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カテゴリ: 今は昔
和

 Noh Theatre: Tamura (Dance of the Ghost)
http://www.youtube.com/watch?v=-jd9XJeb-PY



第二次世界大戦枢軸国の日本人として

本日、12月8日は真珠湾攻撃が行なわれた日(1941年)です。
当家の祖父は、終戦時には満州とソ連の国境にいたのですが、
満州の土地はなくなりましたし、伝家の備前刀も没収されました。
昭和の戦争において、当家はわかりやすい形で敗北を喫しました。
帰国後、祖父は旧陸軍演習地を払い下げで購入し、
土地の開拓からはじめねばなりませんでした。
自分の友人曰く、
「お前のところの昔からのあだ名を知ってるか?
 “開拓民”だぞ」。
実際、開拓民は開拓民なのだから、反論の余地はありません。


没落組として昭和史を経てきた、開拓民な家系の自分からみると、
インディアンみたいな顔をした日本のナイフ・マニアたちが、
フロンティア・スピリッツ、などと言って
開拓民に憧れている様子は、いささか面白すぎましたし、
ラブレス・ナイフを権威の象徴ととらえているメーカーとコレクターや、
アメリカ軍に取り入って、
かなり勘違いしている商売人は、典型的な敗戦利得者たちでした。


アメリカ寄りの業者やマニアたちが、アメリカン・ナイフの話題が尽きて、
さらに、あらゆる刃物に造詣深いことを周囲にアピールしようとして、
日本古来の刃物を語っている口ぶりはおかしくて仕方がありません。
彼らは、アメリカ人が見るのと同じ視点で古式刃物を評論しているので、
どうしても極端な方へ好みが傾いてしまいます。
武士でもないのに正宗、虎徹、宮大工でもないのに千代鶴の鉋、
微妙な形にアレンジされた和風ナイフ、
さらには、ナイフメーカーが作った外観だけ古風なニセモノ、
無名鍛冶の作った真面目な道具などには見向きもしない、
なぜなら、定着した権威やブランド性を基準にしなければ、
彼らは物の良し悪しを判断できないからです。


では、ナイフを買うにあたって、
何を指針にすればよいのか、どんな選択肢があるのか、
現在の荒野ような状況の中で考えていきたい所存です。





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Last updated  2009年12月09日 07時56分23秒


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