森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2022.10.17
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カテゴリ: 最新の脳科学
有田秀穂医師のお話です。

セロトニン神経を一本の樹木に喩えるならば、リズム性運動によってセロトニン神経を鍛えることは、木の根に十分に滋養を与えて、しっかりとした根幹を作ることを意味します。
一方、SSRIは、末梢の枝葉に作用する薬です。
セロトニン神経の末端で再吸収ポンプの働きを阻害することによって、セロトニン神経が実際には弱っていても、あたかもセロトニンがシナプスに十分に分泌しているかのように見せかける働きをしています。
セロトニンという木において、枝が萎え、葉が黄ばんできたときに、葉の色艶をよくする効果を発揮するもので、決して根や根幹に滋養を与えるものではありません。
SSRIを使いつづけている限り、確かに一見セロトニン神経が元気を回復したかのような印象を与えるかもしれません。
しかし、薬を長く続けているうちに、いつの間にかセロトニン神経の根が腐り、幹が朽ちていくのを見過ごしてしまう危険があります。どうしてもというときだけ薬を使って、普段は根気よくリズム性運動を続けて、セロトニン神経を根本から鍛えることをお勧めします。
(セロトニン呼吸法 有田秀穂 高橋玄朴 地湧社 78ページ)

私は有田先生に学び、毎日セロトニン神経系を鍛えています。



2、毎日一万歩のウォーキングを行っています。マンションの管理人なので管理棟内をよく歩きます。スマホの万歩計で計測しています。
別にウォーキングでなくても、リズム運動なら何でもよいそうです。
ジョギング、水泳、自転車、腹式呼吸、ガムを噛むなど・・・。
この本には丹田呼吸法がくわしく紹介してありました。
瞑想や呼吸法に興味がある人はぜひ参考にしてください。

注意点としては、リズム運動をするときは意識を集中することが大切です。
負荷をかけないでだらだらと行っても効果はないそうです。
時間は20分から30分くらいだそうです。

3、セロトニンの原料は必須アミノ酸であるトリプトファンです。
これはバナナ、納豆などの大豆食品、チーズなどの乳製品に豊富含まれているそうです。また脳内にトリプトファンが取り込まれるためには炭水化物が必要になります。

セロトニン神経は昼間は常時出続けているものだそうです。

不安にとらわれやすい神経質性格者にとっては、セロトニン神経系を鍛えることがプラスに作用します。

疲労物質の乳酸が体内で増えると、自己抑制装置が作動して、再利用に備えて回収される仕組みになっているそうです。
太陽の光を1時間から2時間浴び続けると、自己抑制が現れ、逆に元気がなくなりますので、長く浴びることは逆効果となります。
その結果一時的にセロトニン不足に陥ります。
リズム運動の強度が強すぎることややりすぎは禁物です。


最終的には、リズム運動を自分の生活習慣として定着させることが大切です。
最低でも3年間は継続してください。
継続こそ力なりということです。





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Last updated  2024.06.04 09:10:38
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
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