森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2024.01.20
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一病息災は、人間は持病が一つぐらいあった方が、健康に気を付けるようになるので長生きができるという意味です。
ケガや病気の経験がないことは、喜ばしいことのように思いますがケガに無警戒になります。
また健康体であることが当たり前になり、健康のありがたみが分からなくなります。

中国のことわざに「人間万事塞翁が馬」という言葉があります。
飼っていた馬がいなくなり残念に思っていたところ、ある日突然駿馬を連れて戻ってきた。
乗馬をしていたところ、落馬して足の骨を折ってしまった。
仕事ができなくなったが、そのおかげで兵役を免れた。
不幸と幸運はコインの裏表の関係にあるというたとえです。
一病息災も同じような意味だと思います。



小さいころ2回ほど手頸の骨折をしました。
おたふくかぜになり高熱が続きしばらく学校を休みました。
仕事での人間関係が悪化して胃潰瘍になりました。
朝方尿道結石で救急車で運ばれたこともあります。
この時は死の恐怖を味わいました。
痛風発作を起こしてしばらく歩けなくなりました。
腹と背中に帯状疱疹が現れました。
尿道結石と痛風発作と帯状疱疹は針の先で刺されたような痛みが続き七転八倒しました。
五十肩になり1年ほど針治療に通いました。
痔になり手術をして1ヶ月ほど入院しました。つらい経験でした。
対人恐怖症、社交不安症にかかり、うつ状態になりました。


でもケガや病気になったことはよい経験だったと思っています。
いろんな病気になったからこそ、毎年一回は生活習慣病検診をしています。
血液検査、尿酸値、糖尿病、腎臓、大腸の検査などをしています。
苦手の胃カメラを飲み、ガンの腫瘍マーカーの検査もしています。
時々脳のMRIや大腸のカメラ検査もしています。


そういう人が急にガンになる。血管障害で取り返しのつかない病気になる。
高齢になると自動車と同じで定期的なメンテナンスが必要だと思います。
今まで病気一つしたことがないという人はどうしても警戒心がなくなる。

集談会に参加していると、神経症で苦しんでいる人、人間関係に問題を抱えている人がいます。
神経症の苦しみは神経症で苦しんだ経験のある人でないと分からないと思います。
また肩や首の痛み、がん、胃潰瘍、尿道結石、痛風、帯状疱疹、痔持ちの人がいます。
自分がケガや病気で辛い経験をしているので、その人の痛みが自分のことにように感じることができます。
自分の体験からある程度のアドバイスができます。

私たちは神経症になったお陰で森田に出会うことができました。
森田は神経症を治すだけではなく、神経質性格者の生き方を教えてくれました。
こんな幸運はめったに出会うことはできないと思います。
この幸運に感謝して日々を大切に生きています。





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Last updated  2024.01.20 11:35:10
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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