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カテゴリ: Needle Felted Animals


( テモちゃん アイス棒あたったちょ〜〜! 2013年06月25日
あきてもさんのブログ より)





Youtube - PaulMauriatOrchestra
Paul Mauriat — Love is Blue






※あの日の私にケリ入れたい
「BLIND LOVE」 PAMELAH / Pure 収録
CORR-10442 <オンデマンドCD>




フレンチブルドッグのテモちゃんフィギャア製作 休憩中
+ 末日先鋒~戰甲飛車 肩垫 1.936
+ 「恋はみずいろ、否、恋は盲目」 の巻

テモちゃんの羊毛フェルトフィギャア製作は、
あきても さんのブログがただ今休憩中なので、当ブログも引き続き休憩しています。

末日先鋒~戰甲飛車 肩垫 プロテクター製作は梅雨時期で雨天が多く、




そして地味に潜行中の 『傭兵たちの挽歌』U.S.GERBER Folding Sportsman II 企画、
インターネットによる情報入手が容易になり、
1970年代前後の印刷物を日本からでも購入・閲覧できるようになったのはよいことです。








ほんの20〜30年前(1990年代中頃)は1970~80年代のナイフを買うのは一苦労で、
常に並行して複数の業者の入荷品を気にかけばならず
時間と諸経費の浪費たるやはなはだしく、なおかつ足元を見られることもしばしばで
売り手優位の市場でありました。

おまけに当時は Lovelesss 工房製作によるカスタムナイフとその亜流の宣伝が凄まじく、
あたかも、TVドラマ・シリーズ 『ミレニアム Millennium 』
シーズン2 第42話 「再来 (A Room with No View)」 の、
ルーシー・バトラー LUCY BUTLER (メフィストフェレスは言いにくい)を信奉する女によって
部屋に軟禁された青年たちが、
一日24時間、 恋は水色 Love is Blue を強制的に聴かされ続ける状況にさも似ていました。

   その一方で
「バブル時代に、30万円で買った Loveless ナイフを銀座の店に売りに行ったら、
 ‘買取価格は3万円です’と言われた」
との噂話的なものが複数の人々から伝わっていました。
それはもっともなことで、Loveless 工房製ナイフのアメリカ現地価格は日本円にして、
十数万円そこいらから上〜でしたから、様々なチャージ料金が加算されて、
日本店頭価格30万円〜(当時)になっていたのです。
では、チャージ料金とは何か?
大藪作品『戦士の挽歌』から抜粋してみましょう。


  (※赤線街の風俗店にて)
  「ねえ、ねえ。わたし、お腹すいたわ」
   長ジュバンの女が言った。
  「わたしも」
  「わたしも、お腹すいて死にそう」
   あとの二人も言った。
  「ねえ、ラーメンとってもいい?
   とってくれたら◻︎◻︎(※ブログ用に自主規制)してもいいわよ」
  「わたしもオーケーよ」
  「わたしも」
   あとの二人が言った。
  「おう、ラーメンでもスシでもウナギでも、何でもじゃんじゃん取れい」
   忠治がそっくり返った。
  「うれしい。じゃあ、おスシ!」
  「待ってください。社長! 下請けの我が社としては、予算の都合がありますので・・・・・・
  それとも、来月は一千万ほど我が社に仕事を回してくださいますか?」
   石川はあわててさえぎった。
  「ケチなことを言うな。たかがスシじゃねえか」
   忠治は怒りを顔に出した。
  「しかし、テーブル・チャージ、サーヴィス・チャージ、ボーイ・チャージ、
  それに税金までついて、スシ一人前が何万円にもなるもんですから・・・・・・
  ねえ、あんたたち、チャーシューメンぐらいで我慢してくれないかな、お願い」
   石川は女たちに頭をさげた。
  「おう、そうだったな。このところ、自分のゼニで遊んだことがねえから、
  すっかり忘れとった。みんな、チャーシューか五目ソバにしろや」
   忠治は笑った。
  「いいわよ」
   長ジュバンの女が答えた。
  「わたし、五目・・・・・・」

   (中略)

   その時ボーイが、勘定書とレシートを持ってきた。色々なチャージと飲食税で、ソバ一杯が
  一万五千円以上の割りにはね上がっている。

   (中略)

   チャーシューと五目中華ソバが運ばれてきた。小さな中華ドンブリに盛られたその中味は、
  インスタント・ラーメンに薄っぺらな焼き豚や野菜のゴッタ煮を載せたものだ・・・・・・。

  ( 大藪春彦『戦士の挽歌』「戦士の休日」より


現在ではアメリカ本国でも Loveless 工房製カスタムナイフは稀少価値が出て
そう簡単に購入できるものではありません。
しかしながら、日本国内で大物猟の狩猟免許を持っておらず、
ナイフ一本に数十万円〜を支払う予算もない、という人たち(愚拙も含めて)は
無理をして「こんなもの!」を買おうと試みる必要すらないので御安堵下されい(時代劇か!)。
これら、Loveless 工房ナイフとその亜流品は、
Loveless 工房ナイフという 幻想 虚構 に魅入られたナイフコレクターの群れが
さまざまなチャージ料金加算ではね上がった売価を委細承知で買うものであって、
決して一般人が手を出すものではないからです。
愚拙もこと古いガーバー・ナイフとカスタムナイフにずいぶんな時間と予算を浪費しました。
あの日の愚拙にケリ入れたい。





OD>エマソン選集(3)デジタル・OD版 生活について
   ラルフ・ウォルドー・エマソン 著 小泉一郎 訳 日本教文社 発行

   https://books.rakuten.co.jp/rb/13264859/







   (前略)私たちは、自分の運命の星が何であり何処にあるのかさえ、わからないのだ。
  来る日も来る日も、人間生活のもろもろの大きな事実がはっきり姿をあらわす。
  すると私たちは、何と多くの大事な時間を徒費してしまったことだろう、
  こんな事実をほんのすこしでも前もって知らされていたら何とかしたろうに、
  という感慨をいだくのである。
  道が急に上り道になると、山脈やあらゆる山巓〔さんてん〕が姿をあらわすが、
  それらの山々は一年じゅう私たちのすぐ傍にあったのに、
  私たちがまったく心に留めていなかったのである。
  しかしながら、これらの変化にも秩序がないわけではなく、
  私たちはさまざまな運命の共同者として生きることもできるのである。
  人生が夢の連続のように見えるとしても、夢のなかでも詩的な公正は保たれている。
  よい人間の見る夢はよいものだし、
  ほしいままの意図はかならず、悪しき思想と悪しき運命をもって鞭うたれる。
  私たちが法則を犯すとき、私たちは、中心的な現実にたいする支配力を失う。
  私たちは、入院している病人のように、ベッドからベッドへ、愚行から愚行へ転々する。
  こんな無頼の徒や、昏睡状態におちて泣きわめいている、おろかな人間どもが、
  ベッドからベッドへ、生の虚無から死の虚無へ移されたとして、たいした意味はないであろう。
   この幻想の王国のなかで、私たちは、支えや基礎となるものを熱心にさぐりもとめる。
  自分の領域にあって、厳格に忠実に事にあたり、
  あらゆる不誠実や幻想をそこから締めだすことよりほかには、私たちの立つべき基礎はない。
  私たちにたいして外部からどんなたくらみがなされるにせよ、
  私たちは自分にたいしてたくらむところがあってはならない。
  独りあるときには、絶対の正直と誠実とをもって事に処さねばならぬ。
  私は、真実と正直という単純な子供らしい徳を、
  人格におけるすべての崇高なものの基礎であると考える。
  君が、考える通りに語り、ありのままの自分を示し、あらゆる負債はすぐ支払うがいい。
  私は、世界的な名声を博するよりも、堅実な、支払能力のある人間とみなされたい。
  私の言葉が私の契約書と同等に有効であって欲しい。
  省略されたり浪費されたり覆されたりすることのない人間でありたい。
  このような現実性こそ、友情と宗教と詩と芸術の基礎をなすものである。
  あらゆる幻想の頂点あるいは基底に、私は、
  いまなお私たちを誘って外見のために働いたり生きたりさせる欺瞞というものを置きたい。
  友人に関しても未知の人に関しても、宿命や運命に関しても、
  私たちの利益になるのは真実の自分であるという確信を、
  心すこやかなときにはいつも抱いているにもかかわらず、
  私たちは、ややもすればそんな欺瞞に身をまかせるのである。
   人びとの話から判断して、貧富の問題が大きな問題であって、
  わが国の文明もこの点をいちばん重視している、とひとは考えるであろう。
  しかし、額に心労の影をきざみ、営々として働き、
  寒暑をおそれて屋内にばかりとじこもっている白人は、
  自分よりまさるところはいささかもない、とインディアンは言っている。
  それぞれの人間がもつ恒久的な関心は、
  その人間を誤解を招きやすい立場に立たせることがなく、
  その人間の行なうあらゆる事柄において彼の助けとなる自然の重みを獲得させてくれる。
  貧富は着物の厚薄にすぎず、私たちの生    私たちのすべての生は、みな同一である。
  なぜなら、私たちは絶えず四囲〔しい〕の状況を超越し、生の本質を味わっているからである。
  私たちの職業も、お互いに違うのは形に現われた面だけであって、同じ法則を表現しているし、
  私たちの思想も、絹の衣を着たりアイスクリームをなめたりするものではない。
  私たちは刻々に神と面と向かい合い、自然の風味を味わっているのである。
   ギリシャの初期の哲学者ヘラクリトスとクセノファネスは、
  この同一性という問題に関して自分たちの思索力をきそい合ったことがある。
  アポロニアのディオゲネスは、原子が同一物質で出来ていないとすれば
  互いに混り合ったり働き合ったりすることができるはずがない、と言っている。
  しかしインド人は、その経典において、事物の本質的同一性と、
  多様性が形をとったものと彼らが考える幻想と、この両者について、
  生々とした感情を表現している。
  「『われ在り』とか『これはわが所有なり』とかいう理念は、人類を動かしてはいるが、
  これは現世の母なるものの迷いである。
  おお、生きとし生けるものの主なる神よ、無知より生まれる知識のおごりを払い去りたまえ。」
  そして彼らは、人間の至福は蠱惑〔こわく〕から解放されることにあると考えたのであった。
   真理を修辞的に表わすことによって知性は刺激され、
  生の法則を幻想の衣をもって包むことによって意志が刺激される。
  しかし、真理と正義の結合は、このような偽装によって破られるものではない。
  これらのものに混乱が起こることは決してないのだ。
  国家を舞台とするにせよ、メイン州やカリフォルニア州の寒村においてにせよ、
  多くの人びとが多くの役割を演ずる紛然とした生活のなかで、
  人生への新しい登場者にたいして、同じ要素が同じ選択権をあたえ、
  その登場者は、自分の選択に従って、絶対的な自然のなかで自分の運命を定める。
  ペルシャ人たちはつぎの一句のなかに知的道徳的な哲理を表現したが、
  これを凌駕することはおそらく困難であろう。

     汝たとい賢者のなかの賢者なりとも、他に欺かるることを免れじ、
     されば汝、悪に欺かるるより、徳に欺かるる方〔かた〕を選べ。

   宇宙のなかには偶然もないし無秩序もない。いっさいは体系であり段階である。
  そこではそれぞれの神がみずからの世界のなかに坐している。
  青年は大空の広間にはいってゆく。そこで彼が神々とただひとり対座すると、
  神々は彼に祝福と賜物をあたえ、みずからの王座へと彼をさしまねく。
  と、たちまち、いつやむとも知れぬ幻想の吹雪が降りはじめる。
  彼は、自分が、かなたへこなたへ揺れうごく大群衆のなかにいて、
  その群衆の運動と行動に従わねばならぬような気持になる。
  自分は、哀れな、とるに足らぬ、孤児のような存在なのだと思う。
  狂乱した群衆はこなたへかなたへとなだれをうって揺れうごき、
  たけりたちながら、あれをしろ、これをしろと命ずる。
  彼らの意志に抵抗し、独自の立場で考えたり行動したりする人間とは何者なのであろう。
  一瞬ごとに新しい変化が起こり、まどわしが雨とそそぎ、青年の志を挫いたり乱したりする。
  そして、やがて、ほんの一瞬、空は晴れ、雲の切れ間があらわれると、
  神々はなお、彼のまわりで、その王座に坐しているのだ
   神々だけが孤独な彼と向かい合って。

   ( 『エマソン選集3 生活について』「幻想」 P.169 ~ 173 )





   we cannot even see what or where our stars of destiny are.
  From day to day the capital facts of human life are hidden from our eyes.
  Suddenly the mist rolls up and reveals them, and we think how much good time is
  gone that might have been saved had any hint of these things been shown.
  A sudden rise in the road shows us the system of mountains, and all the summits,
  which have been just as near us all the year, but quite out of mind.
  But these alternations are not without their order, and we are parties to our various
  fortune.
  If life seem a succession of dreams, yet poetic justice is done in dreams also.
  The visions of good men are good; it is the undisciplined will that is whipped with
  bad thoughts and bad fortunes.
  When we break the laws, we lose our hold on the central reality.
  Like sick men in hospitals, we change only from bed to bed, from one folly to another;
  and it cannot signify much what becomes of such castaways, wailing, stupid, comatose
  creatures, lifted from bed to bed, from the nothing of life to the nothing of death.
   In this kingdom of illusions we grope eagerly for stays and foundations.
  There is none but a strict and faithful dealing at home and a severe barring out of
  all duplicity or illusion there. Whatever games are played with us, we must play no
  games with ourselves, but deal in our privacy with the last honesty and truth.
  I look upon the simple and childish virtues of veracity and honesty as the root of all
  that is sublime in character.
  Speak as you think, be what you are, pay your debts of all kinds.
  I prefer to be owned as sound and solvent, and my word as good as my bond, and to be
  what cannot be skipped, or dissipated, or undermined, to all the éclat in the universe.
  This reality is the foundation of friendship, religion, poetry and art.
  At the top or at the bottom of all illusions, I set the cheat which still leads us to work
  and live for appearances; in spite of our conviction, in all sane hours, that it is what
  we really are that avails with friends, with strangers, and with fate or fortune.
   One would think from the talk of men that riches and poverty were a great matter;
  and our civilization mainly respects it.
  But the Indians say that they do not think the white man, with his brow of care, always
  toiling, afraid of heat and cold, and keeping within doors, has any advantage of them.
  The permanent interest of every man is never to be in a false position, but to have
  the weight of nature to back him in all that he does.
  Riches and poverty are a thick or thin costume; and our life—the life of all of us—
  identical.
  For we transcend the circumstance continually and taste the real quality of existence;
  as in our employments, which only differ in the manifestations but express the same
  laws; or in our thoughts, which wear no silks and taste no ice-creams.
  We see God face to face every hour, and know the savor of nature.
   The early Greek philosophers Heraclitus and Xenophanes measured their force on this
  problem of identity.
  Diogenes of Apollonia said that unless the atoms were made of one stuff, they could
  never blend and act with one another.
  But the Hindoos, in their sacred writings, express the liveliest feeling, both of the
  essential identity and of that illusion which they conceive variety to be.
  “The notions, ‘I am,’ and ‘This is mine,’ which influence mankind, are but delusions
  of the mother of the world.
  Dispel, O Lord of all creatures! the conceit of knowledge which proceeds from ignorance.”
  And the beatitude of man they hold to lie in being freed from fascination.
   The intellect is stimulated by the statement of truth in a trope, and the will by clothing
  the laws of life in illusions.
  But the unities of Truth and of Right are not broken by the disguise.
  There need never be any confusion in these.
  In a crowded life of many parts and performers, on a stage of nations, or in the
  obscurest hamlet in Maine or California, the same elements offer the same choices to
  each new comer, and, according to his election, he fixes his fortune in absolute Nature.
  It would be hard to put more mental and moral philosophy than the Persians have
  thrown into a sentence,—
     “Fooled thou must be, though wisest of the wise:
     Then be the fool of virtue, not of vice.”
   There is no chance and no anarchy in the universe.
  All is system and gradation. Every god is there sitting in his sphere.
  The young mortal enters the hall of the firmament; there is he alone with them alone,
  they pouring on him benedictions and gifts, and beckoning him up to their thrones.
  On the instant, and incessantly, fall snow-storms of illusions.
  He fancies himself in a vast crowd which sways this way and that and whose movement
  and doings he must obey: he fancies himself poor, orphaned, insignificant.
  The mad crowd drives hither and thither, now furiously commanding this thing to
  be done, now that.
  What is he that he should resist their will, and think or act for himself?
  Every moment new changes and new showers of deceptions to baffle and distract him.
  And when, by and by, for an instant, the air clears and the cloud lifts a little, there
  are the gods still sitting around him on their thrones,—they alone with him alone.

  ( The Conduct of Life





(つづく)














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Last updated  2019年06月30日 11時01分50秒


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