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カテゴリ: 陽明学



 云う。怒りの火気の中には、言を過ごし行をあやまり後悔の難あるものなり。
甚〔はなは〕だしきはあだを得〔う〕るに及べり。
「君子は刑を懐〔おも〕う、小人は恵〔けい〕を懐う」の類なり。
恵をおもうは利害の心也。刑をおもうは君子孝子の慎み也。
怒りて難を思うは、深淵に臨みては落ち入らむことを慎むの道理也。
小人は甚だ難を恐れさくる(避くる)といえども、
愚にして火気におかされ、其の難を前に弁えず。
君子は義に当てては難をさけずといえ共〔ども〕、
自らまねく禍〔わざわい〕をば慎みさくるなり。
火気うすき故に、心明らかにして後の難を前に知る也。
故にいかれ共〔ども〕難あらず。楽しみて淫せず哀しみて傷〔やぶ〕らざるに同じ。




 一 心友問う。心友問う。舜の怨慕〔えんぼ〕は、註(※朱註)に
父母を怨〔うら〕むるに非ずといえり。孝子のうらみありと聞くはいかん。

 云う。則ち孝子の怨みなり。常人の父母をうらむる心にてはなしといえども、
父母を怨むるにあらずとはいいがたし。
二、三歳の幼子の、母にうたれてなきながら、又母をしたいて跡をつき行くこころ也。





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Last updated  2022年06月03日 22時00分32秒


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