森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2024.01.23
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生活の発見誌12月号では、長谷川洋三先生の「あるがまま」の記事(7ページ)が参考になりました。

日頃の生活をふりかえってみると、ほとんどが、症状はありながらも、会社員は会社に出勤し、学生は登校し、主婦は家事・育児をこなしている。
集談会に参加し、森田理論学習を続けている。
すなわち高良先生が言われている「あるがまま」の生活になっている。
にもかかわらず「あるがまま」になれないとこぼす。

なぜだろう。
症状の苦しみをひきずりながら生活していることが、「あるがまま」だということに気づいていないからである。
あるいはそれが「あるがまま」だと理解しながらも、苦しまないで「あるがまま」の生活をしたいと思っているからではなかろうか。

不安、恐怖、違和感、不快感がなくならないと、そこにどうしても注意や意識が向いてしまうので、とても行動することは無理だと考えてしまいます。

「あるがまま」は頭で考えるのではなく、行動した結果、後で振り返ってみると「あるがまま」を実践していたというものだと思います。

私は「あるがまま」を実践する方法は、 ​規則正しい生活​ を身につけることだと思っています。
同じ時間に同じ行動をするようにルーティンワークを確立することです。
「何をしようかな」と前頭前野で考えることなく、自動的にすっと体が動いていくように持っていくのです。
なすべきことがどんどん片づいていくようになります。
気分本位な行動が抑制できます。
不安、恐怖、違和感、不快感を抱えたまま行動できるようになります。
規則正しい生活を習慣化することは大変大きな意味があると感じています。
そのために真っ先に取り組みたいことは、起床時間を一定にすることです。
そして就寝時間を一定にすることも大切になります。

その時、意識して問題、課題、改善点、改良点、楽しみ、喜びを見つけるようにしています。
日常生活や仕事の中で宝探しをしているようなものです。​
「あるがまま」の生活を心がけていると、日記を書くのが楽しみになります。





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Last updated  2024.05.31 10:12:05
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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