森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2020.02.21
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集談会では学校の先生をされている方の参加者がいらっしゃいます。
教室で大勢の児童や生徒を前にしての仕事はストレスが多いのだと思います。
特に対人緊張の強い人は、出勤することさえままならないのかもしれません。
問題は誰にも相談することなく、孤立しておられること人が多いということです。

こういう方のために、生活の発見誌1月号にEPA(従業員支援プログラム)の紹介がありました。
通称イープと言います。
心の問題で相談したいことができたとき、配布されている教職員互助会「メンタルヘルス・ポケットブック」相談券を使うと3回、自己負担なしで相談ができるそうです。
それでも解決しないときは、前述の「ポケットブック」に記載されているフリーダイヤルに電話して、手続きすると、さらに5回面接相談を継続できます。
年間合計で8回、年度を跨げは連続して16回、臨床心理士との面談が自己負担なしでできるそうです。

これは無料ですから気軽に利用できそうですね。もちろん守秘義務は守られます。
心の問題を抱えた教職員の方は一度問い合わせてみてください。
(生活の発見誌 77ページより要旨引用)

どういう臨床心理士さんがよいのかということですが、私は森田理論に詳しい臨床心理士さんをお勧めいたします。日本森田療法学会、NPO法人生活の発見会、公益財団法人メンタルヘルス岡本記念財団などにかかわっておられる方は特に意識が高いです。
臨床心理士に森田療法をプラスしてネットなどで検索すれば適切な人が見つかるでしょう。
集談会に参加されている人は、長らく参加されている人に聞けば、適切な人を紹介してくださるでしょう。精神科医も含めて、そういう情報はたくさん蓄積しています。

一般企業の場合は、2008年に施行された「労働契約法」によって、心の健康への配慮は努力義務ではなく、法的義務として取り組むこととされました。
しかし、実際にはメンタルヘルスのケアの専門家を置く企業は15パーセントにすぎません。
そこで、次善の策として、外部の心理専門家と提携して、「外部従業員支援プログラム」(EPA)を活用している企業が増加しています。今後ますます増加してくるものと思われます。
カウンセリングを考えておられる方は、会社の実情を一度調べてみてください。





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Last updated  2020.02.21 06:20:05
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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