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私は関西人なので上沼恵美子さんが大好きである。ずっとずっと昔に、上沼さんが“ハーゲンダッツのアイスクリームの中ではマカデミアナッツが一番好き”とテレビで言った途端に売り切れたそうな。これはいつか食べてみなければと思っていたのだが、アイスクリーム売り場でも見かけることはなく、数年が過ぎた。それが、そんなことすら忘れかけていた先日、何気なくスーパーのケースを覗いてみると、あった。あらま。出会いは思わぬ時にやって来るものである。これは買って帰ることにしよう。(まだ日傘を差す前だったので)公園のベンチに腰かけさっそく封を開ける。ハーゲンダッツっておいしいよね。一口口に含む。あ〜〜上品なお味、マカデミアナッツが思ったよりたくさんゴロゴロと入ってておいし〜。ということで、ようやく長年の夢が叶ったのであった。幸せ〜。
2025/03/31
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膝にステロイドを塗った。樹液がしたたるように出ていた黄色い汁が、一日一回寝る前に塗っただけなのに、ものの一週間でだいぶん楽になった。恐るべしステロイド。でも、爛れた膝を見てイライラとやり場のなかった日々がもう限界を超えていたから、精神の安定を選択した。花粉症はひどいし、この季節のせいだと思うけど身体はだるいし、急に気温が上がって暑くなったこととも重なってしまって、ちょっと弱気になった。気持ちが塞いだ。情けないけど仕方ないと割り切ろう。膝にステロイドを塗るのはニ度目だな。背中は一度も塗ったこと、なかった。
2025/03/30
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父が他界して今日で23年になりました。いつの頃からか、感覚の上では年月は進まなくなった。私が一つ歳を重ねても、昨年と同じ、一昨年と同じ。父と私の距離は一定です。
2025/03/29
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なんか悶々とする、と思ったら、その場で10回ほどジャンプすることにしている。たった10回とは言え頭がスッキリと爽快になる。手っ取り早く整体されるので、歪んだ体がしゃんともする。是非お試しあれ。あ〜よく寝た、と思って時計を見たら、夜中の3時だった。一旦トイレへ行き再び床に就くが目が爛々と冴えてしまってもう眠れない。右へごろん左へごろんと幾度となく繰り返す。はぁ一向に睡魔は襲って来ず。その内新聞配達のバイクが走り、うっすら空が明るんで来た頃、ようやくスーッと眠りに吸い込まれる。朝、結局寝不足で頭が痛む。あゝ老化が顕著だわ。
2025/03/28
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意外にもこの見知らぬ老猫と波長が合い、趣味の話に花が咲く。寺巡りやハイキングなど、共通する趣味が多かった。あそこの寺が素晴らしい、ここのパン屋がおいしい、こんな習い事をしている、6年生の孫の話、ふと気付くと小一時間経っており、我ながらなんだかくっくと笑えてきた。要するに私は長らく隠居生活をしているものだから、老人と時間の流れが似通っていたのだ。絶景を望む特等席に座り、サンドイッチと紅茶をいただく。そして隣にはこの老猫。まさかここでこんな時間を過ごすことになろうとは夢にも思わなかった。うんと会話が弾んだ後、最後に互いの苗字を名乗って後腐れなく別れを告げた。ササキです。尚です。またどこかでお会いしましょう。では。どうも。一期一会のなんとも素敵で愉快な出逢いであった。ありがとうササキさん。See you again!この道でいいの?はい、いいんです。
2025/03/27
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まだまだコロナ前のこと、確か5、6年前だったと思う。あるカフェへ行きたくて意気揚々と出かけた。それなのに、なぜか辿り着けなかった。私は妹も愕然とするほどのひどい方向音痴で、どうしても見つからず、うろうろと探し回ったあげく結局尻尾を巻いて逃げ帰ってきたのであった。Oh my God!当時はまだコーヒーを飲んでいてカフェ巡りに精を出していた頃だったから、いやはや屈辱の帰宅となってしまった。時は過ぎ、この度再チャレンジである。地図をよーく見て、頭の中で北の方角を意識していざ出陣。実はこのカフェ、山の中腹にある小屋をカフェにしていた。山と言っても、小ぢんまりとした山なので、そう長い距離を歩く訳ではない。ただ、繁華街からほんの少し郊外へ出るだけなのに、ここは本当に山なのであった。実際、この道でいいのかと疑うような道をゆく。人っ子ひとりいないしこりゃあ迷うさ。運悪く小雨が降ってきて足元が悪かった。だんだん気持ちが沈み二度目の成功ならずかと諦めかけたその時、遠目に小さな小さな看板を見つける。私は歓喜した。来・れ・た!実に5、6年越しの到着であった。小屋を前に心の中で嬉し涙を流し、感極まってしばし立ち尽くす。あゝ、長かった。すると、思いがけず背後にぬっとおじいちゃんが現れた。それはこの山の中に入って初めて目にした人間であった。もしかしたら、おじいちゃんも、私がこの山の中に入って初めて目にした人間だったのかもしれない。お互い驚きつつも会釈する。で、私は、この後、なぜか、のらねこのようにどこからともなくひょっこり姿を現したこの老猫とお茶を共にすることと相成った…。
2025/03/26
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久しぶりに妹家の話だが、妹とはたまに二言三言の他愛のないメールのやり取りはしている。これはなんとなく勘だけど、今妹は、少々心にも体にも余裕がないんじゃなかろうか。年度末ということもあり、仕事が立て込んでいることに加え、もんもんは春休みに突入して家にいる、さて義父母に頼るかそれとも双子に協力させて乗り切るか。毎日の食事の用意と、休日はちょっとぐらいは双子を遊びに連れてってあげたい、でも物価高。学年が変わる時だからいろいろと入り用もあり、あれもしなきゃこれもしなきゃ。職場では部署の人事異動で引き継ぎが大変だし、送別会やら歓迎会やら何かと予定が詰まり、旦那は旦那で土日が休日な訳でもなく。二人の習い事も続けるのか辞めるのか考えないといけないし。自分も41歳になり身体は疲れやすくなってきた。妹の頭の中はざっとこんな感じか。早いものでもう6年生になるので(因みに中学校も公立に行きます)、それぞれの進路も視野に入れ始める頃だと思う。もんじは9割方恐竜の勉強をしたいと言うけど、もんたははてなんて言うだろう。スポーツもしたいし、勉強もしたいし、もんじとは違っていろいろなことに好奇心旺盛だ。共に大学卒業までを考えているから、なんとしてでも貯金をしなければならない。私は何もできないけれど、姉として陰ながら妹家族を応援してます。
2025/03/25
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更年期の影響だと思われるが、近年腰がとても冷えるようになっていた。一年中腹巻きは外せず、2枚重ねるもまだ冷えるので、3枚重ねてもいいなと思う。お腹ではなくて、腰だけがスースーする。足先のように腰が寒い。なぜだ?おそらく運動不足だろうとは予測していた。だってじっと動かず引きこもっていたのだもの。それが今は少しマシになったように感じる。ハイキングへ行ったり寺巡りをしたりしてたくさん歩いているからだろうか。以前ほどの辛さはなく、もちろん腹巻きは手放せないけれど、もしかしたら血流が良くなったのかもしれない。
2025/03/24
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まるで血みどろのホラー映画みたいなんだが、膝。ていうかさ、最近ハイキングに行ったりして膝を曲げたり伸ばしたりが頻繁だから余計に治らないんじゃない?膿んで自分の膝が臭い。四六時中膝のことばかり考えていて、精神衛生上良くない。じっとじっと悩んだ末に、忸怩たる思いでステロイドを塗った。ちょっと、一旦、休息を挟みます。私はバカだ。背中が治ったからいい気になって膝も同じように治ってくれるもんだと信じて疑わなかった。後を追うように数ヶ月で完治かもって。そんな訳ないじゃないか。それならそもそも今こうなってない。日記だってとっくの昔に終えているはずだ。背中は8年半かかったんだ。とんでもなかった。ナメていた自分に心底呆れ返る。
2025/03/23
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私、夏は足が思うように動かなくなってしまって、去年は初めて杖が欲しいと思った。耐え難い夏の炎天下を自力で歩くのもそろそろ限界が近付いているのかもしれない。去年の10月の診察の際に、MRlの画像から“予防治療が必要なレベル”と言われ、来月再検査を受けることになっている。もちろん予防治療は断るが、今後認知症や車椅子になる可能性はあると以前から告げられていた。いつまで自分の足で歩けるかわからない。杖をつく日もそう遠くないのかもしれない。でもさ、仕方ないんだよ。発病してしまったんだし。こうやって病気と上手く付き合っていくしかないんだ。去年の夏はそれをひしと思い知った。だから、今、比較的楽に歩けるうちに夏の分までたくさん歩いておきたい。思い出作りだ。寺や神社やハイキングに出かける度に筋肉痛になるけれど、やっぱり歩くと元気になれる。身体の芯から清々しい。そして改めて私は歩くことが好きなんだなぁと思うよ。
2025/03/22
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更年期が始まった頃、あまりに未知の世界に足を踏み入れたものだから、なんだか先行きが不安で更年期に関する本を読み漁ったものだったが、今となってはそれも参考程度だったなと思う。確かに知る機会になったことは認めるが、深い理解には欠ける内容だったと思わざるを得ない。結局は、自分が日々老化してゆく中で、自分の身体を通して老化というものを学んでいくのであった。
2025/03/21
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半身浴をし始めて8年と8ヶ月。10月以降食欲が以前の半分ほどにまで落ち、それは今も続く。一向に食欲は戻らないまま、もちろん冬の蓄えはまったく無し。体重が増えなかった冬を過ごすのは初めてのことかもしれない。やれやれ冬は終わってしまった。この夏、私は大丈夫だろうか。それだけが心配だ。膝の湿疹は、毎日レギンスに大きなシミがべったり付く様。ジュクジュクして膿んでいるからステロイドを塗りたいんだよね。もううんざり。背中はどうやって治ったんだったっけ?今となってはもはや謎である。花粉症がひどい。窓のサッシの拭き掃除をしたら、雑巾が真っ黄色になって驚いた。なるほど、今年は大変だ。左目の下の痙攣も一向に止まらない。そしてもう日傘差した…。
2025/03/20
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梅の季節である。ということで、枝垂れ梅が有名な神社へ行ってきた。咲き始めでまだほとんどが蕾だったけれど、そのまぁるいぼんぼりがなんともおぼこく、ほんに可愛らしかった。まるで梅のシャワーを浴びているようでした。
2025/03/19
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「樫のような人間がいるが、ぼくはおそらくきゃしゃな灌木にすぎない」「多くの家族には宿命的な人間が一人いて、それが家の者にとって一種の病気になっている。ぼくもおまえたちにとってこういう人間なのだ」「自殺はいわば自己尊重とでも名づけたい感情 ー この自己尊重と名誉とを混同してはならぬ ー の結果である」「あの世という意味は動物か植物に形をかえたわたしの未来のかたちです…」「あんたのりっぱな素質すべてのかげに、常に若き力があってほしい」「人間というものは群れをなして集ったら、一人々々が自分の利益を考えて芝居をうっているときよりもっと偽善的になっているものだ」「ダイヤモンドは自分のねうちを知らぬ」
2025/03/18
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私は生ものが苦手なので、普段お寿司はほとんど食べない。決して食べられないという訳ではないが、火を通したものの方が断然おいしいと思うし好きだから。私にとっては刺身より煮物の方がよっぽどご馳走である。が、なぜかチェーン店の回転寿司というところへは一度でいいから行ってみたかった。店はどこでもいい。ただ、そこで食べたという経験だけがしたい。ちょっと理解し難いかもしれないが、童心に返るような気持ちになりたかったのかもしれない。ということで、初めて近所にある◯ら寿司へ行ってみた。ふらりと入店する。ついに来たという喜びから、なんだかニヤニヤが止まらない。おー、実物のレーンだ。思わず写真を撮る。生もの以外の好物を探し、誰に気兼ねすることなく本能の赴くままに注文した。思いの外レーンを速いスピードで走って来てピタッと止まるのね(笑)シャリハーフとかいう、シャリの分量を半分にしたものを8皿食べて満腹。ビッ◯らポンもしたよ。はずれたけど。あ〜楽しかった!大きな穴子。
2025/03/17
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えー、実はですね、私の部屋、1年ほど前から電気が付きません。というのも、工事が必要らしいんです。事の発端はこうだった。去年の4月、いつものように部屋の電気のスイッチを入れるとスカしたように付かなかった。あれ?何度もパチパチと壁のスイッチを付けたり消したりしたが、電気は白を切ってうんともすんとも言わない。電球が切れたのかな?交換するも付かない。天井のシーリングライトって言うんだっけ?もうだいぶん古いから寿命がやって来たのかな?電気屋に買いに行って脚立に上って本体そのものを取り替えるもやっぱり付かない。…。…。一人暗闇の中で考える。どうやら業者の方に工事をしてもらわないといけないらしい。いや、でも部屋に知らない人に入って来られるのはすっごく嫌。ちょ、ちょっと、あまりに暗過ぎる。ひとまずテーブルライトを付けよう。ということで、幸いテーブルライトは持っていたので、しばらくはこれで乗り切ることにした。ところが、思いの外、この仄暗いテーブルライトだけで過ごす時間が心安らいだ。スーッとスーッと落ち着いた。そう言えば、洋画なんかを観ていると、陽が落ちるとテーブルライトやらウォールライトを一つ一つ順番に手でスイッチをひねってゆくシーンがよくあるが、憧れていたんだ。なんだ、別に明かりを煌々と付けなくったってこれで十分じゃないか。それ以降、私はこのライト一つの生活に首っ丈になってしまったのだった。夕暮れになるとおもむろにスイッチを入れる。まぁるい光がぼわ〜んと包み込んでくれる。仄暗いって幻想的。読書も進む進む。そうだ、キャンドルも灯してみよう。うーん、だけど悲しいかな、本物のキャンドルはおそらく私には香りが強くて頭が痛くなるだろうから、LEDのキャンドルでね。これ、ちゃんと本物の炎のようにゆらゆら揺れるんですよ。
2025/03/16
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2008年の今日、このブログを始めた。日々感じたことを淡々と綴ってきたが、書くことがないと思ったことは一度もない。ただ、続ければ続けるほど苦しくなることもある。それは、自分の気持ちを言葉に表すのって、なんて難しいんだろうということ。当時よりは明らかに語彙は増えて伝わりやすくなっているかと思っているが、まだまだ全然足りていない。考えていることの5割ほどを表現するぐらいで精一杯だ。もっと流暢に書けたらどれだけ自信が持てるかと思う。これは、書けば書くほど深まる悩みである。毎日つらつら書く日記は、私の生きた証そのものだ。楽しいからこうやって続けられている訳だけど、その分課題もたくさんあって、だからこそまだまだ書いていきたいなと思う。潮時だと感じたらスッパリと身を引くつもりだけど、差し当たっては20年を目標に続けます。
2025/03/15
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さて、私の老いの進捗状況だが、41歳になった途端に更年期が始まり早3年。43歳になって以降は月経周期が乱れるようになった。ちょっと早まることが多かったように思う。そして44歳、今度はかなり遅れるようになった。カレンダーを見返しても予定外の月経が多くなっている。まぁ今年45歳なんだから当然だな。一般的に50歳頃に閉経を迎える方が多いらしいので、詰まるところ、順調に閉経へと向かっているという証サッ。
2025/03/14
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「しかし、そうするのは、目的にむかっていそぎすぎることだろう」「すべての自然法則はたがいに相反する方向にはたらく二重の作用をもっている」「だんだん年よりから老いぼれへと移りどんどんふけこむのがはっきりうかがえた」「悩みは美しい若い女の顔を崇高にする」「最初の過ちは一度はゆるされていいでしょう。二度とやってはいけません」「人生途上でときどき出会うような献身」「あきらめは日々の自殺」「今日が人生で一番幸運な日と思った方がいい」「それが幸福?」
2025/03/13
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急に花粉症が始まってしまった。目もかゆい、顔もかゆい、耳も奥の奥の耳かきが届かない奥の方がかゆい、鼻が詰まる、のどがガラガラする、なんだかボーッとする、ちょっとひどいです。
2025/03/12
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これは私のちょっとしたこだわりなのだが、小説を読む時、同じ作家を2冊以上続けて読まないと決めている。もっと読みたいと思っても敢えて他の作家の小説を開く。幸い読みたい小説は山とあるので、一旦順番を入れ替えるだけである。なぜかと言うと、季節を変えたいとでも言おうか。なんとなく冬的な作家、夏を想像させる作家などがいるかと思うが、その纏う季節をコロコロ変えて読書を進めてゆく方が、変化が出てより楽しくなると思うのである。決して小説がおもしろくなかったからという理由ではない。もっともっとその作家に浸りたいが為に、私なりに編み出した手法である。
2025/03/11
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裏のお宅は三世代同居だ。毎朝孫がおじいちゃんと一緒に家を出る。おじぃちゃ〜ん。屈託のないほんに子供らしい声でそう呼ぶ。毎日毎日、まったく同じ調子で。私は癇癪持ちの子供だった。朝幼稚園や小学校に行きたくないと何度泣きじゃくったかしれない。その度に私は母に手を引かれ、目を真っ赤に腫らして遅れて登校するのだった。一旦行ってしまえば楽しく過ごせるのに、なぜだか朝はこの世の終わりのような絶望感に苛まれ、行くのが嫌で嫌で仕方ない日の方が多いのだった。よしよし。穏やかで良い子に育ってるな。人様のお宅のことだけど、裏の孫の将来は安泰だなと一人首を縦に振る。
2025/03/10
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今年は花粉がとんでもなく多く飛ぶとかなんとか。おゝ恐ろしや。昨今なぜか花粉症が軽くなっていたので、今年はちょっと身構えてしまう。3月なのに春の陽気で、明らかに日差しが強くなったことを痛感している。また日傘の出番がやって来た。去年も3月から日傘を差したが、長過ぎるのだよ、年間の日傘生活が。
2025/03/09
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極楽浄土のような寺を後にした帰り道、川沿いをひたすらに歩き続ける。川は遥か彼方まで延び、終わりが見えない。いつしか日差しが戻っていた。そっと自分の心と向き合う。最近の私はどこか驕ってやいないだろうか。謙虚な気持ちを忘れがちじゃなかろうか。あぐらをかいてやいないだろうか。私、心は清いですか?そうやって足だけを黙々と動かし考えに耽っていると、ふっと目の前に丸々と太った萌葱色のメジロが止まった。触れられそうなほど近くにいる。一瞬目が合ったような気がした。「おい君。何をそんなにしょげこんでいるんだい?ボクに付いておいでよ。空は青いよ。空は広いよ」メジロが飛び立った空を見たらば泣けてきた。突然胸の底から熱い思いがぐっと込み上げ、なぜか涙が溢れ出た。人っ子ひとりいないのをいいことに私はボロボロと泣いた。抑えることができなかった。母とは相容れないけれど、毎日制限された中で自由の欠片もなく苦しい暮らしだけれど、社会からあぶれたこんな有り様で何一つ未来は見えないけれど、この母の家が私の唯一の居場所であること、それだけは確かなことだ。それなのに小言一つ言わず、来る日も来る日も温かい食事を作ってくれ、幾つになってものさばっておんぶに抱っこの私を追い出さずに居させてくれ、母には感謝しなければ。日に日に老いゆく中で、親として娘の私の行く末が一番の悩みだろうに。桜が楚々と咲いていた。
2025/03/08
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さて、この寺は、リストアップしていたがまぁいつか機会があれば行けたらいいと、さほど熱意があった訳ではなかったのだが、ふいにその機会に恵まれたものだから訪れてみた。しんと静まり返った住宅街を抜けて緩やかな坂道を登ると、それは突如として目の前に現れた。天まで届くような急勾配の階段の先に、立派な門がどっしりと構えている。閑散とした景色の中になんだかここだけ異世界である。えっちらおっちら階段を上り、対のあうんの不動明王に睨みの形相で見下ろされる中寺へ一歩足を踏み入れると、あら、結婚式をしていた。写真撮影のみらしくカメラマンの方と5名ほどだけだったが、ちょっと縁起が良い。無愛想なお姉さんの受付を済ませ本殿へ入る。入るなり目を疑った。あれまぁ、ここはお宝尽くしではありませんか!濃淡の襖絵に天井には龍図、圓山応挙の鯉の墨絵まであり、小さいながらも奥には回遊式の庭園、まさかこんな辺鄙な土地のポツンとした寺にこんな素晴らしい光景が広がっているだなんて夢にも思わなかった。私以外誰もおらず寺を独り占めする。目を皿にしてあちこち見て回った後、庭園は立ち入り禁止だったので眺めるだけだったけれど、ちょうどこの時にハラハラと雪が舞い降りてきて情緒たっぷりだった。しんみりと心が安らぐ。思わぬこのご縁に私は空を仰ぎ見た。
2025/03/07
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「人のいう話は半分しか信じちゃあいけない」「司祭に会って、罪の懺悔をし、臨終の秘蹟をうけたい」「先生、からだじゃなくて、心に、ぼくの病気はあるのです」「あの男は生まれついた能力をつかっているので、仕事そのものに自分の報酬を見つけている」「未来に君の居場所はない」「≪万人が知らねばならぬものほど知られていないものはない ー それは法律である≫」「すでに夫人は二度も九日間祈祷をやったが、お祈りに神さまが“つんぼ”で、」「病気より療治のほうがわるいじゃありませんか?」「“麦を探しにいって藁ももたずに帰った”」
2025/03/06
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半身浴をし始めて8年と7ヶ月と半月。膝の湿疹だが、なぜだか右が小さく、左がデカい。そして左は最悪としか言いようがないほどの状態になってしまった。爛れて黄色い汁と血も出るから、曲げ伸ばしが皮膚が引き攣って痛む。膿んで腐臭もひどい。たかだか5cm、10cmほどの楕円形の湿疹に、私のすべては支配されている。背中の湿疹は完治過ぎるほどの完治で、まるで何事もなかったかのようにしらばっくれている(もちろんうれしいけど、8年半もこれだけ辛い目に遭わせといてちょっと憎たらしくもある)。一方で、急に暑くなったりと、またあの悶え苦しむ夏が刻一刻と近付いてきていることを感じざるを得ず、ため息が出る。なぜか左目の下の痙攣も止まらない。
2025/03/05
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「人生をまじめに考えずぎてるのよ」「一時になにもかもがうまくいかなくなり、あちらでもこちらでも糸が切れもつれあう」「ぼくが心配なのは、君が後悔さえすれば罪はゆるされる、そう思ってやしないかってこと」「人間てものは自分の心のもっとも感じやすい個所に“たこ”ができてしまわなくては、なにごともちゃんとやれないらしい」「かれらはみんな自分の不幸とその不幸の苦しみを倍にしているその記憶とから逃れたいのだ」「すぐれた才というのはおそろしい病気だ」「気をつけたまえ、君。君にはもう才気がないぜ。落胆してしまっちゃいかん。もっと熱をいれたまえ」「この世で地獄をみるものは幸いなり」
2025/03/04
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昨年の10月突然食欲が落ち、それ以降めっきり食事量が減った。長引いた暑さと老いの影響だったと思われる。朝、ご飯と納豆と味噌汁を食べることが私にとっては一日の中で最も至福の食事なのでこればかりはしっかり食べているが、昼と夜は以前の半分ほどになってしまった。少しぐらいお腹が空いている方が体は軽いし、特に昼はあまり摂りたくないと感じるので、ツルツルと麺類をいただくか、ゆで卵を一つだけ作って食べることが多くなった。で、このゆで卵。意外にも作るのが難しいのである。気温が大いに関わるらしいが、自分では毎度同じように作っているつもりなのになぜか出来栄えが違う。実は奥深くおもしろいと感じる一方で、疑問も湧いてきた。はて、なんでかしら。ということで、ただひたすらに作り続け、私なりにベストなゆで卵が完成しました。半熟具合が最高!たかがゆで卵、されどゆで卵。いかがでしょう?
2025/03/03
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私は今までの人生でベッドを所有したことがなく、ずっと布団で寝ている。理由はまずベッドなんて置く場所がない、大きくて圧迫感があって邪魔、次に私は古い考えの人間なものだからちょっと不衛生に思える、一方でハイカラで贅沢で気取っているような気もする、最後に、ちゃんと床で寝たいから。ということで、夜押し入れから布団を下ろして敷いて、朝また押し入れへと上げる。当たり前だが、これが布団というものだ。と、これが最近重労働だなと感じるようになっていた。結構な力が必要だし、冬は毛布など特に嵩張って重たいから尚更そう感じるのだろうが、はぁと息が切れる。漠然と、いつかベッドにした方がいいかもしれないなと思わずにはいられなかった。幸い断捨離をしたのでベッドを置くスペースはある。足もしびれたままだし、これからますます老いることは避けられず、ベッドを持つという選択肢も持とう。だんだんそんなことを考える年齢に差し掛かってきた。うーん、悩ましい。もちろんこれは今日明日の話ではないけれど、今後の老いゆく自分を想像したベッド生活というものも、そう遠くない未来なよう気がする。
2025/03/02
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私のブログはそういうブログではないので、あまり批判的な意見を述べるようなことはしたくないと思っているのだけれど、今日はちょっとだけ。SNSが主流になって以降、ここ数年で新聞も変わったね。明らかに昔の新聞では遣われなかっただろう言葉で紙面は溢れるようになったと思う。とっさに例文が浮かばないけど、新聞の方がネットの記事に近付いていっているような気がする。新聞ってそういうものじゃないはずだけど。誰がこの記事を書いたか最後にかっこ付けで記者の名前が書かれてあるが、やっぱりキラキラネームとかいうやつで、いっかな読めやしない。若い人なんだろうなということだけはそこから読み取れる。ところで、訴求って何?ご父堂ご母堂って何?どこからこんな言葉出てきたの?唐突に見るようになったけど、私バカだから初めて見る言葉にギョッとして、意味がわからなくって苦労するわ。置いてけぼりでポツン。ずいぶん歳取ったものね、私も。そこらのちっぽけな人間が通りすがりに毒を吐いたと思ってください。
2025/03/01
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