株の変動については、上値抵抗線という話を聞きます。
これは株価が上昇していくときに、上値抵抗線に到達すると、跳ね返されて下がり始めるというものです。それが何度も繰り返される。
ところが、何かをきっかけにして、その上値抵抗線を突破してしまうことが起こる。すると、今までの 上値抵抗線
は、驚くことに 下値支持線
に変わってしまう。
下値支持線というのは、そこまで下がっても、そこから逆に反発するという抵抗線です。同じ場所にある抵抗線でも意味が全く違います。
あるプロ野球の選手が次のように話していました。
一旦乗り越えた壁は、今度はそれが自分を守る盾になる。
この言葉の意味することを考えてみました。
何度チャレンジしても失敗続きで跳ね返される。
自分の能力では突破することは無理だ。
自分は何をやっても失敗ばかりだ。
世の中は自分に対して冷たいことばかりする。
そのうち投げやりになって、端からあきらめてしまう。
ところが、何回失敗しても、何回跳ね返されても、挑戦することをあきらめない人もいます。逆に益々闘志を燃やして果敢に挑戦する。
そしてついには、どうにもならないと思っていた壁を乗り越えてしまう。
乗り越えた人は一段階ステップアップした器の大きな人間に変身しています。
ノウハウや自信をつかみ、さらに大きな目標に挑戦する人間に変身しています。
小さな成功体験を蓄積していくと今度はその乗り越えた地点が出発点に変わるのだと思う。
今まで目標でしかなかったところが、乗り越えた途端に自分を強力にアシストしてくれる盾のようなものに変身するということです。
これはエベレストの登山をイメージすると分かりやすい。
エベレスト登山ではベースキャンプを徐々に頂上に移動していく。
ベースキャンプで準備万端態勢を整えて、そこを基点にして果敢に頂上にアタックしていく。
神様は自分に乗り越えられないような課題は与えないと聞いたことがあります。
神経症で苦しみ、のたうち回っている人は、きっと乗り越えることができる課題を与えられているのだと思います。
私たちは幸運にも失意のどん底で森田理論に出会いました。
同じ悩みを抱えて苦しんでいる仲間と知り合いになれました。
神経質の執着性を活かして、仲間と協力しながら、森田理論学習を継続し、生活に応用するようにすれば、神経症はきっと乗り越えることができるはずです。
また人生90年時代を自信を持って生きていくための人生観を確立できます。
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