森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2021.12.20
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カテゴリ: 行動のポイント
藤由達蔵氏のお話です。

シンクロナイズドスイミングのソウルオリンピック銅メダリストの田中ウルヴェ京さんが次のような話をしてくれました。

シンクロの選手が胸を張って笑顔で入場行進するのを見て「試合前によくあれだけの笑顔ができますね」と驚かれることがありますが、逆なのです。
一生懸命笑顔をつくって胸を張って歩かないと、プレッシャーに押しつぶされてしまうのです。

シンクロの選手は、試合にふさわしい気分を作るために、あのような表情と動作をしていたのです。トップアスリートは動作や姿勢が気分をキープしたり、高揚させることを知って実践しています。

私たちも、動作や姿勢次第で、味わいたい気分を生み出せるのです。
私の場合は、二の腕の力こぶが出るように肘を直角に曲げて、握った拳を上方に突き上げる動作をします。ガッツ石松さんのガッツポーズです。
これをすると、勇気がみなぎります。
他人によって違いますので、あなたの気分が高揚するポーズをとってみてください。


その言葉を口にするだけで、勇気が湧いてくる言葉を声に出してみてください。
私の場合は「やったー!」と叫ぶだけで、何が「やった」のかわからなくても、「やった」気分になってしまいます。
他人によっては、「良かったね」「すごいね」「うれしい」など様々でしょう。
自分の高揚する言葉を探してみてください。

このように、「感情表現の3要素(表情・動作・言葉)のすべてを変化させると、それだけであなたの気分は一変します。
ダメ押しに、大笑いしたら、いやな気分は一気に吹き飛びます。
笑った瞬間、ふっと心が空っぽになるのを体験するでしょう。
これが白紙になれた瞬間です。
この時間をとることで、気分は簡単にリセットできます。(結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる 藤由達蔵 青春出版社 106ページ)

これは森田理論の「外相ととのえば内相自ずから熟す」ということですね。
生活の発見会発行の森田理論学習の要点に次のようにあります。

「やる気」を待つのではなく、外側(行動や態度)をひとまずととのえれば、不快な感情も、その外側につられて後退してゆくものです。

私は集談会で素敵な言葉を教えてもらいました。
靴がそろえば心がそろう

この言葉を肝に銘じて生活しているところです。





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Last updated  2021.12.20 06:33:16
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
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