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2010年01月25日
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テーマ: 無情(53)
カテゴリ:
IMG_1508.jpg

 人生が二度あれば
http://www.youtube.com/watch?v=_FkLs5US-To



玩人喪徳、玩物喪志


憲法によって名目上の「軍隊」を持たず、また
民間人の武器による正当防衛がほとんど容認されない日本では、
ラブレスー相田系のカスタム・ハンティングナイフも、
永田一郎、長谷川朋之らが提唱した戦闘ナイフも、
実質的にはブラフ、ハッタリとしてしか意味を持っていません。
高額ナイフのほとんどは、コレクターたちの「愛玩物」であり、
本来の使用目的にはほぼ使われないことを
“口上売り”のナイフメーカー、雑誌ライター、刃物店店員たちも
はじめから重々承知していたでしょう。


ナイフマガジンにコラムを連載していた
画家の彦一彦(げん・かずひこ)氏が1998年中頃、
バタフライナイフを悪用した事件が起きた後、
「ナイフは夢なのだ、この夢がないと生きていけない人間もいるのだ」
という主旨の文章を発表していました。
彦氏の言う通り、ナイフ蒐集を現実からの逃げ場、
心の休憩所にしている人たちと自分も話をしたことがあります。
珍しいナイフを所有して、他人に勝ったと勘違いしなければ
生きていけないであろうコレクターもけっこういました。
その人たちの人生にとって、はたしてそれでよいのかどうかは
第三者の判断することではありませんが、
10年後の2008年、同じ雑誌の広告主、専属ライターら
ナイフ関係者たちが自己保身と互いの足の引っぱりあいで、
「夢」を根底から覆すとは、なんと言う皮肉でしょうか。


…しかしながら、自分を含む一部の人たちは、
ナイフ関係者の他者に対する「仁なきこと」を
悲惨な実体験から骨身に染みるほど知っており、
ナイフ趣味からさっさと卒業したり、
国内ナイフ業者と一定以上の距離を置きはじめていたのです。


 鴉「夢」
http://www.youtube.com/watch?v=zDl_0gOUejU






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Last updated  2010年01月25日 04時52分48秒


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