森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2023.10.04
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森田では、「見つめる」ことを重視しています。
見つめていると、問題点や課題が見えてきます。
すると感情が動き出してくる。気づきや発見がある。
興味や関心が湧き起こってくる。
それが積極的な行動につながるといいます。

交通事故は前後左右をよく確認していないときに発生しています。
事実を確認しないで、「こんなところにまさか対向車は来ないだろう」「まさか動物や人が飛び出すことはないだろう」という「まかさ運転」は事故につながります。
追い越しをかける時は、見通しのよいところで行えば、正面衝突することはありません。

一時停止の標識のあるところでは、車が来ていないので一時停止しなくても大丈夫というのは軽率です。

そうすれば違反切符を切られることはありません。

また心がうわの空になって他のことを考えている時も危ないです。
ナビや運転以外の操作方法に気をとられて、目を離して運転することも危険です。
居眠り運転はもってのほかです。
広いところやサービスステーションでしばらく寝ると眠気はふっ飛びます。

私は沢登りに凝ったことがあります。
20mくらいな崖をよじ登るスポーツです。
この時は3点確保が大事になります。
そして目先の確保点を探すことになります。
ここで大丈夫という確保点を見つけながら手足を徐々に移動していきます。
このとき一番大事なのは目線です。

仮に目線を下に落とすと、恐怖心で身体が硬直してしまいます。
命綱はつけているのですが、怖くてそれ以上登れなくなってしまうのです。

よく見るということでは、子供ができたら子供の動向から目を離さないようにすることが大切です。
そのためには、子供の近くにいることが欠かせません。
特に1年6か月までの愛着の形成期間は、基本的に子供から離れてはいけません。

親の愛情を受けて育つと、時期がくればしだいに親から離れて自立してゆきます。

愛着の形成期を無事に通過したら、つぎに子供の成長期に合わせて、能力を伸ばすことが必要になります。
子どもの能力はモンテッソーリ教育によると10項目ぐらいあるそうです。
それぞれの項目を習得する時期はほとんどわずかの期間に限定されています。
その期間を逃すと後でいくら身に着けようとしても手遅れになるそうです。
ここではモンテッソーリ教育などの親業を学習して、子供の成長段階を見極めることが必要になります。
子供の成長段階を注意して見極め、刺激を与えることができれば、子供はすくすくと成長していきます。
神経症に陥り子供のことは無関心という状態になると、子供への悪影響は計り知れません。

森田理論の学習は、通り一遍の学習を繰り返しているだけでは、自分の生活を変化させる起爆剤としての役割は期待できません。
目の前の事実をよく見るという点に関しては、このような視点から学習を深めていくように心がけたいものです。





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Last updated  2023.10.04 06:20:07
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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