岡野雅行氏のお話です。
仕事を長い時間、根詰めていると、物事のとらえ方に拡がりがなくなったり、融通が利かなくなったりするものだ。
そうなると発想のパターンが同じになったりして、ひらめきというものが湧き出てこなくなる。
忙しいとき、疲れたときでも、おれは、休憩はあまりしない。
そういうときは、休むよりも、人と打ち合わせを入れたりするのだ。
そうすることで精神的な勢いというか気持ちの張りが維持できるから、仕事の能率は下がらない。
もし、仕事から、まったく離れて頭と精神のリズムを完全に止めてしまったら、再び、元のハイスピードのリズムを取り戻すのには時間がかかるものだからね。
(
試練は乗り越えろ 岡野雅行 KK
ロングセラーズ 52
ページより引用 )
これは森田理論でいうと、「休息は仕事の中止ではなく仕事の転換にあり」のことです。私もこれを生活の中に積極的に取り入れています。
昼間眠くなったときでも、頭を休めて、掃除や草花の手入れなどをしていると、気分転換になります。
そして眠気もどこかに飛んでいき、様々なことが片付きます。
逆に1時間以上も昼寝をすると、夜の寝つきが悪くなりますし、あとで後悔しますね。
岡野氏は仕事を完全に止めてしまうのは、再びハイスビートのリズムを取り戻すのに多くエネルギーを必要とすると言われています。
集談会では、症状でつらいときには、「超低空飛行」を心がけるとよいと聞いたことがあります。
症状がつらいからといって、全く行動しなくなると、次に行動を起こすにはかなりのエネルギーが必要になります。
ですから、仕方なく、ボツボツと日常茶飯事に手を出すことが大切なのです。
行動には波がありますから、どん底はいつまでも続きません。
どん底の次には波が次第に持ちあがってくるのが世の常です。
ただし、完全に行動を中止してしまうと、どん底の下に次の底が口を開けて待っているということになります。
つらいときでも必要最低限ことだけは手を出していくことが大事だと思います。
食事作りは脳を活性化する 2024.09.21
成長するためにはアウトプットが欠かせない 2024.09.15
生活の中に「カイゼン」運動をとり入れる 2024.09.06
PR
Keyword Search
Category
Comments
Calendar