカー・安原製作所が、昨日HP上にて、突然「業務終了宣言」を発表しました。まだ「秋月」の予約者全員にカメラが行き渡っているはずもなく、安原氏本人は「遣り残した事はない」と言っているものの、事実上は志し半ばの廃業となりました。 (安原製作所の忘れ形見、安原一式(左)と秋月(右))以下は、安原氏のコメントの抜粋です。『業務終了の主な理由は、写真のデジタル化による急速な銀塩市場の減少です。 弊社は「趣味性の高い銀塩カメラを作る」ということを目的に設立された 単機能な会社です。 一般的なカメラメーカーよりずっと小規模に 活動できますが、銀塩カメラの需要がある限界値以下になっては 継続ができません。 そしてそれは、思っていたより少し早く訪れました。』矢尽き刃折れた安原氏の寂寥を感じます。「思ったよりも早く、銀塩カメラの終焉が来てしまった」という思いは、我々銀塩カメラユーザーにとっては、むしろ安原製作所の廃業にこそ象徴されるもので、一つの時代の移り変わりをこの目で見たような気がして、やや呆然としてしまいました。正直なところ、安原一式には「内面反射により、致命的なフレアが頻発する」という大きな欠点があり、道具としては不完全なモデルでしたし、続く秋月も、7万円を越す高価なカメラとしての質感を具えていたかと問われれば、いささか疑問な部分がありました。しかし一方で、見て直感的に「面白い!触ってみたい!欲しい!」と思わせる「モノとしての魅力」において、これほど強烈な引力を有するカメラもまた、近年希ではなかったかと思います。このようなクラフトマンシップにあふれた製品を世に送り出すメーカーが、企業として存続しえない今の日本には、世の流れとはいえ、一抹の寂しさと漠たる不安を覚えます。 多くの銀塩カメラファンに惜しまれつつ、安原製作所は本年2月を持って、約5年間という短い歴史に幕を閉じます。
2004.01.14
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(最近、やたらと広場が混み合って接続しにくくなっているのは私だけなんでしょうか?)今日は、久しぶりに大好きな沖縄料理を食べました。実は4分の1ほど南国の血が入っているらしいエンゾー、昔から不思議と南の島の水が合うのです。南の島と言えば、昔、エンゾーがある偉いおじさんと南の島に行ったときの話。現地で差し向かいでソーキそばをすすりながら、エンゾーはおべっかを言いました。「○○さん、いつもサスペンダーされてますが、おしゃれですね!」「・・・俺は腹が出てるもんでね。サスペンダーでないと、ズボンが落ちるんだよ」ヤクザかヒグマに例えられる風貌の○○さんの前で、エンゾーの背筋が凍ったのは言うまでもありません・・・なんか、昔からこんなんばっかだな、俺。てへ。
2004.01.13
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ううう、ついにIXYは8000円でも買い手がつかない時代になったのか・・・(T◇T)誰か救ってやってください、特にEOSオーナーの方。絶対それ以上の価値はありますって。http://page3.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c50956210 それはともかく。きのう、眼鏡を新調した。僕はかなり目が悪く、超ド近眼なので、どうしてもレンズが厚くなる。で、厚いのが嫌だから「超薄型」で作ってもらっているのだけれど、それだとむちゃくちゃ高価であった。多層膜コーティングを施されたレンズを指定するからかもしれないが。ところが、安い安いと話には聞いていたけれど、今回買った眼鏡は、超薄型非球面レンズとのセットで、12000円だった(◎◇◎;)なんなんだ、最近の眼鏡の安さは!確かにコーティングはそこそこのグレード、フレームもスチールだけどさ、それにしても安い。今までが高過ぎたのか?
2004.01.12
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先日の新年会での事。某TV局取締役:「エンゾー君は、北海道にいた事があるって?」エンゾー: 「ええ、あの、大学があっちだったもんで」某TV局取締役:「(なぜか身を乗り出し)おお!ということは北大?」エンゾー: 「(なぜそうなるんだ(-"-;))いえいえ(^_^;。そんなに賢くありません」某TV局取締役:「えっ?じゃあどこだったの?」エンゾー: 「いやあ、3流のボンクラ大学ですよ。北海道○○大学って言うところです(^_^;」某TV局取締役:「それ、息子の行った大学だわ」和やかだった酒宴の席が、一瞬にして極寒地獄と化したのは言うまでもありません。ちなみに、息子さんは僕の3期下の後輩でした。 酒も飲まないのに失言する俺って・・・
2004.01.11
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(ノ-_-)ノ ~┻━┻ こんな飯食えるかいや、今の気持ちを表してみました。昨日、新年会が終わった後で、コインパーキングから車を出そうとしたときのお話。(え~と、俺の車を留めたスペースの番号は、と・・・11番?よしよし)表示された金額を清算機に放り込み、僕は車を発進させました。ギギギ、ガリガリガリバキバキッ!突然この世の終わりのような異音が聞こえて、凍りつくエンゾー。えっ!ロック板が上がってない??な、なんで!?・・・と思ったときは後の盆踊り。リアバンパーが付け根から引きちぎれて、パープーになりました。とほー(T◇T)。正月早々ツイてるね♪ちなみに、暗くてよく見えなかったんですが、僕の駐車位置は11番ではなくて17番でしたヽ(´ー`)ノ
2004.01.10
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実は昨日が誕生日でした・・・遠方に住む某友人に、携帯メールで「あけおめことよろ~!!(≧∇≦)」と送ったら、しばらくして「落ち着け。加齢日なんだから」と返事が来ました。一日ブルーでした。
2004.01.09
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昨日言ってた「オーダーバッグ」について、「自分はこんな感じで使いたいのですが・・・」というイメージを描いて、グーワタナベの渡辺さんに送りました(^_^;↓↓↓これが原案だ!!↓↓↓いや~、プロの仕事を舐めた所業、渡辺さんが怒らなきゃいいんですが・・・渡辺さん、笑ってみてやってくださいねー!<(_ _;)>
2004.01.08
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(更新情報:【ギャラリーE】を新設しました。 【ギャラリーE】に画像を6枚UPしました。)え~、自転車通勤を始めたことにより、今まで持っていたカメラバッグがぜんぜん使えなくなってしまったというお話を先日しましたが、ついに「禁断の道」に踏み出してしまいました。そう、フルオーダーバッグの制作依頼です。あああ、物欲道に堕ちて行く・・・お願いしたのは、素晴らしいハンドメイドバッグを世に送りだしていることで有名な『グーワタナベ』さん。依頼した内容は、「自転車通勤中に背中に背負え、シャッターチャンスに迅速に対応できるバッグ」です。実は、これにはモデルとなるバッグがあります。タムラックというカナダのカメラバッグメーカの「ベロシティ」です。このバッグ、何が優れているかというと、普通はこんな風に背負っているのですが イザというとき、くるっと前に回すだけで、背中からザックを降ろさずに こんな風にすぐ開けることができるんです!まさに、不精者の僕のためにあるようなバッグ!!問題は、アウトドア用品然として、着る服を選んでしまう外観と、細かい詰めの甘さ。例えば上の画像を見てもらえば分かるように、せっかくハンズフリーを目指した良いアイデアなのに、蓋が開く向きが悪いため、片手は常に蓋を押さえていなければなりません。おしい!そういう訳で、デザインはもちろん、素材や色・使い勝手の改善など、できる限りの希望とアイデアを、店長の渡辺さんにお伝えしたところ、「分かりました、やって見ましょう( ̄^ ̄)¶」との心強いお返事が!ヨッシャー!途中でデザイン案などを頂ける事になっているので、開発の途中経過を随時UPしていければなと思っています。(^-^)/
2004.01.07
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え~、きのう「スポーツバイクにスタンドが無いのはメーカーの怠慢だ」と悪口を書きましたが、さっそく仕返しされました。通勤途中、ペダルを漕ぐごとに右足のカカトに何か当たるなあと思っていたら、付けたばかりのスタンドの角が、一回転ごとにゴスゴスと靴のカカトを削ってました。家に帰って、取り付ける位置をいろいろ変えてみたのですが、まったく無駄な抵抗。どこに動かしてもだめ。やってくれます、メーカー。ヽ(´ー`)ノ新品のスタンドは、たった二日の命で撤去されました。つーか、後付けでもスタンドが付けられない自転車って、なんなんじゃ~!いったい、こんなチャリを開発した人たちは、どういうライフスタイルのユーザーを想定したんだか。出先では道端に乗り捨てろってか?拾って持って行かれてしまうわ。頼みますよ、タダでさえ自転車乗りは、どこに留めても「違法駐輪」って白い目で見られるんですから。ぷんぷん。(-"-;)
2004.01.06
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やっと正月ボケも納まってきた今日この頃(俺だけ?)、皆さんいかがお過ごしでしょ~か。年末に「目指せ快速通勤!」で色々言っていた自転車が、我が家にやってきたので、さっそく初詣や通勤に使って見ました。いや~、さすがはフルサス車、段差はぜんぜん苦になりませんね。それに、漕ぎ出しの軽さもなかなかで、すこぶる快適です。高圧タイヤ独特の、路面から跳ね返ってくる硬い走行音は、いかにも「スピード出してます!」という感じで癖になります。ただ、この手のスポーツ車に付き物の問題点として、「スタンドがない」という大きな欠点もあります。メーカーの見解だと「競技車にはルール上、危険防止の観点から、走行に関係のないパーツはつけられません」という事になるんだけど、普段使いの自転車にスタンドが付かなくてどーすんだ。スポーツ車を買った人間の何割がレースに出ると思ってんだ。という訳で、エンゾーは迷わずスタンドを付けました。( ̄ー ̄)b他にも、ヘルメットを買ったり鍵やドリンクホルダーやボトルやライトやサイクルコンピュータなど、細々した備品をたくさん買ったら、ものすごい出費になってしまいました(^_^;もうこれで言い訳できないので、頑張って乗るぞー!
2004.01.05
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