森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2022.01.14
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カテゴリ: 行動のポイント
このブログでは、日常生活に丁寧に取り組むことを提案してきました。
規則正しい生活、凡事徹底、物そのものになりきるということです。
これらは真っ先に取り組むべき森田実践となります。

では日常実践にはどんなものがあるのか。
第38回森田療法学会でそのヒントをもらいましたのでご紹介します。

一般演題、1-10外来森田療法における「作業」の役割からの引用です。

ここでは3つに分けておられました。
1、生活維持のための作業
飲食、排泄、整髪、更衣、掃除・洗濯、整理整頓、献立・調理、買物など


交通機関の利用、公的機関などの利用、仕事、教育、他者との関わり、貢献など

3、豊かさのための作業
趣味活動、社会参画、体力づくり、休養(身体養生)、セルフケアなど

日常生活は毎日取り組んでいることです。
これに取り組まないと生活が乱れて停滞してきます。
おおむねこの3つに分けて自己点検することが役立ちます。
私はこれらに次のようなことを付け加えることを提案したい。

1では、家屋の維持と修理、自給野菜作り、加工食品作り、車の洗車などを付け加えたい。

2では、仕事や勉強などは多くの時間をかけています。
この時間をいかに充実させるかはとても大切です。
一心不乱に取り組むことで、問題や課題を発見することが重要です。

やる気を高めるためには、物そのものになることが肝心です。

人間関係では森田理論の不即不離を活用することをお勧めします。
引っ付きすぎず離れすぎず臨機応変で広く浅い付き合いを目指すことです。
これは人間関係の生きづらさを格段に低減させてくれます。

社会貢献ですが、集談会の中で世話活動に取り組むことも立派な社会貢献になります。世話活動は煩わしいものですが、関わると人間関係が広がります。

自信の数が増えてくると、自己肯定感が持てるようになります。

3ですが、趣味の数は人生を豊かにしてくれます。
それは、自主的で楽しく取り組むべき課題を持てるからです。
私は10個以上持っています。ペットや園芸なども手掛けたい。
お金がかかりすぎるものは趣味の範疇を逸脱しているものだと言えます。
たとえばギャンブルやグルメ三昧などです。
それから娯楽三昧の人やテレビを見ることが趣味ですという人がいますが、自分は何もしないで、他人から快楽を与えてくれることを求めているというのは趣味とは違うように思います。
瞬間的には楽しいのですが長続きしない。

また普段の生活の中で運動することは大切です。特に足腰です。
毎日最低でも6000歩、できれば10000歩くらいは歩くことです。
携帯にも万歩計がついています。一回計れば大体わかります。

それと脳を使うことを心掛けて、認知症を予防したいものです。
2025年には約700万人の人が認知症と予想されています。
高齢者の5人に一人だそうです。
私は毎日このブログを書いて脳を活性化しています。
ネタを仕入れるために本もよく読みます。
社会貢献と森田学習の深耕と脳の活性化を兼ねています。
人間の機能は使わないと廃用性萎縮現象を起こします。
一旦萎縮したものは復活しないということを肝に銘じておきたいものです。

それから社会活動は地元の公民館活動をお勧めします。
公民館ではさまざまな文化活動を行っています。
男の料理教室、味噌作り、公民館祭りなどへの参加はとても楽しい思い出です。





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Last updated  2022.01.14 07:54:42
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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