森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2024.05.12
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NPO 法人生活の発見会の集談会に参加して37年が経つ。
その間多くの仲間からいただいた印象に残っている言葉があった。
いくつかを紹介いたします。

・あなたは今波のどん底にいるが、波は必ず上昇してくる。
それまで仲間で支えていくから安心して参加してほしい。

・こんな非常事態なときに、仕事を辞めるとか、離婚するとか、死んでしまおうなどという重大な結論を出してはいけない。
それは今の難局を乗り越えるまで待ってほしい。

・時間を味方につけよう。時間の経過がきっとあなたを助けてくれるはずだ。
時間は薬と同じくらいの効果がある。
それを信じて破れかぶれな行動に走らないようにしよう。

・「月給鳥」なったつもりで会社勤めをしなさい。
自分と家族が生活するエサを獲りに行くという目的は忘れないようにしなさい。
良好な人間関係作りは大事だが、それを最大の目標にしてはいけない。
神経質者はもともとまじめで責任感が強いので、それでも普通の時の6割ぐらいはできています。
それだけできればリストラされることはありません。

これらの言葉をマジックで紙に書いて壁に張り付けて毎日唱和していた。
結果的に仕事を辞めることも、離婚することも、自殺することもなかった。
神経症で蟻地獄の底にいるときに、破れかぶれになって将来を左右する重大な決断をすると後悔するようになると思います。

森田先生のところに入院していた人で陸軍大尉の人がいた。
読書恐怖という神経症のために、職を辞し、その後根岸病院の看護人をされていたという。
森田先生は、一番残念なことは、神経症のために職業を捨てる人だと言われている。
神経症の患者で、私のところへ診察を受けに来る人には、私は職業を辞めさせない。
これは私の大きな人助けだと思っている。
普通の医者は、この同じ患者に対して、必ず休学させたり、職を辞めさせたりするのが常である。
( 森田全集第5巻 341ページより引用
)


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Last updated  2024.05.12 06:34:47
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
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