全36件 (36件中 1-36件目)
1
筒井康隆『世界はゴ冗談』文庫に■昨日の産経新聞に、軍艦島の特集が組まれていました。NHKのずっと昔の番組「緑なき島」の炭鉱坑内写真は、ねつ造である。狭い構内でふんどしで作業する工員や腹ばいでツルハシを振るう工員の写真は、別の炭鉱のものである。軍艦島の人々の反論に、NHKはそれを認めようとしていません。最近国会での山田宏議員などの追求で、NHKはやっと重い腰をあげました。第三者機関で調査をする。結論は明白なはずです。NHKの良心を見守り続けることにします。■筒井康隆『世界はゴ冗談』(新潮文庫)が刊行されました。分類番号が「つ4-55」です。新潮文庫だけで55冊も刊行されていることになります。蔵書の新潮文庫を調べてみました。20冊ありました。筒井康隆は『家族八景』『七瀬ふたたび』『エディプスの恋人』(いずれも新潮文庫)を「山本藤光の文庫で読む500+α」に掲載しています。破天荒な作家の新刊文庫はその都度購入しているつもりでした。しかし結構、読み落としがあるようです。山本藤光2021.05.31
2021年05月31日
コメント(0)
江藤淳『石原慎太郎・大江健三郎』文庫に■今日は75回目の誕生日だったらしい。妻にいわれて気がついた。今朝発信したブログを消して、新たな心意気で出直したい。ここまで生きてきたのだから、せめて社会へ恩返しさせてもらう。そんな思いで、ブログの文体も改め、発信内容も少しだけレベルアップさせることにしよう。■江藤淳は、『成熟と喪失』(講談社文芸文庫)を推薦作として紹介している。今度、『石原慎太郎・大江健三郎』(中公文庫)が文庫になった。同時代の盟友であり、好敵手であった二人を、江藤淳はどう書いているのか。雑誌では読んだ評論だが、まとまったものは初めてである。本書は「待機本コーナー」の特別枠に収納した。1ヶ月以内に読むぞ、との気合いをこめて。■毎朝必ず視聴する動画「闇のくまさん」と「及川幸久」は、それぞれ興味深い配信をしていた。前者は中国の魚は奴隷労働の産物なので、アメリカが輸入禁止にしたとのニュース。日本もサンマなどを、根こそぎ中国に奪われている。地球の財産を保護しようなどとの意思のない国の横暴に、アメリカは鉄槌をふるってくれた。■後者は、武漢ウイルスの発生源は中国のコロナ研究所である、との説がにわかに信憑性のあるものとして、報じられるようになった経緯をまとめている。どちらもマスゴミが報じない大きなニュースである。■ここまでが6:48までの記載。今後は随時、加筆する習慣としたい。山本藤光2021.05.30
2021年05月30日
コメント(0)
武田綾乃がお目覚め武田綾乃はずっとブラスバンド部の小説ばかり書いてきました。ところが、2019年『その日、朱音は空を飛んだ』(幻冬舎文庫)で第40回吉川英治文学新人賞候補。2020年、『愛されなくても別に』(講談社)で第37回織田作之助賞候補。2021年、同作で第42回吉川英治文学新人賞を受賞し、完全に覚醒したようです。最近見つけたので、『石黒くんに春は来ない』(幻冬舎文庫)も読んでみたいと思います。期待の新星のいまを確認します。山本藤光2021.05.29
2021年05月29日
コメント(0)
百田尚樹『野良犬の値段』の「偶然」■一昨日、朝日新聞が東京五輪を中止せよと社説に書いたそうです。それを受けて昨日、産経新聞は粛々と実行せよと反論しています。共産党を柱に、オリンピック中止を唱える集団があることは知っています。しかし、朝日もついに本性をあらわしました。オフィシャルスポンサーになっている朝日は、五輪から完全撤退するのでしょうか。■百田尚樹は、すこぶる高く評価している作家です。はじめて挑戦したミステリー作品『野良犬の値段』(幻冬舎)を昨日再読しました。すばらしい作品ですが、著者自身が作品のなかで書いているように、この事件はある「偶然」がなければ成立しません。多くの読者は二番目に殺害された人質を、どう思ったでしょうか。とてつもない「偶然」については、475頁の中程で説明されています。私はこの「偶然」を残念に思いました。山本藤光2021.05.28
2021年05月28日
コメント(0)
エラリー・クイーン『十日間の不思議』読むぞ■東京五輪の開催中止を叫んでいる、組織や人が増殖中です。信じられない考えです。コロナをインフルエンザと置き換えてみてください。緊急事態宣言もどうかしていますが、五輪中止などもってのほかです。さざ波の国が辞退したら、世界の笑いものになります。政府をおとしめることだけしか考えない売国奴たちに、踊らされないでください。■エラリー・クイーンは、『Yの悲劇』(創元推理文庫)を推薦本としています。書店で著者の、未知のタイトル本を発見しました。『十日間の不思議』(ハヤカワ文庫)がそれです。魅力的なタイトルについ手を伸ばしました。待機本コーナーに収納しました。近いうちに読んでみたいと思います。山本藤光2021.05.27
2021年05月27日
コメント(0)
綾辻行人『完全改訂版 霧越邸殺人事件』読むぞ■動画「闇のクマさん」の昨日は、北京大教授が「生物兵器でアメリカに勝った」と発表した衝撃のニュースでした。この教授は武漢ウイルスを生物兵器と認めたわけです。そして昨日の産経新聞は、「コロナでの中国第一罹患者より前に、武漢ウイルス研究所の関係者3名が入院していた」という記事を発信していました。にわかにコロナの起源に再びスポットがあたった感じです。これから賑やかになることでしょう。■綾辻行人(あやつじ・ゆきと)は、『十角館の殺人』(講談社文庫)か『時計館の殺人』(講談社文庫)のどちらかを推薦しようと思っていました。しかし書店で『完全改訂版 霧越邸殺人事件』(上下巻、角川文庫)を見つけて読んでみたくなりました。一度、新潮文庫で読んでいます。というわけで綾辻行人の書評は順延となります。山本藤光2021.05.26
2021年05月26日
コメント(0)
428:綸言汗の如し――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり森友問題で安部首相は、「私や妻の関与があれば首相も国会議員も辞める」といいました。それを受けて自民党元副総裁の山崎拓は、次のようなコメントをしました。――綸言汗の如し。山崎拓は何をいっているのでしょうか。わからなかったので、調べてみました。「綸言(りんげん)」の出典は、孔子の『礼記』 緇衣篇です。――流れ出た汗が再び体内に戻らないように、一度口から出た君主のことばは取り消せないということ。(明鏡ことわざ成句使い方辞典)山本藤光2018.03.16
2021年05月26日
コメント(0)
西條奈加『秋葉原先留交番 ゆうれい付き』文庫に■ユニクロの新疆ウイグル綿を使った商品が、アメリカの税関で阻止されました。ユニクロについては、中国の店頭に「尖閣は中国の固有の領土です」との横断幕を張ったり、その企業姿勢が疑われています。今後ユニクロ制裁は、EUにも広がるでしょう。ユニクロ危うし。■西條奈加は、『心淋し川』(集英社)で直木賞を受賞しています。本書に代表されるように、人情時代小説が本流の作家だといえます。最近文庫化された『秋葉原先留交番 ゆうれい付き』(角川文庫)は、人情ミステリーという新たなジャンルの作品です。ひょっとすると、宮部みゆきのような幅広い世界をみせてくれるかもしれません。楽しみに読みます。山本藤光2021.05.25
2021年05月25日
コメント(0)
ジェーン・スー『生きるとか死ぬとか父親とか』文庫にジェーン・スーは日本人の音楽プロデューサーですが、文筆家としても活躍中です。著作には、。『女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり』(文春文庫)や『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮文庫)などがあります。後者の作品は、新潮社情報誌「波」に連載されていて、毎月楽しく読みました。ユーモアあふれるアップテンポの心地良い文章です。公園のベンチで読むことをお勧めします。山本藤光2021.05.24
2021年05月24日
コメント(0)
島本理生『匿名者のためのスピカ』がいい島本理生(しまもと・りお)は、『ナラタージュ』(角川文庫)を紹介しています。昨日、『匿名者のためのスピカ』(祥伝社文庫)を読みました。評判は聞いていましたが、著者が初めて挑んだサスペンス小説です。見事に一段スケールアップした、と感心しました。そしてこの小説をベースに、名作『ファーストラブ』(文春文庫)が生まれたのだと実感させられました。山本藤光2021.05.23
2021年05月23日
コメント(0)
427:ルバーブ――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり昨日の朝日新聞に「ルバーブ」という食用植物の名前がでていました。知らなかったので家内に聞くと「ジャムとかにする」と答えました。日本でも寒冷地で栽培されるようになったそうです、カナダが舞台の『赤毛のアン』では、食欲のない老婦人にアンがルバーブのゼリーと届ける話があるそうです。山本藤光2018.08.28
2021年05月22日
コメント(0)
朝比奈あすか『人生のピース』文庫に朝比奈あすかは、『光さす故郷へ・よしちゃんの戦争』(角川ソフィア文庫)を読んでから注目している作家です。今回『人生のピース』(双葉文庫)を買い求めました。30代独身女性三人の物語のようで、私がもっとも好む設定の作品です。通常よりは少し遅めの人生を、どう支え合っていくのか。作者の手腕をじっくりと拝読したいと思います。山本藤光2021.05.22
2021年05月22日
コメント(0)
水上勉『わが文学わが作法』がいい水上勉は、『雁の寺・全』(文春文庫)を推薦作にしています。一昨日から水上勉『わが文学わが作法』(中公文庫)を読み始めています。本書は紹介作の『雁の寺』についても自ら触れており、非常に興味深い内容でした。また小説作法にも言及されていて、水上文学の理解を広げることができました。作家の自作を語る本は、たくさんあります。ただし、ここまでダイレクトに語られている著作は、珍しいと思います。山本藤光2021.05.21
2021年05月21日
コメント(0)
426:理容院のシンボルマーク――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐりホーソン『完訳・緋文字』(岩波文庫)を読んでいて、次のような記述に出逢いました。――西洋医学では近代医学が登場するまで、理髪師が外科医だった。理容院、美容院のシンボルマークは、それぞれ包帯、動脈、静脈を表している。調べてみました。中世のヨーロッパでは、瀉血(しゃけつ)をすることが健康のためと信じられていました。これは血液を抜く療法です。これを担っていたのが、理髪師である外科医だったのです。とんでもない時代があったものです。山本藤光2017.12.28初稿、2019.04.04改稿
2021年05月21日
コメント(0)
火野葦平『麦と兵隊』読むぞ火野葦平『麦と兵隊』は、以前に全集の端本で読んでいます。角川が文庫にしてくれたので、購入してありました。待機本コーナーから昨日取り出し、6月に読むぞコーナーへと移しました。どうしても「文庫で読む500+α」に加えたい作品です。じっくりと読んで、発信したいと思います。山本藤光2021.05.20
2021年05月20日
コメント(0)
凪良ゆう『すみれ荘ファミリア』文庫に凪良ゆうについては、本屋大賞に輝いた『流浪の月』を紹介しています。今度、『すみれ荘ファミリア』(講談社文庫タイガ)が刊行されました。厳重なシュリンクパックされており、ぱらぱらめくってみることもできません。講談社は読者の立ち読みをカンペキに拒否しています。このシュリンクパックは頑固で、家で開封するのにも苦労しました。お陰で本書は、試し読みする気になりませんでした。後日、中味についてお伝えします。山本藤光2021.05.19
2021年05月19日
コメント(0)
『嘘』の小説藤堂志津子に『嘘』(幻冬舎)というタイトルの作品があります。のちに文庫化されたとき、『うそ』と平仮名表記に改められました。そのときは残念に思いました。今度、村山由佳『嘘』(新潮文庫)が文庫になりました。こちらは副題として、「Love Lies」の単語が添えられています。小説は嘘の産物です。そのタイトルに堂々と「嘘」をもってくるのですから、おもしろくないはずはありません。ひらがなの「うそ」は軽薄な感じがします。しかし漢字の「嘘」には、重々しさを感じられます。2作品を読み比べて、どちらかに軍配をあげてみたいと思います。山本藤光2021.05.18
2021年05月18日
コメント(0)
425:よんどころない――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり谷沢永一の著作は好んで読みます。とくに『知らない日本語・教養の試される341語』(幻冬舎文庫)は、机の上の特等席においてあります。引っ張り出しては、エイヤーでページをめくります。本日は「よんどころない」に遭遇しました。よんどころない理由で、今回は欠席させていただきます、などとよく用いる用語です。谷沢永一はこの単語と、「のっぴきならない」を並べて解説しています。――気が進まないけれども、定期預金をおろせば当座はしのげるのが「よんどころない」。定期預金が底をついた状態が「のっぴきならない」といえばいいだろうか。(同書P272)山本藤光2017.12.16
2021年05月17日
コメント(0)
新井素子『グリーン・レクイエム』新装版出た新井素子(あらい・もとこ)『グリーン・レクイエム』(講談社文庫)の新装版が刊行されました。収載作の「週に一度のお食事を」「宇宙魚顛末記」は、どちらも著者らしい趣向が施されています。解説の秋山協一郎の文章も味があります。これを機会にぜひ読んでみてください。山本藤光2021.05.17
2021年05月17日
コメント(0)
寺田寅彦を読むぞ寺田寅彦を読もうと、『セレクション寺田寅彦』(全2巻、講談社文芸文庫)と『寅彦と冬彦』(岩波書店)を書棚から引き出してきました。同時に次の関連本も選び出しました。梅雨のあいだは、これらの本と格闘することになります。――高島俊男:座右の名文・ぼくの好きな住人の文章家(文春新書)――辰野隆:忘れ得ぬ人々(講談社文芸文庫)――中野翠:アメーバーのように、私の本棚(ちくま文庫)――奥本大三郎:本を枕に(集英社文庫)――山田風太郎:人間臨終図巻2(徳間文庫)山本藤光2021.05.16
2021年05月16日
コメント(0)
久保田暁一『三浦綾子の世界』再読■早稲田大学などに設置されている孔子学院に、やっと政府の手が入りました。ここは以前から中国のスパイ機関といわれていました。日本の対応はあまりにも遅すぎます。■三浦綾子については、『氷点』(上下巻、朝日文庫)の書評を書いています。昨日調べたいことがあり、久保田暁一『三浦綾子の世界』(和泉書院)を再読しました。三浦綾子に関する論評は、この本しか持っていません。以前に引いた赤線部分を拾い読みし、主婦作家の颯爽たる登場を懐かしく思い出しました。山本藤光2021.05.15
2021年05月15日
コメント(0)
東野圭吾のこと■東野圭吾『秘密』については、長い書評を書いています。もっとも安定したミステリー作家を簡単に紹介します。――1958年生まれ。1983年に「人形たちの家」を第29回乱歩賞に応募する。結果は二次予選通過であった。この頃結婚するが、当時の夫人の職業が女子高の非常勤教師であったため、「放課後」の主人公、前島を女子高勤務にすることを思い付く。1984年の第30回乱歩賞では、「魔球」が最終候補作にまで残るも落選。翌年1985年に「放課後」で第31回江戸川乱歩賞を受賞。代表作は、1885「放課後」、1999「秘密」(日本推理作家協会長編部門賞)1999「白夜行」、2006「容疑者Xの献身」(直木賞)など。(ウイキペディア)■東野圭吾に関する論評は、以下のとおりです。――別冊宝島編集部:僕たちの好きな東野圭吾(宝島文庫)――もっと!東野圭吾(STUDIO VOICE BOOKS)→V5――児玉清:「あの作家に会いたい」人と作品をめぐる25の対話(PHP研究所2009)――解体全書neo(ダ・ヴィンチブックス)――鳩よ:小説家への道・作家自身が語る方法(マガジンハウス)――千街晶之:ミステリを書く(ビレッジセンター出版局――日本推理作家協会編:ミステリーの書き方(幻冬舎――塩澤実信:文豪おもしろ豆事典(北辰堂出版)――東野圭吾キャラクターズ(「ダ・ヴィンチ」2011.6)――福田和也:作家の値うち(飛鳥新社――本の雑誌編集部・編:この作家この10冊(本の雑誌)山本藤光2021.05.14
2021年05月14日
コメント(0)
古市憲寿『平成くん、さようなら』文庫に古市憲寿(ふるいち・のりとし)は、『百の夜は跳ねて』(新潮社)を読んでいます。今度『平成くん、さようなら』(文春文庫)が文庫化されました。本書は芥川賞候補になった作品で、著者のデビュー作です。古市憲寿に注目しているのは、政府のプロジェクトメンバーとして活躍していた社会学者でもある点です。この経験を、小説の世界で描いてもらいたいと思います。山本藤光2021.05.13
2021年05月13日
コメント(0)
ギャリコ『ほんものの魔法使』復刻ギャリコ『ほんものの魔法使』(ちくま文庫、矢川澄子訳)は、ずっと絶版状態でした。今回、創元推理文庫(矢川澄子訳)が復刊してくれました。読んでみたかった作品です。宝塚歌劇の公演が決まったので、急きょ出版されたのかもしれません。ファンタジーの名作と評価も高いので、あなたもぜひ読んでみてください。山本藤光2021.05.12
2021年05月12日
コメント(0)
ホフマン『クルミわりとネズミの王さま』がいいチャイコフスキーのバレエ曲「くるみ割り人形」は、あまりにも有名です。その原作であるホフマン『くるみ割り人形とねずみの王様/ブランビラ王女』(光文社古典新訳文庫)と『クルミわりとネズミの王さま』(岩波少年文庫)を2日間読みふけりました。ホフマン作品は『砂男』(「ちくま文学の森6」思いがけない話所収)を読んだだけでした。堪能しましたので、他の作品も読んでみたいとおもいます。山本藤光2021.05.11
2021年05月11日
コメント(0)
424:よろめき――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり文筆家がつくって、定着した言葉はたくさんあります。すでに菊田一夫の戯曲「がめつい奴」(昭和34・1959年)から「がめつい」という言葉が生まれたことを書きました。「よろめき」も有名作家の造語です。誰だかわかりますか? 若い人妻の不倫を題材にした三島由紀夫『美徳のよろめき』(昭和32・1957年)からとのことです。(「日本語語源辞典」を参考にしました)「よろめき」は最近では死語に近いですね。代わりに「一線を越える」が浮かんできました。山本藤光2018.11.26
2021年05月10日
コメント(0)
川上未映子『六つの星星』がいい川上未映子『六つの星星』(文春文庫)は対談集です。松浦理英子、多和田葉子などとの語らいをまとめた本書は、聞き上手の川上未映子の真骨頂を示すものです。『夏物語』(文藝春秋)の文庫化を待って、著者について発信したいと思っています。以下、簡単なプロフィールと関連本の紹介です。――1976年生まれ。2007年第1回剣玉基金を受けて「わたくし率 イン 歯ー、または世界」を「早稲田文学」に発表。同作で第137回芥川賞候補作となり注目を集める。同年第1回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞。大賞は村上春樹。単行本「わたくし率 イン 歯ー、または世界」で第29回野間文芸新人賞候補・第24回織田作之助賞候補となる。2008年、「乳と卵(ちちとらん)」で第138回芥川龍之介賞を受賞。(ウイキペディア)――朝日新聞社:作家の口福(朝日文庫――加藤典洋:文学地図・大江と村上と二十年(朝日新聞出版社山本藤光2021.05.09
2021年05月09日
コメント(0)
鳥居『キリンの子』入手ずっと気になっていた鳥居『キリンの子』(角川書店)を、ブックオフで入手しました。収載されている短歌よりも、著者の生い立ちに興味がありました。彼女は不幸のどん底にあり、小学校も中退しています。文字は拾った新聞で覚えました。そんな著者がどんな短歌を詠んでいるのか。著者を理解したうえで、一句一句をていねいに味わいたいと思います。山本藤光2021.05.08
2021年05月08日
コメント(0)
呉勝浩『バッドビート』文庫に呉勝浩(ご・かつひろ)は、注目の作家です。直木賞候補にもなっています。今度、『バッドビート』(講談社文庫)が文庫化されました。『スワン』(角川書店)が素晴らしかったので、これを越える作品であってほしいものです。昨日書いたとおり、本書はシュリンク包装されていました。単行本を文庫化するときに、改題する作家がいます。それを確認するために、どうしても開封してもらわなければなりません。店の人は最初は拒否しました。返品を受け入れてもらえないようです。講談社は余計なことはするな。読者は手にとって中味をみたいことを、知らないのでしょうか。山本藤光2021.05.07
2021年05月07日
コメント(0)
内悠介『超動く家にて』文庫に宮■講談社文庫がすべて、シュリンクパックになっていました。奥付を確認したく、店員に開封を求めました。一度は断られましたが、粘って開封してもらいました。確認して買い求めました。これは愚挙です。立ち読みは許さない、というあるまじき態度です。■宮内悠介(みやうち・ゆうすけ)は、『盤上の夜』(創元推理文庫)で注目していたSF作家です。今回、『超動く家にて』(創元推理文庫)が文庫となりました。早速読んでみたいと思います。山本藤光2021.05.06
2021年05月06日
コメント(0)
山口謡司『文豪の凄い語彙力』文庫に山口謡司『文豪の凄い語彙力』(新潮文庫)が文庫になりました。そうそうたる作家たちの言葉遣いを集めた一冊です。小説を読んでいたら読み流していただろう単語を、じっくりと解説してくれています。素人が用いたらキザだと思われる単語が勢揃いしています。解説を読んで、やっと納得するありさまでした。山本藤光2021.05.05
2021年05月05日
コメント(0)
井上ひさし・樋口陽一『日本国憲法を読み直す』を読んだ相変わらず改憲は、ままならない状態です。昨日は井上ひさし・樋口陽一『日本国憲法を読み直す』(岩波現代文庫)を読みました。GHQに押しつけられて以来、何一つ見直しされていない憲法は、国家危機への対応が言及されていません。国会議員は何をしているのでしょうか。以前にも書きました。ほかにもこんな憲法読本があります。ぜひ憲法に関心をよせてください。・杉原泰雄:憲法読本第4版(岩波ジュニア新書)・百田尚樹の日本国憲法(祥伝社新書)・日本国憲法(角川ソフィア文庫)・東京新聞政治部:一日一条読むための日本国憲法(文春文庫)山本藤光2021.05.04
2021年05月04日
コメント(0)
「21世紀版 少年少女古典文学館」がいい「21世紀版 少年少女古典文学館」(全25巻、講談社)は、思い出したように書棚から取り出します、訳者のラインナップが豪華なので、重宝しています。全巻を紹介します。〼古事記(21世紀版 少年少女古典文学館1・橋本治)〼竹取物語・伊勢物語(21世紀版 少年少女古典文学館2・北杜夫・俵万智)〼落窪物語(21世紀版 少年少女古典文学館3・氷室冴子)〼枕草子(21世紀版 少年少女古典文学館4・大庭みな子)〼源氏物語・上下巻(21世紀版 少年少女古典文学館5.6・瀬戸内寂聴)〼堤中納言物語・うつほ物語(21世紀版 少年少女古典文学館7・干刈あがた・津島佑子)〼とりかえばや物語(21世紀版 少年少女古典文学館8・田辺聖子)〼今昔物語集(21世紀版 少年少女古典文学館9・杉本苑子)〼徒然草・方丈記(21世紀版 少年少女古典文学館10・嵐山光三郎。三木卓)〼平家物語・上下巻(21世紀版 少年少女古典文学館11.12・吉村昭)〼古今著聞集(21世紀版 少年少女古典文学館13・阿刀田高)〼太平記(21世紀版 少年少女古典文学館14・平岩弓枝)〼能・狂言(21世紀版 少年少女古典文学館15・別役実・谷川俊太郎)〼おとぎ草子・山椒大夫(21世紀版 少年少女古典文学館16・清水義範・ねじめ正一)〼西鶴名作集(21世紀版 少年少女古典文学館17・藤本義一)〼近松名作集(21世紀版 少年少女古典文学館18・富岡多恵子)〼雨月物語(21世紀版 少年少女古典文学館19・佐藤さとる)〼東海道中膝栗毛(21世紀版 少年少女古典文学館20・村松友視)〼里見八犬伝(21世紀版 少年少女古典文学館21・栗本薫)〼四谷怪談(21世紀版 少年少女古典文学館22・高橋克彦)〼江戸の笑い(21世紀版 少年少女古典文学館23・興津要)〼万葉集(21世紀版 少年少女古典文学館24・大岡信)〼おくのほそ道(21世紀版 少年少女古典文学館25・高橋治)山本藤光2021.05.03
2021年05月03日
コメント(0)
サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』のことサリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』(白水Uブックス、野崎孝訳)を「山本藤光の文庫で読む500+α」で紹介しています。昨日久しぶりにつまみ読みしました。奥付をみると104刷になっていたので、驚きました。本書については、たくさんの書評があります。――朝日新聞社学芸部編:読みなおす一冊(朝日選書)――池澤夏樹の世界文学リミックス(河出書房新社)――角田光代:私たちには物語がある(小学館文庫)――金森誠也:世界の名作50選(PHP文庫)――北上次郎・大森望:読むのが怖い(ロッキンングオン)――斎藤孝:読書入門(新潮文庫)――齋藤孝:斎藤孝のおすすめブックナビ・絶対感動本50(マガジンハウス)――斎藤美奈子:本の本(ちくま文庫)P210――斎藤美奈子:誤読日記(文春文庫)――G・B編:3行でわかる名作&ヒット本250(宝島文庫)――柴田元幸:生半可版・英米小説演習(朝日文庫)――世界文学101物語(高橋康也・編、新書館)――中条省平:小説家になる(メタローグ)――中条省平:小説の解剖(ちくま文庫)――柴田元幸:アメリカ文学のレッスン(講談社現代新書)p10、88――面白いほどよくわかる世界の文学(日本文芸社)――林真理子:名作読本(文春文庫)――丸谷才一:ロンドンで本を読む(光文社知恵の森文庫)――三木卓監修:世界の名作文学案内(集英社)――向井敏:本のなかの本(中公文庫)――村上春樹・柴田元幸:翻訳夜話2・サリンジャー戦記(文春新書)――安原顕・編:ジャンル別文庫本ベスト1000(学研M文庫)――明快案内シリーズ:アメリカ文学(自由国民社)未読の方には、ぜひ読んでいただきたいと思います。素敵な作品です。山本藤光2021.05.02
2021年05月02日
コメント(0)
423:夜なべ――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐりサトウハチロウ作詞の「母さんが夜なべをして……」の「夜なべ」には、3つの語源説があります。漢字では3様ありますが、「夜鍋」しか変換されません。「夜業」は、農家や家内工業を営んでいる家は深夜まで働いていたことから。「夜延べ」は、昼の仕事を夜まで延ばしたことから。そして「夜鍋」は、深夜残業をさせた雇い人や家族に夜食をふるまったことから。(以上は『語源3』青春出版社文庫をまとめました)私はずっと「夜鍋」と思っていました。しかしサトウハチロウの頭のなかには、「夜延べ」の文字があったように思えます。山本藤光2019.04.17
2021年05月01日
コメント(0)
オーウェル『一九八四年』読むぞ■国会がRCEP加入を批准しました。反日の中国や韓国も参加します。こんな国と自由貿易をするのでしょうか。以前から中国と韓国だけが得をする、といわれています。国会議員の見識が疑われます。■オーウェル(George Orwell)は、『動物農場』(角川文庫、高畠文夫訳)を紹介しています。コロナ禍で話題になっている、『一九八四年』(ハヤカワepi文庫)を買い求めました。近いうちに読みたいと思います。楽しみな一冊です。山本藤光2021.05.01
2021年05月01日
コメント(0)
全36件 (36件中 1-36件目)
1
![]()

