森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.03.22
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カテゴリ: 感情の法則
感動する映画を見た時私たちは涙を流します。
普段は泣かない大人でも自然に涙があふれてきます。
これは我慢する、耐えるということから見ると反対の行為です。
喜怒哀楽を我慢して、耐えたりしないでストレートに反応していることと同じです。

この時体の中では何が起きているのか。
涙を流しているときは副交感神経が優位になっています。
極度に緊張した状態から、泣くことによって、一挙に副交感神経が優位な状態にシフトするのです。
それが大きなリラックスの気持ちに切り替わっているのです。
感動の涙を流したとき、無理にそれを押さえつけないで、そのまま泣いていると、とてもさわやかなすっきりした気持ちになることは皆さんも経験されていることと思います。


涙が出そうなときに我慢したり、耐えたり、押さえつけたりしているとどうなるのか。
感動する映画を見た時、交感神経が高まったままで映画を観終わることになります。
しばらくして、交感神経は収まってきますが、感情のわだかまりは残ったままになるのです。
却ってそれがストレスに結びついてしまいます。

夫婦や親子で問題を抱えている人、学校や職場での人間関係で悩んでいる人は、長いこと感動の涙を流したことがないのではありませんか。
そして嫌な感情はできるだけ拒否したり、無視したり、抑圧したり、否定して我慢したり耐えたりされていることと思います。
その方法はますます自分を窮地に追いやります。
そういう方は発想の転換を図ってみてはいかがでしょうか。

不快な感情は涙で洗い流してやるという気持ちの切り替えをされたらどうでしょうか。
折に触れて感動する映画を見る。感動するテレビドラマを見る。感動する人の伝記を読む。
感動する音楽を聴く。感動体験を経験してみる。

それは嫌な感情をため込まないで吐き出してしまうので、人間関係の好転につながります。





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Last updated  2014.03.22 07:08:20
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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