森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.12.11
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カテゴリ: 神経症の成り立ち
これは森田でいえば普通神経症である。
夏樹さんは復帰後、「椅子が怖い、私の腰痛放浪記」を書かれて、大きな反響があったという。
また「心療内科を訪ねて」という本では、耳痛、醜形障害、大腸炎、高血圧、喘息などの人が心療内科にかかり生還した経過を取材して紹介しておられる。

ここで紹介されている14名の体験は、生死をかけたつらい苦悩から生還した人の物語であった。全員器質的病気よりも、心の治療に取り組み、病気を治した人ばかりである。
その中に森田療法のことも一部紹介されていた。心療内科では森田療法を応用しておられる場合もあったのである。

夏樹さんによると、もともと心身症にかかる人は共通の特徴があるといわれている。
1、 がんばり屋である。自分はどんなに無理をしても、周囲の期待に応えようとする。
2、 言いたいことを言わずに、飲み込んで我慢する。
3、 完全主義、完ぺき主義でないと気がすまない。

5、 本人は自分のそうした性格や行動についてほとんど気が付いていない。
6、 そこに強いストレスがかかったり、忙しすぎて疲れ切っているのに、そのことを自覚していない。

これらはすべて森田理論で説明していることと同じである。
こうした普通神経症は、自分の性格、考え方の誤り、行動の誤りをよく学習して、普段から予防することが大切だと思う。





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Last updated  2013.12.11 07:37:31
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