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カテゴリ: Hiekka aikaa



雑感・映画『炎のメモリアル(原題 “Ladder 49”)』(2004年アメリカ映画)
 + 『戦闘ナイフ』集団の軍事訓練2016年11月〜12月 その3


炎のメモリアル プレミアム・エディション
    監督 ジェイ・ラッセル 発売元 ジェネオンエンタテインメント

購入できない商品

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前回 からの続き)

数日前、アメリカ映画 『炎のメモリアル』の DVD 特典、
メイキング動画を見ていると、
同作品の消防士役の俳優たちは撮影前に2週間の作業訓練を行なったという。
消防士の役を“演じる”だけで2週間である!
このような手間暇をかけた役作りは、
限られた予算と時間で制作される日本映画の場合難しいかもしれない。

その一方、基礎訓練をまったく行わない、
たかだか1日 7~8時間の護身術セミナーなどというものは、
実にお手軽でのんきなものである。
なぜなら、日常生活の中で護身術が必要となる状況は滅多と起こらないし、
たとえ通り魔や強盗に遭遇したとしても
大概の人たちはその場から一目散に逃げるからである。
当方が目撃した例であるが、ある営業中の銀行に入ろうとしたところ、
出入り口から大勢の人々が血相を変えて走り出てくるのだった。
「何やってんだ」と中に入ってみると、
ATM付近で一人のひったくり犯を複数の警備員たちが取り押さえていた。
ただのひったくり犯でこの状況なのであるから、
一般人の護身術も何もあったものではない。
有名な例では、2000年5月3日の西鉄バスジャック事件において、
家具製造業の男性一人がバスから飛び降りて逃げたと報道された。
どうせ逃げるなら バスに設置された非常口 を作動させて遁走すれば
ああまで批判されることはなかっただろうに。





__あるいは、即席格闘術を体得した気分の“微笑みデブ”訓練か?

Private Pyles

("微笑みデブ(Private Pyle)" 〜映画『フルメタルジャケット』より)



さて、2000年以降といえば、永田市郎や長谷川朋之らレポーターたちの
対人用ナイフの宣伝が過熱するばかり、
これらの対人用ナイフの記事は、
月刊誌 『コンバットマガジン』で一ヶ月おき、
隔月誌 『ナイフマガジン』にて上掲誌と並行して掲載され、
やがて『コンバットマガジン』の編集者が代わった後に
『ストライクアンドタクティカルマガジン』が創刊、
結局 2008年6月ごろまで刺突用ナイフだ、なんだと宣伝され続けたわけである。
それはまるで即席テロリスト指南書のごとき煽動〔アジ〕記事であった。
また、雑誌で対人用ナイフが宣伝され始めたころから、
警察官に対する公務執行妨害が激増したのも単なる偶然とは言えまい。

ましてやごく普通の一般人のふいをついて攻撃をかけるのであれば、
即席であろうとナイフ格闘家(あるいはタクティカルペン格闘家)の方が
圧倒的に有利である点に異論はないが、それはテロ行為と呼ぶべきものである。
いまだにそれらの事実に気づいていない客層は、
よほど盲目的なマニアか現実を見ていない人間か、
手っ取り早くマッチョ(男性的)であることを表現したいのか、

Macho Man-Village Peaple

YouTube -
Macho Man-Village Peaple OFFICIAL Music Video short version 1978
https://youtu.be/LzaSBzs8mYE?t=56s


あるいは、たとえば故 三島由紀夫氏の「楯の会」のような
私的軍隊組織(?)の編成を目論む政治思想の持ち主なのかもしれない。




 (本稿つづく)






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Last updated  2016年11月05日 07時16分48秒


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