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カテゴリ: 陽明学


ものをやぶる(※論破する)様に被 申(もう)され候。
世の中のわけもなき事をやぶるは尤〔もっと〕もにて候えども、
何をもかをも理屈にておし候えば、神道も王道も立たざる様に成り行き候。
無〔む〕の見と申すあらき異学(※仏教)の風のごとし、いかが。

 返書略。古今異学の悟道者と申すは、上古の愚夫愚婦なり。
上古の凡民には狂病なし。其の悟道者には此の病あり。
先ず地獄・極楽とて、なき事をつくりたるにまよい、
又さとりとて、ようよう地獄・極楽のなきということをしりたるなり。
無懐〔ブカイ〕氏の民は本〔もと〕より此のまよいなし。
是を以って、さとり得て、はじめからむかしのただ人〔びと〕になると申す事に候。
ただ人〔びと〕なればせめてにて候えども、其の上に自満出来〔いでき〕て、
人は地獄に迷うを、我は迷わずとおもいぬれば、
地獄のなきと云う一事を以って、何をもかをもなしとて、いみはばかる所なく候。
儒・仏共に世の中に此の無の見〔けん〕はやり(流行)ものにて候。





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Last updated  2017年11月04日 20時30分00秒


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