森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2018.02.12
XML
カテゴリ: 行動のポイント
先日、老人ホームの慰問に行って入所している人たちと話をした。
「最近の楽しみはなんですか」
「なにもない。テレビを見ても面白くないし、毎日目が覚めると、今日は何をしようかと考える。
もういつお迎えがきてもいいんだ」という人がいた。
話ができる人は、まだよい方で、全く話に乗って来ない人も多い。
毎日暇を持て余し、特に何もすることがない。
退屈だ、退屈だと言って無為に時を過ごしているような人がいるのだ。
人生の最終章にあたり、何かやり切れないものを感じた。
人間は最後にはこんな状態になるのだろうか。


突然死というのも恐ろしい気がするが、退屈だと言って毎日無為の人生を送るよりはよいかもしれない。
そういえば、日野原先生が105歳で亡くなられた。
それまで医師の仕事を続けておられ、大往生であったという。

私はこの人たちのように、死の間際まで、認知症ならず、自分の足で動くことができる体でいたいと思う。でも、年をとってどうなるかはわからない。
だから、認知症にならないように普段から脳を鍛える。
脳細胞が廃用性萎縮を起こさないように常に頭を使って刺激を与える。
たとえばこのブログへの投稿は、脳活性化という面ではとてもよいと感じている。
また、毎日続けているスクワットや階段のぼりを続けて、体力維持に努めたい。
日常茶飯事を丁寧にこなしていくという森田的な生活を継続していくことがカギになると思う。
また、好奇心を発揮していろんな興味のあることや関心のあることに手を出す習慣がついてきたので、これを継続して行きたいと思う。

それに加えて、夢や希望を持って生活することが大切なのではないかと思う。

そこで、私が考えたのは、人生を仮に90年とした場合、残りの人生を何期かに分ける方法である。
私の場合は、現在60代後半なので、残り人生を4期に分けることを思いついた。
1期をおおむね5年と設定した。それぞれの期で何か夢や目標を設定するやり方である。

第1期は、とりあえずこのブログを最低でもあと5年は続ける。
一人一芸をさらに広げて、老人ホームの慰問活動を続ける。

集談会活動は継続する。仕事は70歳で定年を迎える。

第2期は、ブログの投稿原稿を整理して、本にまとめる。
森田で何らかの貢献をする。田舎で本格的に自給生活に入る。
果樹や花や加工食品、ニワトリやヤギなどを飼い、そば打ち、ピザつくりなどを楽しむ。
その生活の中で、幅広い人脈を広げる。

第3期、第4期はまだ設定していない。そのうち大まかな目標を設定してゆきたい。
もし運よく90歳を超えて、長生きができていれば、それから先は1年1年の目標設定をして、取り組んでみたい。
こんなことを考えていると、これから先の人生も楽しく過ごすことができるのではないかと思うようになった。私は50代ぐらいまでは、神経症で暗くつらい人生であったが、森田のおかげでそれ以降は見違えるほど変化してきたのである。森田先生には感謝しかない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2018.02.12 06:30:06
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

軽快な歩き方を心が… New! 楽天星no1さん

大阪公立大学公開講… へこきもとさん

和歌山アドベンチャ… MAI8686さん

投票する政党だけ決… メルトスライム25さん

神経症を克服します♪ ROSE33333さん

Profile

森田生涯

森田生涯

Comments

森田生涯 @ Re:阿久悠さんが「ジョニーへの伝言」に託した思いとは(03/06) 通りすがりさんへ コメントありがとうご…
通りすがり@ Re:阿久悠さんが「ジョニーへの伝言」に託した思いとは(03/06) この曲の歌詞の意味がわからなくて検索し…
森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: